本研究は、文部科学省(MEXT)科学研究費補助金(科学研究費補助金) 基盤研究(A) 「手話形態素辞書作成とその応用の研究(2008-2010年度、研究代表・神田和幸)」及び、文部科学省(MEXT)科学研究費助成事業(科学研究費補助金) 学術変革領域研究(B)「計画研究A02手話言語におけるイコンとインデックスを対象としたマルチモーダル記号論の構築(2022-2025年度 、研究代表・坊農真弓)」の研究による成果の一部です。
研究協力 技術補佐:清水聖果
手話表現助言者紹介:社団法人大阪聴力障害者協会
手話表現助言・表現モデル(2009年度):沼順子、白石務
手話表現モデル(2024年度):長宗和代
ウェブサイト製作:鈴木潔
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
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75 | 1 | 愛(愛する) | あい(あいする) | 掌を下に向けてやや彎曲させた左手の手甲の上を右手掌で撫でまわす。子供の頭を愛撫する身振り。 | ||
75 | 2 | 相変わらず | あいかわらず | 過去ー同じー同じー同じ。過去を表した手まね(右手掌を右肩越しに後方へ押しやる)から、その手の親指と人差指の指頭をつけ合せては離し、つけ合せては離しながら、手を前方へまっすぐに移動させて行く。親指と人差指の指頭を付け合せるのは「同じ」の意味。すなわち過去から同じ同じとつまり変わらぬこと。 | ||
75 | 3 | 挨拶 | あいさつ | 指頭を上にさした両手の人差指を前で対立させてから、両手をおじきするように屈める。 | ||
75 | 4 | 愛人 | あいじん | 思い忍ぶ男性(女性) | ||
75 | 5 | 愛情 | あいじょう | (イ) (ロ) | (イ)愛ー心。愛の手まねをして、右の人差指にて腹(心)を指示する。(ロ)愛ー心ー優しい。「優しい」は「やわらかい」の手まね。「やわらかい」は空気の少しぬけたフワフワしたゴムマリを片手「親指と他の四指で」持つ模倣身振り。 | |
75 | 6 | 間柄 | あいだがら | 親指と人差指とで輪をつくったのを両手を(他の三指は伸ばしたまま)、鎖形に(遊び道具の智恵の輪のように)つなぎ合わせる。関連を意味する。すなわち人と人との関係、間柄である。 | ||
75 | 7 | 曖昧 | あいまい | 五指の指頭を上にさし掌を内側にした手の中指の指頭で鼻頭を叩くようにする。更に小首を傾げるもよい。 | ||
75 | 8 | 会う 逢う | あう | 指頭を上にさした両手の人差指を左右から近づけて、胸の前辺りで合わせる。二人の者が出会う様。 | ||
75 | 9 | 相手 | あいて | 指頭を上にさした両手の親指、右手の方は前にさし出し、左手の方を胸前近くにして、互いに対立させる。前にさした親指は相手を意味する。 | ||
76 | 10 | 青 | あお | やや屈めた中指と人差指の指頭で舌の上を掻くようにする。 | ||
76 | 11 | 赤 | あか | 人差指を横にして、口唇の下を軽くこする。口唇の赤さを表したもの。 | ||
76 | 12 | 赤子(赤ちゃん) | あかご(あかちゃん) | 五指の指頭を上にさし、掌を前向けた両手を肩の辺りに挙げ、左右に振る。 | ||
76 | 13 | 崇める | あがめる | 親指の指頭を上にさした右手を、左手の掌の上に載せ、目の上辺りまでさし上げる。 | ||
76 | 14 | 明るい | あかるい | 指頭を上にして掌を前に向けた両手を顔の前で合わせて、それを左右に勢よく離す。「昼」の手まねと同じ。閉ざされた闇が開け放たれる感じを表したもの。 | ||
76 | 15 | 秋(涼しい) | あき | 軽く握った拳を前にさし出した両手の肘を両腹脇にぴったりとつけ、全身をこまかく身ぶるいさせる、肌寒さに身ぶるいすること。 | ||
76 | 16 | 商い 商う | あきない(あきなう) | 親指と人差指で(他の三指は伸ばしたまま)輪(金銭)をつくった左右両手を胸の前で上下して、同時に互い違いに水平に回転させる。 | ||
76 | 17 | 明らか | あきらか | 掌を内側に指頭を上にさして五指をぴんと伸ばした両手を胸の前で、僅かな間隔をもってならべて、そのまま、右手を前へ押し出し、左手を内側に押し返す。両手が前と内側に明確に分け隔てられた意味を示している。「はっきり」ともなる。 | ||
77 | 18 | 諦める | あきらめる | 「かまわない」の手まねをして(すなわち小指の指頭で下口唇を二三度叩く)次に五指の指頭を上にさし掌を右向けにした右手を左胸上につけ、それをそのまま斜めに降ろして行く。胸にたたみ置くと云う心得。 | ||
77 | 19 | 悪(悪い) | あく(わるい) | 指頭を上にさした人差指を鼻頭の上を右から左へこすって通過させる。「善い」と云う手まねが鼻の上に拳を持っていって「天狗」を表すのに対して、「悪い」の手まねはその「天狗鼻」を切る意味である。 | ||
77 | 20 | 飽く | あく | 親指の指頭を上にさした手を胸にぴったりとつけ、折り曲げた四指を軸にして親指を下へ廻して降す。胸一杯つまっていやになったと云う表情。 | ||
77 | 21 | 厭く | あく | 掌を胸にぴったりつけてから、前へ弾ね返らせる。いやになって胸が悪いと云う表情。 | ||
77 | 22 | 悪意 | あくい | 親指の指頭を上にさした右の手を腹の右側につけ、親指を曲げ伸ばしながら、腹の上を左へ移動させる。腹の中(心)がねじけている意地悪すなわち悪意である。 | ||
77 | 23 | 悪口 | あっこう | 悪の手まねをして、指頭を上にさした人差指を口唇にあてがってから、前へまっすぐにさし出す。言葉を口から吐き出す。すなわち「云う」の手まねである。 | ||
77 | 24 | 悪徳 | あくとく | 道徳(修身、倫理)――はずれる(適しない) | ||
77 | 25 | 悪人 | あくにん | 悪意――人々(或は単数では男性、又は女性) | ||
77 | 26 | 明ける | あける | 「明るい」の同じ手まね。 | ||
77 | 27 | 開ける | あける | 五指の指頭を上にさし、掌を前向けた両手を左右にならべ合せ(両手の親指をふつけ合わす)て、それを開き戸を開けるように、(両手の掌をクルリと内側に反転さして右に離して行く。 | ||
78 | 28 | あこがれる | あこがれる | 思い忍ぶ(思い焦がれる)と同じ手まね。 | ||
78 | 29 | 朝 | あさ | 寝るの身振から、「起きる」と頭をもたげる。 | ||
78 | 30 | 欺く | あざむく | 嘘――云う。 | ||
78 | 31 | 浅間しい | あさましい | 「悲しい」「なさけない」と同じ手まね。 | ||
78 | 32 | 味 | あじ | 「うまい」の手まねの(イ)の(二)。 | ||
78 | 33 | 明日 | あした | 「一つ――未来」を見よ。 ※「明日(みょうにち)」の前半と同じ | ||
78 | 34 | 悪しからず | あしからず | 悪い――ごめんなさい。「悪」の手まねをして、片手にて拝みあやまる身振りをす。 | ||
78 | 35 | 足駄 | あしだ | 掌を下向けにした左手を足駄の台として、右手を足駄の歯のつもりで、左掌の下に横直角に前そして後につける。 | ||
78 | 36 | 預かる | あずかる | 右手に物を受け取る動作(さし出した手を胸許に返す)をして、その掌を(五指をやや曲げて)右肩に被せるように置く。右手掌を右肩に被せるように置くことを「負う」と云うことで、「責任を負う」ことになる。手もとに受け取って置いて責任を持つとのこと。 | ||
78 | 37 | 預ける | あずける | 右手にて物を手渡す動作(胸もとから手を前へさし出す)をして、その掌を(五手を彎曲して)右肩に被せるように一旦置いてから、すぐにその手を前へさし出す。一旦肩に置いた手を前へさし出すのは、責任を渡す、即ち責任を先方に持って貰うというい云うこと。手渡した物に責任をもって置いて貰うとのこと。 | ||
78 | 38 | 焦せる | あせる | 下腹部の位置に、掌を上向けた五指の指頭を左にさした右手。これも掌を上向け五指の指頭を右にさした左手。この両手を交互に上下する運動。心落ちつかぬ様。 | ||
78 | 39 | 遊ぶ | あそぶ | 両手のそれぞれ指頭を上にさした人差指を顔の両側にして、交互に前後に運動させる。幼児が玩具を振って遊ぶことから来た手まねか。 | ||
79 | 40 | 与える | あたえる | 掌を上向けた両手を重ねて前にさし出す。 | ||
79 | 41 | あたりまえ | あたりまえ | 右手の人差指と中指をかぎに曲げて、左手の掌の上を一二度叩く。これは「規則」、「決っている」と云う手まねにもなる。 | ||
79 | 42 | 暖い | あたたかい | 「春」と同じ手まね。 | ||
79 | 43 | 新しい | あたらしい | 五指の指頭を集めて、目の前に向けると同時に、ぱっと五指を開く。「眼醒めるばかり」の意。「珍らしい」の手まねともなる。次に「美しい」の手まねをつけ加える。(五指の指頭を上にさし、掌を内側にした手で、鼻頭の上をさっと横に撫る) | ||
79 | 44 | 暑い | あつい | 「夏」と同じ手まね。 | ||
79 | 45 | 熱い | あつい | 湯に手を入れて、或は物に手を触れて、その熱さに驚いてその手で耳朶をつまむ表情と身振りそのまま。 | ||
79 | 46 | あつかましい | あつかましい | 親指と人差指でつくった輪を頬に直角にあてがう(親指の方を頬につける)と同時に弾くように人差指の指頭を前へ離す。面の皮の厚いのを表したもの。 | ||
79 | 47 | 斡旋する | あっせんする | 指頭を上にさした右親指を口許にして、それを右へまた口許へと二度ばかり往復運動をさせる。両者へ口を利くと云うこと。「通訳」「紹介」と云う手まねにもなる。 | ||
79 | 48 | 天晴れ | あっぱれ | 腕前――感心。 | ||
79 | 49 | 集める・集まる | あつめる(あつまる) | 五指の指頭を上にさし、掌を互いに向かい合うた両手。五指を少しまるめに屈めて、左右から接近させて、胸のちょうど前で合わせる。両手の五指を人々或は多くの物として、一ヶ所に集まる様。「会」「会合」と云う手まねにもなる。 | ||
79 | 50 | あてはずれ | あてはずれ | 五指の指頭を上にさし、掌を内側にした左手の指頭で額を突き上げる。「頭打ち」のこと。即ちあてはずれ。 | ||
80 | 51 | あてはまる | あてはまる | 指頭を右にさし、掌を上向けた左の人差指の上第一関節の上に指頭を前方にさし掌を下向けた右手の人差指の第一節を直角に十形に組む。嵌木組工のふたつの木切れがちょうとあてはまる様。 | ||
80 | 52 | あてられる | あてられる | 五指をまるめに彎曲した手の指頭を額の上につける。夫婦または恋人同志の仲のよいところを見せつけられて、「ダァー」と云って額に手をやるあれ。 | ||
80 | 53 | 後で 後から | あとで(あとから) | 動作の完了――未来。右の掌を左の掌の上へ叩き降ろす。動作などが完了したこと。次に「未来」の手まね(右の掌を前へ押し出す) | ||
80 | 54 | 穴 | あな | 親指と人差指で輪(穴)をつくり(他の三指はのばしたままでよし)、その輪の中を口で吹く。穴の中のうつろさを見せる。 | ||
80 | 55 | 侮る | あなどる | 崇めるとは反対に、指頭を上にさした左手の親指を右手の掌で下へ圧えつける。 | ||
80 | 56 | 兄 | あに | 肉親を意味する前提の手まね。(「父母」の項を見よ)があって、男性を表す中指を稍々高目に(父母の場合ほど高くしない)さし上げる。 | ||
80 | 57 | 兄嫁 | あによめ | 兄――妻。兄(右の中指)に左手の小指を添わせる。 | ||
80 | 58 | 姉 | あね | 兄の場合と同じ要領。肉親の手まねがあって、女性を表す薬指を稍々高目にする。 | ||
80 | 59 | 姉婿 | あねむこ | 姉――夫。「兄嫁」の要領。 | ||
80 | 60 | 暴れる | あばれる | 悪るさ――粗暴な動作。「悪るさ」の手まねをして、粗暴な動作、即ち両腕の肘を左右に張って、両手を握り拳にして、交互に前へ突き出しては手前に引く運動。 | ||
80 | 61 | 危ない | あぶない | 五指を少し彎曲させてその指頭を胸の上に置く。このとき、心持ち少し胸を屈めるようにする。「不安」「心配」にも通じる手まね。胸騒ぎする、胸を痛めると云う内部表現。 | ||
81 | 62 | 油(膏) | あぶら(こう) | 頭髪を撫で降ろして、その手の親指に他の四指の指頭をつけては離しする。ねばっこい油を扱う手の表情。 | ||
81 | 63 | 溢れる | あふれる | 五指の指頭を前方にさし、掌を右に向けた左手を少しまるく彎曲させて、池の提か或は器のふちを形どり、それにかこまれるように五指の指頭を左にさし、掌を上向けた右手を水面として、それを上へふくれ上がらせ、提(器)から溢れ出る描写身振り。 | ||
81 | 64 | あぶれる(仕事に) | あぶれる | 頸を手で切るように打って、両腕をだらりと下げて、両手を交互にぶらぶらさせる。首を切られて、仕事なくぶらぶらしていること。ルンペン、失業者ともなる。 | ||
81 | 65 | あべこべ | あべこべ | 両手の拳の一方を前額部に、他方を後頭につけ、頭の周囲にそって、ぐるりと両手の位置をかえる。帽子を「あべこべ」に被ったこと。 | ||
81 | 66 | 阿呆 | あほう | 五指の指頭を上にさし、掌を左に向けた右手の親指の指頭を鼻頭の上につけたまま、他の四指を交互に左右にこまかく動かす。これはサーカスのピエロがよくするふざけた身振りで、阿呆(馬鹿)と云うより、人に「阿呆よ」とからかう場合に使う手まね。 | ||
81 | 67 | 尼 | あま | 「僧侶」の手まねを女性で表せばよい。 | ||
81 | 68 | 甘い | あまい | 手についた砂糖をなめる模倣身振り。即ち舌を出して、その上へ掌を持って行きなめるようにする。「砂糖」の手まねに通じる。 | ||
81 | 69 | 余る | あまる | 五指の指頭を前方にさし掌を右に向けた左手に向かって、五指の指頭を直角にさし、掌を内側にした右手を接近させて、左手の上を越させる。左手に向かって直角に右手が突き当たって止まるのは、「終止」を意味するが、それを行き過ごさして、左手の上を越えさせるのは、即ち「余分」に出たことになる。 | ||
82 | 70 | 編物 | あみもの | 両手の人差指を編み物の針になぞらえて、毛糸を編む指先の運動。 | ||
82 | 71 | 飴 | あめ | 舌を口の中でねじらせて、片頬をふくらませて、人差指と親指で輪をつくり(他の三指は伸ばしたまま)その頬にぴったりとあてがう。頬ばって飴玉、その丸い飴玉が頬のこのところにあると云うこと。 | ||
82 | 72 | 雨(雨降り) | あめ(あめふり) | 頭部のやや上辺りから、指頭を下に垂らした両手を下へ降す運動を二三度繰り返す。雨の降る様を両手の指で表したものである。 | ||
82 | 73 | 操る | あやつる | 操り人形の糸を持つ心得で、交互に上下に操る両手の運動。 | ||
82 | 74 | 怪しむ | あやしむ | 五指の指頭を上にさし、掌を左に向けた右手の人差指を口唇に十字にあてがうと同時に、他の四指を折り畳み、小首をかしげ考える表情。「不思議」の手まね更に五指の指頭を集めた手で空間に?を書く。 | ||
82 | 75 | 過ち | あやまち | 間違い――悪るかった(御免御免) | ||
82 | 76 | 謝る | あやまる | 悪い――御免なさい。 ※「悪しからず」と同じ | ||
82 | 77 | 嵐 | あらし | 風――雨 | ||
82 | 78 | 争う | あらそう | (イ) (ロ) | (イ)両手の人差指を剣になぞらえて、打ち合わせる指の運動。「剣撃」「戦争」「闘争」の手まねともなる。(ロ)両手の人差指を一文字形に横にして、互いに指頭の先を向かい合わせ、或る間隔を置いて交互に槍で突き合うような指の運動。「口論」「論争」「議論」の手まねともなる。 | |
82 | 79 | 改まる 改める | あらたまる(あらためる) | 五指の指頭を前方にさし、掌を上向けた左右両手を接近させて腕を×字に交叉させる。右が左へ、左が右へと入れ替わる。即ち改まるのである。「変わる」「交替」「交換」の手まねにもなる。 | ||
83 | 80 | 改めて | あらためて | 手についた砂を払い落とすように両手の掌を互いに上下に叩きすり合わす。「やり直し」の身振り。 | ||
83 | 81 | 凡ゆる | あらゆる | いろいろ――凡て(一切、みんな) | ||
83 | 82 | 在る 有る | ある(ある) | 右手の五指の指頭を上にさし、掌を右前方斜めに向け、空間を押さえるようにさし出す。「そこに在る」と自然にさし出された手。運動競技で「セーフ」と片手をさし出すのと同じ要領。○「 山がある」山の手まねをしたその位置の空間をおさえるように掌をさし出す。 | ||
83 | 83 | 主 | あるじ | 男性(親指)を少し高い目にさし上げる。 | ||
83 | 84 | 有難う | ありがとう | 左腕(下膊部)を右手拳で叩いてから、片手で拝む。お骨折り(お世話)有難うのことだが、一般に「有難う」と礼を云うのに通じる。 | ||
83 | 85 | 有様 | ありさま | 五指の指頭を上にさし、掌を前向けた両手で前方の空間に或る映像(状態形象)を模索する身振り。 | ||
83 | 86 | 歩く | あるく | 指頭を下に向けた人差指と中指を両脚になぞらえて、交互に動かして、足を運ぶ両指の模倣運動。 | ||
83 | 87 | アルバム | あるばむ | 写真―ー帳 | ||
83 | 88 | 合わせる | あわせる | 五指の指頭を集めた両手を左右から接近させて、互いの指頭を附け合わせる。二つの物を附着すること。 | ||
83 | 89 | 周章てる | あわてる | 「焦せる」と同じ手まね。 | ||
83 | 90 | 哀れ | あわれ | 「悲しい」と同じ手まね。 | ||
83 | 91 | 憫れむ | あわれむ | 哀れ――愛する。 | ||
83 | 92 | 案じる | あんじる | 「危い」「不安」「心配」と同じ手まね。 | ||
83 | 93 | 安心 | あんしん | 胸に掌をあてて下へ撫で降す。「胸をなで降ろす」と云うこと。 | ||
84 | 94 | 安全 | あんぜん | 危なく――ない――大丈夫。 | ||
84 | 95 | 案内する | あんないする | 左の手首を右手で持って右へ引く。手を引いて案内すること。 | ||
84 | 96 | 医 | い | 右手で左手の脈をとる真似。 | ||
84 | 97 | 云い当てる | いいあてる | 「考え」の手まねをしたその右の人差指を、左手の人差指と親指とで(他の三指は伸ばしたまま)つくった輪に当てる。考えが適中したこと。 | ||
84 | 98 | 云いつける | いいつける | 指頭を上にさした人差指を口唇にあてがい、真直ぐに前へ勢よく出す。「命令する」「命ずる」である。 | ||
84 | 99 | 許嫁 | いいなずけ | 結婚――約束(男性―或は女性。) | ||
84 | 100 | 云いふらす | いいふらす | 五指を集めて指頭を前方に向けた両手を口許につけると同時に、口を開いて両手の指を開きながら、左右斜めに離して行く。広く云い伝える。「放送」ともなる。 | ||
84 | 101 | 委員 | いいん | 親指と人差指でコの字形にして、その指頭を胸、乳の上辺りにつける。委員(役員)が胸に徽章をつけていること。 | ||
84 | 102 | 医院 | いいん | 医――建物(洋館) | ||
84 | 103 | 云う | いう | 指頭を上にさした人差指を口唇にあてがって、前へ軽く出す。 | ||
84 | 104 | 云うな | いうな | 指頭を上にさした人差指を、固く閉じた口唇におしつける。一般に誰れもがする身振り。 | ||
84 | 105 | 家 | いえ | 掌を「く」の字形に屈めた両手を向かい合わせて互いの中指の指頭をつけ合わせて、家を形どる。指の部分は屋根、下の手甲は壁。 | ||
84 | 106 | 以下 | いか | 例えば「四以下」とすると、「四」の数を表したままの左手の上に、右手の掌を載せ、下へ圧え降す。 | ||
85 | 107 | 烏賊 | いか | 掌を内側にして、五指の指頭を下方にさした手の甲を顎の下につけ、五指をぶらぶらさせる。烏賊の足を表現したもの。 | ||
85 | 108 | 意外 | いがい | 「怪しむ」と同じ手まね。但し?を空間に書くのを省く。「不思議」の手まねにもなる。 | ||
85 | 109 | 以外 | いがい | 掌を前に向け、五指の指頭を左にさした右手、掌を内側にし五指の指頭を右にさした左手、両手を互いの手甲で背中合わせにしてから、右手を前方へさっと離す。両のものを、はっきり切り離した意味。「別」の手まねにもなる。 | ||
85 | 110 | 医学 | いがく | 医――学問。 | ||
85 | 111 | 怒る 憤る | いかる(いきどおる) | 五指を彎曲した両手の指頭を腹部左右に接触させ、腹部の上を搔き廻すように運動させる。腹の中が搔き廻されるような心の状態、怒る心理を表す。 | ||
85 | 112 | 遺憾 | いかん | 五指の指頭を上にさし、掌を左に向けた右手で右側の頬を打つばかりに、頬と手との間に僅かな隙をおいて、手を忙わしげに左右にこまかく運動させる。「ああ、しまった。残念。」と思わず頬へ手をやって、気分のおさまらぬ状態を表したもの。 | ||
85 | 113 | 勢 | いきおい | 握り拳にした手の腕の肘を、力こぶを見せるように縦に曲げる。「力」を表したもの。 | ||
85 | 114 | 生きる | いきる | 拳にした両手の腕の肘を横に曲げて左右に張り出す。(「丈夫」の手まね)。 | ||
85 | 115 | 生き返える | いきかえる | 合掌した両手をそのまま横たえて(死ぬ手まね)から、すぐにもとの手の姿態(合掌)に返らせて、「生きる」手まねをする。 | ||
85 | 116 | 行く 行け | いく(いけ) | (イ) (ロ) | (イ)指頭を上にさした人差指を前方、或は左右の何れかの方向に出す(行く)(ロ)下に垂らした手を、前方、或は左右の何れかの方向に出す。 | |
86 | 117 | 戦 | いくさ | (ロ) | (イ)「争う」の(イ)と同じ。(ロ)人差指一指だけでなく、戦う兵士の複数を意味させるため、五指を多くの剣になぞらえてかち合わせる。 | |
86 | 118 | いくつ いくら | いくつ(いくら) | 親指から順次に五指を折って行く。○「 値代はいくらですか」。親指と人差指で輪はつくり(お金)、次に親指から順次に五指を折って行く。 | ||
86 | 119 | 池 | いけ | 掌を上に向け、五指の指頭を左にさした右手(池の水面)を囲むように、五指の指頭を前方にさし、掌を右に向けた左手を彎曲して(池の提)右手(水面)の五指をかすかに波打たせる。 | ||
86 | 120 | いけない | いけない | 指頭を上にさした右手の人差指を、右から左へ鼻の上をさっと切るようにする。「よい」は鼻高を表すに対して、鼻高を切って表わす心得。 ※「悪(悪い)」と同じ | ||
86 | 121 | 意見 | いけん | 人差指の指頭を、こめかみの上辺りに突き刺すようにつける。少し頭をかしげるがよい。頭の中に考えがあること、「考え」「思う」ともなる。 | ||
86 | 122 | 以後 | いご | 「後で」と同じ手まね。 | ||
86 | 123 | 遺骨 | いこつ | 白い布で(人差指で、歯を指し「白」を表わし)頸にかけ、胸の前に捧げる身振り。 | ||
86 | 124 | 勇ましい | いさましい | 両肘を張り、両手を拳にして下に向け、胸の前で、交互に前方に往復させる。活発に動作する姿を見せたもので、「活躍」ともなる。 | ||
86 | 125 | 意志 | いし | 人差指で腹部(心)をさしてから、その手の指頭を前方直角にさして突き進ませる。心の赴くところ、ひたすらに進むとの意味。 | ||
86 | 126 | 意地 | いじ | 人差指で腹部(心)をさして、その位置でその手を拳に力強く握ぎりしめる。「心」をしっかり固く把握して動じない意味。 | ||
87 | 127 | 石 | いし | (イ) (ロ) | (イ)掌を上向けた手を拳に握りしめて、その手首の辺りを口で噛む真似をする。歯におえない石の硬さを表現したもの。「固い」の手まねにもなる。(ロ)左手の五指の指頭を前方にさし、右に向けた掌を、右手の五指の指頭で打ちつける。火打石の石を打ち合わせる動作により石を表わしたもの。 | |
87 | 128 | 医者 | いしゃ | 医――男性(女医の場合女性) | ||
87 | 129 | 以上 | いじょう | (イ) | (イ)「六以上」とするには、左手で「六」の数を表わしたので、右手の掌に載せ上へさしあげる。(ロ)「それまで」の意味の「以上」は「終わり」と同じ手まね。 | |
87 | 130 | 偉人 | いじん | 偉い――名高い――男性(或は女性) | ||
87 | 131 | 椅子 | いす | 左手の人差指と中指を椅子の腰掛台として、その上に、右手の人差指と中指を椅子にかける人の両脚として、曲げて載せる。 | ||
87 | 132 | 以前 | いぜん | (ロ) | (イ)過去と同じ手まね。(ロ)「その以前」とする場合、五指の指頭を前方にさし、掌を右向けた左手に、五指の指頭を左にさし、掌を上向けた右手を接近させて、その五指を少し曲げて右へ引き返す。左手を「その」「その時」の線として右手を右へ引き返すのは、「その前」「それまでの時」を表わしたもの。 | |
87 | 133 | 忙しい | いそがしい | 「急せる」「周章てる」と同じ。しかし、表情に相違がある筈。 | ||
87 | 134 | 急ぐ | いそぐ | 「忙しい」と同じ。これも、その意味に添う表情を持つ。 | ||
87 | 135 | 悪戯 | いたずら | 「悪さ」「やんちゃ」と同じ手まね | ||
87 | 136 | 頂く | いただく | 両手を重ね合わせて額へ頂く。貰う受ける身振り。 | ||
87 | 137 | 痛い 痛む | いたい(いたむ) | 掌を上向け、五指を彎曲して伸ばす運動を二三度繰り返す。「わくわく」と痛む感覚を表現したもの。片手にても、両手に同時に使ってもよい。 | ||
88 | 138 | 悼む | いたむ | 哀れ(悲しい)――云う。 | ||
88 | 139 | 苺 | いちご | 五指を集めた指頭で、鼻頭をつつく。赤い鼻をした人から想像した苺。 | ||
88 | 140 | 市場 | いちば | 商い――店――店――店。「店」の手まねを初めに右寄りで度わし、次に前に、そして左寄りと三度ばかり表わす。店の並んだ様。 | ||
88 | 141 | 一日(終日) | いちにち(しゅうじつ) | 人差指と親指をまるく屈めて半円にした両手を間隔を置いて向かい合わせて大きな一つの円(太陽)を形どり、それをそのままの姿態で右の腹の脇辺りから上へ弧を描いて胸の前を左へ移行させ、左の腹の脇辺りに落す。日出より日没までの太陽の移行。 | ||
88 | 142 | 一昼夜 | いっちゅうや | (前半) (後半) | 一日(終日)の手まねで、左の腹の脇まで落した両手の運動を更に続けて下方へ弧を描いて右の脇まで一周させる。太陽を地球が一周したこと、この他、「寝るひとつ」と表わして一日(一昼夜)とするもよい。即ち腕を枕にして寝る身振りをして「一」を表示すればよい。◯ 三日四日と日数を表わすには、この様式で、夫々の数を表示すればよい。 | |
88 | 143 | 一任(委任) | いちにん(いにん) | 左手の彎曲した五指の指頭を、右肩の上に被せるように置いて(責任)前へ五指を開いてさし出す。責任を先方に渡すの意味。 | ||
88 | 144 | 意地悪る | いじわる | 「悪意」と同じ手まね。 | ||
88 | 145 | 一塁手 | いちるいしゅ | 掌を下向け五指の指頭を右にさした左手を胸の右脇前につけ、その手甲のうえに五指の指頭を上にさし掌を左向けた右手の腕の肘を載せる。これは「司る」と云う手まねであるが、「一塁手」とするには、その姿態で右手の人差指一指だけを出してみせる。 | ||
88 | 146 | いつ | いつ | (イ) | (イ)時間――いくつ。(ロ)何月何日 | |
88 | 147 | いつも(常に) | いつも(つねに) | 「毎日」と同じ手まね | ||
88 | 148 | 一切 | いっさい | 「凡て」の同じ手まね。 | ||
89 | 149 | 一生 | いっしょう | 生まれる― ~してから―死ぬ―まで(終り) | ||
89 | 150 | 一緒 一致 | いっしょ(いっち) | 両手の指頭を上にさしたそれぞれの人差指と親指の指頭を同時につけ合わす。二指を合わせるのは、物の合致を示したもの。「同じ」の手まねともなる。 | ||
89 | 151 | 一生懸命 | いっしょうけんめい | 両手の五指の指頭を上にさした掌を平行に向かい合わせて、顔を両側で挟み、次に両手をそのまま前方へ真直ぐに出す。馬車馬の目かくしを表わしたもの。他を顧みもせず、ひたすらに進むの意味。 | ||
89 | 152 | 一層 | いっそう | 左手の人差指を胸の前に一の字に横たえてその下に、右手の人差指と親指でコの字形にしたのを持って行き、次にコの字を一の字の上に置きかえる。更にその上に重ねるの意味で、つまり「一層」となる。 | ||
89 | 153 | いとこ(従兄弟・従姉妹) | いとこ | 伯父(叔父)と伯母(叔母)の息子(娘) 伯父叔父(伯母叔母)の手まねから、生まれる―男性(中指)或は女性(薬指) | ||
89 | 154 | 一杯くった | いっぱいくった | 掌を上向けて五指を指頭がその指の付根につく程に曲げた手を顎の下に直角に手首のところでつけてから、そのまま下に落す。顎がはずされたと云う身振り。 | ||
89 | 155 | 一般 | いっぱん | (ロ) | (イ)「普通」と同じ手まね。(ロ)掌を下に向けた右手を左胸脇から前へ弧を描いて前へ。「みなさん」「御一同」と演説者がする動作。 | |
90 | 156 | いつわる | いつわる | 「欺く」「嘘」と同じ手まね。 | ||
90 | 157 | 移転 | いてん | 胸の前に「家」を表わした両手をそのまま、左方、或は右方に移す。 | ||
90 | 158 | 井戸 | いど | 左右の人差指と中指を組み合わせて「井」形をつくる。 | ||
90 | 159 | 田舎 | いなか | 掌を下に向けた左右の手を前後にして、五指を屈めて、土を掘り返す身振り。○農業を表わす。 | ||
90 | 160 | 稲光 | いなびかり | 左右の人差指を指頭で山形に合わせて、それを左右に離して、稲妻の形を描く。 | ||
90 | 161 | 犬 | いぬ | 左右の親指の指頭を、左右のこめかみにつけ、他の四指を下に垂らして、こまかく動かす。犬の垂れた耳を表わしたもの。 | ||
90 | 162 | 猪 | いのしし | 五指を彎曲した手の甲の方を鼻頭につけて、猪の突き出た鼻を表わし、次に牙を表わすつもりで、両手の曲げた人差指を口の両側につける。 | ||
90 | 163 | 威張る | いばる | 五指の指頭を集めて、鼻頭に持って行き、鼻をつまみ伸ばす心持ちで、前方へ引き出す。鼻高を意味し、「自慢する」ともなる。次に胸を張り、両肘を左右に張る。昂然とした態。 | ||
90 | 164 | 訝かる | いぶかる | 「怪しむ」と同じ手まね。 | ||
90 | 165 | 今 | いま | 「現在」と同じ。 | ||
90 | 166 | 意味 | いみ | 握り拳にした左手の手首のちょうど下を、指頭を前方にさした右手の人差指を錐をもむようにして斜め下に突き降して行く。「意味」をほじくること。「研究」の手まねにもなる。 | ||
90 | 167 | 芋 | いも | 五指をまるく彎曲した指頭を額の横に、次に頭の上にと置いて見せる。額や頭に出来た瘤をたとえて芋のでこぼこの形状を表わしたもの。 | ||
90 | 168 | 妹 | いもうと | 肉親の前提手まねがあって女性(薬指)腹部前に下げる。 | ||
91 | 169 | 嫌や | いやや | (ロ) | (イ)「嫌らい」と同じ手まね。(ロ)掌を胸にあてると直ぐに強く前方へ弾ね返らすように離す。「胸くそが悪い」の意味。 | |
91 | 170 | 違約 | いやく | 左手の曲げた小指に、右手のこれも曲げた小指を下からかけて(約束)から、次に右手の小指をはずして下へ落とす。「約束を破る」のである。 | ||
91 | 171 | 卑しい | いやしい | 左の掌の上に、指頭を上にさした右手の親指を載せて、そのまま両手を下へ下げる。身分の低いこと。 | ||
