2020年度第10回ろう者学トーク:山本芙由美さん

2021/01/26掲載

 ろう者学ランチトークは、2013年度から本学天久保キャンパスを会場として開催してきました。2020年度は、第1回より「ろう者学トーク」として、講演をリモート撮影しており、今回は今年度最後となる第10回です。
 新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に伴う開催形態ではありますが、リモート撮影した動画コンテンツは全国の高等教育機関で学ぶきこえない学生、きこえにくい学生、支援などに関わる学生、教職員の皆さまにも視聴いただける形といたしましたが、お申し込みいただいた皆さまへの限定公開となっています。本記事の末尾に申込み方法を記載していますので、お気軽にお問い合わせください。

 さて今回は、Deaf LGBTQ+ Centerで代表を務めていらっしゃる山本芙由美氏をお招きして「多様な性を知ろう LGBTQってなに?」というテーマでご講演いただきました。
 最初に講師 山本芙由美氏のプロフィールをご紹介いたします。

山本芙由美さん

山本芙由美さん

Deaf LGBTQ+ Center 代表。シスジェンダーのクィア。
兵庫教育大学院でろう幼児をもつ親の支援について研究、博士前期課程修了。
2015 年から2年間、日本財団の奨学金を得て、世界で唯一のろう者のための教養課程が学べる大学、ワシントンDC:ギャロデット大学で「ろう×LGBTQ+ 学」を専攻。2018年、国際交流基金アジアセンターフェローとしてフィリピンのろうLGBTQ+コミュニティの活動調査を実施。現在、ろう×LGBTQサポートブックや多様な性を表す手話表現の動画制作、ろう×セクシュアルマイノリティ全国大会の運営など、ろうLGBTQ+活動を幅広く開拓。インクルーシブなろうコミュニティづくりを目指して活動している。

 みなさんは「LGBTQ」という言葉を聞いてどのようなことを思い浮かべますか?同性と交際すること、身体の性と心の性が異なること、などでしょうか。昨今広く認知されるようになった「LGBTQ」という言葉ですが、その正確な知識を得る機会は、実はあまり多くないのではないかと思います。
 山本さんは、トークの中で「性についてどれくらい知っていますか?」と10の問いを投げかけています。ゲイ(男の人が好きな男の人)はみんな女装をする、恋愛感情は人間だれしもが抱くもの、同性カップルは子育てできない…。一昔前まで広く当たり前と思われていた恋愛・結婚の形やアイデンティティの形は、実は多様なセクシュアリティの中の1つに過ぎません。知らぬ間に誤って思い込んでいたこともたくさんあると気が付くのではないかと思います。本トークでは、レズビアン、クィア、エイセクシュアルといった様々なLGBTQの種類やSOGIという考え方など、幅広くご解説いただきました。
 更にある調査によると人口の実に7.6%、単純計算で13人に1人が、カミングアウトしたLGBTQであったそうです。血液型で考えると日本人の10%がAB型と言われますから、LGBTQの人も決して珍しい存在ではなく、意外と身近にいると思えますよね。本トークでは、LGBTQであると相手からカミングアウトを受けたときの答え方や心構えについてもお話しいただいています。

 最後に、山本さんが代表を務めるDeaf LGBTQ+ Centerは、LGBTQのろう者を支援し、手話通訳事業等で幅広く普及活動に取り組んでいる団体です。LGBTQに関する手話表現もウェブサイトに掲載されています。興味のある方は是非ご覧になってみてください。

 ご講演くださった山本芙由美さん、本当にありがとうございました!

視聴の申込方法

 本動画の講師である山本氏は日本手話言語で講演しております。動画は16分47秒で、日本語字幕を付与しています。是非ご視聴ください。視聴をご希望される方は下記をご確認の上、下記申込先までご連絡ください。

高等教育機関等の名称・部局:
氏名:
視聴期間:〇月✕日~〇月✕日(2021年1月から2021年3月までの間、
     日曜日開始・土曜日終了の1週間を上限とする)
対象者:きこえない学生、支援学生、支援室関係者
対象者数:○名
申込先:info@deafstudies.jp

みなさまのお申し込みお待ちしております。

トークの様子

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