91 | 172 | 以来 | いらい | ~して―から。「~して」は「何々して」「何々があって」と動作、事の完了、即ち左手掌の上に右手掌を叩き降す。「から」は「時(時の流れ)」を見よ) ◯「 結婚来して以来」とするには、結婚ー〜してー時の流れ。 | ||
91 | 173 | 依頼 | いらい | 任かせるーお願い。任かせるは、一任と同じ手まね。お願いは、左手の腕を右手の拳で叩いて、その五指を開いて拝む。 | ||
91 | 174 | 苛立つ | いらだつ | 「焦せる」「周章てる」と同じ手まねであるが、この場合両手の運動を一層激しく速く。 | ||
91 | 175 | 入日 | いりひ | 掌を下向けて五指の指頭を右にさした左手を地平線と見なして、右手の親指と人差指をまるく曲げて半輪を形どり、それを太陽として、左手の前すれすれに下へ落して行く。日没の光景。「夕方」の手まねにもなる | ||
91 | 176 | 入用 | いりよう | 必要―金。 | ||
91 | 177 | いろいろ | いろいろ | 胸の前で指頭を左にさした親指と人差指をコの字形に開いた右手掌を下に向けて、上向きに反転させては下に向ける運動を繰り返しながら肘を右へ引いて行く。人差指と親指と交互に「これも」「それも」と指示した身振りから、集約された手まねと見てよい。この手まねは「事」「物」の意味にも転化する。 | ||
92 | 178 | 色 | いろ | 赤―青―いろいろ。「赤や青など」の意味である。 | ||
92 | 179 | 居る | いる | 握り拳にした両手をそれぞれ左右頭の両側に掲げてから、両腕の肘を下へ引き降ろす。どっしりと居座る身振り。 | ||
92 | 180 | 祝う | いわう | めでたい―云う。 | ||
92 | 181 | 云われる | いわれる | 「云う」の受身。五指の指頭を集め合わせたのを、自分の顔に向けて、ぱっと五指を開く。先方の言葉が自分に向かって放ち送られたこと。 | ||
92 | 182 | 隠居 | いんきょ | 腹の前で掌を内側にした両手の五指を下に垂らしてから、次に胸もとに上へ引き寄せる。(仕事事業から手を引く意味)。そしてその両手の掌を上向けて、両脚の上に載せる。何もしない両手を膝に置いている姿。 | ||
92 | 183 | 印刷 | いんさつ | 五指の指頭を前方にさした左手の掌の上を右手の掌で前方に刷る。手刷り印刷の動作。 | ||
92 | 184 | 印紙 | いんし | 人差指と中指の指頭を舌の上に持って行き、唾をつける真似をして、次に左手の掌の上に右手の二指で印紙を貼りつける真似 | ||
92 | 185 | 淫売婦 | いんばいふ | 片目で指頭を上にさした中指と人指の間から(掌は前向き)覗き見る真似をして女性(小指)を差わす。店の格子の間から外を覗いて遊客を待つ娼婦。 | ||
92 | 186 | 印判 | いんばん | 五指で印判を持つ態で、口もとに持って行き、口の息で印判に残っている印肉を温める真似をして、左手の掌の上に印判を押す身振り。 | ||
92 | 187 | 飢える | うえる | 五指の指頭を下方にさし掌を内側にした両手で腹を圧さえ、そのまま下へさすり降ろして行く。腹の皮が背につくばかりの空腹の状態。 | ||
93 | 188 | 魚 | うお | 五指の指頭を前方にさし、掌を左に向けた右手を魚の体として、その手をくねらしながら前方に進すませ、魚の水中遊泳を表現する。 | ||
93 | 189 | 受合う | うけあう | 責任を負う。五指を彎曲して掌を下に向けた右手を、右肩の上に被せるように置く。「引き受け」の手まねともなる。 | ||
93 | 190 | 兎 | うさぎ | 両の肘から手先までを兎の耳として、頭の両側に腕をあてがう。(肘が前方、手は後方) | ||
93 | 191 | 牛 | うし | 両手の人差指を牛の角形に曲げて、頭の両側に置く。 | ||
93 | 192 | 失う | うしなう | 握りしめた右手を腰の右脇につけて、五指を開いて下を落す。ズボンのポケットから、物を落したと云うように。 | ||
93 | 193 | 嘘(嘘言う) | うそ(うそいう) | 「欺く」「いつわる」と同じ。即ち、口の中で、舌をねじらせて、片頬をふくらませて、その頬を人差指の指頭で叩く。 | ||
93 | 194 | 歌 唄う | うた(うたう) | 声が散るのを防せぐように、五指の指頭を上にさし掌を右に向けた左手を口の左脇にあてがい、右手指頭を上にさした人差指を口唇につけてから、その指を前方へリズムのつもりで上下に波を描きながら進すませて行く。 | ||
93 | 195 | 打合わせ | うちあわせ | 両手の指頭を上にさした親指を胸の前で対立させて、折り曲げた両手の四指の背を打ち合わせる。顔を(親指と親指)をつき合わせて談合すること。「相談」「会議」の手まねともなる。 | ||
93 | 196 | 内側 | うちがわ | 左手の五指の指頭を右にさし掌を内側にして、右手の人差指で左手掌(内側)をさす。 | ||
94 | 197 | 団扇 | うちわ | 前の空間に両手の人差指で一つの円を描いてから、右手で身体を煽ぐ身振り。 | ||
94 | 198 | うっかり | うっかり | 五指の指頭を上にさし掌を内側にした右手を顔の前で右から左へさっと素早く通過させる。目の前を速く通過したので、うっかり見なかったこと。 | ||
94 | 199 | 美しい | うつくしい | 五指の指頭を上にさし掌を内側にした右手で鼻頭の上を右から左へさっと二、三度撫でる。鼻頭の滑らかなことから、「美しさ」を暗示したもの。 | ||
94 | 200 | 写す | うつす | (イ) (ロ) | (イ)カメラに写す。「カメラ」の手まねで、レンズになぞらえた左手の前方少し離れたところから、五指の指頭を上にさし掌を前に向けた右手を、さながら、ものを吸い込むように五指の指頭を集め合わせながら左手の下に引き寄せる。前方の対象をレンズにおさめること。(ロ)文章或は絵図を写す。左手の上向けた掌の上に、掌の下に向け五指を屈めた右手を、前方から引いて来て、五指の指頭をつける。前にあるものの物をそのまま紙(左手掌)に写し取る意味。 | |
94 | 201 | うっとり | うっとり | 「一杯くった」と同じ要領でする手まね。但し、この場の手まねの運動はスローでする。 | ||
94 | 202 | 腕利き | うできき | 拳にして手甲の方を上にした左手の腕に掌を下向けた右手を叩き降す。「腕」そのものを指示強調した身振。 | ||
94 | 203 | 腕前 | うでまえ | 「腕利き」と同じ手まね。 | ||
94 | 204 | うどん | うどん | 掌を上向けて五指を稍々屈めた左手をうどんの鉢として、右手の人差指と中指を二本の箸として、長いうどんを口にもって行く動作身振。 | ||
94 | 205 | 鰻 | うなぎ | 両手の掌を下に向けて五指の指頭を左右夫々の頬に直角にさし、中指の指頭を頬につける。それを鰻の耳として、軽く両手をそのまま上下に動かす。 | ||
95 | 206 | 自惚れ | うぬぼれ | 「威張る」を参照。鼻高の手まねをする。 | ||
95 | 207 | 馬 | うま | 五指の指頭を上にさし掌を向かい合わせた両手の手首のところで頭の両側につけ、こまかく動かして馬の耳を表わす。 | ||
95 | 208 | うまい | うまい | (一) (二) | うまい(美味)。(一)右手の五指の指頭を左にさして、上向けた掌で顎の上を拭うようにする。食べ物がうまいので、涎を拭うこと。(二)手の甲を右に向けた右手拳で、顎の下をこする。この手まねは「味」と云う意味にもなる。(三)うまい(上手)。「腕前」「上手」と同じ手まね。 | |
95 | 209 | うまいことをした | うまいことをした | 手甲を右に向けた右手の拳で、顎を下から一、二度打つ。 | ||
95 | 210 | 生れる | うまれる | 五指の指頭を前方にさし掌を向かい合せた両手を腹の夫々左右両脇につけてから、両手を斜め下方に突き出し降す。腹から出る身振り。 | ||
95 | 211 | 海 | うみ | 小指の指頭を舌頭でなめる真似(塩からさ表わす)をして、五指の指頭を左にさし掌を上向けた右手を海の水面を表わすつもりで、五指をこまかく波打たせながら、肘を右へ引いてく。 | ||
95 | 212 | 産む | うむ | 「生まれる」と同じ手まね。 | ||
95 | 213 | 梅 | うめ | 右手の指頭を左にさした人差指と中指の二指を(掌を内側に)下顎に平行にあてがい、次にその二指の指頭をこめかみの上辺りにつける。指を口唇にあてがうのは「赤」を意味し、こめかみの上辺りにつけたのは、頭痛の時梅汁を頭にぬることから出来た手まねであろうか。 | ||
95 | 214 | 敬まう | うやまう | 左手の掌の上に、指頭を上にさした親指の右手を載せて上へ頂くようにさし上げる。 | ||
95 | 215 | 裏 | うら | 「内側」と同じ手まね。 | ||
96 | 216 | 裏返す | うらがえす | 五指の指頭を左にさし掌を下向けた右手を上向けに反転させる。 | ||
96 | 217 | 占い | うらない | 右手で筮竹を持ったつもりで、左の掌の上に置き、易者がするように筮竹を廻す真似 | ||
96 | 218 | 恨らむ | うらむ | 「怒る」の手まねをして、拳を顔の前に突き出す。 | ||
96 | 219 | 羨やましい(羨やむ) | うらやましい(うらやむ) | 五指の指頭を前方にさし掌を下向けたその手の手甲の手首よりのところを鼻高につけたまま五指を上下に動かす。 | ||
96 | 220 | 売る | うる | 五指の指頭を右にさし掌を上向けた左手の前方の位置に、右手人差指と親指で(他の三指は伸ばしたまま)輪をつくり(金銭)その輪即ち金銭を胸もとに引き寄せると同時に左手を前方へさし出す。左手は商品、右手の金銭を交換に先方に渡す。即ち「売る」である。 | ||
96 | 221 | 憂い 憂う | うれい(うれう) | 「案じる」と同じ手まね。 | ||
96 | 222 | 嬉れしい | うれしい | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を胸にあて、上下に快よさそうにさする。胸の中に晴々した状態を表わしたもの。 | ||
96 | 223 | うろたえる | うろたえる | 「周章てる」と同じ手まね。 | ||
96 | 224 | 噂 | うわさ | 五指の指頭を集め合わせた両手を或程度の間隔を置いて向かい合わせてものを放つように交互に両手の五指を開きあう運動を二度ばかり繰り返す。この指の運動は、言葉即ち話を交わされる様を表わしたもの。 | ||
96 | 225 | 運動 | うんどう | (イ)(一) (イ)(二) (ロ) | (イ)体育を意味する運動(一)拳にした両手を前へ同時に突き出しては、肘を胸の両脇に引く。即ち体操の真似。体操、(二)五指の指頭を下にさし掌を互いに向かい合せた両手を交互に前に出しては後方へ引く。つまり「走る」時の両手の運動。「競争」の意味。(ロ)政治運動とかその他活躍する意味の運動。両の肘を左右に張って拳にした両手を交互にて前に突き出しては引き寄せる。大いに活動すると云う身振り。 | |
97 | 226 | 運動会 | うんどうかい | 運動(二)――会合 | ||
97 | 227 | 運命 | うんめい | 「占い」と同じ手まね。 | ||
97 | 228 | 絵 | え | 左手の五指の指頭を右にさし、上に向けた掌をカンバスか画用紙として、右手の掌を上に向け指頭を左にさした五指の背で絵の具を塗る仕草をする。 | ||
97 | 229 | 映画 キネマ | えいが(きねま) | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手、五指の指頭を右にさし掌を内側にした左手、この両手をすれすれに合わせて交互に上下の運動させる。スクリーンに映える光線の瞬きの感覚を表わしたもの。 | ||
97 | 230 | 影響 | えいきょう | 「関係」と同じ手まね。 | ||
97 | 231 | 営業 | えいぎょう | 「商い」と同じ手まね。 | ||
97 | 232 | 衛生 | えいせい | 左の掌を胸にあてがうばかりにして、その手甲の上を右手で愛撫する。身体を大切に愛するの意味。 | ||
97 | 233 | 映写する | えいしゃする | 「写す」の(イ)とは反対の手まね。即ち、この場合、映写機のレンズになぞらえて五指の指頭を集め合わせて輪(穴)にした左手の前に、これも五指の指頭を集め合わせた右手の手甲をつけ、レンズから光線を放つように、右手の五指をぱっと開いて前へさしだす。 | ||
97 | 234 | 栄養 | えいよう | 健康―適する―食べる―物(いろいろ) | ||
98 | 235 | 駅 | えき | 汽車(電車)―停る―所。五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を電車或は汽車になぞらえて、右から左へ上下に震動させながら振動させ程よき位置に停めて、「所」の手まね(掌を下に向け五指を彎曲した手を、停車したその位置の上に小さく円を描いて圧えるようんして置きとめる。) | ||
98 | 236 | 枝 | えだ | 指頭を上にさした両手の人差指をV字形に組み、そこから右手の人差指を斜め上方に伸びるように上げて行く。木の枝の形を模写したもの。 | ||
98 | 237 | 会得する | えとくする | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を胸にあてがい、さっと腹まで撫で降す。腹にのみ込めたと云う意味。「理解する」「解った」の手まねともなる。 | ||
98 | 238 | 蝦 | えび | 右手(手甲は上向け)の指頭を左にさした人差指と中指を曲げては伸ばししながら右へ移動させる。蝦の遊泳の姿態を模写したもの。 | ||
98 | 239 | 絵具 | えのぐ | 「色」と同じ手まね。 | ||
98 | 240 | 偉い | えらい | 「腕利き」と同じ手まね。○「偉い人」腕利き―人(男性或は女性を表わした手を上へさし上げる。 | ||
98 | 241 | 選らぶ | えらぶ | (イ) (ロ) | (イ)両手の夫々の人差指と親指の指頭を合わせて、胸の前で物をつまみ上げるように、交互に上へ引げる。前にある数多いものの中から選んでこれと思う物をつまみ上げること。(ロ)掌を内側に五指の指頭を上にさした左手を胸の前にかざし、その上に、右手の人差指と指頭を合わせたのを持って行き、左手の五指の何れか一指を選び出すように、つまみ上げる身振。 | |
98 | 242 | 宴会 | えんかい | 会合――酒盛。 | ||
98 | 243 | 延期 | えんき | 下にさした五指の指頭を集め合わせた両手を胸の前に間隔を置いて左右にならべて、そのまま、両手の位置を胸の左の方へ置きかえる。「事」を先き(左方は未来)に置きかえること、即ち「延期する」「日延すべる」となる。 | ||
99 | 244 | 演劇 | えんげき | 手甲を前に向けた左手の拳を頭の左横にかざし、右手も拳にして(手甲は上向け)その腕の肘を右へ張る。そして、左手の拳をくるりと廻して手甲を後向けに、同時に右手の拳を前斜めに突き出す。歌舞伎俳優が部代で見得を切る形式から来た手まね。 | ||
99 | 245 | 演習 | えんしゅう | 拳にした両手で胸板を同時に二三度打つ。相撲取りが兄弟子の胸板にぶつかかって行く稽古を表わしたものか。或は、拳で胸板を打つのは、技術を「胸にしまいこむ」と云う意味か。「稽古」「練習」と同じ。 | ||
99 | 246 | 援助 | えんじょ | 指頭を上にさした親指の右手を、五指の指頭を上にさし掌を前に向けた左手で前に押し出すような運動を二、三度繰返す。人物(右手親指)を後押しすること。「後援」「応援」の手まねともなる。 | ||
99 | 247 | 演説 | えんぜつ | 「政治」と同じ手まね。政治と演説の不可分な関係から、この両者を同じ手まねで表わすものか。 | ||
99 | 248 | 縁談 | えんだん | 結婚―相談。 | ||
99 | 249 | 延長 | えんちょう | 五指の指頭を集め合わせた両手を左右に互の指頭でつけ合わせて、紐をつまんで引き出し右手で紐を伸ばすような身振り。 | ||
99 | 250 | 煙突 | えんとつ | 五指をまるく屈めた両手を上下にして円筒の形をつくり、次に何れかの手を煙として一方の手(円筒様に五指を屈めたまま)下から中をくぐらせて上に出し、五指を開いて横へ流して行く。 | ||
99 | 251 | 遠足 | えんそく | 五指の指頭を上にさし掌を左に向けた右手。これも五指の指頭を上にさし掌を左に向けた右手。この両手を前後にならべて、人が一列にならんだ形を表わし、そのまま前へ進すませる。人が列をつくって行進する様 | ||
100 | 252 | 遠慮する | えんりょする | 「案じる」「憂れい」と同じ手まね。但し、夫々の意味にそう表情で区別する。 | ||
100 | 253 | 鉛筆 | えんぴつ | 右手の人差指と親指で、物を持つように指頭を合わせ、それを口もとに持って行き、次に下に戻して字を書く真似をする。鉛筆の先をなめることによって鉛筆を表わした手まね。 | ||
100 | 254 | 甥 | おい | 兄(弟)と姉(妹)の息子。兄弟姉妹の何れかの手まねをして生まれる男性(中指) | ||
100 | 255 | おいしい | おいしい | 「うまい」の(一)(二)と同じ。 | ||
100 | 256 | 王 | おう | 指頭を上にした親指の右手(男性)を左の掌の上に載せ、目の上にさし上げる。「天皇」「皇帝」ともなる。 | ||
100 | 257 | 応援 | おうえん | 「援助」と同じ手まね。 | ||
100 | 258 | 大方 | おおかた | 掌を下に向け五指の指頭を前方直角にさした両手を左右につけ合わせ(両手の親指がつく)てから、両手を左右に離して何れも下へ弧を描いて降して行き(自然に両手の掌が上向きになる)再び下で両手が付け合う(両手の小指がつく)、以上は、「凡て」「一切」「みんな」の手まねになるが、「大方」とするには両手が下方で合わせる手前で少しの間隔を置いて停止させる。「凡て」では両の手で一つの完全な円を描くが、「大方」は、一部が欠けた不完全な円となる。つまり、もう少しで完全な円となる即ち凡てではなく「大方」なのである。 | ||
100 | 259 | 扇 | おうぎ | 五指の指頭を上にさし掌を内側にした左手。これも五指の指頭を上にさし掌を前向けた右手。この両手を掌でぴったりつけ合わせてから、互の手首を軸にして、ぴったりつけたまま扇を開くように右手を左へ、左手を右へ傾ける。次に右手で扇を持つ姿態で煽ぐ身振り。 | ||
101 | 260 | 大袈裟 | おおげさ | 五指の指頭を右にさし掌を下に向けた左手の手首の下を、掌を前に向け五指の指頭を集め合わせた手をくぐらせて前にさし出すと同時に五指を大きくひろげて開く。右手を下から出して大きくひろげて見せるのは―大きく見せる―即ち「大袈裟にする」のである。 | ||
101 | 261 | 狼 | おおかみ | 五指の指頭を前方にさし掌を下に向けた右手の手甲(手首寄り)を口もとにつけると、そのまま五指を斜め上に向け、ひらひらと動かす。飢えた狼のあえぐ舌を表わす。 | ||
101 | 262 | 大勢 多い | おおぜい(おおい) | 掌を内側に五指の指頭を上にさした両手をそれぞれ左右胸の前にして、五指を前後にいそがしく動かしながら両手を引き寄せる。両手の五指によって数を意味し、せわしげに五指を動かして引き寄せて、応接にいとまなしと云うほどの「多数」を表わしたものと思えばよい。「多い」「沢山」の手まねともなる。 | ||
101 | 263 | 皇子(王子) | おうじ(おうじ) | 左手の掌の上に指頭を上にさした中指(男性)を載せ上へさし上げる。(王、天皇と同じ要領) | ||
101 | 264 | 応諾 | おうだく | 解った(「会得」―引き受ける) | ||
101 | 265 | 横着 | おうちゃく | 五指の指頭を斜め上にさした右手の手甲を反対側の左の頬につけ、斜め上下にこする。 | ||
102 | 266 | オートバイ | おーとばい | ハンドルを持つ両手の姿勢。腕をこまかく振動させて、エンジンの響きを暗示する。 | ||
102 | 267 | 王妃 | おうひ | 指頭を上にさした小指(女性)右手を左手掌の上に載せ、目の上にさし上げる。「女王」、「皇后」ともなる。 | ||
102 | 268 | 往復 | おうふく | 指頭を上にさした人差指の手を、前に出し(往)て、次に引き返させる(復) | ||
102 | 269 | 横暴 | おうぼう | 「暴れる」と同じ手まね。 | ||
102 | 270 | 丘 | おか | 掌を下に向けた五指の指頭を左にさした右手で、なだらかな丘稜の線を空間に描く。 | ||
102 | 271 | おかしい | おかしい | 掌を内側にした右手の指頭を反対側の左頬につけ口を被いかくすようにして笑いの表情。 | ||
102 | 272 | お経 | おきょう | 左片手で拝み右手人差指で木魚或は鉦を叩つく真似をして、次に両手で「書物」を表わしてから両手の掌を下に上にと反転させながら左右に離して行く。これはお経の本が大抵折本(長く紙を一枚に綴り合わせ折り畳んだ本)を表わしたもの。 | ||
102 | 273 | 起きる | おきる | 右腕(或は拳)を枕として、頭をつけ寝る真似をしてから、頭をもたげてもとにもどす。 | ||
102 | 274 | 臆病 | おくびょう | 腹が小さい(小心)―憂う。腹が小さいは、人差指と親指で半円形をつくった両手を向かい合わせて、腹の上につけ、そのまま、互に接近させて、最後に指を重ね合わせて小さい輪につくる。腹の中(心)が小さく縮まったと表現したもの。次に、「憂う」「案ずる」の手まねをする。 | ||
102 | 275 | 贈物 | おくりもの | 腕の前で水引を結ぶ真似をして両手に物を捧げる風にして前にさし出す。 | ||
102 | 276 | 怠る | おこたる | なまける。人差指と中指の二指で、鼻の下から斜め下に頬を撫で降す。鼻から二本棒を出した怠け者のことか。 | ||
102 | 277 | 行い | おこない | 拳にした両手の腕の肘を左右に張り上体を左右に動かしながら、両腕を交互に上下に運動させる。 | ||
103 | 278 | 憤る | おこる | 「怒る」と同じ手まね。 | ||
103 | 279 | 幼い | おさない | 「赤子」「赤ちゃん」と同じ手まね | ||
103 | 280 | 啞 | おし | 右手の掌で耳を塞ぎ、左手掌で口を墓ぐ。 | ||
103 | 281 | 伯父 | おじ(おじ) | 父(或は母)の兄として表わす。父(或は母)を手まねして、その親指(或は小指)に添えて左の男性(中指)をそれより高い目に上げる。 | ||
103 | 282 | 叔父 | おじ | 父(或は母)の弟。父(或は母)を手まねして、その親指(或は小指)に添えて左の男性(中指)をそれより低い目に下ろす。 | ||
103 | 283 | 教える | おしえる | 胸の前で右手の指頭を下にさした人差指を前へ二、三度往復させる。書物の文字の業を棒で追って教えることからか?指図の身振りか? | ||
103 | 284 | 惜しむ(惜しい) | おしむ(おしい) | 五指の指頭を上にさした右手の掌を反対側の左頬に向け、忙しげに打つ(頬に触れぬように)真似をする。はらはらとした表情。「大切」「大事」にするの手まねにもなる。 | ||
103 | 285 | 惜しいことをした | おしいことをした | 「遺憾」と同じ手まね | ||
103 | 286 | 和尚 | おしょう | 片手で拝みながら、もう一方の手の人差指で木魚か鉦を叩つく真似をして―男性。 | ||
103 | 287 | 汚職 | おしょく | 右手の人差指と親指で輪(金銭)をつくり、それを、左手の手首の下辺りから腕に添って下へ降して行く。袖口から金を袖に入れる身振り。「収賄」「賄賂」である。 | ||
103 | 288 | 遅い(遅れる) | おそい(おくれる) | 右手の指頭を下に向けた親指と人差指をまるく屈めて半円の形をつくり、それを胸の前左から右へ上に弧を描いて降して行く。遅々とした日足(太陽の動き)。 | ||
103 | 289 | 恐れる | おそれる | 「案じる」と同じ手まね。 | ||
103 | 290 | 落ちぶれる | おちぶれる | 指頭を上にさした親指の右手を下降さして下腹部の前で左手の掌の上に置く。人の身分の下落したこと。 | ||
104 | 291 | 夫 | おっと | 「夫婦」の手まねをして、男性(親指)を残しておいて、一方の人差指で指す。 | ||
104 | 292 | 弟 | おとうと | 「兄」と同じ前提があって中指を腹部前辺りに下げる。 | ||
104 | 293 | 伽噺 | おとぎばなし | 幼い――適する――話。 | ||
104 | 294 | 一昨日 | おととい | (前半) (後半) | 「昨日」の要領で、二の数(中指と人差指)を肩越しに後方へ押しやる。または「寝る―二つの過去」。 | |
104 | 295 | 男 | おとこ | (前半) (後半) | 男性を表わす指は主として親指である。時には中指(この場合指の背は相手に・・・即ち掌は内側)で表わす場合がある。「 男たち」と複数で表わすには、両手の親指(指頭が上をさす)胸の前辺りで合わせ、両手の手首をクルクル動かして左右に離して行く。 | |
104 | 296 | 一昨年 | おととし | 年―― 一つ ―過去。 | ||
104 | 297 | 大人 | おとな | (イ) (ロ) | (イ)掌の下に向けて五指を屈めて右手を右肩の上にかぶせるようにし、その手を上へ上へ上げて行く。背丈の高さを表わす。(ロ)「大」の文字を右手人差指で空間に書き、次に左手人差指と右手人差指を「人」の文字の形に組み合わせる。 | |
104 | 298 | 劣る | おとる | (イ) | (イ)指頭を上にさした親指の両手を前と手前に少しの間隔をおいて対立させ、両方をくらべるように互に上下に動かして、最後に手前の方の手をしたにぐっと下げる。くらべて手前の方が劣ると云うことになる。(ロ)「負ける」と同じ手まね。 | |
104 | 299 | 踊る | おどる | 両手を交互にしなよく動かして踊る身振りをすればよい。 | ||
104 | 300 | 衰える | おとろえる | 握り拳をした手の腕の肘を、力こぶを見せるように曲げ(「勢」「力」の手まね)てから、その腕をぐんやりと力なく下に垂らす。 | ||
105 | 301 | 驚く | おどろく | 掌を内側にして五指の指頭を上にさした手を(親指と人差し指の間をV字形に開く)胸の下部辺りにあてがい、そのまま、上へ首もとまですり上げる。驚いて腹の臓腑が上へ激動するばかりと云うこと。 | ||
105 | 302 | 同じ | おなじ | 「一緒」と同じ手まね。 | ||
105 | 303 | 伯母 | おば(おば) | 父(或は母)の姉。父(或は母)に添えて左の女性(薬指)をそれより少し高い目に上げる。 | ||
105 | 304 | 叔母 | おば | 父(或は母)の妹。父(或は母)に添えて左の女性(薬指)をそれより少し低い目に下げる。 | ||
105 | 305 | 鬼 | おに | 指頭を上にさした人差指の両手を頭の上左右につけて鬼の角を表わす。 | ||
105 | 306 | 各々 | おのおの | 人差指の指頭を胸下部に直角につけ、そのまま指頭を上へすり上げてから、その指を前にさしだす。 | ||
105 | 307 | 憶える | おぼえる | 右手を頭右上で何か掴むように、しっかりと五指を握りしめる。頭の中にしっかり把握したこと。 | ||
105 | 308 | おぼつかない | おぼつかない | 親指と折り曲げられた他の四指の間に同じ側の頬を挟みつまみ、思案げに顔を少し傾ける。「むづかしい」「出来ない」の手まねともなる。 | ||
105 | 309 | 重い | おもい | 下腹部の前辺りから、両手で物を持ち上げようとして、重さで持ち上げかねる身振表情。 | ||
105 | 310 | 思い(思う) | おもい(おもう) | 人差指の指頭を頭(こめかみの上辺り)につける。 | ||
105 | 311 | 思いきる | おもいきる | 「諦める」と同じ手まね。 | ||
105 | 312 | 思い忍ぶ(思い焦れる) | おもいしのぶ(おもいこがれる) | 掌を前に向け五指の指頭を上にさした右手の親指の指頭を頭右上こめかみの上につけてから、五指をこまかく波打たせながら、右上へ斜めに手を離して行く。次に両手を交叉して胸にあて小首を傾しげ思い忍ぶ表情。 | ||
106 | 313 | 思い違い | おもいちがい | 五指を集め合わせた両手で左右それぞれの眼をつまむようにして、次に左右両手を交叉して夫々の手の位置を切替える。眼(手)の位置を替えるのは間違ったことになる。 | ||
106 | 314 | 思い出 | おもいで | 「思い忍ぶ」の第一次の手まね。両手を胸に当てる身振を省く。 | ||
106 | 315 | 思いやり | おもいやり | 五指を集め合わせて下に向けた両手を間隔をおいて前後一直線に並べてから、同時に両手をそのまま左右に廻して、両手の位習を逆に置き替える。対手の心を自分の心に置きかえる。と云うこと。 | ||
106 | 316 | 面白い | おもしろい | 「嬉しい」と同じまね。 | ||
106 | 317 | 表向き | おもてむき | 掌を内側にして五指の指頭を右にさした左手の手甲(表)を右手人差指でさす。 | ||
106 | 318 | 親 | おや | 「父母」と同じ手まね。 | ||
106 | 319 | 親方 | おやかた | 「主」と同じ手まね。 ※「主(ぬし)」あるいは「主(あるじ)」と同じ | ||
106 | 320 | 折々 | おりおり | 「時々」と同じ手まね。 | ||
106 | 321 | 愚 | おろか | 掌を前に向け五指の指頭を上にさした手の親指の指頭を頭の上に(こめかみの上)につけると同時に他の四指を折り曲げる。頭脳が塞がっている。 | ||
106 | 322 | 終る(終り) | おわる(おわり) | 五指の指頭を前にさし掌を右に向けた左手に五指の指頭を左にさして掌を内側にした右手直角につける。 | ||
106 | 323 | オルガン | おるがん | 両手でオルガンのしたを交互に踏む真似をしてから、その両手でオルガンのキーを叩く手振り。 | ||
107 | 324 | 恩 | おん | 掌を内側にした両手を×形に重ね、右肩前辺りから胸もとに引き寄せる。 | ||
107 | 325 | 音楽 | おんがく | 右手の人差指で、タクトを振る真似をして、リズミカルに運動させる。 | ||
107 | 326 | 恩人 | おんじん | 恩人(男性或は女性) | ||
107 | 327 | 温泉 | おんせん | 指頭を上にさした人差指中指薬指の三指の右手(掌は内側に向け)を、五指の指頭を右にさし掌を内側に向けた左手の親指と他四指の間に挟み、右手の三指をこまかく動かす、温泉マーク形をつくる。 | ||
107 | 328 | 女 | おんな | (前半) (後半) | 女性を表わす指は主として、小指、時には薬指(指の背を相手に―即ち掌は内側に)で表わす。「 女たち」と複数で表わす場合、「男たち」と同じ要領で両手の小指を合わせてから、両の手首をクルクル動かして左右に離して行く。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
107 | 329 | 蚊 | か | 頬を人差指の指頭で突いてから、掌でその頬を打つ。蚊に刺されて、その蚊を叩きつぶすこと。 | ||
107 | 330 | 会(会合) | かい(かいごう) | 掌を左側に向け、指頭を上にさした五指を稍々屈めた右手、これも掌を右側に向け、指頭を上にさした五指を屈めた左手。その両手を左右から接近させて、手首のところで付け合わす。両手の五指を多数の人々として集まりあうこと。 ※「集める・集まる」と同じ | ||
107 | 331 | 貝 | かい | 指の付根に夫々の指頭がつくばかりに五指を折り曲げた両手の(右手の掌は下向け、左手の掌は上向け)手首を上下につけ合わせて二枚の貝の蓋として、その貝の蓋を閉じるように両手をぴったりと合わす。 | ||
108 | 332 | 開会 | かいかい | 会――開ける(開らく) | ||
108 | 333 | 快感 | かいかん | 先づ、「嬉れしい」(面白い)と同じ手まねをして、次に五指の指頭を上にさした掌を頬すれすれに向け、中指の指頭でこめかみをもむように上へ伝い上らせて行く。スーと神経がこめかみを走る官能的な快感を表わしたもの。 | ||
108 | 334 | 海岸 | かいがん | 掌を下向け、五指の指頭を右にさした左手(陸地と見なす)。掌を上向け、五指の指頭を前方にさした右手(海面と見なす)を、その五指をこまかく動かして(波打たせる)左手の指先から五指の背の上を辷り上げて行き右へ引き退ける。(波が打ち寄せては引く「海岸」「渚」「浜辺」の表現。 | ||
108 | 335 | 会議 | かいぎ | 打ち合わせ(相談)――会(会合) | ||
108 | 336 | 海軍(海兵) | かいぐん(かいへい) | セーラー服の襟を表わす。即ち、両手の人差指と中指の指頭を下にさして、左右夫々胸の上にぴったりとつけ、同時に上へ斜めに撫で上げ肩越しに後へ出す。二本の線で縁取られた襟、「海員」とも同じ。 | ||
108 | 337 | 会計 | かいけい | 掌を上に向けた五指の指頭を右にさした左手を算盤と見なし、その掌の上に右手の五指の指頭をつけ、算盤の珠を弾じく真似する。「勘定」「計算」の手まねともなる。 | ||
108 | 338 | 解決 | かいけつ | 左手の上向けた掌の上に、拳にした右手の手甲の方を叩き附す。そうだ、「それだ」と思わず手を叩く自然な身振りから来たもの。「決めた」となる。 | ||
108 | 339 | 蚕 | かいこ | 小指をまるく曲げて、その指頭を口もとにして、こそから糸を引くように前に出して行く。小指を曲げるのは虫を表わし、口から糸をつむぎ出す「蚕」。「絹糸」「絹」の手まねともなる。 | ||
108 | 340 | 悔恨 | かいこん | 悪かった――遺憾。 | ||
109 | 341 | 解散 | かいさん | 先ず「会(会合)」の手まねをしてから、その両手を左右に分離して、掌を前方斜めに向きかえて、更に左右に離して行く。 | ||
109 | 342 | 解釈 | かいしゃく | 意味――説明 | ||
109 | 343 | 会場 | かいじょう | 会合――所 | ||
109 | 344 | 改心 | かいしん | 悪かった――御免御免――心変える。 | ||
109 | 345 | 外套(オーバー) | がいとう(おーばー) | 掌を下に向け、五指の指頭を斜め下にさした左手の手首の上に、掌を上向けた右手を十字にのせたまま、くるりとその掌を下向けにする。外套の袖口がダブルに折り返しになっているのを現したもの。 | ||
109 | 346 | 介抱(看護) | かいほう(かんご) | 医(右手で左手の脈をとる)愛―(可愛がる) | ||
109 | 347 | 会話 | かいわ | 五指の指頭を集め合わせた両手を向かい合わせて、交互にぱっと五指を開いて、手の中から何かを放ち合うようにする。両手を対坐した二人として、口から互に「言葉」を放なし合う様。 | ||
109 | 348 | 買う | かう | 「売る」と逆の運動。即ち掌を上に向け五指の指頭を右にさした左手(商品)。その手前に「金銭」を表わした右手。その右手(金銭)を前にさし出すと同時に左手(商品)を胸もとに引き寄せる。 | ||
109 | 349 | 却って | かえって | 五指の指頭を上にさした両手を背中合せに(手甲を合わす。即ち親指をのぞいた四指の背を合わす)してから両手を左右に離す。「反対」の手まねともなる。 | ||
109 | 350 | 帰える | かえる | 指頭を上にさした人差指を前方から胸もとへ引き寄せる。○「 家に帰る」胸の前で先ず「家」の手まねをして、左手をそのまま残して置いて、右手の指頭を上にさした人差指を前方から左手に引き寄せる。 | ||
109 | 351 | 変える(変わる)(代り) | かえる(かわる)(かわり) | 人差指の指頭を前方にさして、掌を上に向けた両手。右手を左へ左手を右へと移動さして、腕を交叉させる。右のものが左へ、左のものが右へと「変わる」のである。 | ||
110 | 352 | 鏡 | かがみ | 左手の五指の指頭を上にさし掌を顔に向け(手鏡を見るように)右手の五指の指頭を上にさし掌を前向けて後頭部にかざす(後の髪の具合を鏡で見る)。合せ鏡を表わす。 | ||
110 | 353 | 係員 | かかりいん | (ロ) | (イ)「委員」と同じ手まね。(ロ)責任――男性(或は女性) | |
110 | 354 | 柿 | かき | まるい物(果物)を掴むように五指を彎曲した右手を口もとに持って行き、噛じる真似。 | ||
110 | 355 | 鍵 | かぎ | 五指の指頭を上にさし掌を前向けた左手甲の上で、右手でかぎをねぢる真似。 | ||
110 | 356 | 鈎 | かぎ | 人差指をカギ形に曲げる。 | ||
110 | 357 | 限り | かぎり | (イ)「終る」と同げ手まね。(ロ)「以下」とも同げ手まね。 | ||
110 | 358 | 書く | かく | 右手で、筆かペンなどを持つようにして、字を書く身振りをすればよい。 | ||
110 | 359 | 覚悟 | かくご | 諦らめる――決心。 | ||
110 | 360 | 隠くす | かくす | 左手を少し挙げて、その脇の下に右手をさし込むようにする。袖の下に物を隠くす身振り。 | ||
110 | 361 | 学識 | がくしき | 研究――識る(賢い) | ||
110 | 362 | 格別 | かくべつ | 拳を下向けにした左手の腕下膊部の上に、右手の親指と人差指の指頭をあわせたので、下から∧形を描く。昔(明治時代)の日本陸軍の特務曹長の制服の袖の上に逆V字の印しがあったことから、この「特」を象したもの。即ち「特に」「特別」「格別」の手まねになった。 | ||
110 | 363 | 学問 | がくもん | 「学識」と同じ。 | ||
110 | 364 | 学力 | がくりょく | 学問――腕利き。 | ||
110 | 365 | 家業 | かぎょう | 家――商い(或は「仕事」) | ||
110 | 366 | 隠れる | かくれる | 上体を右斜めに屈がめ、両手で顔を被い隠くす身振り。 | ||
111 | 367 | 可決 | かけつ | 賛成――決定。賛成は、誰れもがするように右手を挙げて賛意を表する身振り。決定は、「決決」と同じ手まね。 | ||
111 | 368 | 掛算 | かけざん | 両手の人差指で×字形に交叉して、掛算の符号を模写する。 | ||
111 | 369 | 過去(昔、以前) | かこ | 五指の指頭を上にさし掌を内側にした右手を右肩越しに後方へ押しやる。体より後方を過去とする。 | ||
111 | 370 | 傘 | かさ | 傘の柄を持ってさすように拳にした両手を上下に重ね、上になった手を傘を開くために、まっすぐに上げて行く。 | ||
111 | 371 | 笠 | かさ | 頭の上で、両手掌を向い合わせ互の中指を指頭をつけ∧形をつくり(笠の形)次に、両手夫々の五指の指頭を集め合わせて左右夫々の頭から頬を伝い降して、顎の下で、顎紐を結ぶ真似。 | ||
111 | 372 | 火山 | かざん | 胸の前で掌をしたに向けた手で山の形を描いて(片手にても両手にても可)、次にその山の頂上の位置の空間に、掌を右に向け、指頭を前方にさした五指をまるく彎曲させた左手(火口)の中を下から右手の拳をくぐらせて上に出すと同時に拳の五指をぱっと開いて更に上へ上昇させる。火口から火を噴出した描写。 | ||
111 | 373 | 家事 | かじ | 家――仕事 | ||
111 | 374 | 火事 | かじ | 家――火(燃える) | ||
111 | 375 | 風 | かぜ | 五指の指頭を上にさし掌を前向けにした両手を右肩辺りか、斜め左下へ掌を下に向けながら掃き降す。風の吹き降すさま。 | ||
111 | 376 | 舵(梶)(ハンドル) | かじ(かじ)(はんどる) | (前半) (後半) | 丸ハンドルを両手で廻わす真似。或は枝ハンドル(自転車のハンドル)を握って左右に操つる真似。 | |
112 | 377 | 賢い | かしこい | 指頭を前方にさした親指と人差指を合わせた手を頭の上稍横寄りに置いてから両指を開く。頭脳が開いていること。即ち「賢い」「悧巧」である。「知る」「知識」ともなる。 | ||
112 | 378 | 過失 | かしつ | 「過まち」と同じ手まね。 | ||
112 | 379 | 数 | かず | 「いくつ」と同じ手まねで表わす。即ち、親指から順次に五指を数えるように折って行く。 | ||
112 | 380 | 貸す | かす | 「少し」の手まねをしたその手を前へさし出す。 | ||
112 | 381 | 稼ぐ | かせぐ | 働く――金――儲ける。 | ||
112 | 382 | 風邪 | かぜ | 左右何れかの集め合わせた指頭を咽喉につけ咳を出す表情。 | ||
112 | 383 | 固い | かたい | 「石」の(イ)と同じ手まね。 | ||
112 | 384 | 敵打ち | かたきうち | 親指と人差指の指頭を上にさし、掌を内側に向けた両手。右手を左へ、左手を右へと腕で交叉して、夫々の親指と人差指の指頭を合わせる(これまでは「互い」の手まねを同時にそのまま両手の二指の指頭を下に向ける。 | ||
112 | 385 | 片付ける | かたづける | 五指の指頭を前方にさし掌を左に向けた右手。これも五指の指頭を前方にさし掌を右に向けた左手。この両手を胸の前右寄りに間隔を置いて平行にならべてから、そのままの両手を少しばかり上げて左へ移しては下げてはまた上げては左へ移して下げる。これを三度ばかり繰り返していく。物をきっしりと並べて置く身振り。「整理整頓」であり「計画」「準備」ともなる。 | ||
112 | 386 | 刀(刀剣) | かたな | 左脇腹のところで、左手の刀の鞘を持ち、右手で刀の柄を持つ真似をして、右手で刀を抜く身振りをすればよい。 | ||
112 | 387 | 勝つ | かつ | 鼻頭の上に拳を持って行って、「鼻高」即ち「天狗」(「よし」と云う手まね)を表わし、右手を上げて見せる。―軍配が上がった。 | ||
113 | 388 | 渇える | かつえる | 五指の指頭を上にさし掌を内側に向けた手で、咽喉の上を軽く叩く。咽喉がからからに渇き切ったのを訴える表現。 | ||
113 | 389 | がっかり | がっかり | 五指を彎曲した両手の指頭を左右夫々の胸に軽くつけてから、両手を下にすり落す。がっかりとした表情で肩を落す身振を伴う。 | ||
113 | 390 | 合併 | がっぺい | 「合わせる」手まねをして更に両手五指を開いて掌をぴったり合わせる。 | ||
113 | 391 | 家庭 | かてい | 家―肉身―人々。家を表わした両手のうち左手をそのままにして置いて、右手で「肉身」を即ち、人差指と親指で頬を軽くつまみ或は人差指だけでその指頭で頬を撫で降す。次に「人々」を左手(家)の下に現す。家の中の肉親の人々。 | ||
113 | 392 | 下等 | かとう | 「卑しい」と同じ手まね。 | ||
113 | 393 | 叶う | かなう | 「あてはまる」と同じ手まね。「適当」「適度」の手まねにもなる。 | ||
113 | 394 | 悲しい | かなしい | 人差指と親指の指頭を合わせたのを眼の下から頬を伝わらせて降して行く。涙が頬を流れ落ちる様。 | ||
113 | 395 | 必ず | かならず | (イ) (ロ) | (イ)「決っている」と同じ手まねを強く表わす。(ロ)「約束」の手まねを強く指に入れて表わす。 | |
113 | 396 | 蟹 | かに | 掌を下に向けた両手を互の親指をまげてつなぎ、共に他の四指を曲げ伸ばししながら、横に移動させる。蟹横這いの表現。 | ||
113 | 397 | 金(金銭) | かね(きんせん) | 人差指と親指で丸い輪をつくる(他の四指は伸ばしたまま) | ||
113 | 398 | 鐘 | かね | (イ) (ロ) | (イ)吊鐘、橦木から垂れ下った網を両手で持って鐘をつく身振り。(ロ)洋式の鐘。 | |
113 | 399 | 鉦 | かね | 網を引いて鳴らせる身振り。(ハ)掌を右側に向け、指頭を前方にさした五指をC形に彎曲させたのを鉦とみなして、右手の人差指でそれを叩たく真似。 | ||
114 | 400 | 金持(富豪) | かねもち(ふごう) | 「金」を表わした手をそのまま肩の辺りまで上げ(金が多く積まれてある)。次に「家」の手まねをしたまま、両手を上へそらして、家の屋根を大きく見せる。 | ||
114 | 401 | 金儲け | かねもうけ | 「金」を表わしてから、次に、掌を前向け指頭を上にさした五指を彎曲させて、その手をぐっと手前へ引き寄せる。 | ||
114 | 402 | 鞄 | かばん | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)左脇で鞄を抱える真似(抱え鞄)(ロ)右手で鞄を提げる真似(提げ鞄)(ハ)人差指と親指の二指の指頭を右肩につけ、そのまま胸から下へ斜めに降して肩にかけた鞄の紐を表わす(かけ鞄) | |
114 | 403 | 株式 | かぶしき | 指頭を上にさした人差指と中指の両手を夫々頭の左右にして交互に前後に運動させる。 | ||
114 | 404 | 釜 | かま・かま | 両手で右左夫々の耳の上をつまみ、上へつり上げるようにする。頭部全体を釜として、釜の縁(両耳)を持ち上げる表現。 | ||
114 | 405 | 鎌 | かま | 一束の草をつかんだように拳にして左手の下で、右手の曲げた人差指(鎌)を左へ弧を描いて手前へ引いて草を刈り取る身振り。 | ||
114 | 406 | かまわない | かまわない | 小指の指頭で、下口唇を二、三度軽く叩いて見せる。 | ||
114 | 407 | 神 | かみ | 人差指で上(天)をさす。「天にまします神」である。 | ||
114 | 408 | 紙 | かみ | 「白」の手まねをして(人差指の指頭で歯をさす)次に、両手の人差し指で空間に□形を書く(両手の人差指の指頭を合わせてから左右に離し次にそのまま同時に平行に下降させ、また両指を相寄らして指頭を合わす) | ||
114 | 409 | 雷 | かみなり | 「稲光」の手まねをしてから、いそいで両手の左右の耳を塞ぐ | ||
115 | 410 | 亀 | かめ | 掌を左側に向け指頭を前方にさした五指のうち親指を残して他の四指を折り曲げた右手の上に、五指の指頭を右にさし掌を下に向けた左手を被ぶせ右手の親指を外にのぞかせる。親指は亀の頭、その指頭をぴくぴく動かせる。被ぶせた左手は亀の甲。 | ||
115 | 411 | がめつい | がめつい | 人差指と親指で輪にしたのを、口にくわえるようにして(吝ちんぼの手まね)掌を下に向けて五指を屈めた両手で物を掻き寄せる身振り。 | ||
115 | 412 | カメラ | かめら | 掌を下に向け五指の指頭を右にさした左手。その五指の指頭をまるく集め合せて輪(空洞)をつくる。それをカメラのレンズとして胸の前にして、掌を内側に向けた右手をシャッターとして、左手の輪の穴(レンズ)を塞ぎシャッターを切るように下へ落とす。 | ||
115 | 413 | 蚊帳 | かや | 蚊帳の吊り手を結ぶ真似を左右に二度ばかり繰り返して、蚊の裾をさばいて頭をくぐらせ入る身振り。 | ||
115 | 414 | 火曜日(火) | かようび(か・ひ) | 焔が燃え上がるのを表現する心持で、掌を上向けた両手の五指を集めては伸ばし集めては伸ばししながら、両手を交互に上昇下降させる。 | ||
115 | 415 | 空(空っぽ) | から(からっぽ) | 五指の指頭を右にさし下に向けた左手の掌の下に、右手の親指(他の四指は指頭を前方にさしている)の指頭を軽くつけたまま、他の四指を左右に振る。左手の下(物の内部)に何もないと四指を振ったこと。 | ||
115 | 416 | 辛い | からい | 掌を内側に向けた五指の指頭を上にさしてやや曲げたので、開いた口の舌の上を掻き廻わす真似。 | ||
115 | 417 | 烏 | からす | 黒い――鳥 | ||
115 | 418 | ガラス | がらす | 「鏡」と同じ手まね。 | ||
115 | 419 | 仮りに | かりに | 口の中で舌をねじらせて片頬をふくらませて、そのところを親指と人差指で二度ばかりつまんで見せる。 | ||
116 | 420 | 借りる | かりる | 「少し」の手まねをしたその手をそのまま胸もとへ引き寄せる。 | ||
116 | 421 | カルタ | かるた | 左手の掌の上で、右手で札を繰る真似。 | ||
116 | 422 | 軽い | かるい | 下腹部の前で物を両手で軽々と持ち上げる身振りと表情。 | ||
116 | 423 | 枯れる | かれる | 木(或は草、花)――死ぬ。 | ||
116 | 424 | 川(河) | かわ(かわ) | 掌を上に向け五指の指頭を左にさした右手。五指をこまかく波打たせながら右へ移動させて行く。川の流れを模写したもの | ||
116 | 425 | 可愛い | かわいい | 「愛する」と同じ手まね。 | ||
116 | 426 | 変りなし | かわりなし | 「相変らず」と同じ手まね。 | ||
116 | 427 | 考える | かんがえる | 「思う」と同じ手まね。この場合人差指に力を入れ考える表情があってよい。 | ||
116 | 428 | 関係 | かんけい | 「間柄」と同じ要領の手まね。しかし、親指と人差指で輪にしてつなぎ合わせた両手を少しばかり左へ移行するがよい。 | ||
116 | 429 | 看護婦 | かんごふ | 医(右手で左の脈をとる)―女性 | ||
116 | 430 | 頑固 | がんこ | 人差指で腹部をさして「心」を表わし、その位置で五指の指頭 集め合せた両手を左右に互の指頭を強く着け合わせて僅かに下に下げる。固く結びついている様。 | ||
116 | 431 | 勘定 | かんじょう | 「会計」と同じ手まね。 | ||
116 | 432 | 感謝 | かんしゃ | 「有難う」と同じ手まね。 | ||
116 | 433 | 感心 | かんしん | 右手の親指と人差指の指頭を合わせて、その指頭を右頬につけ、上へこめかみのところまでもみ上げるように手を僅かにくるくる動かしながら伝い上げる。「快感」とよく似た要領であるが、頬からこめかみへする指の運動は「感ずる」意味のものである。 | ||
117 | 434 | 完全 | かんぜん | 全く― 一致 ―良し。 | ||
117 | 435 | 簡単 | かんたん | 右手の人差指の指頭をちょっと口唇につけてから、上向けた左手の掌の上を一つ打つ。 | ||
117 | 436 | 寛大 | かんだい | 人差指と親指をまるく曲げて半円を形どった両手を左右に腹の上にぴったりつけて、一つの円をつくる。それから両手を左右に引き離し大きい円を表わすつもり。腹(心)の大きさを示す。 | ||
117 | 437 | 肝賢 | かんじん | 五指の指頭を上にさした右手の掌を反対側の左の頬にすれすれに向け、軽く頬を叩たくように(頬にあたらない)こまかく左右に動かせる。手に触れるのも、はらはらとする思いをする程「大切「な「大事」な「肝腎」なと云うことである。 ※「惜しむ(惜しい)」と同じ | ||
117 | 438 | 監督(監視) | かんとく(かんし) | 人差指と中指を曲げたその指頭を眼の先に持って行き、こまかく左右に動かせる。左右に眼を配って「監視」「見きわめる」を表わしたもの。 | ||
117 | 439 | 堪忍 | かんにん | 掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手、その掌を僅かにまるく彎曲さして腹につけ下腹部に押え降す「腹の虫を抑える」の意味。 | ||
117 | 440 | 看板 | かんばん | 「掲示」「宣伝」と同じ手まね。 | ||
117 | 441 | 樹(木) | き(き) | 握り拳にした両手の腕をV字形に交叉したまま拳をぐるりと一回転させる。樹木の幹の股のねじれた様態。 | ||
117 | 442 | 黄色 | きいろ | 掌を左側に向け指頭を上にさした右手の人差指と親指、その親指の方の指頭を額につけ、人差指の方をこまかく動かせる。 | ||
117 | 443 | 急に | きゅうに | 「時間の流れ」を表わす手まねの途中その人差指の指頭を急に上にさし上げる(掌は内側になる) | ||
118 | 444 | 消える | きえる | 五指の指頭を前方にさした両手の掌を向かい合わせ、共に五指を除々に曲げながら左右から接近させて両手が会う所で五指が全く握られて上下に重ね合わせる。映画の絞りの手法を真似たもの。(次第に周囲から円を縮められて画面が消えて行く) | ||
118 | 445 | 議員 | ぎいん | 政治―議論―委員。 | ||
118 | 446 | 記憶 | きおく | 「憶える」と同じ手まね。 | ||
118 | 447 | 気おくれする | きおくれする | 「恐れる」と同じ手まね。 | ||
118 | 448 | 気をつける | きをつける | 監督――しっかりする。 | ||
118 | 449 | 機械 | きかい | 夫々人差指と中指を前方にさした両手を胸の前で平行にして、交互に前方から下へとまるく回転させる。 | ||
118 | 450 | 議会 | ぎかい | 政治―議論―会 | ||
118 | 451 | 気兼ね | きがね | 「遠慮」と同じ手まね。 | ||
118 | 452 | 期間 | きかん | 何月何日―から(時の流れ―何月何日―まで(終り) | ||
118 | 453 | 聞く | きく | 人差指の指頭で同じ側の耳に向って投げつけるように指す。耳に入れる。即ち聞くのである。 | ||
118 | 454 | 効く | きく | 薬――適する。 | ||
118 | 455 | 訊く | きく | 五指の指頭を前方にさし掌を左側に向けた右手を前へさし出して行く。―どうなの?」と相手に手をさし出して訊く身振り。「尋ねる」「何に」「どう」との疑問視的に使われる手まね。 | ||
118 | 456 | 危険 | きけん | 「危ない」と同じ手まね。 | ||
118 | 457 | 機嫌 | きげん | (イ) (ロ) | (イ)機嫌が悪い。親指と人差指の指頭を左右の眉の間につけるばかりにして、皮膚をつまむように二指の指頭を合わせる。機嫌の悪い時に、眉間に皺を寄せることを表わす。(ロ)機嫌がよい。「機嫌が悪い」とは反対に、眉の間にした親指と人差指の指頭を合わさずに、二指の間を広く開く。 | |
118 | 458 | 気候 | きこう | 寒い―暑い―いろいろ。 | ||
119 | 459 | 岸 | きし | 掌を上に向けて五指の指頭を左にさした右手を「水面」として表わし、その前に掌を下に向け五指の指頭を右にさした左手で、なだらかな丘稜を描いて岸を表わす。 | ||
119 | 460 | 気質 | きしつ | 心――癖。 | ||
119 | 461 | 期日 | きじつ | 「何月何日」の手まねでよし。 | ||
119 | 462 | 汽車 | きしゃ | 先ず煙突の手まねの要領で煙を表わして、掌を内側に向け五指の指頭を左にさした右手を汽車の車輌として、こまかく上下に動揺させながら左へ移行させる。 | ||
119 | 463 | 記者 | きしゃ | 新聞――「作家」と同じ要領の手まね。 | ||
119 | 464 | 徽章 | きしょう | 人差指と親指でつくった輪を額の上につける。即ち、帽章を表わしたもの。 | ||
119 | 465 | キス(接吻) | きす(せっぷん) | 人差指と親指で輪をつくった両手を二人の口唇になぞらえて、二つの輪を口の前でつけ合わす。 | ||
119 | 466 | 疵 | きず | 赤(血)を表わしてから、人差指で頬(或は疵したところ)を切る真似。 | ||
119 | 467 | 汽船 | きせん | (イ) (ロ) | (イ)煙―船(ロ)片手「船」の形にして、その手首のところで、もう一方の五指を集めた手をスクリーンを表わすつもりでぐるぐると廻す。 | |
119 | 468 | 競う | きそう | 指頭を上にさした両手の親指を胸の前で対立させ交互に上下させる。 | ||
119 | 469 | 規則 | きそく | 右手の人差指と中指をかぎに曲げたので左手の掌の上を叩たく。 | ||
119 | 470 | 北 | きた | 指頭を上にさした両手の人差指をへ併立させてから、夫々左右に⅃ Lを描く。即ち「北」の文字の輪郭を表わしたもの。 | ||
119 | 471 | 期待 | きたい | 未来―楽しい/大丈夫―待つ | ||
119 | 472 | 汚ない | きたない | 指頭を上にさした人差指で鼻梁横を上下にこする。油染みて鼻梁のふちのよごれを表わす。 | ||
119 | 473 | 貴重 | きちょう | 「惜しい」「大切」と同じ。 | ||
119 | 474 | 気違い | きちがい | 五指の指頭を集めた両手を頭の右側に持って行き、互の爪先きをつけ合わせて、ねぢる。そして次に、両手で虚空を掻きむしる真似をする。頭の中がねぢれて、狂った様。 | ||
120 | 475 | 切手 | きって | 右手の人差指と中指の指先を口許に持って行き、唾をつける真似をして、左の掌の上に切手を貼り付けるように、二指を置く。 | ||
120 | 476 | 屹度 | きっと | 「必ず」(イ)(ロ)と同じ手まね。 | ||
120 | 477 | 切符 | きっぷ | (イ) (ロ) | (イ)右手の人差指と中指で鋏として、掌を上に向けた左手を鋏で切る真似。(ロ)両手で切符を持って、もじり切る真似。 | |
120 | 478 | 狐 | きつね | 影芝居で狐を見せるのと同じ親指の指頭に中指と薬指の指頭をつけ、人差指と小指を立てる。 | ||
120 | 479 | 忌日 | きにち | 死んだ――月日 | ||
120 | 480 | 絹 | きぬ | 「蚕」と同じ手まね。 | ||
120 | 481 | 希望 | きぼう | 未来―幸せ―あこがれる―楽しい | ||
120 | 482 | 牙 | きば | 指頭を前方にさした人差指を曲げた両手を口の両脇につけ、牙を模倣する。 | ||
120 | 483 | 記念 | きねん | 「憶える」と同じ手まね。 | ||
120 | 484 | 昨日 | きのう | (前半) (後半) | 手の甲を前に向け指頭を上にさした右手の人差指を(一の数)を右肩越しに後方へ押しやる。「一つ過去」のこと。または、「寝る」の身振をして「一つ過去」とする。 | |
120 | 485 | きまり(決っている) | きまり(きまっている) | 「規則」と同じ手まね。 | ||
120 | 486 | 決める | きめる | 「解決」と同じ手まね。 | ||
120 | 487 | 着物 | きもの | 掌を内側に向け五指の指頭を上にさした両手を同時に、右手は右肩から左へ斜め下に左手は左肩から右へ斜め下に降し、着物の襟を表わす。 | ||
120 | 488 | 疑問 | ぎもん | 「怪しむ」と同じ手まね | ||
120 | 489 | 規約 | きやく | 掌を上に向け五指の指頭を右にさした左手を下に、掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手を上にして、共に親指を除く他の四指を曲げて両手をつなぎ合う。 | ||
121 | 490 | 客 | きゃく | 斜め右寄り前に、右手で男性或は女性を表わしてから、掌を上向けた両手で受けるようにして「さあ、どうぞ」とばかり招じ入れる身振り。(両手を左胸脇に引き寄せる) | ||
121 | 491 | キャッチャー(捕手) | きゃっちゃー(ほしゅ) | 前方から飛んで来る珠を受け取るように、前に出した右手拳(球)を引き寄せて、左手(ミット)の掌の中におさめる。―男性。 | ||
121 | 492 | 給金 | きゅうきん | 親指と人差指で輪にして金銭を表わした手を額の上に頂いて、胸もとに引き寄せる。 | ||
121 | 493 | 休憩 | きゅうけい | 両手の掌を上に向けて、夫々左右の膝の上に置く。手を休める形。 | ||
121 | 494 | 給仕 | きゅうじ | 下腹部の前で、共に指頭を斜め下にむけ掌を向い合わせた両手をV字形に指頭で合わせて、男性或は女性を示す。上司や来客の前に、かしこまって出る時の両手の姿態を表わしたもの。 | ||
121 | 495 | 急に | きゅうに | 左手の掌を下に向け指頭を前方にさした人差指を右から左へ直線を引いて行く(時の流れ)、その途中急にくるりと人差指の指頭を上にさしあげる(従って掌は内側になる) ※「急に」と同じ | ||
121 | 496 | 清い | きよい | 「美しい」と同じ手まね。 | ||
121 | 497 | 今日 | きょう | 「現在」と同じ手まね。 | ||
121 | 498 | 教員 | きょういん | 教える―男性/女性(或は人々) | ||
121 | 499 | 兄弟 | きょうだい | 肉親を意味する前提があって、(この場合これを略してもよい)指頭を上にさした両手の中指を胸の前の位置に平行にならべ、何づれかを少し下に位置させる。下に位置させた方が弟と云う心得。即ち兄と弟を同時に表わすわけである。 | ||
122 | 500 | 許可 | きょか | かまわない――捺印 | ||
122 | 501 | 協会 | きょうかい | 左右の人差指をまげて互に左右に掛け結ぶ。そして、両手を左右に引き合う。連継すると云うこと。「連盟」「同盟」ともなる。 | ||
122 | 502 | 教会 | きょうかい | キリスト――建物。 | ||
122 | 503 | 協議 | きょうぎ | 「打ち合わせ」(相談)と同じ手まね。 | ||
122 | 504 | 行儀 | ぎょうぎ | (ロ) | (イ)「行儀よい」「行儀よくしなさい」五指の指頭を上にさした両手の掌を向かい合わせ顔を左右に囲み、そのまま両手を少し前に出す。馬車馬が目かくしを表わしたものから来た手まね。よそ見しないで行儀のよいこと。(ロ)「行儀悪い」行儀――適する――ない。 ※(イ)は「一生懸命」と同じ | |
122 | 505 | 教室 | きょうしつ | 教える(或は習う)―部屋(室) | ||
122 | 506 | 教授 | きょうじゅ | 大学―先生 | ||
122 | 507 | 競走 | きょうそう | 「運動」の(イ)の(二)の手まねをして次に指頭を上にさした両手の親指を対立させ、交互に前に出しては戻す。前になり後になりする競争を表わしたもの。 | ||
122 | 508 | 去年 | きょねん | 年― 一つ ― 過去 | ||
122 | 509 | 行列 | ぎょうれつ | 「遠足」と同じ要領で表わす。 | ||
122 | 510 | 嫌い | きらい | 顎の下で上にさした親指と人差指の指頭を一旦合わせてから勢よく両指を開く。「好き」の手まねの逆にしたもの。 | ||
122 | 511 | 気楽 | きらく | 休憩――楽しい。 | ||
122 | 512 | 錐 | きり | 両手の掌で錐の柄を挾んで、錐をもむ真似をすればよい。 | ||
122 | 513 | キリスト(キリスト教) | きりすと(きりすときょう) | 両手の人差指を十字に交叉する。十字架を表わす。 | ||
122 | 514 | 器量(技量) | きりょう(ぎりょう) | 「腕利き」(腕前)と同じ手まね。 | ||
122 | 515 | 議論 | ぎろん | 指頭を左にさした右手の人差指と指頭を右にさした左手の人差指を僅かな間隔を置いて互に突き合うようにする。槍で突き合う動作をかりて、意見をたたかわせることを表わしたもの。 | ||
123 | 516 | 金 | きん | 黄色――光る。 | ||
123 | 517 | 銀 | ぎん | 白――光る。 | ||
123 | 518 | 近視 | きんし | 掌を内側に向けた掌を眼に近く持ってき、近視の人の物を見る真似。 | ||
123 | 519 | 金魚 | きんぎょ | 掌を下に向けて、指頭を左にさした右手の人差指中指薬指の三指を曲げては伸ばししながら右へ移動させる。三指は金魚の尾鰭。 | ||
123 | 520 | 金庫 | きんこ | 金属―扉を閉じる―鍵 扉を閉じるは、指頭を上にさした掌を内側にした両手を間隔で少しの間隔を置いて左右に並べてから、両手の掌を同時にくるりと前向けにして、両手をぴったりと扉を閉じるように合わす。かぎはその左手をそのままにしてその手甲に右手で鍵をかける真似。 | ||
123 | 521 | 銀行 | ぎんこう | 「金銭」を表わした両手を胸の左右脇にどっしりと置くようにする。銀行に充分な金が積み備えられていること。 | ||
123 | 522 | 近所 | きんじょ | 「近い」と同じ手まね。 | ||
123 | 523 | 金属 | きんぞく | 「金曜日」と同じ手まね。 | ||
123 | 524 | 勤勉 | きんべん | 一生懸命―仕事(働く) | ||
123 | 525 | 勤務 | きんむ | 仕事――責任。 | ||
123 | 526 | 金曜日(金属) | きんようび(きんぞく) | 左手の親指の指頭を口もとに、上歯の下辺りにかざす。噛んで固い表情。「金属」の手まねともなる。 | ||
123 | 527 | 悔い | くい | 悪かった――遺憾 | ||
123 | 528 | 空気 | くうき | 人差指と中指の指頭を鼻腔に向け前方から引き寄せては、前へ返す(鼻で空気を吹うこと)そして、掌を下に向けた手を、胸の前の空間を一渉り廻わして見る。 | ||
123 | 529 | 空想 | くうそう | 「思い出」と同じ要領の手まね。 | ||
124 | 530 | 宮司 | ぐうじ | 柏手を打つ真似をして、男性を示す。 | ||
124 | 531 | 草 | くさ | 「青」を表わして、掌を内側に向け指の間を開いた五指の指頭を上にさした両手を腹の前で左右に並べて、そのまま僅かに上へ伸び上がらせる。地上から生え上った草。 | ||
124 | 532 | 叢 | くさむら | 五指の指頭を上にさして掌を内側にした両手を前に竝べて交互に上げ下げする。草の生え繁った様。 | ||
124 | 533 | 臭い(腐る) | くさい(くさる) | (前半) (後半) | 「空気」と同じ要領で、人差指と中指の指頭を鼻腔に向け、顔をしがめて、不快な表情をする。或は鼻をつまむ。 | |
124 | 534 | 鯨 | くじら | 後頸に握った手をやってから、五指をパッと開きながら、上へ上げる。(鯨の背から水を吹く)次に魚を表わす。 | ||
124 | 535 | 苦心(工夫) | くしん(くふう) | 右の握り拳で、頭の右側を叩いて(頭を悩ます)から左の腕を叩たく。(手間をかける) | ||
124 | 536 | 薬 | くすり | 右手の薬指の指頭で左手掌の上をこまかくかき廻わす。他の四指は開いたまま。 | ||
124 | 537 | 癖 | くせ | 掌を下に向けた左手の手甲の手首近くの上で、右手の人差指と親指で輪をつくったのをのせ、(人差指の方をつける)、輪を開いて、人差指をまっすぐに伸ばす。 | ||
124 | 538 | 嘴 | くちばし | 上にさした親指の指頭の上に、隣りのまげた人差指をかぶせると嘴の形になる。それを口もとにつける。 | ||
124 | 539 | 国 | くに | 五指の指頭を右にさし掌を内側にむけた右手。五指の指頭を左にさし掌を内側に向けた左手。この両手を左右に互の中指の指頭でつけ合わせてから、左右に離し内側に夫々円を描いて最後に両手を手首で合わせる。即ち円形を造ったわけで、境界で囲んだ国の意味。 | ||
125 | 540 | 首切り | くびきり | 誰れもがするように、手で自分の首を切る身振り。 | ||
125 | 541 | 組合 | くみあい | 「協会」(連盟)と同じ手まね。 | ||
125 | 542 | 工夫 | くふう | 考える―骨折―考える。 | ||
125 | 543 | 蜘蛛 | くも | 五指の指頭を上にさし、掌を前に向けた両手を互の親指でつなぎ、他の四指を曲げ伸ばししながら、上へ移動させて行く。四指は蜘蛛の脚となぞらえて、糸をつたって上へ上る蜘蛛の模写運動。 | ||
125 | 544 | 雲、曇り | くも(くも) | 顔の前上で、五指の指頭を上にさし掌を前向け(稍々斜め上向け)て五指を彎曲した両手で、もくもくと立ちこめた雲を描くつもりでかきまわす。 | ||
125 | 545 | 倉 | くら | 家―いろいろ―入れる―扉を閉じる。家を表わした両手の左手をそのままの形に残して置いて、右手で「いろいろ」を表わし、左手の下に物を入れる真似をして、扉を閉じるて手直似(金庫と同じ要領) | ||
125 | 546 | 暗い | くらい | 「夜」と同じ手まね。 | ||
125 | 547 | 暮す(暮し) | くらす(くらし) | 「一昼夜」の手まねを二三度繰り返えす。○ 暮らして(生きて)行くは、生きる―暮す、 | ||
125 | 548 | 較らべる | くらべる | 両手の指頭を上にさした人差指を胸の前で、対立させ、交互に上下させる。「競う」の同じ要領。 | ||
125 | 549 | 栗 | くり | 五指を曲げて、その指頭で顎の下を突っく。かたい男の顎の無精ひげから、栗のいがいがした感触を連想したもの。 | ||
125 | 550 | 繰上げる | くりあげる | 「延期」と同じ。 | ||
125 | 551 | 来る | くる | 指頭を上にさした人差指を前方から、胸もとへ引き寄せる。 | ||
125 | 552 | 苦るしい(苦しむ) | くるしい(くるしむ) | 掌を内側にして五指を曲げた両手を胸にあて、掻きむしる身振り。 | ||
126 | 553 | 車(車輪) | くるま(しゃりん) | 掌を下に向けた両手の夫々の親指と人差指で輪をつくり、前へ廻転させるようにする。 | ||
126 | 554 | 黒 | くろ | 掌で頭の上から横へ撫で降す、髪の黒さを表したもの。 | ||
126 | 555 | 玄人 | くろうと | 「腕利き」と同じ手まね。 | ||
126 | 556 | 軍艦 | ぐんかん | (イ) (ロ) | (イ)大砲―汽船。(ロ)戦争―汽船。 | |
126 | 557 | 軍人 | ぐんじん | 銃を持った手つきをした両手を上下に間隔を置いて、胸の右側につける。「捧げ銃」の第一節の動作。 | ||
126 | 558 | 毛 | け | 親指だけを折って、他の四指の指頭を上にさした右手を、左腕の上に載せて、手甲辺りまで移動させる。腕に伸びた毛。 | ||
126 | 559 | 警戒 | けいかい | 人差指と中指を曲げて、その指頭を眼の前にもって行き、僅かに左右を動かせる、「監督」の手まねと同じ要領。眼を左右に配る表情。 | ||
126 | 560 | 計画 | けいかく | 「かたづける」の手まねと同じ。 | ||
126 | 561 | 警官 | けいかん | 帽章(徽章)――男性。警官の制帽の大きい徽章が印象的なことから、象徴されたもの。 | ||
126 | 562 | 景気 | けいき | (イ) (ロ) | (イ)景気がよい。商い――よい。(ロ)不景気。商い―悪い。 | |
126 | 563 | 経験 | けいけん | 掌を内側に向けて五指の指頭を左にさした右手。掌を内側に向け五指の指頭を右にさした左手。先ず右手掌を左手の手甲にぴったりとつけ、次に左手掌を右手の手甲にぴったりとつけてはまた右手掌を左手の手甲にとに三度繰返す。つまり両手を横に重ね合わすのである。事を重なり重ねた即ち経験となる訳である。 | ||
126 | 564 | 稽古 | けいこ | 「演習」と同じ手まね | ||
127 | 565 | 経済 | けいざい | 「商い」と同じ要領で表す。 | ||
127 | 566 | 警察 | けいさつ | 「警官」の手まねの「男性」を表わすのを省いて――建物。 | ||
127 | 567 | 計算 | けいさん | 「会計」と同じ手まね。 | ||
127 | 568 | 刑事 | けいじ | 掌を内側にした左手の人差指と中指の指頭を右にさし、それに掌を前に向けた右手の人差指と中指の指頭を上にさしたのを組み合わせ、「刑」の文字の扁をつくる。 | ||
127 | 569 | 掲示 | けいじ | 五指の指頭を上にさし掌を前向けにした左手の掌の下部に、指頭を上にさした右手の人差指の指頭をつけて、少し上へさし上げる。左手掌は掲示板、右手の親指は掲示板につけた柄(脚)と見るがよい。プラカードなら更に頭の上辺りさし上げる。「看板」「広告」「宣伝」「名高い」の意味にもなる。 | ||
127 | 570 | 芸者 | げいしゃ | 両手で三味線を鳴らす身振をして、「女性」と示すがよい。 | ||
127 | 571 | 軽蔑 | けいべつ | 左手で表わした「男性」(或は「女性」)の指頭の上を右手の掌で下へ押し下げる。「敬う」の反対の身振。 | ||
127 | 572 | 下女 | げじょ | 「給仕」と同じ手まねで「女性」 | ||
127 | 573 | 吝んぼ | けちんぼ | 「金銭」を表わしたその輪を口にくわて軽く噛む真似。 | ||
127 | 574 | 結果(結局) | けっか(けっきょく) | 「終り」と同じ手まねで表わす。 | ||
127 | 575 | 結婚 | けっこん | 「夫婦」を見よ。 | ||
127 | 576 | 下駄 | げた | 「足駄」の手まねの要領で掌を下向けにした左手を下駄の台として、右手の拳を縦にしたのを下駄の歯として、左掌の下に前そして後につける。 | ||
127 | 577 | 決議 | けつぎ | 会議――決める。 | ||
127 | 578 | 月給 | げっきゅう | 月――給金。 | ||
127 | 579 | 傑作 | けっさく | 優れる――絵(或は小説、彫刻など) | ||
127 | 580 | 決算 | けっさん | 終り――計算。 | ||
127 | 581 | 月謝 | げっしゃ | 習う―月―お礼―お金。 | ||
128 | 582 | 月収 | げっしゅう | 月――お金。お金を表わしたままの手を、胸もとに引き寄せる。 | ||
128 | 583 | 欠席 | けっせき | 「居る」と同じ手まね。即ち、家に居て、出ないこと。 | ||
128 | 584 | 決して | けっして | 「必ず」と同じ。 | ||
128 | 585 | 決心 | けっしん | 心――決める。 | ||
128 | 586 | 月賦 | げっぷ | 「月」を表わし、五指の指頭を右にさして掌を上向けた左手の上に、五指の指頭を前方にさし掌を左側に向けた右手を宛ら爼の上で物をほうちょうで小きざみにする動作をしてから、右手で「金銭」を表わして前にさし出す。小きざみに分けて支払うこと。 | ||
128 | 587 | 月曜日 | げつようび | 「月」の項(イ)と同じ手まね。 | ||
128 | 588 | 下男 | げなん | 「給仕」と同じ手まねをして「男性」 | ||
128 | 589 | 下品 | げひん | 左手の掌の上に「男性」を表わした右手をのせ、そのまま低く下へ下げる下等な人物の意味。 | ||
128 | 590 | 獣 | けもの | 掌を下向けて五指を鋭く屈めてた両手を胸の前に、前後稍々斜めにならべる、獣の前肢の鋭い爪の表現。 | ||
128 | 591 | 家来 | けらい | 「男性」を表わした右手に、それより少し低い目に後にこれも「男性」を表わした左手を添える。その時左手の「男性」(親指)を少し屈める。「共の者」「部下」ともなる。 | ||
128 | 592 | けれども | けれども | 五指の指頭を前方にさし掌を下向けた手を、くるりと掌を上向けに反転させる。 | ||
128 | 593 | 原因 | げんいん | 「意味」と同じ手まね。 | ||
128 | 594 | 喧嘩 | けんか | 五指の指頭を集め合せた両手を左右に互いの指頭で突っき、ねじり合わせる。 | ||
129 | 595 | 元気 | げんき | 拳にした両手の腕を横に曲げて肘を左右に張る。 ※「生きる」と同じ | ||
129 | 596 | 研究 | けんきゅう | 「意味」と同じ要領の手まね。握り拳にした左手の手首の下を、指頭を前方にさした右手の人差指を錐をもむようにして斜め下に突き降して行く。事物をほじくって行くこと。つまり研究となる。 | ||
129 | 597 | 健康 | けんこう | 「元気」と同じ手まね。 | ||
129 | 598 | 現在(今) | げんざい(いま) | 腹の前で、掌を下向け五指の指頭を前方直角にさした両手を左右に僅かな間隔に並べて、空間を下へ押さえるように降す。「ここ今」と云う気持ちで、自分の躰の位置を現在とする。 | ||
129 | 599 | 建設(建築) | けんせつ(けんちく) | 「建てる」と同じ手まね。 | ||
129 | 600 | 剣道 | けんどう | 両手で刀の柄を握り、青眼の構えをして打ち込ね身振り。 | ||
129 | 601 | 幻燈 | げんとう | 五指の指頭を上にさし掌を内側に向けた左手をスクリーンとして、それに向って光線を当てるように五指の指頭を集め合せた右手をパッと開く。 | ||
129 | 602 | 拳斗 | けんとう | 両手の拳で構えて、対手を打つ拳斗そのままの身振り。 | ||
129 | 603 | 憲兵 | けんぺい | 腕章――兵士。腕章は、右手の親指と人差指を稍々広く開いて、その指頭で左腕の上に横に腕章を描く。 | ||
129 | 604 | 顕微鏡 | けんびきょう | 五指の指頭を集め合わせて、丸くした両手を上下に重ねて、顕微鏡を筒を形どり、上の方の手をぐるぐる廻わすようにしながら、(ピントを合わすこと)それに眼を近づけて伺く。 | ||
129 | 605 | 倹約 | けんやく | 右手で「金銭」を表わしたのを右腹脇の前に位置させ、それを前から左手の掌で囲むようにして、身体に引き寄せる。 | ||
130 | 606 | 子 | こ | 「息」或は「娘」で表わせばよい。 | ||
130 | 607 | 粉 | こな | 五指の指頭を集め合せて下向けに郭れた両手。その夫々の五指の指頭を互にこすり合わせる。手の中の粉を指先から撒き落す身振。 | ||
130 | 608 | 鯉 | こい | ひげ――魚。鯉のひげは、人差指の指頭を前方にさした両手(掌は向かい合う)を鼻の左右両脇にあてかかって両指を共に曲げて、かすかにふるわせながら、前に出していく。 | ||
130 | 609 | 恋 | こい | (イ) | (イ)指頭を下方斜めにさした両手の人差指を指頭で付け合わせ、指頭を上稍々斜めにさした両手の親指を指頭でつけ合わせると一つの菱形になる。これを丸めにするとハート形になる。それを左胸にぴったりとつける。(ロ)「思い忍ぶ」「思い焦がれる」と同じ手まね。 | |
130 | 610 | 好運 | こううん | 運命――幸福。 | ||
130 | 611 | 光栄 | こうえい | 指頭を左にさした右手の人差し指、これも指頭を右にさした左手の人差指。この両指をかなり間隔を置いて向かい合わせて、そのまま両手を肩の高さまで引き上げて行く。 | ||
130 | 612 | 公園 | こうえん | 胸の前で、五指の指頭を上にした両手の掌を向かい合わせて、同時に左右から相寄らしめて、行き違いにする。そして、両手をもとに返らして、前に内側になって手の方を今度は外側にして行き違いにする。多くの人々が行き交う状景を描写したもの。人が集る処、即ち公園。 | ||
130 | 613 | 後援 | こうえん | 「応援」と同じ手まね。 | ||
130 | 614 | 講演 | こうえん | 「演説」と同じ。「講義」ともなる | ||
131 | 615 | 高価 | こうか | 金銭を表わした手を高くその価格の度合いでさし上げる。 | ||
131 | 616 | 後悔 | こうかい | 「悔い」と同じ。 | ||
131 | 617 | 合格 | ごうかく | よい――適している(あてはまる) | ||
131 | 618 | 狡猾 | こうかつ | 右手の手甲(五指の指頭を上斜か後方にさす)を左の頬にあてがい、前後にこする。 | ||
131 | 619 | 交換 | こうかん | 五指の指頭を右にさし掌を上に向けた左手を前の方にし、五指の指頭を左にさし掌を上に向けた右手を胸もとにして、同時に左手を胸もとに引き寄せ右手を前にさし出す。自分のもの(胸もとの右手)と先方(左手)のものとも取り替えること。 | ||
131 | 620 | 厚顔 | こうがん | 「あつかましい」と同じ手まね。 | ||
131 | 621 | 工業 | こうぎょう | 指頭と前方にさした人差指と中指の両手を胸の前に平行にして、宛らピストンのように両手を同時に交互に上下に回転させる。「機械」「工場」ともなる。 | ||
131 | 622 | 合計 | ごうけい | 集める――計算。 | ||
131 | 623 | 攻撃 | こうげき | 五指の指頭を上にさし掌を前に向けた両手を左右にならべて、同時に前に勢よく突き出す。前軍が前へ突進する。 | ||
131 | 624 | 孝行 | こうこう | 親を表わした右手の側面を左手で撫でさするようにする。親を大切にする意味。 | ||
131 | 625 | 皇后 | こうごう | 左手掌の上に、女性を表わした右手を載せ、眼の上の位置にさし上げる。 | ||
131 | 626 | 広告 | こうこく | 「掲示」と同じ手の姿態をしてそれを左右に運動させる。 | ||
131 | 627 | 交際 | こうさい | 左右両手の握手で表わす。 | ||
131 | 628 | 工作 | こうさく | 鑿などの工具を握った姿態の左手の拳(たて)の上を、これもまた何か槌のような工具を握った風に右の拳(たて)を二三度打ちつける。 | ||
131 | 629 | 降参 | こうさん | (イ) (ロ) | (イ)両手を頭に持って行き、兜を脱ぐ身振りをする。(ロ)五指の指頭を上にさし掌を前向けた両手をさし上げる。 | |
132 | 630 | 講習 | こうしゅう | 習い――憶える。 | ||
132 | 631 | 高尚 | こうしょう | 掌を下に五指の指頭を左にさした右手を鼻の下につけ(ちょうど人差指の側面がつく)まっすぐに、それを右へ引く。 | ||
132 | 632 | 皇族 | こうぞく | 天皇――親族 | ||
132 | 633 | 校正 | こうせい | 左掌の上に(印刷のゲラ)右手の人差指で、二三度位置を変えて短い線を引く。(誤植を消す) | ||
132 | 634 | 洪水 | こうずい | 左手の五指の指頭前方にさし、右向けた左掌(堤防)に、五指の指頭前方にさし掌を上向けた右手(水面)をつけ、その水面を上へふくれ上るようにし、左手(堤防)を越さして外へ出す。 | ||
132 | 635 | 工場 | こうじょう | 「工業」と同じ手まね。 | ||
132 | 636 | 講堂 | こうどう | 「講演」「演説」と同じ手まね。 | ||
132 | 637 | 強盗 | ごうとう | 両手で覆面をする身振りをして、右手の人差指(兇器)を突き出す。 | ||
132 | 638 | コーヒー | こーひー | 五指の指頭を前方にさし掌を右側に向けた左手をまるく彎曲してコーヒの茶碗を形どり、右手人差指をスプーンとして、茶碗の中をかき廻わして、飲む身振り。 | ||
132 | 639 | 工夫(鉱夫) | こうふ(こうふ) | 鶴嘴を振り上げて、打ち降す身振り――男性 | ||
132 | 640 | 幸福 | こうふく | 五指の指頭を上にさし掌を内側に向けた手の親指と人差指の間を開いて顎を下から鋏み撫で降す。二度ばかり繰返す。 | ||
132 | 641 | 公平 | こうへい | 指頭を前方にさした人差指(上に)と親指(下)の間をかなり開いて両手をぴったり合わせてから、左右を両手を離して行く。人差指と親指が二本の平行線を描くわけである。「平均」「普通」の手まねともなる | ||
132 | 642 | 交替 | こうたい | 「変わる」「変える」と同じ手まね。 | ||
132 | 643 | 皇太子 | こうたいし | 男性(中指)右手を左の掌にのせ、目の上辺りにさし上げる。 | ||
132 | 644 | 皇太后 | こうたいごう | 天皇――母 | ||
132 | 645 | 校長 | こうちょう | 学校――主 | ||
133 | 646 | 交通 | こうつう | 「公園」と同じ手まね。 | ||
133 | 647 | 功名 | こうみょう | 腕前 ――名を挙げる(「掲示」と同じ手まね) | ||
133 | 648 | 高等 | こうとう | (イ) (ハ) | (イ)高等学校。白線の帽子―学校。白線の帽子は、白(人差指の指頭で歯をさす)を表わして、人差指と中指の二指で額の上を横にして線を描く。(ロ)高等(下等に対する)「高尚」と同じ手まね。(ハ)高等(智的な)考え―高い(掌を下向けた手を肩の辺りから高く上に上げる。) | |
133 | 649 | 鉱物 | こうぶつ | 石―いろいろ(物) | ||
133 | 650 | 高慢 | こうまん | 五指の指頭を集めたのを、鼻頭につけてから、前へ引き出すようにする。即ち天狗。 | ||
133 | 651 | 効用 | こうよう | 「適する」と同じ手まね。 | ||
133 | 652 | 誤解 | ごかい | 思い―間違い。 | ||
133 | 653 | 互角 | ごかく | 掌を内側に人差指と親指の指頭を下方にさした左右の手を下に重らし、両腕を×形に交叉さして、同時に両手の人差指と親指の指頭を合わせる(「同じ」の手まねの要領) | ||
133 | 654 | 小刀 | こがたな | (イ) (ロ) | (イ)折り曲げて鞘におさまった小刀を鞘から伸ばして出す両手の身振り。(ロ)左の人差指(鉛筆など)を右の人差指(小刀)でけずる身振り。 | |
133 | 655 | 故郷 | こきょう | 生まれる――処(或は国) | ||
133 | 656 | 国際 | こくさい | 国――国――関係。(胸の前右寄りに「国」の手まね、更に左よりに「国」を表わす) | ||
133 | 657 | 告白 | こくはく | (イ) (ロ) | (イ)正直―云う。(ロ)五指の指頭を上にさし掌を上向けた右手を口許から前にさし出す。口から吐き出すこと。 | |
133 | 658 | 午後 | ごご | (前半) (後半) | 「正午」の場合の二指を右へ傾ける。或は二指を前方に落す。 | |
133 | 659 | 極楽 | ごくらく | 仏―国 | ||
133 | 660 | 心 | こころ | 人左指で腹部をさす。 | ||
134 | 661 | 心得 | こころえ | 憶え―しっかり。 | ||
134 | 662 | 試みる | こころみる | 握り拳にして手甲を上に向けた両手を手首のところで×形に交叉して、同時に両手の手甲を下向けにねじる。その時小首を少し傾げる顔の表情。 | ||
134 | 663 | 快よい | こころよい | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手をぴったり胸につけ、上下にさすり上げ降しする。胸がせいせいした表情。「嬉しい」「面白い」と同じ。 | ||
134 | 664 | 午前 | ごぜん | 「正午」の場合の二指を左へ傾ける。 | ||
134 | 665 | 乞食 | こじき | 右手で鈴を振り鳴らす真似をして、左手掌を上向け、物を乞う身振り。 | ||
134 | 666 | 故障 | こしょう | (イ) (ロ)(1) (ロ)(2) | (イ)機械の故障。「機械」を表わす手をとめて、小首を傾げて――「悪い」の手まね。(ロ)その他の故障。(1)忙しい――むつかしい。(2)用事―ある―むつかしい。 | |
134 | 667 | 答え | こたえ | 右手の指頭を上斜め左にさした人差指と指頭を左にさした親指。左手の指頭を上斜め右にさした人差指と指頭を右にさした親指。この両手の互いの人差指の指頭と、互いの親指の指頭をつけ合わして、△形をつくる。これは算数での問題5+4=△で示したことから来たと思えばよい。 | ||
134 | 668 | 答える | こたえる | 答え――云う。 | ||
134 | 669 | 御馳走 | ごちそう | うまい(美味)――いろいろ。 | ||
134 | 670 | 誇張 | こちょう | 両手で螺貝を持つ手つきをして(螺貝の螺旋の輪郭を表わす心持ちに両手を動かし)口で吹く身振り。 | ||
134 | 671 | 滑稽 | こっけい | おかしい――おかしくて、腹が痛い(拳で脇腹を叩たく) | ||
134 | 672 | 孤独 | こどく | 独り――淋しい。 | ||
134 | 673 | 如く | ごとく | 掌を左側にして指頭を前方にさした人差指と中指を上下に振る。 | ||
134 | 674 | 殊に | ことに | 五指の指頭を集め合せた右手のその指頭で、左手の腕、下膊部に手首の辺りから上へ∧形を書き降す。「特に」「特別」の手まねと同じ。 | ||
135 | 675 | 言葉 | ことば | 「言う」と同じ手まね。 | ||
135 | 676 | 好む | このむ | 指頭を上にさした親指と人差指の間をV字形に開いて、顎を下から挟むようにしてから、下へ引き降すと同時に両指の指頭を合わせ閉じる。(掌は内側)この手まねの位置が顎にあるので、食物の好みから出たものと思われる。即ち、「おいしくて肘がはずれる」程で、「好む」「好き」となったものか。 | ||
135 | 677 | 拒む | こばむ | (イ) (ロ) | (イ)首を振り、腕を曲げて肘を横へ張る(肘鉄砲の形)(ロ)五指の指頭を上にさして掌を前に向けた両手を左右に並らべて斜め前方に突き出す。受けつけないと云う事 | |
135 | 678 | 五分五分 | ごぶごぶ | 掌を内側に親指と人差指の指頭を下方にさした両手を左右に×形と交叉して両手の二指の指頭を合わせ閉じる。「同じ」手まねと同じ要領。 ※「互角」と同じ | ||
135 | 679 | 胡麻化す | ごまかす | 「狡猾」と同じ手まね。 | ||
135 | 680 | 米 | こめ | 右手人差指で歯をさし(「白」の手まね)、その人差指(指頭を左にさし)を左の親指と人差指で輪にした上(他の四指は伸ばしたまま)最中にさしわたすように置く。 | ||
135 | 681 | 御措免なさい | ご めんなさい | 「謝まる」と同じ手まねをすればよい。 | ||
135 | 682 | 御免御免(悪るかった悪るかった) | ごめんごめん(わるかったわるかった) | 五指の指頭を上にさし掌を左側向けた右手の親指を下口唇につけ、他の四指を波打たせる。「すまないことをした」「拙いことをした」の意味の「御免御免」である。 | ||
135 | 683 | 困る | こまる | (パターン1) (パターン2) | 誰れもがするように、頭を掻く身振 | |
135 | 684 | 恐い | こわい | 「恐れる」「恐ろしい」と同じ手まね | ||
135 | 685 | こわれる(こわす) | こわれる(こわす) | 両手で一枚のせんべいか何かを持って二つに裂き破る身振。 | ||
135 | 686 | 殺す | ころす | 左手の、対象が男性なら親指、女性なら小指に、右手の人差指で突き刺す身振りをして――「死ぬ」の手まね。 | ||
136 | 687 | こらえる | こらえる | 五指の指頭を左にさし掌を下に向けた右手を僅かに彎曲させて、腹上部にぴったりとつけて下に圧えるように降す。腹の虫を圧えること。 | ||
136 | 688 | 衣(法衣) | ころも | 僧――着物。 | ||
136 | 689 | 根本 | こんぽん | 「根」と同じ手まね。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
136 | 690 | サード(三塁手) | さーど(さんるいしゅ) | 「司る、(政治と同じ手まね)の手まねの姿態のまま、右手(腕を立てた方)で、「三」の数を表わす。 | ||
136 | 691 | 採決 | さいけつ | 会議―決める。 | ||
136 | 692 | 最後 | さいご | 「終り」と同じ手まね。 | ||
136 | 693 | 最初 | さいしょ | 「初め」と同じ手まね。 | ||
136 | 694 | 裁判 | さいばん | 指頭を上にさした両手の親指を左右に対立させ、交互に上下させる(批較の手まね)、考える表情をして―見きわめる(「監視」と同じてまね) | ||
136 | 695 | 財布 | さいふ | 左手の掌を右側に向け、指頭を前にさした五指を曲げて、親指と他の四指でコの字形をつくり、財布の口を形どり、右手で「金銭」を表わしたのを、その財布の口にさし入れ、その手で財布の口についているとめ金をねじってしめる身振をする。 | ||
136 | 696 | 裁縫 | さいほう | 両手の夫々人差指の指頭をつけ合わせて、一方に針を一方に布を持った心得で、両手の手首を動かし左へ移動させる。物を縫って行く身振。 | ||
136 | 697 | 採用 | さいよう | 男性或は女性を表わした左手の指の少し上で、右手の指頭を下にさした五指を集めてものをつかむようにして、同時に両手を胸元に引き寄せる。 | ||
136 | 698 | 幸い | さいわい | 「幸福」と同じ。 | ||
136 | 699 | 遮る | さえぎる | 身をかばうように、左手を右胸脇にぴったりつけ、五指の指頭を上にさし掌を内側にした右手を腕の肘を軸にして、宛う、踏み切りの遮断機を降すように、左へ降す。 | ||
137 | 700 | 竿 | さお | 人差指と親指で輪に(他の三指は開いたまま)した両手(左手の掌は内側向き、右手の掌は前向き)を胸の前で或間隔を置いて斜めに(左手は少し下に)竝らべて、同時に両手を区切るように少しづつ停止させながら離して行く。竿(竹)の節を表わす心得。 | ||
137 | 701 | 坂 | さか | 「道」の手まねの両手の運動を斜め上に向ける。 | ||
137 | 702 | 境 | さかい | 「遮る」と同じ手まね。 | ||
137 | 703 | 逆さ | さかさ | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)上向けた左の掌の上に、右手の指頭を下にさした人差指と中指を一旦載せて(人の立つ姿)すぐに、人が逆立ちするように二指の指頭を上に向け変えて再び左掌の上に載せる。(ロ)右手の拳の手首のところで額につけ、左手の掌を手首のところで後頭部につけてから、同時に両手をぐるりり頭をめぐらして、その位置をとり変える。前後を逆さにすること。(ハ)掌を下に向ける五指の指頭を集め合せて物をつまむようにした左手。その下に少しの間隔を置いて掌を上向け五指の指頭を集め合せた右手の位置をくるりと上下に反転させる。上のものが下に、即ち逆さになること。 | |
137 | 704 | 探す | さがす | 人差指と親指で輪をつくった手(他の三指は上に伸ばしたまま)を眼の前近くにもって行き、その輪をぐるぐる上下左右に廻わす。眼を皿にして辺りを見廻すこと。 | ||
137 | 705 | 酒盛 | さかもり | 人差指と親指で猪口を持った姿態にした両手を交互に前に出しては手前へ引き寄せ、(献杯)、酒を飲む真似。 | ||
137 | 706 | 詐欺 | さぎ | 騙す――金銭――盗む。 | ||
137 | 707 | 作業 | さぎょう | 「仕事」と同じ手まね。 | ||
138 | 708 | 咲く | さく | 掌を上に向けた手の五指を集め合わせ手をぱっと花咲くように開く。 | ||
138 | 709 | 桜 | さくら | 掌を上向け五指の指頭を右にさした左手の手首の上に、掌を下向け五指の指頭を左にさした右手の手首を重ね、互の手首を軸にして両手をねじって回転させ両手の位置が上下に変わる。 | ||
138 | 710 | 作家(文士) | さっか(ぶんし) | 掌を上向け五指の指頭を右にさし指の間を広く開いた左手の上に、これも掌を上向け五指の指頭を前方にさし指の間を広く開いた右手を重ね、両手の五指で原稿用紙の枡形をつくり、右手で字を書く身振。次に人(男性或い女性)を表わす。 | ||
138 | 711 | 作文 | さくぶん | (イ) (ロ) | (イ)「作家」の手まねの「人」を省く。(ロ)掌を内側に向け指頭を右にさした左手の親指と他の四指を曲げてコの字形をつくり(封筒の口)それへ掌を内側にした右手の五指を指頭からさし入れる。封筒に手紙を封入する身振り。この手まねは、「手紙」を表わすもんであるが、「作文」「綴方」「文章」にも通ずるようになった。 | |
138 | 712 | 酒 | さけ | 人差指と親指で猪口を持った姿態にして飲む真似をして、掌を横に顎の下を撫で(或は軽く叩たいて)その掌を額を一つ軽く叩たく。顎に掌をやるのは、「うまい味」を意味し、額を叩たくのは、ほろ酔いの人がよくする手の身振から来たものか。 | ||
138 | 713 | 避ける | さける | 拳にした両手の腕の肘を立て胸の前に併立させて肘ごと左胸脇の方に引き寄せると共に上身部を左に傾ける身をかわす身振である。 | ||
138 | 714 | 匙 | さじ | 人差指と親指の指頭をつけ合わせ匙の柄を持った心得で物をすくう真似をすればよい。 | ||
138 | 715 | 尺 | さし | 尺を持った手つきで、三十センチ位の間隔をおいた両手を、左へそのまま、物の長さをはかるような身振りをする。 | ||
139 | 716 | 座敷 | ざしき | 畳――どうぞとばかり掌を上向けた両手を前斜めから引き寄せ――室 | ||
139 | 717 | 雑誌 | ざっし | (月刊) (週刊) | 月刊(月―刷る―本)週刊(週―刷る―本) | |
139 | 718 | 砂糖 | さとう | 「甘い」と同じ手まね。 | ||
139 | 719 | 覚る | さとる | 「知る」と同じ手まね。 | ||
139 | 720 | 淋しい | さびしい | 額の生えぎわのところで、人差指と親指の指頭を合わせて、一本の髪の毛をつまんで、前へ引き出すようにする。所在なく淋しさに髪の毛を一本つまみ出し考え込む姿 | ||
139 | 721 | 座布団 | ざぶとん | 両手の人差指で小さな四角形を描いて座るの手まね。 | ||
139 | 722 | 差別 | さべつ | 「別」と同じ手まね。 | ||
139 | 723 | 作法 | さほう | 指頭を上にさした両手の人差指を胸の前で向かい合わせて、同時に両指をかぎ形に曲げる。人がお辞儀し合ってる様を模写したもの。 | ||
139 | 724 | サボル | さぼる | 「怠け」と同じ。 | ||
139 | 725 | 様々 | さまざま | 「いろいろ」と同じ手まね。 | ||
139 | 726 | 寒い | さむい | 「冬」を見よ。 | ||
139 | 727 | 侍 | さむらい | 掌を下に向け、指頭を前方にさした人差指と中指の手を頭の上に置く(ちょんまげ)次に両手の人差指を左腰脇に交叉してつける(刀の二本差し) | ||
139 | 728 | 醒める | さめる | 掌を前向け指頭を前方にさした人差指と親指を閉じ(指頭をつけ合わす)て眼の横につけて、両指をパッと開く。眼が開いたこと。 | ||
139 | 729 | 更に | さらに | 「一層」と同じ手まね「その上に」とか「重ねる」とか倍にす」るとかの意味。 | ||
139 | 730 | 去る | さる | 「行く」の(ロ)と同じ手まね。 | ||
139 | 731 | 猿 | さる | 左手の手甲の上を右手で搔く。猿の習性を表わしたもの。 | ||
139 | 732 | 笊 | ざる | 掌を上に向けて、五指を少し彎曲した左右両手を斜めに重ねて、籠の網目をつくり、両手を左右に離して共に上へまるく籠の形を描く。 | ||
140 | 733 | 騒ぐ | さわぐ | 掌を前に向けた手の甲を口もとにつけ、五指の指頭を集め合せては開き、開いては集める運動を繰り返す。「わめく」こと。 | ||
140 | 734 | 散会 | さんかい | 「会」の手まねをして、両手で左右に「去る」手まね。 | ||
140 | 735 | 参観 | さんかん | 「探す」の手まねをして、見て廻ることを表わす。 | ||
140 | 736 | 参詣 | さんけい | 寺/神社―拝む。 | ||
140 | 737 | 賛成 | さんせい | 右手を挙げる。 | ||
140 | 738 | 産婆 | さんば | 生む―介抱―女 | ||
140 | 739 | 散髪 | さんぱつ | ジャッキを持った手つきで、髪の上を刈る身振り。 | ||
140 | 740 | 散歩 | さんぽ | 指頭を下にさした両手の人差指を前にならべて、足を運ぶように交互に前に徐うに進ませる。 | ||
140 | 741 | 算術 | さんじゅつ | 人差指中指薬指で三の数を表わして、指頭前方に掌を上向けた両手を左右からかち合わせて(互の掌の脇がつけ合う)は、左右に離す運動を二三度くり返す。互の数(三)を合わせては離す加減算術。 | ||
140 | 742 | 残念 | ざんねん | 「遺憾」と同じ。 | ||
140 | 743 | 死(死ぬ) | し(しぬ) | 合掌した両手をそのまま、横たえる。 | ||
140 | 744 | 試合 | しあい | 「競う」と同じ手まね。 | ||
140 | 745 | 思案 | しあん | 両腕を胸に組み、「考える」の手まね。 | ||
140 | 746 | 週間 | しゅうかん | (前半) (後半) | 左の手で数の「七」を表わしたのを、右の手の人差指を、その「七」の周囲をくるりと一周させて、「一」の数を数わすと一週間となる。週間なら、二週間―二。○一週間を、寝る―七としてもよい。二週間ならば、寝る七 ― 二 ―。 | |
141 | 747 | 姑 | しゅうとめ | 夫―(或は妻)―母 | ||
141 | 748 | 娚 | めおと | 夫―(或は妻)―父 | ||
141 | 749 | 塩 | しお | 白い―辛い―砂 | ||
141 | 750 | 銃 | じゅう | 両手で銃を持ちかまえて、右手の人差指で引き金を引く身振り。 | ||
141 | 751 | 鹿 | しか | 頭の上右寄りに、左右両手を上下にして鹿の角の枝形を模写する運動。 | ||
141 | 752 | 仕方がない | しかたがない | かまわない――諦める。 | ||
141 | 753 | しかし | しかし | 五指の指頭を前方にさし下に向けた掌をくるりと上向けに反転させる。 | ||
141 | 754 | 叱る | しかる | 指頭を上にさした親指を前に押しつけるように突き出す。 | ||
141 | 755 | 叱られる | しかられる | 「叱る」の親指を自分の額の上に押しつけるようにする。「叱る」の受身の形をする。 | ||
141 | 756 | 時間(時刻) | じかん(じこく) | 右の手の親指と人差指。その親指の方を(左の手に握らせて(左手の親指と人差指の間に右の親指をさし入れた姿態)時計のネジを巻くように握られた親指を軸にして人差指を廻転させる。右の人差指は時計の針の廻る心得。「時計」の手まねにもなる。「 今何時ですか」今―時間―いくつ。「いくつは、右手の親指より順に五指を折って行く。「 今は三時です」今―時間―三 | ||
141 | 757 | 式 | しき | 掌を前に向け五指の指頭を上にさした両手を胸の前で前後に竝らべて同時に五指を曲げる。列席者が一同敬礼する様を模写したもの。 | ||
141 | 758 | 始業 | しぎょう | (イ) (ロ) | (イ)習う/教える―始める。(ロ)仕事―始める。 | |
141 | 759 | 試験 | しけん | 「試みる」と同じ手まね。 | ||
141 | 760 | 地獄 | じごく | 鬼―国 | ||
141 | 761 | 次女 | じじょ | 第二―生まれる―女性(薬指)。「第二」は第一(初め)と同じ要領で掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手を右へ引くと同時に中指と人差指を残して他の三指を折り畳む、即ち二の数。 | ||
141 | 762 | 仕事 | しごと | (パターン1) (パターン2) | 掌を上向け、五指の指頭に左にさした右手、掌を上向け、五指の指頭を右にさした左手。この両手を腹の前で或間隔を置いて左右にし、同時に両手を左右に忙しげに往復させる。 | |
142 | 763 | 事実 | じじつ | 「ほんとう」と同じ手まね。 | ||
142 | 764 | 支出 | ししゅつ | 「金銭」を表わした手まねを前へさし出す。 | ||
142 | 765 | 磁石 | じしゃく | 左手の拳(その手甲は左側に向ける)の上に、指頭を前方にさした人差指の右手をのせ、その人差指を磁石の針の動くように左右に微妙な運動をさせる。 | ||
142 | 766 | 辞書 | じしょ | 「本」の手まね(合掌の両手を本の形に開く)を、辞書の部厚さを表現するために合掌の手を横にねかして、右手(表紙)だけを重々しく開く。 | ||
142 | 767 | 師匠 | ししょう | 「先生」と同じ。 | ||
142 | 768 | 地震 | じしん | 五指の指頭を前方にさし、掌を下向けの両手を左右にぴったりつけて、前後に揺さぶる。 | ||
142 | 769 | 静か | しずか | 掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手を胸の下部辺りにつけ静かに下に圧え降して行く。心の静まる様。 | ||
142 | 770 | 自然に | しぜんに | 「時の流」の手まねで、指頭を前にさした右手の人差指を右から左へ線を描いて移動して行く途中、静かに自然な調子で人差指の指頭を上にさして上げて行く。 | ||
142 | 771 | 思想 | しそう | 「思う」「考え」と同じ手まね。 | ||
142 | 772 | 地蔵さん | じぞうさん | 石―仏―と手まねして、首に涎掛けをつける身振り。 | ||
142 | 773 | 子孫 | しそん | 「祖先」(参照)の場合とは反対に左手の男女を除々に下降させて行く。 | ||
143 | 774 | 次第に | しだいに | 「少し」の手まね(即ち人差指の先僅か下に親指の指頭をつける)をして、除々に親指の指頭を人差指の根元にずり下して行く。 | ||
143 | 775 | 自重 | じちょう | 握り拳の両手を下腹部辺りに、たてに上下に重ね、そのまま上へ引上げる。褌をしめること。「しっかりする」の手まねにもなる。 | ||
143 | 776 | 室 | しつ | 掌を内側にして五指の指頭を左にさした右手。これも掌を内側にして五指の指頭を右にさした左手。この両手をかなりの間隔を置いて平行に前後に竝らべ二形をつくり次に両手の五指の指頭を前方にさし互に掌を向かいわせて前と同じ位の間隔を置いて口形をつくる。即ち一次二次の両手の姿態で口形を造るわけで、室、部屋の仕切り壁を表わす。 | ||
143 | 777 | 実際(実に) | じっさい(じつに) | 「ほうとう」と同じ手まね。 | ||
143 | 778 | しっかり | しっかり | 「自重」と同じ手まね。 | ||
143 | 779 | 失業(失職) | しつぎょう(しっしょく) | (ロ) | (イ)誰れもがするように、手で自分の首を切る真似をして、両手をぶらぶらさせる。(ロ)ルンぺンの「ル」の指文字(親指と人差指、中指の三指で片仮名のルの形にした)の手をぐるぐる廻わす。 ※(イ)は「あぶれる(仕事に)」と同じ | |
143 | 780 | 知っている | しっている | 拳にした片手で胸を叩く。即ち、「胸にある」「胸におさまって知っている」こと。 | ||
143 | 781 | 嫉妬 | しっと | 人差指と中指の指頭で鼻頭の上を交互に打つ。さらに両手の人差指で頭に角を表わしてもよい。 | ||
143 | 782 | 失望 | しつぼう | 「がっかり」と同じ手まね。 | ||
143 | 783 | 質問 | しつもん | 「訊く」と同じ手まね。 | ||
143 | 784 | してから(それから) | してから(それから) | 上向けた左手掌の上に、右手の掌を叩たき降して未来の手まね。即ち右手の掌を前方に押し出す。左手の掌の上に右手の掌を叩き降すのは「事」の完了。 | ||
144 | 785 | 失恋 | しつれん | 「恋」の(イ)の手まねをして、そのハート形をつけた左側に、右手の人差指を突き刺す。 | ||
144 | 786 | 支店 | してん | 店――支部。 | ||
144 | 787 | 自転車 | じてんしゃ | 両手で枝ハンドルを操作する身振りをして、指を前方にさし掌を下に向けた両手で交互にペタルを踏む真似。 | ||
144 | 788 | 自動車 | じどうしゃ | 円ハンドルを操作する身振。 | ||
144 | 789 | 忍ぶ | しのぶ | 「こらえる」と同じ手まね。 | ||
144 | 790 | 芝居 | しばい | 「演劇」と同じ手まね。 | ||
144 | 791 | 屢々 | しばしば | 「時々」のと同じ手まね。しかし、この人差指の運動の間を短くし度数を多くする。 | ||
144 | 792 | 支部 | しぶ | 五指の指頭を集め合わせた両手を左右にその指頭でつけ合わせ、左手をそのまま残して、右手を前へ糸を引き出すように出してとめる。 | ||
144 | 793 | 自分自身(自分独り) | じぶんじしん(じぶんひとり) | 「私」と人差指で自分の鼻をさして、その人差指の指頭を胸につけ、その指頭で胸を上へすり上げて、自然に指を離して、前に出す。 | ||
144 | 794 | 資本 | しほん | 商い――初める――金銭。但し、この「金銭」は右胸脇で、積み重ねるように下から上げて行く。 | ||
144 | 795 | 次男 | じなん | 第二――生まれる――男性(中指) | ||
144 | 796 | 島 | しま | 左手の掌を下向け、五指をまるく彎曲して、それを島として、一方上向けた右手の掌を海面として、左手の周囲を巡らせる。 | ||
144 | 797 | 姉妹 | しまい | 「兄弟」と同じ要領で両手の薬指を胸の前で平行にならべ一方を少し下げる。 | ||
144 | 798 | しまった | しまった | 下手――残念(遺憾) | ||
144 | 799 | 自慢 | じまん | 鼻頭を五指でつまむうようにして、そのまま手を前へ引き出す。鼻を高くすること | ||
144 | 800 | 事務 | じむ | 左手肘を机につけた姿態にして、その左手の手甲の上に右手の手首をのせ、文字を書く身振。 | ||
145 | 801 | 氏名 | しめい | (イ) (ロ) | (イ)右手の親指と人差指で輪をつくったのを、他の三指は伸ばしたまま左胸にあてがう。丸い名札を胸につけるように。(ロ)左手掌の上に、拇印を押すように右手の親指を押しつける。 | |
145 | 802 | 使命 | しめい | (後半) | 「責任」と同じ手まね。人差指で上(天)をさし(神の命)て、「責任」の手まねをするもよし。 ※「責任」の(イ)と同じ | |
145 | 803 | 〆切 | しめきり | (ロ) | (イ)「終り」と同じ手まね。(ロ)左手掌の上に、右手の人差指の指頭でX字を書く。 | |
145 | 804 | 閉める | しめる | 五指の指頭を上にさし掌を前に向けた両手を左右から戸を閉めるように相寄らしてぴったりと両手を左右にならべ合わせる。 | ||
145 | 805 | 霜 | しも | 朝―白い―道―白い。道を表わしたその位置に、白を表わした手の掌を下に向けて、その空間を撫で掃くようにする。一面に白い霜がしいたのを表わす心得。 | ||
145 | 806 | 釈迦 | しゃか | 右手の人差指の指頭を額の中央につけ(釈迦の額にあるほくろ)―仏 | ||
145 | 807 | 謝罪 | しゃざい | 「謝る」と同じ手まね。 | ||
145 | 808 | 車掌 | しゃしょう | 電車(或は汽車)―腕章―男性/女性。腕章は、右手の人差指と親指を広く開いて、その指頭で左腕の上に横の線を引いて腕章を描く。 | ||
145 | 809 | 写真 | しゃしん | 「カメラ」と同じ手まね。 | ||
145 | 810 | 喋べる | しゃべる | 「云う」の手まねの人差指の前に出す運動を速度を以て繰返す。 | ||
145 | 811 | 謝礼 | しゃれい | 有離―云う。 | ||
145 | 812 | 自由 | じゆう | 自分―好き/考え―通り(一緒)―行い | ||
145 | 813 | 周囲 | しゅうい | (イ) (ロ) | (イ)右手の人差指と親指を広く開いて、左手掌の上に親指の方の指頭をのせ、それを軸にして、コンパスを廻わすように人差指で円を描く。(ロ)掌を下に向けた右手を左肩辺りから前へ弧を描いて右へそれから後へ廻わして自分の躰の周囲を意味させる。 | |
146 | 814 | 収益 | しゅうえき | 収入―儲うけ。 | ||
146 | 815 | 集合 | しゅうごう | 「集る」と同じ手まね。 | ||
146 | 816 | 習慣 | しゅうかん | 毎日―習わし。 | ||
146 | 817 | 宗教 | しゅうきょう | 仏―キリスト―神―いろいろ―教え | ||
146 | 818 | 終始 | しゅうし | 初め―から(時の流れ)―終り | ||
146 | 819 | 終目 | しゅうじつ | 一昼夜と同じ手まね。 | ||
146 | 820 | 住所 | じゅうしょ | 「家」の手まねをして、左手の方をその姿態のままに残して置き、右手は五指の指頭を前方にさし、掌を左に向けて、左手の指頭すれすれに上から下へ切り降すようにする。 | ||
146 | 821 | 就職(就任) | しゅうしょく(しゅうにん) | 左手掌の上に右手の五指の指頭を集め合わせたその指頭をつけ、そのまま前にさし出す。契約に調印した書類をさし出す意味か。 | ||
146 | 822 | 修身 | しゅうしん | 掌を上に向けて拳にした両手を左右から二度ばかり打ち合わせる。 | ||
146 | 823 | 囚人 | しゅうじん | 掌を下向けて拳にした両手を手首のところで交叉させる(両手をくくられた姿態)――男性(或は女性) | ||
146 | 824 | 修繕 | しゅうぜん | こわれる―造る | ||
146 | 825 | 収入 | しゅうにゅう | 「金銭」を表わした手を胸もとに引き寄せる。 | ||
146 | 826 | 習得 | しゅうとく | 五指の指頭を上にさし掌を前に向けた手を前方から頭の方へ引き寄せながら五指を握りしめ、頭の上につける。修得すべきものを頭に引き寄せ憶え込むと云うこと。 | ||
146 | 827 | 宿直 | しゅくちょく | 監視―寝る―当番 | ||
146 | 828 | 祝日 | しゅくじつ | 五指の指頭を上にさし掌を内側にした両手を胸の前で手首のところで×形に交叉する。国旗を交叉した模写、即ち「旗日」である。 | ||
147 | 829 | 祝辞 | しゅくじ | 祝う――云う | ||
147 | 830 | 主人 | しゅじん | 家――男性(少し上へさしあげる) | ||
147 | 831 | 出版 | しゅっぱん | 印刷――書物 | ||
147 | 832 | 主任 | しゅにん | 責務――男性(女性) | ||
147 | 833 | 首領 | しゅりょう | 「親方」と同じ。 | ||
147 | 834 | 生涯 | しょうがい | 生れて――から(時の流れ)―死ぬ―まで(終り) | ||
147 | 835 | 小学校 | しょうがっこう | 指頭を上にさした右手人差指を、指頭を前方にさした左手の人差指と中指の二指の間に、隙間を置いて挟さむ「小」の形をつくる――学校 | ||
147 | 836 | 上機嫌 | じょうきげん | 「機嫌」の(ロ) | ||
147 | 837 | 昇給 | しょうきゅう | 「給金」を表わして、胸もとに引き寄せた「金銭」の手を上へ顔の前辺りにあげる。 | ||
147 | 838 | 商業 | しょうぎょう | 「商売商い」と同じ | ||
147 | 839 | 正午 | しょうご | 顔を時計の面として、人差指を時計針、中指を分針として、この二指をぴったりとつけ合わせて、鼻筋の上に置く。正午の時の位置。 | ||
147 | 840 | 証拠 | しょうこ | 「掲示」と同じ要領で表わす。明らかに見せられたものだと云う意。 | ||
147 | 841 | 召集 | しょうしゅう | ―招く集める | ||
147 | 842 | 上手 | じょうず | 右手掌で左手腕を下へ撫で降す。 | ||
147 | 843 | 正直 | しょうじき | 四指を集め合わせた両手を腹の上で指頭で左右につけ合わせ、一方の手を下方へ、他の方を上方へとまっすぐに離して行く。心がまっすぐである意味。 | ||
147 | 844 | 証書 | しょうしょ | 紙―印判―頂く | ||
147 | 845 | 少年少女 | しょうねんしょうじょ | (イ) (ロ) | (イ)指頭を上にさした右手の人差指を、左手の指頭を向にした中指と人差指を広く開いてさし挟さむようにする(各指の間に間隔がある)即ち「小」の字を形どり――男性(又は女性)(ロ)齢――低い(下に向けた掌を下へ降す)――男性(女性) | |
148 | 846 | 小心 | しょうしん | 「寛大」の手まねと反対、即ち、腹の上で両手の人差指と親指で円を形どったのを、その円を小さく縮める。 | ||
148 | 847 | 常人 | じょうにん | (イ) (ロ) | (イ)聾唖者に対する有聴者(普通人) 左手指頭を上に指した人差指を口もとから前にさし(出し物云う)、右手指頭を上はさした人差指を耳もとから右方へさし出す(聞える)この両手の運動は同時に行う。(ロ)一般の常人。普通――人々 | |
148 | 848 | 小説 | しょうせつ | 「作文」の(イ)――話 | ||
148 | 849 | 醸造 | じょうぞう | 酒(或は醤油)――造る | ||
148 | 850 | 招待 | しょうたい | 掌を上向けた両手を右方斜め前にさし出し「さあ、どうぞ」とばかり、両手を引き寄せる。 | ||
148 | 851 | 上達 | じょうたつ | 「上手」「うまい」の(ロ)の手まねで、右手で左手の腕を撫で降す運動を除々に行う。次第に上手になるの意。 | ||
148 | 852 | 冗談 | じょうだん | 五指を集めた両手を上下にして互の指頭でにつつき合わせる。 | ||
148 | 853 | 承知 | しょうち | (イ)承知した。「解った」の手まね(ロ)承知している。「知っている」の手まね。 | ||
148 | 854 | 商店 | しょうてん | 商い――店 | ||
148 | 855 | 商人 | しょうにん | 商い――人々 | ||
148 | 856 | 娼婦 | しょうふ | 人差指の爪の上に隣りの中指の指頭をつけて、穴をつくったのを眼にもって行き、のぞき見るようにする。――女性、昔の遊郭で格子の間から又は風穴から娼婦が外をのぞいて、遊客を待っていたことから出来た手まねか。 ※「淫売婦」と同じ | ||
148 | 857 | 勝負 | しょうぶ | 指頭を上にさした親指の左右両手を胸の前で対立させ、交互に上下にあげ降しする。 | ||
149 | 858 | 丈夫 | じょうぶ | 「健康」と同じ。 | ||
149 | 859 | 消防 | しょうぼう | 「火事」の手まねをして、両手でポンプのホースの筒先を持って左右に水をかける身振。 | ||
149 | 860 | 書記 | しょき | 事務――男性(或は女性) | ||
149 | 861 | 職業 | しょくぎょう | 「仕事」或は「商い」 | ||
149 | 862 | 職工 | しょっこう | 工場(機械)―男性/女性(女工) | ||
149 | 863 | 諸君 | しょくん | 掌を下向けに右手を左肩から前の空間を右へ弧を描いて運動させる。誰れもがする満堂の聴衆によびかける身振り。 | ||
149 | 864 | 処女 | しょじょ | 結婚―まだ―若い―女 | ||
149 | 865 | 書斎 | しょさい | 本―見る―字を書く―部屋 | ||
149 | 866 | 除籍(除名) | じょせき(じょめい | 左手掌の上に、右手の五指を集めた指頭をつけ、その手を手前の方へ、払い除くように引き離す。「就職」「就任」の反対の運動。 | ||
149 | 867 | 署長 | しょちょう | 警察―主人 | ||
149 | 868 | ショート(遊撃手) | しょーと(ゆうげきしゅ) | 野球の遊撃手の「遊」をとって、即ち「遊ぶ」の手まねをすればよい。 | ||
149 | 869 | 書道(習字) | しょどう(しゅうじ) | 左手肘を机につけた姿態をして、その左手の手甲の上に右手の手首をのせ、文字を書く身振り、これは「事務」と同じ要領の手まねであるが、文字を書く身振表現は大きくすること。 | ||
149 | 870 | 書物(本) | しょもつ(ほん) | 合掌した両手を書物の形に開く | ||
149 | 871 | 庶務 | しょむ | 左掌の上に、右手の人差指の指頭で二三行ばかりの線を書く。いろいろな事務の書類に線を引いて片付けて行くと云うこと。 | ||
149 | 872 | 助力 | じょりょく | 骨折り(掌を下に向けて拳にした左手の腕の上を右手拳で叩たく)―与える(右手掌を上向けて前にさし出す) | ||
149 | 873 | 上品 | じょうひん | 「高尚」と同じ。 | ||
149 | 874 | 醤油 | しょうゆ | 小指の先を僅かになめて見る。人が醤油の味を見るように。 | ||
149 | 875 | 知らない | しらない | (イ) (ロ) | (イ)右胸脇に右手の五指の指頭をつけ、胸の上の埃を払い落とすように上下に運動させる。(ロ)全く知らないと強調する場合は片手の掌で両目眼を被う。 | |
150 | 876 | 知る | しる | 「賢い」と同じ手まね。 | ||
150 | 877 | 標 | しるし | 「掲示」と同じ手まね。 | ||
150 | 878 | 白い | しろい | 人差指で自分の歯を指さす。歯の「白さ」を示したもの。 | ||
150 | 879 | 城 | しろ | 指頭を上にさした人差指をまるめに曲げて両手を左右に向かい合わせる。城の鯱を描写したもの。 | ||
150 | 880 | 素人 | しろうと | 掌を下に向けた左手を拳にしたその腕の上に(手首に近いところ)に右手の人差指を一の字につける。昔の軍隊の袖の一本筋の新兵から来たもの。 | ||
150 | 881 | 神経(神経質) | しんけい(しんけいしつ) | 指頭を上にさした右手の人差指を右頭のこめかみ辺りに横づけして、その人差指を曲げ伸ばししながら上の方へ逋わせて行く。神経質な表情はこめかみ辺りに青い動脈の筋が走ることから。 | ||
150 | 882 | 診察 | しんさつ | 脈をとり(自分の左手の脈を右手でとり)――聴診器を耳につけ、患者の胞にあてる身振――小首を傾げ考える表情。 | ||
150 | 883 | 新参 | しんざん | 「素人」と同じ手まね。 | ||
150 | 884 | 神社 | じんじゃ | 左右両手を家形に合わし、五指の互の指の間に入れて交叉し、凡ての指先を上に出し、神社の建物の形をつくる。 | ||
150 | 885 | 紳士 | しんし | 高尚―男性。 | ||
150 | 886 | 信じない | しんじない | 指頭を上にさした親指と人差指(人差指以下四指は折り曲げられてある)の間で顎の下を挟むように支え顎を上へ突き上げる。「一杯喰う」の手まねでは、顎がはずれる身振をするのに対して、その逆の意味を表わすために、顎を上へ突き上げる訳である | ||
150 | 887 | 信ずる | しんずる | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)委かせる―大丈夫(ことが出来る)―思う(ロ)その人(男性或は女性)―云うこと(いろいろ)―嘘―ない―大丈夫―思う。(ハ)身心すること。伝(神)―心―拝む。 | |
151 | 888 | 親戚(親類) | しんせき(しんるい) | 唯に親戚の者を表わすには、肉親―人々(あるいは単一に男性、女性)但し、右頬を人差指と中指で、軽くつまんで肉親を表わしてから次の人々(或は単一の男性なり女性)を示すには、頬からかなり長く離してする。即ち、頬と人々を示す位置とは距離を置くこと。 | ||
151 | 889 | 親切 | しんせつ | 心―やさしい―愛する | ||
151 | 890 | 心蔵 | しんぞう | 心臓の位置の胞の上に右手をあてがい、心臓の鼓動のリズムに五指で胸を打つ | ||
151 | 891 | 新聞 | しんぶん | 掌上向けて拳にした左手を、右腹脇につけ、これも拳にした右手の腕を立ててその肘を左手拳の上に載せると同時に両手の拳がぱっと開く。 | ||
151 | 892 | 心配 | しんぱい | 「恐れる」「不安」と同じ手まね。 | ||
151 | 893 | 審判 | しんぱん | 勝負――監督。 | ||
151 | 894 | 進歩 | しんぽ | (ロ) | (イ)「上達」と同じ手まね。(ロ)賢い「知る」の人差指と親指と親指を開くのを除々にする。少しづつ、知恵が開けて行くこと。 | |
151 | 895 | 辛抱 | しんぼう | 「こらえる」と同じ手まね。 | ||
151 | 896 | 新年 | しんねん | 「一月一日」で表わす。 ※「何月何日」の例文「元旦」と同じ | ||
151 | 897 | 水泳 | すいえい | 両手で泳ぐ身振り。 | ||
151 | 898 | 水瓜 | すいか | 半弧の水瓜を両手に持って、食べる身振りそのまま。 | ||
151 | 899 | 水道 | すいどう | 水道の蛇口の上の栓をねじる身振り。 | ||
151 | 900 | 水夫(水兵) | すいふ(すいふ) | 「海軍」と同じ手まね。 | ||
151 | 901 | 水曜日(水) | すいようび(すい、みず) | 掌を上に向け、胸に平行に五指をこまかく波打たせながら、水の流れを表現する心持で横へ移動させる。 | ||
151 | 902 | 数学 | すうがく | 「算術」と同じ手まね。 | ||
151 | 903 | 図画 | ずが | 「絵」と同じ手まね。 | ||
152 | 904 | 好き(好く) | すき(すく) | 「好む」と同じ手まね。 | ||
152 | 905 | スキー | すきー | 両手にスキーのストックを持って後方に突く身振り。 | ||
152 | 906 | 空腹 | すきはら | 五指の指頭を下にさし掌を内側にした両手でを腹さすり降す。腹の皮がぺちゃんこになった空腹。 | ||
152 | 907 | 過ぎる | すぎる | 「終り」の手まねでは、即ち五指の指頭を前方にさし掌を右側にした左手に向って、五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を直角に接近させ突当たらせたのを右手を左手の上を乗り越させると「過ぎる」の手まねとなる。 | ||
152 | 908 | 優れる | すぐれる | 左手の五指の指頭を上にさし、前向けた掌に、右手の指頭を上にした人差指をつけてから、その人差指を上へすり上げる。左手の五指より、右手の人差指が上に即ち頭角を現わしているということになる。 | ||
152 | 909 | 直ぐ | すぐ | 「既に」と同じ手まね。 | ||
152 | 910 | 少し | すこし | 掌を上に向けて、中指薬指小指の三指を折り曲げて、指頭を上にさした人差指の先僅か下に、親指の指頭をつける。人差指の先が僅か(少し)見せている。即ち「僅か」、「少し」である。 | ||
152 | 911 | すし | すし | (イ) (ロ) | (イ)巻きすし、掌を下向け、丸い物を掴むように五指を曲げて左右に両手をならべて、前へ物を巻くようにする。巻きすしを巻く身振り。(ロ)握りすし、左手の上向け掌の上に右手の人差指と中指をたたき降すと、左手の五指で、その二指を握り次に握った飯の上(左手掌)に肴をつける身振り。 | |
152 | 912 | 鈴 | すず | 掌を下に向け五指を少し曲げさせた手を耳もとで左右に振る。 | ||
153 | 913 | 涼しい | すずしい | 「秋」を見よ。 | ||
153 | 914 | 進む | すすむ | (イ) | (イ)隊列が進む。「遠足」の手まねを活発に前へ進ませて行く。(ロ)進む(技術の上達)「上達」の手まね。(ハ)文化が進む。「進歩」の(ロ)の手まね。 | |
153 | 915 | ステッキ | すてっき | 「杖」をつく身振り。 | ||
153 | 916 | 既に | すでに | 五指の指頭の下にさし掌を内側にだらりと垂れた両手(幽霊の垂れた手)を素早やに左右に振る。「ええ?もう?」と驚いた身振り。 | ||
153 | 917 | 素的 | すてき | 大へん良いと云う意味なのだから、「良い」の手まねを両手に大袈裟にする。即ち、両手を前後に重ねて、「てんぐ」を更に高く表わす。 | ||
153 | 918 | ストライキ | すとらいき | 「戦う」と同じ手まね。 | ||
153 | 919 | 素直 | すなお | 「正直」と同じ手まね。 | ||
153 | 920 | 凡て | すべて | 掌を下に向け五指の指頭を前方にさした両手を左右につけ合わせ(両手の親指が付く)てから、両手を左右に離し何れも下へ弧を描いて降して行き(自然に両手の掌は上向きになる)再び下で両手を合わせる(両手の小指が付く)即ち両手で一つの全き円を描いたことになり、「凡て」「みんな」となる。 | ||
153 | 921 | 統べる | すべる | 五指の指頭を前方にさし、掌を下に向けた両手。夫々左右斜め前方にさし出してから、除々に左右から相寄らしめながら、掌を向かい合わせ(右の掌は左側にし、左の掌は右側に向け)それと共に両手の五指を折り曲げて行って最後に握り拳にして、胸の前で上下に重ねる。凡てのものを集め束ねること | ||
153 | 922 | 辷る | すべる | (イ) (ロ) | (イ)すべすべする。五指の指頭を上にさしに掌で頬を辷り上げる。(ロ)辷る。左の手甲の上を右手の掌をのせ前へ辷り出させる。 | |
153 | 923 | ズボン | ずぼん | 両手で一方の脚を円筒形に囲み上へ穿くように上げる。 | ||
154 | 924 | 住居 | じゅうきょ | 「住む」(居る)――家。 | ||
154 | 925 | すまないことをした | すまないことをした | 「御免御免」と同じ手まね。 | ||
154 | 926 | 済む | すむ | 「終り」と同じ手まね。 | ||
154 | 927 | 済ます | すます | 左手掌の上に、右手の人差指の指頭で字×を描く。 | ||
154 | 928 | 速やか | すみやか | 「少し」の手まねの手の姿態のままで(掌を上向け小指薬指中指の三指を折り曲げ、指頭を上にさした人差指の先僅か下に親指の指頭をつけ)手首を軸にして掌を上下に早やく動かせる。 | ||
154 | 929 | 住む | すむ | 「居る」と同じ手まね。 | ||
154 | 930 | 相撲 | すもう | 握り拳にした両手で、左右夫々の膝を交互にたたく。 | ||
154 | 931 | 炭 | すみ | 「黒い」の手まねをして、人差指と親指で輪にした両手を左右に間隔をおいて並べてから左右に離して行き横に棒状形を描く。 | ||
154 | 932 | 猾るい | ずるい | 「狡猾」と同じ手まね。 | ||
154 | 933 | 刷る | する | 「印刷」と同じ手まね。 | ||
154 | 934 | 坐る | すわる | 右手の人差指と中指で人間の二本の脚としてその二指を左手掌の上で座るように曲げて置く。 | ||
154 | 935 | 税 | ぜい | 収入―一部(左掌の上斜めに右人差し指の指頭で線を描く)――役所―金を出す。 | ||
154 | 936 | 誠意(誠実) | せいい(せいじつ) | 正直―心―さし出す(両手にて前に捧げる身振り)。 | ||
154 | 937 | 正確 | せいかく | 間違い―ない―はっきり。 | ||
154 | 938 | 性格 | せいかく | 心―癖。 ※「気質」と同じ | ||
154 | 939 | 生活 | せいかつ | 生きる―毎日。 | ||
154 | 940 | 精勤 | せいきん | 一生懸命―働く(仕事)。 | ||
154 | 941 | 生計 | せいけい | 毎日―食べる―金銭。○ 絵を描いて生計をたてる。絵―売る―金銭―毎日―食べる。 | ||
155 | 942 | 成功 | せいこう | 「腕前」の手まねをして、鼻頭の上に拳を持って行って、「鼻高」即ち「天狗」「よし」を表わすがこの場合左右両手の拳で更に鼻高にするがよい。 | ||
155 | 943 | 政治(政府) | せいじ(せいふ) | 五指の指頭を右にさした左手掌を下に向け、腕の右脇辺りにぴったりつけて、その手甲の上に右腕の肘を載せ、その右手五指の指頭を上にさし掌を左側に向ける。「掌どる」と云う意味。 | ||
155 | 944 | 性質 | せいしつ | 「性格」と同じ手まね。 | ||
155 | 945 | 聖書 | せいしょ | キリスト(十字)――書物。 | ||
155 | 946 | 製造 | せいぞう | 「造る」と同じ手まね。 | ||
155 | 947 | 生存 | せいぞん | 生きる――在る。 | ||
155 | 948 | 精神 | せいしん | 「心」と同じ手まね。 | ||
155 | 949 | 贅沢 | ぜいたく | 「寛大」の同じ要領で腹を広く見せて、金銭を表わした手を何度か繰り返して前へさし出す。ふんだんに金を使うこと。 | ||
155 | 950 | 成長 | せいちょう | 右手の掌を右肩に置いてから、上へまっすぐあげて行く。背丈が伸びて行く様。 | ||
155 | 951 | 晴天 | せいてん | 「明るい」「昼」の手まねの要領で、両手の掌を頭の上辺りで、上向けにしてさっと左右に離す。 | ||
155 | 952 | 生徒 | せいと | 習う―人々 | ||
155 | 953 | 政党 | せいとう | 政治―連盟 | ||
155 | 954 | 税務署 | ぜいむしょ | 人々―収入― 一部(左手の掌の上に斜めに右手人差指の指頭で線を描く)―集める(金銭を表わした両手を斜め前左右から胸もとに引き寄せる)―役所 | ||
155 | 955 | 整理(整頓) | せいり(せいとん) | 五指の指頭を前方にさし掌を左向にした右手。五指の指頭を前方にさし掌を右向にした左手。この両手を胸の前右寄りに或程度の間隔を置いて平行にならべてから、それをそのまま胸のちょうど前に置き替え、更に左へ置き替えて行く。 | ||
156 | 956 | 生理日 | せいりび | 「羽織」の手まねをする。以前大阪市立聾唖学校の上級の女生徒の間で、何か約束的に用いられていた手まね。 | ||
156 | 957 | 成年 | せいねん | 大人――になる。 | ||
156 | 958 | 青年 | せいねん | 若い――人々。 | ||
156 | 959 | 誓約 | せいやく | (イ) (ロ) | (イ)神(人差指で天をさす)―約束(ロ)約束――拇印(左掌の上に右手の親指の指頭を押しつける) | |
156 | 960 | 西洋 | せいよう | 右手の人差指を曲げて指頭を眼に向け、その指をクルリと輪に描く、青い眼を表現したもの。「西洋人」なら、そに「人々」をつけ加えればよい。 | ||
156 | 961 | 勢力 | せいりょく | 「力」と同じ手まね。即ち拳にした手の腕を曲げて力瘤をして見せる。 | ||
156 | 962 | 世界 | せかい | 五指の指頭を前方にさした掌を左向にした右手、五指の指頭を前方にさし掌を右向にした左手、この両手をかなり広い間隔を置いて平行に向かい合わせて共に五指をまるく彎曲させると一箇の大きな球(地球儀)を両手に持った姿態になる。その両手をそのまま、手首を軸にして前から下へ球を回転させるような両手の運動。即ち地球の自転。 | ||
156 | 963 | 悴 | せがれ | 「息子」を見よ。 | ||
156 | 964 | 席 | せき | 「椅子」と同じ手まね。 | ||
156 | 965 | 石灰 | せっかい | 白い―粉。 | ||
156 | 966 | 石炭 | せきたん | 黒い―石。 | ||
156 | 967 | 責任 | せきにん | (イ) (ロ) | (イ)右手の五指を彎曲させた掌を右肩の上にかぶせるように置く。肩に負う、即ち責任である。(ロ)この手まねを左右両手で(即ち右掌は右肩に左掌を左肩に置く)表わすもよい。 | |
157 | 968 | 関取 | せきとり | 掌を内側にし、五指の指頭を下にさした両手を左右に並べて腹にあてがい、角力取りのまわしの上につける「下げ」を表わし、左右両手を拳にして、夫々の膝をたたく。――男性。 | ||
157 | 969 | 絶縁 | ぜつえん | (イ) (ロ) | (イ)「関係」の手まねの鎖形に組んだ両手を切り離す。(ロ)左手の掌を右胸脇下にぴったりつけ、五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を上から左へ斜めに踏切りの遮断機を降すように空間を切り落す。 | |
157 | 970 | 絶交 | ぜっこう | 「絶縁」と同じ手まね。 | ||
157 | 971 | 絶対 | ぜったい | 「必ず」のイの手まね。「決っている」と同じ手まね。 | ||
157 | 972 | 絶望 | ぜつぼう | (イ) | (イ)未来―むづかしい―諦らめる。(ロ)「がっかり」と同じ手まね。 | |
157 | 973 | 説明 | せつめい | 掌を上向けた左手の上を、掌を左側にした右手の五指を指頭で軽く二、三度たたくようにする。一般に物事を細かく聞かせるときに、畳か机の上へする手の身振り。 | ||
157 | 974 | 説教 | せっきょう | 「説明」と同じ手まね。 | ||
157 | 975 | 背広 | せびろ | 指頭を上にさした両手の親指で夫々胸の左右に背広服の波形の折襟を描く。 | ||
157 | 976 | 善 | ぜん | (ロ) | (イ)「よろし」の手まね。(ロ)道徳――に叶う。 | |
157 | 977 | 膳 | ぜん | 食事(左手の掌を食器として右手で食物を口に運ぶ真似)―机。 | ||
157 | 978 | 詮方なし | せんかたなし | むづかしい―諦める。 | ||
157 | 979 | 選挙 | せんきょ | 掌を下に向け五指の指頭を集め合わせた左右両手(左右夫々の手に票を持つ心持)を交互に票を函にさし入れる身振。 | ||
157 | 980 | 先月 | せんげつ | 月― 一つ ―過去 | ||
157 | 981 | 洗濯 | せんたく | 両手で衣類を持ってもみ合わせ洗う身振。 | ||
157 | 982 | 戦死 | せんし | 戦争―死ぬ。 | ||
157 | 983 | 専心 | せんしん | 「一生懸命」の手まねをして、五指の指頭を前方にさし掌を左側にした右手をまっすぐに前方へ突き進ませて行く。 | ||
158 | 984 | 前進 | ぜんしん | (イ) (ロ) | (イ)五指の指頭を上にさし掌を前向けた両手を左右に並らべて一列横隊の形をつくり、そのまま前へ押し出す。(ロ)五指の指頭を上にさし掌を左側にした右手、五指の指頭を上にさし掌を右側にした左手。この両手を前後に並らべて一列縦隊の形をつくり、前へ進ませて行く。 | |
158 | 985 | 潜水艦 | せんすいかん | 掌を上向け五指の指頭を右にさした右手を水面として、その手前内側に指頭を上にさした右手の人差指を下からのぞかし(潜望鏡)右へ移動させる。 | ||
158 | 986 | 戦争 | せんそう | (ロ) | (イ)「争う」の(イ)と同じ手まね。(ロ)「争う」の手まねでは、左右の人差指の二指だけを打ち合わせるがこれを左右両手の五指で同じ要領で打ち合わせる。(イ)を複数的に表わしたもの。 | |
158 | 987 | 全体 | ぜんたい | 「凡て」と同じ手まね。 | ||
158 | 988 | 宣伝 | せんでん | 「広告」と同じ。 | ||
158 | 989 | センター | せんたー | 統べる―処。 | ||
158 | 990 | 船頭 | せんとう | 両手で艫を漕ぐ身振り―男性 | ||
158 | 991 | 専門 | せんもん | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)医学専門に勉強する。医学―だけ(唯一つ)―勉強。(ロ)耳鼻科専門家。耳―鼻―医者。(ハ)時計専門店。時計―だけ―店。 | |
158 | 992 | 全滅 | ぜんめつ | 死ぬ―死ぬ―凡て―なくなる(ロ) | ||
158 | 993 | 象 | ぞう | 掌を前向けて拳にした右手を手首辺りのところで鼻頭につけ、上下にぶらぶらさせる。象の鼻の模写。 | ||
158 | 994 | 相違 | そうい | 掌を下に向けて、指頭を前方にさした人差指と親指の両手を間隔を置いて平行に左右に並らべると同時に掌をくるりと上向けに反転させる。「同じ」の手まねの場合人差指と親指の指頭を合わせるのに対して両指の指頭が合わず「食い違う」意味を表す。 | ||
159 | 995 | 相応 | そうおう | 「叶う」「適する」と同じ手まね。 | ||
159 | 996 | 造花 | ぞうか | 紙―造る―嘘―花 | ||
159 | 997 | 壮健 | そうけん | 「健康」と同じ手まね。 | ||
159 | 998 | 相互 | そうご | 「互いに」と同じ手まね。 | ||
159 | 999 | 葬式 | そうしき | 死―拝む―式。 | ||
159 | 1000 | 想像 | そうぞう | 「思い出」と同じ要領で表わす。 | ||
159 | 1001 | 相談 | そうだん | 「打ち合わせる」と同じ手まね。 | ||
159 | 1002 | そうである(と云うことである) | そうである(ということである) | 五指の指頭を集め合わせた右手を右耳に向ってぱっと五指を開く。話とか噂が耳に入って来ると云うこと。 | ||
159 | 1003 | 相当 | そうとう | 「適当」と同じ手まね。 | ||
159 | 1004 | 聡明 | そうめい | 「賢い」と同じ。 | ||
159 | 1005 | 僧侶 | そうりょ | 左手で拝む真似をして、右手人差指で木魚或は鉦を叩く身振りをして――男性。 | ||
159 | 1006 | 草履 | ぞうり | 五指の指頭を前方にさし掌を上に向けた左手の上に五指の指頭を前方にさし掌を下に向けた右手をぴったりと重ね合わせて、僅かに叩たく。左手掌を草履として、右手掌を足袋として、僅かに叩たき合うのは歩行の時の足と草履の状態を表わしたもの。 | ||
159 | 1007 | 即位 | そくい | 五指の指頭を右にさし、掌を上向けた左手(位)の上に、男性を表わした右手を下から載せる。 | ||
159 | 1008 | 賊 | ぞく | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手で眼の上(額)を被おい、五指の指頭を右にさし掌を内側にした左手で眼の下(鼻の上)を被うい、覆面を表わす。 | ||
159 | 1009 | そして | そして | 「在る」の手まねのように、五指の指頭を上にさし掌を前向けた右手を前方右斜めにさし出し僅かに前後に動かす。 | ||
159 | 1010 | 祖先 | そせん | 先ず、父母を表わした右手をその位置にとどめ、その上に左手で男女を同時(親指と小指)に表わしたのを、その手首を左右にこまかく動かしながら除々に上昇させて行く。 | ||
160 | 1011 | 育てる | そだてる | 「愛」の手まね、即ち左手五指を彎曲させ掌を下向け、その手甲の上を右手掌で愛撫させるを運動をそのまま続けながら除々に両手の位置を上へあげて行く。愛撫して成長させて行くこと。 | ||
160 | 1012 | 卒業 | そつぎょう | 両手で証書を持つ心持ちで眼の上辺りに頂く身振。 | ||
160 | 1013 | 卒倒 | そっとう | 目眩――倒れる。 | ||
160 | 1014 | 猜む | そねむ | 「嫉妬」と同じ手まね。 | ||
160 | 1015 | その上に | そのうえに | 「更に」「一層」と同じ。 | ||
160 | 1016 | その前(時間) | そのまえ(じかん) | 五指の指頭を前方にさし掌を右側にした左手に向って、五指の指頭を左にさし掌を上向けた右手を接近させて行って左手掌に着くばかりになってその右手の五指を曲げて、右へ引き戻す。「その時間」は左手で表わし、「前」は右手で表わす心得。 | ||
160 | 1017 | 蕎麺 | そば | 褐色(茶色)―うどん。 | ||
160 | 1018 | 傍 | そば | 「近い」の手まねを両手手首を左胸脇にぴったりとつけてする。 | ||
160 | 1019 | 祖父 | そふ | 父の父として表わす。先づ父の手まねをして、その親指を左の手の人差指にて軽くなで降して(頬を人差指でなで降す肉親を意味するのになぞらえて)その手の親指(男性)を右の親指(父)より高い目にさし上げる。母方の祖父の場合、この要領で母の父とすればよい。母の小指を左の人差指でなで降し、母(小指) | ||
160 | 1020 | 祖母 | そぼ | 父の母として表わす。父の手まねをして、その親指を左手の人差指でなで降して、その手の小指(女性)を右の親指より高い目にさし上げる。母方の祖母は、母の母とすればよい。 | ||
160 | 1021 | 祖父母 | そふぼ | 父方の場合父の両親(親指の父と小指の母を同時に)とすればよい。母方の場合、母の両親。また、父母の両親を表わす時もあろう。即ち、父母を表わし、折り曲げられた他の三指の上を左の人差指でなで降し、その手で両親を表わす。○ 曾祖父母、父母の父母のその父母と三重の手まねをする。即ち系図を逆に上へ描き表わす心得。 | ||
161 | 1022 | 空 | そら | 「青い」の手まねをして右人差指で天をさす。 | ||
161 | 1023 | それから | それから | (ロ) | (イ)その後の意味の場合。未来(五指の指頭を上にさし掌を前向けた右手を肩の辺りから前方へ押し出す)で表わせばよい。(ロ) ~して、それからの場合。左手の掌の上に右手の掌を叩たき降して(事の完了)―時の流れ。 ※(イ)は「未来(今後、以後)」と同じ | |
161 | 1024 | 算盤 | そろばん | 「会計」と同じ手まね。 | ||
161 | 1025 | 損 | そん | 左右両手で夫々「金銭」を表わした人差指と親指でつくった輪を胸の前で開いて(五指を開く)前へ物を捨てるようにする。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
161 | 1026 | 田 | た | 左腕を前にさし伸ばし、手首のところで曲げて、五指の指頭を上にさし掌を内側にし、その腕の関節に、五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手をのせてから、右へ引いて行く、左手の掌を田の堤として、右手を右へ引くのは、田を区切った畔を意味するものか。 | ||
161 | 1027 | 鯛 | たい | 赤―魚。(黒鯛もあるが一般概念として) | ||
161 | 1028 | 退学 | たいがく | 「学校」の手まねをして、左手掌上に右手の集め合わせた五指の指頭をつけ、手前へ引き離す。学籍簿から氏名を引き去ること。 | ||
162 | 1029 | 大学 | だいがく | 頭中央前上に両手の前方にさした人差指の指頭をつけ合わせてから左右に離し、頭の上に夫々ひし形を後方へ描く。大学の角帽を模写したもの。 | ||
162 | 1030 | 退却 | たいきゃく | 「前進」では指頭を上向け掌を前向けた両手を並らべ一列横隊の形をつくり、そのまま前方へ押し出すのに返して、その横隊を手前左方斜めに引き寄せる。 | ||
162 | 1031 | 体験 | たいけん | 「経験」と同じ。 | ||
162 | 1032 | 大工 | だいく | 胸の稍々右寄り前で、五指を彎曲して掌を下向けた左右両手を前後にならべ鉋を持つ姿態をつくり両手をそのまま手前へ引き寄せては前に出して、鉋を使う動作―男性。 | ||
162 | 1033 | 退屈 | たいくつ | 「待つ」と同じ手まね。 | ||
162 | 1034 | 太鼓 | たいこ | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)小太鼓ならば、左手で太鼓を吊るし持つ真似をし、右手でむちを持って叩たく身振り。
(ロ)大太鼓ならば、上に吊るされた太鼓を仮想して、右手でむちを持って叩たく身振り。 (ハ)祭り太鼓のような場合は両手の人差指をむちとして下に置かれた太鼓を交互に叩たく身振。 | |
162 | 1035 | 大根 | だいこん | 両手で大根を引き抜く身振りをして―白の手まねをして、掌を前に向け五指を彎曲した両手をならべ左右に引き離して行く(大根の丸く太く長い形状を模写) | ||
162 | 1036 | 退治 | たいじ | 五指の指頭を上向け掌を内側にした左手の上から右手掌で押し降す(弾圧、圧制)次に、「全滅」の手まねの「全くなくなる」を表わす。 | ||
162 | 1037 | 退職 | たいしょく | 「退学」と同じ要領。役所或は工場の手まねをして、上向けた左手の掌を上に右手の集め合せた五指の指頭をつけ、手前へ引き離す。即ち籍をぬくこと。 | ||
163 | 1038 | 大丈夫(可能) | だいじょうぶ(かのう) | 掌を右側に向け五指の指頭を左胸に直角につけ(薬指中指人差指の三指の指頭が胸につく)次に右胸につける。「可能」の意味。「~をすることが出来る」の「出来る」 | ||
163 | 1039 | 大臣 | だいじん | 政治―男性或は女性(稍々高くさし上げて)表わす。 | ||
163 | 1040 | 大切 大事な | たいせつ だいじな | 右手の掌を反対側の左向にすれすれに向わせ(五指の指頭は後方にさし掌は右側になっている。)左右に頬を打つばかりに小さく運動させる。如何にも頬にさわらぬように「大事にする」「大事な」とばかり気を配った表情で手まねする。 ※「惜しむ(惜しい)」と同じ | ||
163 | 1041 | 大層(大へん) | たいそう(たいへん) | 「少し」の手まね(即ち人差指の指先僅かに残したところに同じ手の親指の指頭をつける)をして、親指の指頭を人差指の根元までずらせて行く。 ※「次第に」と同じ | ||
163 | 1042 | 体操 | たいそう | 両手を前に突き出したり、左右に突き出したり等して体操の身振り。 | ||
163 | 1043 | 怠惰 | たいだ | 掌を内側にした右手の人差指と中指の二指を横にして鼻の下にぴったりつけ右頬へ斜めにすり降す。「怠ける」の意味。鼻下を長くして、鼻汁を横なでしただらしなさを表わしたものか。 | ||
163 | 1044 | 大体 | だいたい | 「大方」と同じ手まね。 | ||
163 | 1045 | 滞納 | たいのう | 納める(金を前に出す)―怠ける/忘れる/延期 | ||
163 | 1046 | 代理 | だいり | 「代り」(変わる)―人(男性或は女性) | ||
163 | 1047 | 大部分 | だいぶぶん | 「大方」と同じ。 | ||
163 | 1048 | 大砲 | たいほう | 掌を上に向けて五指を湾曲させた左手を下に、掌を下に向けた五指を湾曲させた右手を上にして向い合わせ左右に引き離して行き(大砲の砲身の円筒状を模写)次に左手をそのままの姿態に置いて、その掌の中へ右手の拳にしたのをさし入れて(弾薬をこめる)その拳を左手から前方へ突き出して五指をぱっと開く。(発射) | ||
164 | 1049 | 大役 | たいやく | 厄介な(面倒な)(握り拳で頭のこめかみの辺りを叩たく)―責任 | ||
164 | 1050 | 太陽 | たいよう | 夫々の人差指と親指を半円形に(人差指は上親指は下に)曲げた左右両手を向い合せ( )形にして円の大きさを表現したを上の方へさし上げる。 | ||
164 | 1051 | 代用 | だいよう | 代り―用いる。 | ||
164 | 1052 | 倒れる | たおれる | 上向けた左手掌の上に、右手の人差指と中指の二指を指頭で直角に立てて(人が二本の脚で立つ姿)、その手を横倒しにする | ||
164 | 1053 | 互いに | たがいに | 掌を内側に指頭を上にさした人差指と親指の両手を手首のところで×形に交叉して「一緒」「同じ」の手まねの要領で夫々両手の二指の指頭を同時につけ合わす。 | ||
164 | 1054 | 沢山 | たくさん | 「多い」と同じ手まね。 | ||
164 | 1055 | だけ | だけ | 「唯一つ」と同じ手まね。 | ||
164 | 1056 | 竹 | たけ | 掌を前向け人差指と親指で輪にした右手(他の三指は伸ばしたまま)掌を内側にし人差指と親指で輪にした左手(他の三指は右手と同じ)。この左手を稍々斜め上に、或間隔を置いて右手を斜め下にして、離して行く。途中二度ばかり手の運動をとめては続ける。(竹の幹の細長い形状と途中運動をとめるのは竹の節) | ||
164 | 1057 | 竹藪 | たけやぶ | 竹―叢 | ||
164 | 1058 | 章魚 | たこ | 掌を下に向けた左手の手甲の皮膚を右手の五指でつまみ、左手の五指を章魚の足のように不規則に交互に動かす、上の右手は章魚の頭部。 | ||
165 | 1059 | 度し | たし | 「好き」の手まねと同じ。○本を見たい。本―見る―好き。 | ||
165 | 1060 | 足し算 | たしざん | (イ) (ロ) | (イ)合わせる(会合と同じ要領の手まね)―算術。(ロ)左右両手の人差指を十字に組む(足算の記号)―算術 | |
165 | 1061 | 黄昏 | たそがれ | 夕方(掌を下向けて五指の指頭を右にさした左手を地平線として、右手の指頭を左にさした人差指と親指を曲げて半円を形どり太陽を表わし、左手の向う側に落して行く、即ち日没)―暗い(この手まねを軽く、うす暗い表情) | ||
165 | 1062 | 尋ねる | たずねる | 「訊く」と同じ。 | ||
165 | 1063 | 戦う(闘う) | たたかう | 「戦争」と同じ。 | ||
165 | 1064 | 唯一つ | ただひとつ | 五指の指頭を前方にさし掌を右側にした左手に、右手人差指(一の数)の指頭をつけてから上へ弾ね上げる。「一つ」を強調したもの。 | ||
165 | 1065 | 畳 | たたみ | 掌を下に向けて拳にした左手を右胸脇につけ、その手の上に拳にした右手の腕を立てた肘をのせ、右手に力を入れて僅かに左右に動かす。畳屋が畳の縁を縫う身振り。 | ||
165 | 1066 | 忽ち | たちまち | 「既に」の手まねと同じ要領で表わす。 | ||
165 | 1067 | 立つ | たつ | 上向けた左手の掌の上に、右手の人差指と中指の二指を指頭で直角に立てる。人の二本の脚で立つ姿。 | ||
165 | 1068 | 達人 | たつじん | 「玄人」と同じ手まね。 | ||
165 | 1069 | 脱走 | だっそう | 右手掌で口を塞さぎ(黙って)次にを下に向け五指の指頭を右にさした左手の下掌を指頭を前方にさした右手の人差指をくぐらせて、前に出し右斜めに進ませる。 | ||
165 | 1070 | 建物 | たてもの | 五指の指頭を前方にさし、掌を左側にした右手、五指の指頭を前方にさし掌を右側にした左手。この両手を胸の前左右に平行に向い合わせて同時に上へまっすぐに上げて行き、適度なところで停止させると同時に両手の掌を下に向け、左右から相寄らしめて両手をつけ合わす。つまり両手でΠの線を描いたわけ。即ちビルの輪郭。 | ||
166 | 1071 | 建てる | たてる | 造る―建物。 | ||
166 | 1072 | 妥当 | だとう | 「適する」と同じ手まね。 | ||
166 | 1073 | たとえ~でも | たとえ~でも | 仮りに―しかし。 | ||
166 | 1074 | 例えば | 例えば | 「仮りに」と同じ手まね。 | ||
166 | 1075 | 頼む | たのむ | 右手拳で左手腕の上を叩たいて右手を開いて拝む。 | ||
166 | 1076 | 煙草 | たばこ | 人差指と中指で煙草を挟さんだ恰好で口許に二指を持って行き吸う真似。 | ||
166 | 1077 | 足袋 | たび | 掌を上向けた左手の手首のところで、右手で足袋のこはぜをかける真似。 | ||
166 | 1078 | 旅 | たび | 指頭を上にさした人差指と中指の両手を顔の左右から同時に前方へ小刻ざみに進ませて行く。 | ||
166 | 1079 | 度々 | たびたび | 「屢々」と同じ手まね | ||
166 | 1080 | 多分 | たぶん | (イ)「多分にある」とか「多分に頂きまして」の場合。「多く」「沢山」の手まね。(ロ)「多分……でしょう」の場合。と「思う」の手まね。 | ||
166 | 1081 | 狸 | たぬき | 狸の腹鼓を表わす。即ち掌を内側にした両手で、交互に腹を叩たく身振り。 | ||
166 | 1082 | 多忙 | たぼう | 「忙しい」と同じ。 | ||
166 | 1083 | 他人 | たにん | 掌を内側にして、五指の指頭を左にさした右手を右頬に直角につけ、前へ弾ねるように離す。骨肉(頬)とは拘りがないこと | ||
166 | 1084 | 脱線 | だっせん | 五指の指頭前方にさし掌を右側にした左手の上(親指の背の上)に、これも五指の指頭前方にさし掌を左側にした右手を(小指の背か下の左手の親指の背に)載せ、上の右手を左手の上をまっすぐに辷らせて行って(軌道の上を車が辷って行く)途中で、その右手を左手から左の方へそらせ落す。即ち軌道から外れたこと。「堕落」と云う意味にもなる。 | ||
167 | 1085 | 騙ます | だます | 掌を下に向け五指の指頭を右にさした左手の手首辺の下から指頭を上にさした五指を彎曲して掌を前向けた右手をくぐらせて前に突き出す。
びっくり箱から何にかを突き出して人を騙まし驚かすのを表わしたもの。 | ||
167 | 1086 | 騙まされる | だまされる | 掌を上向けて五指の指頭が夫々の指のつけ根につくように屈折させた手を顎の下直角に手首でつけてから、がくりとその手を下へ落す。騙されて啞然と顎を落した様。 | ||
167 | 1087 | たまらない | たまらない | (イ) (ロ) | (イ)辛抱―出来ない。(ロ)諦める―出来ない。 | |
167 | 1088 | 黙る 黙れ | だまる だまれ | 指頭を上にさした人差指で口を塞さぐ。 | ||
167 | 1089 | 玉 | たま | 親指の指頭に他の四指の指頭を集め合わせてつけ、手を丸い姿態にする。玉の形。 | ||
167 | 1090 | 卵 | たまご | 「玉」を表わして丸くした手の内部に出来た丸い空洞を片方の眼で覗き見る。その時その手を僅かにくるくる廻わす。卵の新しさを検べるのに電灯にかざして覗くことから来た手まね。 | ||
167 | 1091 | 為に | ために | 「関係」と同じ手まね。 | ||
167 | 1092 | 駄目 | だめ | (ロ) (ハ) | (イ)「いけない」「悪い」と同じ手まね。(ロ)「私は酒が駄目です」の場合の「駄目」。私―酒―飲む―むづかしい。(ハ)「この絵は駄目だ」の場合の駄目。絵を指して、人差指で空間に(ペケ)を書く。 | |
167 | 1093 | 験めす | ためす | 「試みる」「試験」と同じ手まね。 | ||
167 | 1094 | 足らぬ | たらぬ | (ロ) | (イ)「貧しい」と同じ手まね。(ロ)「百には十足らぬ」の場合。百―まだ―十 | |
167 | 1095 | 足る | たる | (イ) (ロ) | (イ)数(金銭等)―大丈夫。(ロ)数―ちょうど。 | |
167 | 1096 | 頼よる | たよる | 任かせる―頼のむ。 ※「信ずる」の(イ)と同じ | ||
167 | 1097 | 堕落 | だらく | (ロ) | (イ)「脱線」と同じ手まね。(ロ)男性(或は女性)を表わした右手を下へ落して左手の掌で受ける。 | |
168 | 1098 | 誰 | だれ | 五指の指頭を後方にさし掌を右側にした右手の甲を右頬につける。 | ||
168 | 1099 | 達磨 | だるま | 上向けた左手掌の上に、指頭を上にさした親指の右手をのせたままおき上りこぼしがぐらぐら体を揺るように右を左右に動かす。 | ||
168 | 1100 | タワァー | たわぁー | 五指の指頭を前方にさし掌を下に向いた両手を左右下から上へ上げて行く(自然に右手掌は左側に向き左手掌は右側に向き)タワァーの高さを表わす。 | ||
168 | 1101 | 戯れる | たわむれる | 「嘘」の手まねをして次に、掌を下に向けた両手の五指の指頭を左右夫々の頬に直角にさして、その両手を同時に前後水平に動かす。 | ||
168 | 1102 | 短気 | たんき | 小心―直ぐ―憤る。 | ||
168 | 1103 | 団子 | だんご | 左手の親指と人差指で輪をつくり、その輪の上に右手人差指を十字にのせ、団子の串形を表わし、それを(右の人差指を軸にして)食べる真似。 | ||
168 | 1104 | 短縮 | たんしゅく | 五指の指頭を集め合わせた両手を左右に広い間隔を置いて向い合わせ、次にぐっと接近させて僅かな間隔をおいてとめる。広く張ったゴム紐を短く縮める心持ち。 | ||
168 | 1105 | 誕生日 | たんじょうび | 生れる―月日(両手を上下にして、「いくつ」とばかり五指を親指から順次に投り曲げて行く) | ||
168 | 1106 | 箪笥 | たんす | 両手の掌を上向けて、箪笥の引出しの環を摑んで手前に引く。この身振を上から下へ位置を変えて二三度繰り返す。 | ||
168 | 1107 | 断然 | だんぜん | 「決心」と同じ手まね。但し、「決める」の左手掌を打ちつける動作を強くする。 | ||
169 | 1108 | だんだんに | だんだんに | 「次第に」と同じ手まね。 | ||
169 | 1109 | 談判 | だんぱん | 「争う」の(ロ)と同じ。 | ||
169 | 1110 | 談話 | だんわ | 五指を集め合わせた両手を指頭で向い合わせて、交互に何にかを投げつけるように五指を開く。言葉を吐き合わせること。 | ||
169 | 1111 | 反物 | たんもの | 五指を彎曲した両手を(円棒の両端を両手で持った姿態)前方下へ回転せる(反物を巻き上げる身振) | ||
169 | 1112 | 鍛錬 | たんれん | 「稽古」の手まねを大きく力を入れて表わす。 | ||
169 | 1113 | 血 | ち | 頬又は腕の一ヶ所を僅かに、人差指で切る真似をして、そこから人差指と親指の指頭を合わせて、下へ伝たわらせ(流れ落すこと)―赤。 | ||
169 | 1114 | 遅延 | ちえん | 遅い―時間(或は月日)―過ぎる。 | ||
169 | 1115 | 智恵 | ちえ | 「賢い」と同じ手まね。 | ||
169 | 1116 | 近頃 | ちかごろ | 少し―過去―から(時間の流れ) | ||
169 | 1117 | 地下鉄 | ちかてつ | 掌を下向け五指の指頭を右にさした左手を地面として、その地下に「電車」の手まね。 | ||
169 | 1118 | 近い | ちかい | 「少し」の要領で両手で表わす。即ち両手(掌を上向け)夫々の指頭を上にさした人差指の僅か下に親指の指頭をつけ(これで「少し」の手まね)両手の間隔を短くして、同時に両指を弾ねるように開く。両者の間が少し即ち「近い」と云うこと。 | ||
169 | 1119 | 誓い | ちかい | 天(人差指で天をさし)―約束。 | ||
169 | 1120 | 違う | ちがう | 「相違」と同じ手まね。 | ||
170 | 1121 | 力落とし | ちからおとし | 「がっかり」と同じ手まね。 | ||
170 | 1122 | 地球 | ちきゅう | 「世界」と同じ手まね。 | ||
170 | 1123 | 遅刻 | ちこく | 「遅い」(遅くれる)と同じ手まね。 | ||
170 | 1124 | 知事 | ちじ | 国(府県洲)―政治―男性(少し上にさし上げる) | ||
170 | 1125 | 恥辱 | ちじょく | 「恥」と同じ手まね。 | ||
170 | 1126 | 乳 | ちち | かぎに曲げた人差指を(乳豆として)口にくわえ吸う真似。 | ||
170 | 1127 | 父母 | ちちはは | 父 先ず、前提として、右の頬を親指と人差指にて軽くつまみ、その手で男性の指(親指)を出して、それを眼の上にさし上げる。この前提の手まね、即ち親指と人差指にて頬肉をつまむのは、肉親を意味する。これを唯に人差指だけで頬を少しなで降してもよい。
母 前提の手まねは父と同じ。次に女性の指(小指)を眼の上にさし上げる。眼の上にさし上げるのは、つまり、眼上の人を意味する。 父母(両親)を一度に表わすには男性の親指と女性の小指の二指を同時に表わせばよい。 | ||
170 | 1128 | 実験 | ぢっけん | 実際―経験―試みる。 | ||
170 | 1129 | 茶 | ちゃ | 左手掌の上で、右手薬指と中指の指頭でものをかき廻わす真似―右手で土瓶を傾けて注ぐ真似―飲む(左手の五指で湯呑茶碗を持つ格好で。) | ||
170 | 1130 | 茶色 | ちゃいろ | 「煙草」の要領。煙草の色即ち茶色。 | ||
170 | 1131 | 注意 | ちゅうい | 「気をつける」と同じ手まね。 | ||
170 | 1132 | 中学校 | ちゅうがっこう | 掌を内側にした左手の指頭を右にさした人差指と親指をコの字形に平行にして、それに指頭を上にさした右手の人差指をつけて、「中」の字形をつくる。―学校。「 中学生」は、中―生徒。 | ||
171 | 1133 | 仲介 | ちゅうかい | 指頭を上にさした右手の親指を口許にして、それを右へさし出しては口許に返らせ往復すること二三度、二人の間に立って口を利き合うこと。 | ||
171 | 1134 | 忠告 | ちゅうこく | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)注意する―よろしい―云う。(ロ)いけない―やめる―よろしい―云う(ハ)怠ける―いけない―云う。等々、一々事によって具体的に手まねする。 | |
171 | 1135 | 仲裁 | ちゅうさい | 「まァまァ」とばかり両手で制止するように圧える身振りして、「仲介」と同じ手まねをする。 | ||
171 | 1136 | 中止 | ちゅうし | 「やめる」と同じ手まね。 | ||
171 | 1137 | 忠実 | ちゅうじつ | 真面目(一生懸命)―正直。 | ||
171 | 1138 | 中断 | ちゅうだん | その前―中止。 | ||
171 | 1139 | 中途 | ちゅうと | 「まだ」と同じ手まね。 | ||
171 | 1140 | 註文 | ちゅうもん | 買う/造る―約束云う。 | ||
171 | 1141 | 蝶 | ちょう | 五指の指頭を前方にさし掌を下に向けた両手を左右にならべ、互の親指を曲げて、つなぎ合わせて両手の掌を交互に上下に動かす。蝶の羽根を表わしたもの。 | ||
171 | 1142 | 調印 | ちょういん | 決定―捺印(左手の掌の上に右手の彎曲した五指の指頭をつけ、大きな印判を押す真似) | ||
171 | 1143 | 調合 | ちょうごう | 両手それぞれの人差指と親指で輪をつくり試験管を持った心持で、右手試験管から左手試験管に注ぎ入れ、左手の方を振って混ぜ合わせる身振。 | ||
171 | 1144 | 彫刻 | ちょうこく | 左手にのみを持ち右手で槌を持った手の姿態をして、少し体を斜めによじらせてのみを打って木を彫る身振。 | ||
171 | 1145 | 弔辞 | ちょうじ | 「悲しい」の手まねをして、両手で巻紙を左右に開いて行く身振りして読む(云う) | ||
171 | 1146 | 長所 | ちょうしょ | よい/美しい―性質。 | ||
171 | 1147 | 長女 | ちょうじょ | 初め(第一)―生れる―女性(薬指) | ||
172 | 1148 | 頂度 | ちょうど | 「一致」「同じ」と同じ手まね。 | ||
172 | 1149 | ちょっと | ちょっと | 「少し」と同じ手まね。 | ||
172 | 1150 | 帳場 | ちょうば | 事務―部屋(或は「所」) | ||
172 | 1151 | 長男 | ちょうなん | 初め(第一)―生れる―男性(中指) | ||
172 | 1152 | 帳面 | ちょうめん | 掌を上に向け五指の指頭を右にさした左手、その指頭に掌を左側にし五指の指頭を上にさした右手の手首をつけ、その右手を横に長い帳面の表紙のつもりで、左手の掌の上に合わせる(表紙を閉じる)大型の帳面を表わすには、掌を上に向け五指の指頭を右にさした左手の指頭に、掌を左側にし五指の指頭を上にさした右手の腕の肘をつけ(右手の肘までを表紙として)表紙を閉じるつもりで、右腕を左腕の上に重ね合わせる。 | ||
172 | 1153 | 著名 | ちょめい | 「名高い」と同じ手まね。 | ||
172 | 1154 | 地理 | ちり | 「地球」と同じ手まね。 | ||
172 | 1155 | 沈黙 | ちんもく | 指頭を上にさした人差指で口を塞さぐ。 ※「黙る 黙れ」と同じ | ||
172 | 1156 | 遂に | ついに | 「終り」と同じ手まね。 | ||
172 | 1157 | 就いて | ついて | 「~に関して」の意味であるから「関係」の手まねをする。 | ||
172 | 1158 | 通学 | つうがく | 学校―往き帰り(指頭を上にさした人差指を学校を表わした位置へ左右に往復させる。) | ||
172 | 1159 | 通勤 | つうきん | 仕事/工場/役所―往き帰り | ||
172 | 1160 | 通訳 | つうやく | 「仲介」と同じ手まねをする。 | ||
172 | 1161 | 通用 | つうよう | (イ)金銭の通用。「商い」と同じ要領で金銭を表わした両手を上下にして交互にぐるぐると廻わす。(ロ)世に通用する。「叶う」「適する」と同じ手まね。 | ||
173 | 1162 | 杖 | つえ | 右手で杖を持って突く身振。 | ||
173 | 1163 | 使う | つかう | (イ) (ロ) | (イ)金銭を使う(金銭を表わした手を前に出す)(ロ)人を使う。人々―仕事―命令(云いつける) | |
173 | 1164 | 使い | つかい | (イ)「用事」と同じ手まね。(ロ)代り―用事―行く。用事が具体的に解って居れば、例えば「買物」「相談」「物を持って」等で表わすがよい。 | ||
173 | 1165 | 疲れる | つかれる | 左手腕の上を右拳で叩たいてがっかりとしたように両手を下に垂れる。 | ||
173 | 1166 | 使い果たす | つかいはたす | 金銭使ひ―なくする。(左手掌の上に右手掌を十字に叩たき合わせて右へさっとすり離すいわゆるすってしまうの意味)。 | ||
173 | 1167 | 月 | つき | (イ) (ロ) | 月を表わす手まねの次の(イ)(ロ)の二様式がある。(イ)掌を前向け、指頭を前方にさした親指と人差指の二指を広く開いて、三日月形を描くつもりで空間に縦に弧を描いて三日月の下部を閉じるように、二指の指頭を合わせる。(ロ)掌を内側にして五指の指頭を左にさした右手の親指と人差指で輪をつくりそれを頬に直角にあてがい(親指の爪の背を頬につける)そこで人差指を前に弾じくようにして輪を開らく。
(イ)の月は「何か月」の月にも、「何月」の月にも使われる。 「 四ケ月」とするには、(イ)の月を手まねしてから「四」を表示する。 「四月」とするには、先ず四を表示してから(イ)の月を手まねする。 尚、この(イ)の月は天体の月そのものを意味する。 (ロ)の月は唯に「何ケ月」の月にのみ使う。頬に指をあてがうのは、頬肉をさしたもので、肥、肌、肘等の文字の扁を「肉月」と呼ぶことからこの月の手まねが出来たものと思えばよい。 | |
174 | 1168 | 机 | つくえ | 掌を下向け五指の指頭を前方にさした両手を前でぴったりと並らべ合わせてから、左右に両手を水平に離して行き(机の天板)次に両手を直角に(右手の掌は左側に左手の掌の右側に向く)両手を平行に下へ降して行く(机の両脚) | ||
174 | 1169 | 造る | つくる | 左手でのみを握り、右手で槌を握り持った姿態で(左手掌は右側にした拳、右手掌を左側にした拳)、左拳の上に右手拳を打ち降し二三度叩たく。物を工作する身振。 | ||
174 | 1170 | 繕う | つくろう | こわれる(やぶれる)―造る―よく―なる。こわれる(やぶれる)―縫う。 | ||
174 | 1171 | 漬物 | つけもの | 両手で重い石を右傍から持って来て下へ押しつける身振(漬物の重石)―左手掌を俎として、右手を鉋丁として物をぎざむ真似。 | ||
174 | 1172 | 都合 | つごう | (ロ) | (イ)「都合がよい」「幸せ」の手まねをする。(ロ)「都合が悪い」運―悪い。 ※(イ)は「幸福」と同じ | |
174 | 1173 | 拙い | つたない | 「下手」と同じ手まね。 | ||
174 | 1174 | 鼓 | つづみ | 左手で左肩の上に鼓を持つ姿態をして、右手掌で鼓を打つ真似。 | ||
174 | 1175 | 綴方 | つづりかた | 作文と同じ手まね。 | ||
174 | 1176 | 土 | つち | 掌を内側にし五指の指頭を下にさした両手の夫々の親指と他の四指の指頭をこすり合わせる。手の中にある土を少し宛下へ撒き降す身振。 | ||
174 | 1177 | 恙がない | つつがない | (イ) | (イ)相変わらず。過去―同じ―同じ。過去を表わして即ち右手掌を右肩越しに後方へ押しやって、その位置から、その手の人差指と親指の指頭をつけ合わす(「同じ」の手まね)その指の運動を繰返しながら、その手を前方へ返して行く。(ロ)「健康」(丈夫)の手まね。 | |
175 | 1178 | 堤 | つつみ | 掌を上向けて五指の指頭を左にさした右手の五指をこまかく波打たせて右へ移行させ即ち水面を表わし、同時にその水面を囲うように、掌を内側にして五指の指頭を右にさした左手を右から左へと堤を描く。 | ||
175 | 1179 | 常に | つねに | 「毎日」「いつも」と同じ手まね。 | ||
175 | 1180 | 燕 | つばめ | 「鳥」を表わして、掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手で素速やに飛ぶ燕の運動を空間に描く。 | ||
175 | 1181 | 妻 | つま | 「夫」と同じ要領で女性(小指)を一方の人差指で指す。 | ||
175 | 1182 | 爪弾じき | つまはじき | 掌を上向けて五指の指頭を前方にさした左手の上に、掌を内側にして五指の指頭を下にさした右手を直角につけ、その指頭を左手の上にある物を掃き捨てるように前方へ弾じき出す。「排折する」と云う意味にもなる。 | ||
175 | 1183 | つまらない | つまらない | 掌を右側にした左手の指頭を前方にさした人差指の上に、掌を下向けにし五指の指頭を左にさした右手をたたき降して、上から左手を被うように五指を彎曲させる。左手の人差指の先が僅かに前に出る。「なんと、それだけしかないのか……つまらない」との意味。 | ||
175 | 1184 | 罪 | つみ | (イ) (ロ) | (イ)悪い―行い。(ロ)悪い―責任 | |
175 | 1185 | 詰襟服 | つめえりふく | 両手の夫々人差指と親指の間を詰襟の高さにひろげ、その指頭を頸の後から左右夫々前へ廻し、咽のところで、ボックをかける真似。(左手の人差指と親指を小さく輪にした中へ右手の人差指をさし込む)、次に左右何れかの手の人差指と親指を輪にしたのを、ぼたんを表わすつもりで、胸の上部から下へ所々につけて行く。 | ||
176 | 1186 | 冷たい | つめたい | 「寒い」と同じ手まねをして、両手を口許にもって行きかじかんだ手を温めるように息を吐きつける。 | ||
176 | 1187 | 露 | つゆ | 朝――草―葉―水―玉。水玉は右手人差指と親指で小さく輪にしたのを、左手「葉」の上の所々に置いて見せる。 | ||
176 | 1188 | 梅雨 | つゆ | (イ) (ロ) | (イ)六月、七月―毎日のように―雨。(ロ)梅―雨。 | |
176 | 1189 | 強い | つよい | 拳にした右手の腕を肘で、たてに曲げて力瘤を入れる身振り。 | ||
176 | 1190 | 貫く | つらぬく | (イ) (ロ) | (イ)掌を前向けた左手の人差指と親指でつくった輪の中に右の人差指を突き通らせる。(ロ)志(思い)を貫く。右手の人差指で腹部を指し(志)次にその手の五指の指頭を前方直角にさし掌を左側にして、まっすぐに前方へさし出して行く。 | |
176 | 1191 | 釣 | つり | 指頭を前方にさした両手の人差指を一つの直線になるようにならべ(長い釣竿)魚を釣り上げる身振。 | ||
176 | 1192 | 均合う | つりあう | 「叶う」「似合う」と同じ手まね。 | ||
176 | 1193 | 釣鐘 | つりがね | 種木から垂らした綱を両手で肩の辺で握り、鐘をつく身振。 ※「鐘」の(イ)と同じ | ||
176 | 1194 | 鶴 | つる | 口許で掌を前に向け指頭を前方にさした人差指の(僅か下に上部第一節のところ)親指の指頭をつけ、鳥のくちばしの形をつくり、鶴の首の長さを表わすために、肘をたてに曲げてその手を少し上へ上げて、次に両手で羽ばたく身振。 | ||
176 | 1195 | 聾 | つんぼ | (イ) (ロ) | 全聾の場合。両手の掌で左右夫々の耳を塞ぐ。(ロ)難聴の場合。右手で右耳たぶを後から囲み、首を右に傾げて聞こうとする身振り。 | |
177 | 1196 | 出会う | であう | 指頭を上にさした人差指の両手を向い合わせて、左右から接近させて、両手をつけ合わせる。 ※「会う 逢う」と同じ | ||
177 | 1197 | 手洗い トイレット | てあらい といれっと | (イ) (ロ) | (イ)WC。指頭を上にさした人差指と中指と薬指の三指の間を稍々ひろげるとWの形になる。次に親指を下に、他の四指を上にして、その間を開いて五指をまるく曲げてCの形をつくる。(ロ)両手をこすり合わせて洗う真似をする。 | |
177 | 1198 | 定価 | ていか | 掲げた(「掲示」の手まね)―金銭―いくら。 | ||
177 | 1199 | 庭園 | ていえん | 一旦「家」の手まねをして、左手をその姿態のままにして残し置き、その前の空間に、右手の下向けた掌をぐるりと前に弧に廻して―池―山 | ||
177 | 1200 | 庭球 | ていきゅう | 右手でラケットを持って球を打つ身振。 | ||
177 | 1201 | 低級 | ていきゅう | 「下等」「下品」と同じ手まね。 | ||
177 | 1202 | 抵抗 | ていこう | 右腕肘を曲げて右へ突張る(肘鉄砲の形) | ||
177 | 1203 | 亭主 | ていしゅ | (イ)家―主人。(ロ)夫 | ||
177 | 1204 | 体裁 | ていさい | 「表向き」と同じ手まね。 | ||
177 | 1205 | 訂正 添削 | ていせい てんさく | 「校正」と同じ手まね。 | ||
177 | 1206 | 邸宅 | ていたく | 家の大きさを表わす。即ち「家」の手まねをして、両手の指頭をつけたまま、両手を上へ張り家の屋根を大きくさせる。 | ||
177 | 1207 | 叮重 | ていちょう | (ロ) | (イ)「大切」と同じ手まね(叮重に扱うこと)(ロ)作法―叶う(叮重な行いのこと) | |
177 | 1208 | 定例 | ていれい | 毎月(いつも―月)/毎週(いつも―週)― きまり(或は約束―日/曜 | ||
178 | 1209 | 手落ち | ておち | 「漏らす」と同じ手まね。 | ||
178 | 1210 | 手を引く | てをひく | 掌を内側にし五指の指頭を下にさした両手を前から胸もとへ稍々斜めに引き寄せる。○○から手を引くの意。 | ||
178 | 1211 | 手紙 | てがみ | 「綴方」と同じ手まね。 | ||
178 | 1212 | 手柄 | てがら | 腕前――名を挙げる(名高い)と同じ手まね。 ※「功名」と同じ | ||
178 | 1213 | 敵 | てき | 掌を内側にし五指の指頭を右にさした左の甲に、掌を前向け五指の指頭を左にさした右手の甲をぴったりとつけ合わせてから、右手を前方へ左手を手前へと引き離す。「別」の手まねにもなる。 | ||
178 | 1214 | 適中 | てきちゅう | 「云いあてる」と同じ手まね。 | ||
178 | 1215 | 適度 | てきど | 「ちょうど」(一致)と同じ手まね | ||
178 | 1216 | 適当 適する | てきとう てきする | 「叶う」と同じ手まね。 | ||
178 | 1217 | 手頃 | てごろ | 「適度」と同じ手まね。 | ||
178 | 1218 | 出来ない | できない | 「造る」の手まねの要領で、下の拳の上にたたき降したままの右手拳を前方へずらして離す。「造る」を否定したこと。即ち「出来ない」である。 | ||
178 | 1219 | 出来る | できる | 「大丈夫」と同じ手まね。 | ||
178 | 1220 | 手数 | てすう | 骨折り(右手拳で左の腕をたたく)ー面倒(右手の拳で頭の右上をたたく) | ||
178 | 1221 | 出鱈目 | でたらめ | 掌を内側にし、指頭を上にさした人差指と中指で交互に下口唇をたたく。 | ||
178 | 1222 | 手伝い | てつだい | 骨折り――与える(右手掌を上にして物を与えるように前にさし出す) | ||
178 | 1223 | 徹夜 | てつや | 夜――終日。 | ||
178 | 1224 | 鉄砲 | てっぽう | 「銃」と同じ。 | ||
178 | 1225 | 手筈 | てはず | 考え――計画。 | ||
178 | 1226 | 手本 | てほん | 「掲示」と同じ手まねをする。 | ||
179 | 1227 | 手毬 | てまり | 両手の掌を丸い球を撫でさする真似をして、女の子の毬突きの身振り。 | ||
179 | 1228 | 手まね | てまね | (イ) (ロ) | (イ)指頭を左にさした右手の人差指、指頭を右にさした左手の人差指、この両指を平行にし、糸巻するように上下に互に上下に廻す(ロ)人差指で表わす(イ)の要領で五指を開いたままの両手で互に上下に廻す。 | |
179 | 1229 | 寺 | てら | 左手で拝み、右手人差指で木魚或は鉦をたたく真似をして――家。 | ||
179 | 1230 | 照らす | てらす | 掌を前向けた手の五指を集め合せて、前方へ突出しながら五指をぱっと開く。(射光)「照らされる」の受身をするには、掌を内側にした手の五指を集め合せて自分に向けて、ぱっと五指を開く。 | ||
179 | 1231 | テレビ | てれび | 掌を前方に向け五指を屈めた両手(テレビの二つのダイヤルを持った手の姿態)右手は右へ左手は左へとダイヤルを廻す身振り。 | ||
179 | 1232 | 田園 | でんえん | 「田舎」の手まね。 | ||
179 | 1233 | 天気 | てんき | (イ) | (イ)晴―雨―雲―いろいろ。(ロ)「天気がよい」の場合は「晴」の手まね。また、「雨」なら「雨」「雲」なら「雲」で表わせばよい。 | |
179 | 1234 | 電気 | でんき | 「稲光」と同じ手まねで表わす。 | ||
179 | 1235 | 天狗 | てんぐ | 「自慢」と同じ手まね。 | ||
179 | 1236 | 天才 | てんさい | (イ) (ロ) | (イ)生まれる―― 一緒―智恵/達人 この「一緒」の手まねは、生まれたままの意味。即ち生まれながらのこと。(ロ)天―貰う―智恵/達人 | |
179 | 1237 | 天災 | てんさい | 地震―洪水―風―恐しい―いろいろ | ||
179 | 1238 | 電車 | でんしゃ | (イ) (ロ) | (イ)掌を下に向けた左手の指頭を右にさした人差指と中指を電線として、その電線に二本の電車のボールを辷べらせるように、掌を左側にした右手の指頭を上にさした人差指と中指の指頭を左手二指の下につけ右へつたわらせて行く。(ロ)両手の人差指と中指の二指の指頭を互に山形につけ、下に両手の親指の指頭を逆さ山形につけて一つの菱形をつくる。即ちパンダグラフの形、そのまま前へ移行させて行く。 | |
180 | 1239 | 電信 電報 | でんしん でんぽう | 上向けた左手の掌の上を、電信機のキーを打つように右手の人差指と中指の指頭で交互のたたく。 | ||
180 | 1240 | 伝染 | でんせん | 病気――ひろがる。(掌を上向けた両手手を前から左右に拡げて行く) | ||
180 | 1241 | 転宅 | てんたく | 「家」を稍々前右寄りの位置で表わし、その「家」を左方へそのまま移す。 | ||
180 | 1242 | 電灯 | でんとう | 掌を下に向け五指を集め合せた左手の甲の上の皮を右手五指でつまんでから、下の左手五指をパッと開く。 | ||
180 | 1243 | 転覆 | てんぷく | 五指の指頭を前方直角にさし掌を左側にした右手を前へまつすぐに進ませて途中で掌を上向に寝かせる。 | ||
180 | 1244 | 転落 | てんらく | 堕落――落ちぶれる。 | ||
180 | 1245 | 展覧会 | てんらんかい | 掌を上向け五指の指頭を前方にさした両手を前で左右に並べてから左右に離して行く(いろいろの物を展げること)。次に「探す」と同じ要領の手まね。即ち、人差指と親指とで輪をつくったのを(他の三指は伸ばしたまま)眼の前にして、ぐるぐると左右に上下にその手を廻わす。眼を見開いて見て行くこと。 | ||
180 | 1246 | 電話 | でんわ | 右手拳を右耳もとでぐるぐる廻わし、左手の拳(送話機)を口もとに持って行く。 | ||
180 | 1247 | と(云う) とのこと だ~そうな | と(いう) とのこと だ~そうな | 五指を集め合わせた右手を右耳に向ってぱっと五指を開く。耳に入ったとのこと。 | ||
180 | 1248 | 戸 扉 | と とびら | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)引き戸。両手で戸を左へ引き開ける身振り。(ロ)唐戸。掌を前向け五指の指頭を上にさした両手をぴったり左右に並べて両手掌を同時に内側に向き返らせて両手を左右に開く。(ハ)扉(ドアー)五指の指頭を上にさし掌を前に向けた左手の甲(親指の背辺り)に右手でハンドルを持つ心持ちで右へくるりと廻わすと同時に左手掌を内側に向き返らせる。 | |
181 | 1249 | 塔 | とう | 「家」の手まねをそのまま上へ上へと三度ばかり重ねて表わし最後に左手をそのままの姿態で残し右手の指頭を上にさした人差指(塔の五輪)のつけ根を左手の中指の指頭につける。 | ||
181 | 1250 | 遠い | とおい | 「大層」の手まねを、その腕を前に伸ばして表わす。 | ||
181 | 1251 | とうとう | とうとう | 「遂に」「終り」と同じ手まね | ||
181 | 1252 | 問う | とう | 「訊く」「尋ね」と同じ手まね。 | ||
181 | 1253 | 銅 | どう | 茶色―金属 | ||
181 | 1254 | 答案 | とうあん | 「答え」と同じ手まね。 | ||
181 | 1255 | 同意 | どうい | (イ) | (イ)考え―同じ。(ロ)「賛成」と同じ手まね。 | |
181 | 1256 | 統一 | とういつ | 「統べる」と同じ手まね。 | ||
181 | 1257 | 討議 | とうぎ | 「議論」と同じ手まね。 | ||
181 | 1258 | 峠 | とうげ | 山――道(くねくねと上り道を表わして、次に下り道を表わす) | ||
181 | 1259 | 動作 | どうさ | 「行い」と同じ手まね。 | ||
181 | 1260 | 倒産 | とうさん | 「家」の手まねをして、その両手の掌をぴしゃりと合わせる。家がつぶれたこと | ||
181 | 1261 | 同志 | どうし | 心――味方。 | ||
181 | 1262 | 同時 | どうじ | 時―― 一緒。 | ||
181 | 1263 | 党首 | とうしゅ | 政党―主(男性を表わした親指を少し上に上げる) | ||
181 | 1264 | 投手 | とうしゅ | 指頭を前方にさした左手の人差指に、指頭を左にさした右手の人差指と親指を少しまるめて曲げてその指頭をつけてPの形をつくる。ピッチャーのPである。 | ||
182 | 1265 | 同情 | どうじょう | 「思いやり」と同じ手まね。 | ||
182 | 1266 | 当選 | とうせん | 選挙――勝つ。 | ||
182 | 1267 | 当然 | とうぜん | 「きまり」と同じ手まね。 | ||
182 | 1268 | 同窓 | どうそう | 掌を前向けて、五指の指頭を集め合わせた両手を左右にぴったりと並べてから、左右に離し次に両手を平行に下へ降す。「同」の字の「冂」の形を描いたもの。「同窓会」はそれに「会」の手まねをつけ加える。 | ||
182 | 1269 | 銅像 | どうぞう | 銅―造る―人の像(両手で空間に人体の輪郭を描く) | ||
182 | 1270 | 盗賊 | とうぞく | 盗む―賊。 | ||
182 | 1271 | 燈台 | とうだい | 「照らす」の手まねをしてその手を前方から左へ右へと動かす、四方に照らすこと。 | ||
182 | 1272 | 盗難 | とうなん | 「盗む」の受身、即ち盗まれた(人差指をかぎ形に曲げたのを自分の体に向け前方へ引き出す) | ||
182 | 1273 | 同輩 同僚 | どうはい どうりょう | 「味方」と同じ手まね。 | ||
182 | 1274 | 当番 | とうばん | 「責任」と同じ手まね。 | ||
182 | 1275 | 豆腐 | とうふ | 「白」の手まねをして、掌を上向けた左手の上に、右手(五指の指頭を前方にさし掌を左側にした)を鉋丁として豆腐屋が豆腐を縦に横に切る身振。 | ||
182 | 1276 | 動物 | どうぶつ | 獣―鳥―虫いろいろ。 | ||
182 | 1277 | 逃亡 | とうぼう | 「脱走」と同じ手まね。 | ||
182 | 1278 | 透明 | とうめい | 五指の指頭を上にさして掌を内側にした左手を(透明体)前にして、掌を下に向け人差指と中指の指頭を前方にさした右手を眼もとにつけて(視線)から、左手に向ってその指の間に右手の二指を突き通うらせる。 | ||
182 | 1279 | 同盟 | どうめい | 「連盟」と同じ手まね。 | ||
182 | 1280 | 統領 | とうりょう | 統べる――主(男性を表わした親指を少し上にさじ上げる) | ||
182 | 1281 | 時 時の流れ 時間時代の経過 | とき ときのながれ じかんじだいのけいか | 右手(手甲を上向けた)の指頭前方直角にした人差指を右から左へ空間に線を描いて移行させる。過去は右、未来は左と心得て時間の動きを表現するもの。 | ||
183 | 1282 | 時時 | ときどき | 「時間の流れを」表わす手まねをして(即ち掌を下に向け指頭を前方にさした右手人差指を右から左へ線を描いて行く)その途中人差指の指頭をくるっと上にさし(その掌は内側を向く)またその指をもとに戻して左へ移行してはまた指頭を上にさして、これを二三度繰り返して行く。 | ||
183 | 1283 | 解く | とく | 研究―考える―解る。 | ||
183 | 1284 | 徳 | とく | 人々―幸せ―与える―いろいろ―よい行い。 | ||
183 | 1285 | 得する | とくする | 「儲ける」と同じ手まね。 | ||
183 | 1286 | 毒 | どく | 五指を集め合わせたその指頭を鼻さきにもって行く。匂いをかぐ。 | ||
183 | 1287 | 得意 | とくい | (イ)得意顔。「自慢」の手まね。(ロ)○○が得意「上手」の手まね。 | ||
183 | 1288 | 読書 | どくしょ | 本――見る。「本」を表わした両手のうち左手をそのままその位置に残して置いて、掌を下向け指頭を前方にさした人差指と中指の右手を眼もとにつけて(これを視線として)に指の指頭を左手に向け、指頭を上下に動かす。視線が上から下へ、下から下へと本の文章の行を追うこと。 | ||
183 | 1289 | 独身 | どくしん | 結婚―まだ―独り。 | ||
183 | 1290 | 特別 特に | とくべつ とくに | 掌を下に向け五指の指頭を集め合わせた右手を掌を下に向けた左手の手首の上辺りから腕にかけて∧形を描く。明治時代の兵隊の特務曹長の袖につけた標から来たもの ※「殊に」と同じ | ||
183 | 1291 | 独立 | どくりつ | (イ) (ロ) | (イ)親から独立。自分(独り)―食べる―生活。(ロ)独立国家。自身(独り)―政治―国。 | |
183 | 1292 | 時計 | とけい | 右手の親指と人差指、その親指の方を左手に握らせて(左手の親指と人差指の間に右手の親指をさし入れた姿態)時計のネジを巻くように握られた親指を軸にして、人差指を廻転させる。右手人差指を時計の針としたものか、或はまた時計のぜんまいを巻くことか。 ※「時間(時刻)」と同じ | ||
184 | 1293 | 何処 | どこ | 右手の指頭を上にさした人差指を左右に振りながら、その手を右へ移行させる。 | ||
184 | 1294 | 所 | ところ | 五指を彎曲させた手の掌を下向けてぐるりと小さい輪を描いて、その輪の中心と思われる位置に手を止め僅かに下へ押し降す。 | ||
184 | 1295 | 登山 | とざん | 掌を下向けて五指の指頭を右にさした左手で右から左へ「山」の形を描いて、その腕を立てたままにとどめ、その腕から手の上へ、右手人差指と中指で歩いて登って行く | ||
184 | 1296 | 年 | とし | 年を表わすには、左手の親指と人差指で輪をつくり(他の三指は伸ばしたまま指頭は前方直角)右の人差指でその輪をひとつぽんとたたいて、輪の上をぐるりと一周させてそれに数の一を出すと一年となる。この年の手まねのなりたち(語源)はつまびらかでないが、樹木の年輪を表現したものと思えばよい。三年ならば、年―三。年号で年を表わすには、明治十年ならば「明」の文字を人差指で空間に書き、「十」の数を表わす。大正ならば「大」・昭和なら「昭」と。(もし、明治の場合、明治天皇の特徴のある顎鬚を模写手まねして、年の数を表わしたものであるが)「大正」「昭和」も地方によって約束された記号手まねがある。今は主として、西暦で年を表わしているが、これは、 右の人差指と左の人差指を十字に交叉して、キリストを表わし、一九六〇と上から下へ順に数を表わして行けばよい。キリストの手まねは省いてよし。 | ||
185 | 1297 | 齢 | とし | 五指の指頭を前方にさし掌を左側にした右手を顎の下につけ、「いくつ」(数)の手まね。即ち親指から順次に折り曲げて行く。美味しい(顎)雑煮を食べた数。「 十五歳」と表わす場合。歳――十五とする。 | ||
185 | 1298 | 齢寄り | としより | 「齢」を表わしてから、その顎の下で掌を下に向け五指彎曲した右手、その下に掌を上に向け五指を彎曲した左手を相向わせて、右手を上へ左手を下へ離して行く。数量(齢)のボリュームを表わしたこと。 | ||
185 | 1299 | どちら | どちら | 「較らべる」と同じ手まね。 | ||
185 | 1300 | 土地 | とち | 土――所。 | ||
185 | 1301 | 突然 | とつぜん | 「急に」と同じ手まね。 | ||
185 | 1302 | とても | とても | 「むづかしい」と同じ手まね。それに小首を振るがよい。 | ||
185 | 1303 | 整う | ととのう | 「整理」と同じ手まね。 | ||
185 | 1304 | とに角 | とにかく | 「それはそれとして」と一般に誰れもする身振り。即ち五指の指頭を上にさし掌を前に向けた両手を前右寄り斜めに下へ押しつけるように出す。 | ||
185 | 1305 | 賭博 | とばく | (ロ) | (イ)両手でカルタを繰る身振。(ロ)両手を上下に合わせてまるくふくらませて手の中にある賽ころを振る身振。 | |
185 | 1306 | 鳶 | とび | 茶―鳥(この場合両手で羽ばたきせずに静止して身体を左右に向ける、鳶の空中滑走。 | ||
185 | 1307 | 止まる | とまる | 指頭を下に差した人差し指と中指で「歩く」の手まねをして、二指を揃えて停止させる。 | ||
185 | 1308 | 止める | とめる | (イ) (ロ) | (イ)五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を右から左へ移行させて行くのを、五指の指頭を前方にさし掌を右側に左手を上から落して右手の運動を遮断する。(ロ)やめ―命令。 | |
186 | 1309 | 友 | とも | 左右両手で握手の形に絶び―男性/女性 | ||
186 | 1310 | 供する | ともする | 掌を前に向けた右手の指頭を上にさした親指のその後稍々下にこれも掌を前に向けた左手を指頭を上にさした親指を従わせて両手を前へ進ませる。 | ||
186 | 1311 | 伴に行く | ともにいく | 掌を前に向け指頭を上にさした右手の人差指と中指を右肩辺りから前へ進ませる。二人連れだって行くこと。 | ||
186 | 1312 | 土曜日 | どようび | 土 胸の前で、両手の五指をしたに向け、手の中の土を少しずつ、撒き落すように、親指の指頭と他の四指とでこすり合わせる。「土」「砂」の手まね。 | ||
186 | 1313 | 当惑 | とうわく | 困る――惑う。 | ||
186 | 1314 | 虎 | とら | 右手の人差指と親指の間を広く開いてその指頭で胸の上に左から右へ平行線を描いて(虎の縞)――獣。 | ||
186 | 1315 | 鳥居 | とりい | 指頭前方にさした人差指と中指の両手を前で背中合わせにぴったりと並べあ合せてから左右に離して行って次に両手をそのまま下へ降して行く。鳥居の輪郭を描いたもの。 | ||
186 | 1316 | 鳥 | とり | 人差指の指先から少し下に親指の指頭をつけ鳥の嘴の形を造って口許につけてから、左右両腕の肘を夫々胸脇にぴったりつけ、手を上下に動かして羽ばたきの身振り。 | ||
186 | 1317 | 取替える | とりかえる | (イ)「変える」の手まね。(ロ)掌を下に向けて五指の指頭を集め合わせた両手、右手を左へ左手を右へ交叉する。右の物を左へ左の物を右へと取替えること。 | ||
186 | 1318 | 取りきめ | とりきめ | 相談――決める。 | ||
186 | 1319 | 取引 | とりひき | 相談――商い。 | ||
186 | 1320 | 度量 | どりょう | (イ)「度量が大きい」は「寛大」と同じ手まね。(ロ)「度量が小さい」は「小心」と同じ手まね。 | ||
187 | 1321 | 徒労 | とろう | 骨折り―損。 | ||
187 | 1322 | 努力 | どりょく | 「しっかりする」と同じ手まね。 | ||
187 | 1323 | 泥棒 | どろぼう | 「盗賊」と同じ手まね。 | ||
187 | 1324 | とんぼ | とんぼ | 「蝶」の要領で両手の親指を曲げてつなぎ合わせ、両手の人差指と中指(この場合他の三指は折り曲げてある)を上下に動かす。とんぼの羽根。 | ||
187 | 1325 | トンネル | とんねる | 掌を下に向け、親指と人差指の間を開いて五指を彎曲させた左手(トンネルの穴の形に)その中を掌を内側にし五指の指頭を左にさした右手を通過させる。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
187 | 1326 | 名(名前) | な(なまえ) | 「氏名」と同じ手まね。 | ||
187 | 1327 | ない | ない | 手首を軸にして五指の指頭を上にさした両手の掌を左右にくるくるとさせる。誰れもがするように手になにもないことを示す身振。 | ||
187 | 1328 | 内密 | ないみつ | 一般に誰れもが内証話をするようにする時に、五指の指頭を上にさし掌を同じく右側にした両手で左頬から口もとを隠くす。 | ||
187 | 1329 | 尚 | なお | 「その上」と同じ手まね。 | ||
187 | 1330 | 治る | なおる | 「消える」と同じ手まね。病気の苦痛が消えること。 | ||
187 | 1331 | 長い | ながい | 掌を左側にして五指の指頭を集め合わせた右手。掌を右側にして五指の指頭を集め合わせた左手。この両手を左右に互の指頭でつけ合わせ、一方の手を前へ離してそのまままつすぐに長く引いて行く。長い糸を繰り出すように。 | ||
187 | 1332 | 仲直り | なかなおり | 改めて――仲よし。 | ||
187 | 1333 | 仲間 | なかま | 「同輩」と同じ手まね。 | ||
187 | 1334 | 仲悪い | なかわるい | 五指の指頭を上にさし掌を右側にした右手、五指の指頭を上にさし掌を左側にした左手。この両手の手甲をぴったりとつけ合わせ(背中合わせて)上下にこすり合う。 | ||
188 | 1335 | 仲よし | なかよし | 「友」と同じ手まね。 | ||
188 | 1336 | なくなる | なくなる | (ロ) (ハ) | (イ)「消える」と同じ手まね。(ロ)掌を上向けた左手の上に、掌を下向けた右手を軽く叩たき降してから、その右手を前へ辷べらして、左手からまっすぐに離して行く。「使い果たす」と同じ手まね。即ち「すってしまった」である。(ハ)掌を下に向け、親指の指頭を下にさし、他の四指の指頭を前方にさした両手を少しの間隔を置いて左右に並らべて、同時に親指と他の四指の指頭をつけ合わせて閉じる。 | |
188 | 1337 | 仲人 | なこうど | 仲介―人(男性或は女性) | ||
188 | 1338 | 渚 | なぎさ | 海岸と同じ手まね。 | ||
188 | 1339 | 泣く | なく | (ロ) | (イ)「悲しい」と同じ手まね。(ロ)掌を眼にあてがい涙を拭く身振。 | |
188 | 1340 | 情 | なさけ | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)「情をかける」の場合。同情―愛する。(ロ)「情深い」の場合。心―柔らかい(ハ)「情知らぬ」の場合。心―冷い。 | |
188 | 1341 | 情ない | なさけない | 「悲しい」と同じ手まね。 | ||
188 | 1342 | 馴染 | なじみ | (イ) (ロ) | (イ)会う―会う―会う―顔知っている。(ロ)いつも―来る―仲良し。 | |
188 | 1343 | 何故 | なぜ | 理由――何に。 | ||
188 | 1344 | 名高い | なだかい | 名前―掲げる。 | ||
188 | 1345 | 夏(暑い) | なつ(あつい) | (イ) (ロ) | (イ)流れる汗を表現する心持で、両手の五指の指頭で夫々の左右のこめかみから頬をなで降す。(ロ)右手を扇か団扇を持っている姿態にしてあおる身振り。 | |
188 | 1346 | 捺印 | なついん | 左手上向けた掌の上に、右手を大きな持印判をった姿態にして捺印する身振り。 | ||
188 | 1347 | なつかしい | なつかしい | 「思出」と同じ手まね。 | ||
188 | 1348 | 納得する | なっとくする | 「解る」と同じ手まね。 | ||
188 | 1349 | 納得いかない | なっとくいかない | 「不満」と同じ手まね。 | ||
188 | 1350 | 何に | なにに | 五指の指頭前方にさし、掌を左側にした右手を前へ差し出して行く。この手まねは、「・・・ですか」の疑問の「か」ともなる ※「訊く」と同じ | ||
189 | 1351 | 何程 | なにほど | 「いくら」と同じ手まね。 | ||
189 | 1352 | 生意気 | なまいき | 指頭を上にさした親指の背で鼻頭を左右にこする。 | ||
189 | 1353 | 波 | なみ | 掌を上向け五指の指頭を左にさした右手を左から右へと波動を描く。 | ||
189 | 1354 | 涙 | なみだ | 「泣く」の(ロ)の手まね。 | ||
189 | 1355 | 滑めらか | なめらか | 五指の指頭を上にさし掌を左側にした右手で頬をすり上げる。頬の滑めらかさを暗示する。 | ||
189 | 1356 | 悩む | なやむ | 頭をかかえて悩む身振り。即ち掌を内側にして彎曲させた五指の指頭を前額部に押しつける。 | ||
189 | 1357 | 習う | ならう | 掌を内側にして、指頭を上にさした人差指を少し曲げて、前方から鼻に向けて行く。「教えを受ける」即ち教えるの受身。 | ||
189 | 1358 | 倣う | ならう | 「真似する」と同じ手まね。 | ||
189 | 1359 | 習わし | ならわし | 掌を下に向けた左手の手首の上に、掌を内側にし五指の指頭を左にさした右手をのせると同時に、五指を拳に掘る。何度も「習わし」になって手についていること。 | ||
189 | 1360 | 成る | なる | 掌を内側にし指頭を上にさした人差指の両手を左右から相寄らして両腕を☓形に交叉する。右のものが左へ、左のものが右へ変る即ち「成る」である。 | ||
189 | 1361 | 並らぶ | ならぶ | (イ) (ロ) | (イ)両手何れも五指の指頭を上にさし、右手(掌は左向け)と左手(掌は右向け)を前後に並らべ一列縦隊の形をつくる。(ロ)両手何れも五指の指頭を上にさして掌を内側にした両手を左右に並べて一列横隊の形をつくり隊列の長さを表わすために、両手を左右に離して行く。 | |
189 | 1362 | 成程 | なるほど | うなづいてから「ほんとう」の手まねをする。 | ||
189 | 1363 | 難解 | なんかい | 五指の指頭を上にさして掌を内側にして鼻頭をその中指で二、三度打って小首を傾げる。 | ||
190 | 1364 | 難儀 | なんぎ | むづかしい―困る/悩む | ||
190 | 1365 | 何度 何遍 | なんど なんべん | また――いくら。 | ||
190 | 1366 | 何月何日 | なんがつなんにち | (前半) (後半) | いくつ―月 (イ)―いくつ 右の手で「いくつ」即ち右の手の親指より順に折って行って、(イ)の月を表わして、その下に更に「いくつ」を手まねする。この場合、「月」の表現を省いてよい。右の手を上に、左の手をその下にして、同時に「いくつ」をすればよい。勿論上の右の手は月を下の左の手は日の心得。○ 三月五日 三―月(イ)―五。また、「月」を省いて、右手で「三」を表わし、その下に左手で「五」を表わす。○ 元旦(一月一日)一 ― 月 ― 一。または一 ― 一。 | |
190 | 1367 | 似合う | にあう | 「適する」「叶う」と同じ手まね | ||
190 | 1368 | 課やか | にぎやか | 「公園」と同じ要領で表わす。人々の往来はげしいこと。 | ||
190 | 1369 | 憎む | にくむ | 肘をたてに曲げて手を強く握り拳にして、空間を叩たくように運動さしながら前に突き出す。 | ||
190 | 1370 | 肉身 | にくしん | 頬肉を人差指と親指で二度ばかりつまみ、二指の指頭を合わせて前方へ引き出す | ||
190 | 1371 | 逃げる | にげる | 「脱走」と同じ手まね。 | ||
190 | 1372 | 虹 | にじ | 右手の掌を下に向け指頭を左にさした親指と人差と中指の三指(七の数即ち七色)で左から右へ弧を描く。 | ||
190 | 1373 | 贋物 | にせもの | 嘘―造る―物(いろいろ) | ||
190 | 1374 | 日限 | にちげん | 約束―何月何日 | ||
190 | 1375 | 日常 | にちじょう | 普通―毎日 | ||
191 | 1376 | 日没 | にちぼつ | 「黄昏」と同じ | ||
191 | 1377 | 日曜日 | にちようび | 左の掌の上へ右の手甲を上にした掌をぽんと叩たき降す。 | ||
191 | 1378 | 日光 | にっこう | 太陽―照らす。 | ||
191 | 1379 | 日当 | にっとう | 一日(終日)―骨折―収入。 | ||
191 | 1380 | 二倍 | にばい | 「一層」「その上」と同じ手まね。 | ||
191 | 1381 | 二枚舌 | にまいじた | 右手の掌を左側にし指頭を上にさした人差指と中指。人差指の方を口唇に十字につけてから、くるりと掌を内側にして二指共に口唇につける。 | ||
191 | 1382 | 荷物 | にもつ | (ロ) | (イ)荷物を片手に提げる身振。(ロ)荷物を背負う身振。 ※(イ)は「鞄」の(ロ)と同じ | |
191 | 1383 | 入学 | にゅうがく | 「学校」の手まねをして、「就職」と同じ要領、即ち左手掌の上に五指の指頭を集め合わせた右手のその指頭をつけ、両手をそのまま前へ出す。 | ||
191 | 1384 | 入費 | にゅうひ | 必要―金銭。 | ||
191 | 1385 | 似る | にる | 同じ―ような。 | ||
191 | 1386 | 二塁手 | にるいしゅ | 「一塁手」と同じ要領で右手の人差指で「二」を表わす。 | ||
191 | 1387 | 庭 | にわ | 「庭園」と同じ手まね。 | ||
191 | 1388 | 鶏 | にわとり | 五指の指頭を上にさし掌を左側にした右手の親指の指頭を額につけ、五指の指頭を上にさし掌を右側にした左手の親指を顎につけ(右手は鶏のとさか)――鳥。 | ||
191 | 1389 | 俄かに | にわかに | 「急に」と同じ手まね。 | ||
191 | 1390 | 認可 | にんか | 「許可」と同じ手まね。 | ||
191 | 1391 | 人気 | にんき | 男性或は女性を表わしたその位置に向って、掌を下に向けた五指をさし両両をそれへ集めて行く。人々の注意、人気が集るの意。 | ||
191 | 1392 | 人間 人 | にんげん ひと | (前半) (後半) | 「人間」 「人」と云う人格的観念の場合、人差指で「人」と空間に文字を書くがよい。これは文字とは云え、模写身振りの手まねである。また、右の人差指と左の人差指で、人の文字形に交り合わせるがよい | |
192 | 1393 | 人情 | にんじょう | 普通――人々―心。 | ||
192 | 1394 | 任務 | にんむ | 「責任」と同じ手まね。 | ||
192 | 1395 | 縫う | ぬう | (イ) (ロ) | (イ)両手で縫物を持って縫う手振り(ロ)ミシン縫い。右手でミシンのハンドルを廻し、左手五指を前方にさし掌を下に向けたのを縫物として、前方に出して行く。 | |
192 | 1396 | 盗人 | ぬすびと | (ロ) | (イ)「盗賊」と同じ手まね。(ロ)盗む―人。 | |
192 | 1397 | 盗む | ぬすむ | 人差指をカギ形に曲げたのを前から引き寄せる。 | ||
192 | 1398 | 主 | ぬし | 男性(或は女性)を表わした手を稍々高い目にさし上げる。 | ||
192 | 1399 | 沼 | ぬま | 「池」と同じ手まね。 | ||
192 | 1400 | 塗る | ぬる | 左手掌の上に、右手五指を刷毛とみなして塗る真似。 | ||
192 | 1401 | 値上げ | ねあげ | 「金銭」を表わしたそのままの手を、横へゆるい弧を描いて上へあげて行く。 | ||
192 | 1402 | 値打ち | ねうち | 「適当」「叶う」と同じ手まね。○「これは千円の値打ちがある」これ―千円―適当。 | ||
192 | 1403 | 願う | ねがう | 「頼む」と同じ手まね。 | ||
192 | 1404 | 猫 | ねこ | 掌を前に向け五指の指頭を上にさした手を握り拳にして同じ側の頬につけ前方から後へ小さい円を描いて頬をこする。猫の習性を真似たもの。 | ||
192 | 1405 | ねずみ | ねずみ | 掌を下に向け、指頭を前方にさした人差指と中指の両手を口の夫々左右につけ二指を交互に小さく動かす。ねずみのひげを表わす。 | ||
192 | 1406 | 妬む | ねたむ | 「嫉妬」と同じ手まね。 | ||
193 | 1407 | 値段 | ねだん | 金銭―いくら。 | ||
193 | 1408 | 熱 | ねつ | 掌を下に向け、指頭を左にさした人差指と中指の右手を左胸脇につけ二指の指頭を合わせてから、二指を上下人差指は上へに除々に開く。体温計の水銀が上昇すること。 | ||
193 | 1409 | 熱心 | ねっしん | 「一生懸命」と同じ手まね。 | ||
193 | 1410 | 眠い | ねむい | 掌を下に向け五指の指頭を両眼に向ってさして五指の指頭を集め合わす。瞼の重さを表わす。 | ||
193 | 1411 | 眠る | ねむる | 右手の掌を左側にし、指頭を左にさした人差指と親指の眼前近くにして、二指をぴったりとつけ合わす。眼を閉じること。 | ||
193 | 1412 | 年賀 | ねんが | 一月一日―祝う。 | ||
193 | 1413 | 年賀状 | ねんがじょう | 一月一日―祝う―郵便 | ||
193 | 1414 | 年忌 | ねんき | 死ぬ―何年(五年或は十年と)―同じ―月日―拝む。 | ||
193 | 1415 | 年中 | ねんじゅう | 一年――毎日。 | ||
193 | 1416 | 農業 | のうぎょう | 掌を下に向け、指頭を前方にさした五指を彎曲した両手を前後にならべて、鋤鍬で土を彫りかえす身振。 | ||
193 | 1417 | 農夫 | のうふ | 農業―人々。 | ||
193 | 1418 | ノート | のーと | 「本」の手まねをして、左手をそのまま残し、それへ右手(ペンを持った姿態)で文字を書く身振。 | ||
193 | 1419 | 能力 | のうりょく | 「腕前」「腕利き」と同じ手まね。 | ||
193 | 1420 | のがれる | のがれる | 握り拳にした両手の腕を肘を曲げて立てて、共に左の方から右胸脇へ引き、同時に上体も少し右へ曲げる。身体をかわしてのがれること。 | ||
193 | 1421 | 鋸 | のこぎり | 両手で鋸を引く身振。 | ||
193 | 1422 | 残り | のこり | 掌を内側にし五指の指頭を右にさした左手に、掌を内側にし五指の指頭を左にさした右手をつけて(左手の掌に右手の甲をつける)下へすり降す。「除き落す」の意味。従って「残り」となる。 | ||
194 | 1423 | 除く | のぞく | 「残り」と同じ手まね。 | ||
194 | 1424 | 後程 | のちほど | 少し―未来。 | ||
194 | 1425 | ―ので | ので | 「関係」の手まね。そのままで少し左へ移行させる。「ために」「故に」と同じ手まね。 | ||
194 | 1426 | 長閑 | のどか | 「静か」と同じ手まね。 | ||
194 | 1427 | 延ばす 延びる | のばす のびる | 「延期」と同じ手まね。 | ||
194 | 1428 | 野原 | のはら | 「草」の手まねをして、野原の広さを表わすために掌を下に両けた右手を左胸前から前方から右へ大きく弧を描く。 | ||
194 | 1429 | 逆せる | のぼせる | 掌を上に五指を彎曲した両手を額の上で交互に上下させる。 | ||
194 | 1430 | 暢気 | のんき | 腹が大きい(「寛大」と同じ手まね)―怠ける。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
194 | 1431 | 葉 | は | 「青」を表わしてから、五指の指頭を前方にさし、掌を下向けた両手を胸の前稍々上に位置し、片方づつ前に出す。 | ||
194 | 1432 | 俳優 | はいゆう | (イ) (ロ) | (イ)演劇―人(男性或は女性)(ロ)映画―演劇―人 | |
194 | 1433 | 排斥 | はいせき | 「爪弾き」と同じ手まね。 | ||
194 | 1434 | 配達 | はいたつ | 掌を上に向けた右手を、左胸脇から左へ物を投げる身振、次に胸の中央前から前方へ、続いて右胸脇から右へと物を投げる身振り。 | ||
194 | 1435 | バイオリン | ばいおりん | 左にバイオリンを持ち、右手で弦を持って、奏なでる身振。 | ||
194 | 1436 | ハイカラ | はいから | 人差指(上に)と親指(下に)の指頭を肩寄りの頸につけ、上の人差指を上へ開く。カラーの高いことを表わす。 | ||
195 | 1437 | 売春婦 | ばいしゅんふ | 「娼婦」と同じ手まね。 | ||
195 | 1438 | 敗北 | はいぼく | 「敗ける」と同じ手まね。 | ||
195 | 1439 | 羽織 | はおり | 両手の人差指と親指の指頭を夫々の肩の下辺りにつけ、そのまま胸から下へ降して羽織の襟を表わし、胸もとで紐を結ぶ身振。 | ||
195 | 1440 | 馬鹿 | ばか | 「阿呆」と同じ手まね。 | ||
195 | 1441 | 葉書 | はがき | 「郵便」を表わし(即ち左の人差指と中指の二指に右の人差指をつけて〒形をつくる)次に、指頭を前方にさした両手の人差指の指頭をつけ合わせて左右に離してから下へ平行に降してまた二指を相寄らして指頭を合わせる。つまり二指で□形を描くわけである。 | ||
195 | 1442 | 墓 | はか | 死―石―次に、「葉書」の場合の要領で□を描いたように、両手の人差指で墓石の輪郭を描く。 | ||
195 | 1443 | 袴 | はかま | 左手を前に、右手を背後臀部にして、両手を上へすり上げ袴を穿く身振をする。 | ||
195 | 1444 | 秤 | はかり | (イ) (ロ) | (イ)竿秤。右手で竿秤についた紐を持って秤を吊り上げる身振をして、左手で分銅の紐の位置を左右に動かす身振。(ロ)機械秤。掌を右側に左手を握り拳にした上に、指頭を上にさした人差指の右手をのせ、メーターの針が動くように、人差指を微妙に左右に動かせる。 | |
195 | 1445 | 博士 | はかせ | 掌を上に向けた左手の上に、掌を内側に指頭を左にさした人差指・中指・薬指・小指の四指(四の数)の右手をのせる。○○博士の四字を示したものか。 | ||
195 | 1446 | 爆撃 | ばくげき | 「飛行機」の手まねをしてから左手をそのまま残して置いて、右手の掌を下に向け五指の指頭を集め合わせて、左手真下から下に向って落して行き五指をぱっと開き、次に両手の掌を上に向け五指の指頭を集め合わせてから、活発に五指をぱっと開いて上へあげて行く。 | ||
196 | 1447 | 薄情 | はくじょう | 心ー冷い。 ※「情」の(ハ)と同じ | ||
196 | 1448 | 白米 | はくまい | 大へん―白い―米 | ||
196 | 1449 | 博覧会 | はくらんかい | 「展覧会」と同じ手まね。 | ||
196 | 1450 | 化物 | ばけもの | 掌を内側に五指を下に垂らして、幽霊の手つきをする。 | ||
196 | 1451 | 励む | はげむ | 「一生懸命」と同じ手まね。 | ||
196 | 1452 | 箱 | はこ | 掌を上に向け五指を彎曲した左手の上に、掌を下に向け五指を彎曲した右手を被ひかぶせる。上の右手は蓋、下の左手は箱の身 | ||
196 | 1453 | 鋏 | はさみ | 人差指と中指の二指をぴったりつけたり離したりして鋏の運動。 | ||
196 | 1454 | 破産 | はさん | 「倒産」と同じ手まね。 | ||
196 | 1455 | 橋 | はし | 掌を左側に指頭を前方にさした人差指と中指の右手。掌を右側に指頭を前方にさした人差指と中指の左手、この両手の腕を前へ伸ばし平行にして、両手を同時に手前胸もとの方へ上に弧を描いて引き寄せる。太鼓橋の形を描いたもの。 | ||
196 | 1456 | 恥(恥じる) | はじ(はじる) | 「赤」を表わしてから、掌を内側にして顔を撫で廻わすようにする。顔一杯赤くなったこと。 | ||
196 | 1457 | 梯子 | はしご | 梯子を登る動作、即ち両手を交互に上へ上へと梯子の棧(子)を摑む身振。 | ||
196 | 1458 | 初め(初めに) | はじめ(はじめに) | 掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手を右へ引くと同時に人差指を残して他の四指を折り畳む。即ち「一」の数を示したことになる。「第一」「一番」の意味。 | ||
196 | 1459 | 始める | はじめる | 「開く」と同じ手まね。 | ||
196 | 1460 | 走る | はしる | 走る時下に垂れた両手を交互に前後に運動させる身振。 ※「運動」の(イ)(二)と同じ | ||
196 | 1461 | 恥かしい | はずかしい | (ロ) | (イ)「恥じる」と同じ手まね。(ロ)掌を下に向け五指の指頭を右にさした左手の下に、掌を左に向けた右手の上にさした親指の指頭をつけ(他の四指の指頭は前方をさしている)そのままくるりと右手の掌を内側にする。子供がてれて恥かしがる時、よく頭を垂れてする手の表情。 | |
197 | 1462 | はずれる | はずれる | (イ) (ロ) | (イ)掌を上向け指頭を右にさした左手の人差指の第一節(上部より)の上に、掌を下向け指頭を前方にさした右手の人差指の第一節をあてがひ+形をつくる。これまでは「叶う」「適する」「あてはまる」の手まねになるが、そこで右手の人差指を左手人差指から、はずして下へ落す。(ロ)または右手の人差指を上へはね上らせる。 | |
197 | 1463 | 旗 | はた | 左手の指頭を上にさした親指の上に、掌を内側にし五指の指頭を左にさした右手を手首のところでつけて、その手をそのまま前後にふる。左手は旗竿、右手は旗布、前後にふるは風にはためくこと。 | ||
197 | 1464 | 畑 | はたけ | 「田」と同じ要領で表わす。 | ||
197 | 1465 | 働く | はたらく | 「仕事」と同じ手まね。 | ||
197 | 1466 | 罰 | ばつ | 天(人差指で上をさす)―叱られる(「叱る」の手まねを受身にする。即ちその親指を自分の頭に向ける) | ||
197 | 1467 | 罰金 | ばっきん | 自分―悪い―責任―金銭を出す。 | ||
197 | 1468 | はっきり | はっきり | 「明らか」と同じ手まね。両者は「明確」に分けること。 | ||
197 | 1469 | 鳩 | はと | 人差指を胸の上部につけてから、その指で前方弧を描いて降して行き、腹部につける。(鳩胸の輪郭を描く)―鳥。 | ||
197 | 1470 | 花 | はな | (前半) (後半) | 合掌した両手をまるく、ふくらませて花のつぼみの形をつくり、手首をつけたまま、花が開くように両手の掌を左右に開く。片手掌を上に向け、五指の指頭を集め合わせ(つぼみ)てからぱっと五指を開く。 | |
197 | 1471 | 話 | はなし | 「手まね」と同じ。聾唖者の場合、話は手まねでするから、話即ち手まねである。 | ||
197 | 1472 | 省く | はぶく | 「除く」と同じ手まね。 | ||
198 | 1473 | 浜辺 | はまべ | 「海岸」と同じ手まね。 | ||
198 | 1474 | 晴れ | はれ | 「晴天」と同じ手まね。 | ||
198 | 1475 | 林 | はやし | 「木」の手まねをして、五指の指頭を上にさし掌を内側にした両手を前後に重ねて、左右に離して行く。木のたくさん並んでいる様。 | ||
198 | 1476 | 春(暖い) | はる(あたたかい) | 掌を内側にして五指を稍々ゆるやかに屈めた両手を胸の前で、空気を掻き寄せるようにする。ほこほこと暖気が身に感ずる表現。 | ||
198 | 1477 | 針 | はり | 人差指の指頭で頬を突く。 | ||
198 | 1478 | 叛逆 | はんぎゃく | 主/政府―反抗―戦う。 | ||
198 | 1479 | 反抗 | はんこう | 肘を曲げて右腕を右へ突っ張る。 ※「抵抗」と同じ | ||
198 | 1480 | 番号 | ばんごう | 「数」を表わした右手を左肩につける。 | ||
198 | 1481 | 判事 | はんじ | 裁判―人(少し高い目にさし上げる)。 | ||
198 | 1482 | 半身不随 | はんしんふずい | 五指の指頭を上にさし掌を左に向けた右手を鼻梁の上にぴったりとつけ、そのまままっすぐに胸に降して、片方の手を不自由そうにぶらぶらさせる。 | ||
198 | 1483 | 反省 | はんせい | 「思い忍ぶ」の手まねの運動の手を途中から下へ腹部に向って弧を描いて降して行く。わが心に「思い」を致すこと。 | ||
198 | 1484 | 犯人 | はんにん | (後半) | 具体的に表現をする。即ち、盗んだ―人。殺した―人。となる。 ※前半は「盗人」の(ロ)と同じ | |
198 | 1485 | 半分 | はんぶん | 掌を上に向け指頭を右にさした左手の人差指の上、ちょうど中頃に、右手人掌指を十字に組み、左手人差指を半分に切るように手前の方へ引く。 | ||
198 | 1486 | 煩悶 | はんもん | 「悩む」と同じ。 | ||
198 | 1487 | 判明 | はんめい | はっきり―解かる。 | ||
198 | 1488 | 叛乱 | はんらん | 叛逆―戦争―乱れる。 | ||
199 | 1489 | 日 | ひ | 「太陽」と同じ手まね。 | ||
199 | 1490 | 火 | ひ | 五指の指頭を上にさし掌を左側にした右手、五指の指頭を上にさし掌を右側にした左手、この両手の五指を僅かに屈がめて、手首を軸に掌をぐるぐる振りながら交互に上下させる。焰の立ち上る様。 | ||
199 | 1491 | 悲哀 | ひあい | 「悲しい」と同じ手まね。 | ||
199 | 1492 | ピアノ | ぴあの | 両手の五指でピアノのキーを叩たく身振。 | ||
199 | 1493 | 冷える | ひえる | 「寒い」と同じ手まね。 | ||
199 | 1494 | 光り(光る) | ひかり(ひかる) | 五指の指頭を上にさし掌を左側にした右手を活発に素早く横振りさせながら上へあげて行く。ピカリと光る様を表わす。 | ||
199 | 1495 | 悲観 | ひかん | むづかしい―思う―悲しい/あきらめる | ||
199 | 1496 | 比較 | ひかく | 掌を内側に指頭を上にさした両手の人差指を対立させて、交互に上下させる。「どちらがどう?」とくらべること。 | ||
199 | 1497 | ビール | びーる | (イ) (ロ) | (イ)五指の指頭を集め合せて輪にした左手(ビール瓶の口もとを握った姿態)の上に、右手で栓抜きを持って栓を抜く身振り。(ロ)ジョッキ或はコップのビール。左手でジョッキ或はコップを持つ姿態をして、その上に右手の五指を彎曲して掌を下に向けて、泡の吹き上る状態を表わすように五指をこまかく運動させる。 | |
199 | 1498 | 悲運 | ひうん | 悲しい―運命。 | ||
199 | 1499 | ひがむ | ひがむ | 「ひねくれる」と同じ手まね。 | ||
199 | 1500 | 引受ける | ひきうける | わかった―責任負う(責任) | ||
199 | 1501 | 引算 | ひきざん | 残る―算数 | ||
199 | 1502 | 卑怯 | ひきょう | 「猾るい」と同じ。 | ||
199 | 1503 | 日暮 | ひぐれ | 「黄昏」と同じ。 | ||
199 | 1504 | 否決 | ひけつ | 「賛成」の手まねの手を挙げようとして強く反動的に下へ降して左掌の上に右手人差指の指頭で×字を書く。 | ||
200 | 1505 | 飛行機 | ひこうき | (イ) (ロ) | (イ)五指の指頭を左にさし掌を下に向けた右手。五指の指頭を右にさし掌を下に向けた左手、両手の僅かな間隔をおいて上下平行にして(昔の複葉飛行機の形)そのまま前方へ進ませる。(ロ)五指の指頭を右にさし掌を下に向けた左手掌(飛行機の翼)の手前に右の人差指をグルグル廻わしながら(プロペラー)前に連ませる。 | |
200 | 1506 | 久しい | ひさしい | 「長い」と同じ手まね。 | ||
200 | 1507 | 密かに | ひそかに | 「内証」と同じ手まね。 | ||
200 | 1508 | ひたすら | ひたすら | 「一生懸命」と同じ手まね。 | ||
200 | 1509 | 美談 | びだん | 感心―話。 | ||
200 | 1510 | 筆談 | ひつだん | 左手の掌の上に右手でペンか鉛筆を持って文字を書く真似をしてから、左手を前にさし出し、それを引込めると、これも掌を上に向けた右手を交替に前に出す。文字を書いた紙を交換し合うこと。 | ||
200 | 1511 | 人(人々) | ひと(ひとびと) | 親指(男性)と小指(女性)を同時に出し、他の三指は折り曲げられている。その両手の姿態のまま胸の前辺りに位置させてから、宛う首を振るように、両の手首をクルクル動かして左右に離して行く。
これは、「人と云うタンスうよりは寧ろ「人々」と云う複数を意味している。 | ||
200 | 1512 | ひどい | ひどい | (ロ) | (イ)「大へん」と同じ手まね。(ロ)心―冷たい―大変―行い(酷い仕打ち) | |
200 | 1513 | 独り | ひとり | 胸に人差指の指頭をつけ、それを上へはねて、胸から離して、その指頭を上にさす。自分独りの意味。 | ||
200 | 1514 | ひねくれる | ひねくれる | 「心」(または「考」)の手まねをして、両手の集め合わせた五指の指頭を左右につけ合わせてねじる。 | ||
200 | 1515 | 日延べ | ひのべ | 「延期」と同じ手まね。 | ||
200 | 1516 | 必要 | ひつよう | 「入用」と同じ手まね。 | ||
201 | 1517 | 等しい | ひとしい | 「一緒」「同じ」と同じ手まね。 | ||
201 | 1518 | 秘密 | ひみつ | 「内証」と同じ手まね。 | ||
201 | 1519 | 暇 | ひま | (イ) | (イ)仕事―ない―休む(両手の掌を上に向け、夫々両膝に置く)。(ロ)「退屈」と同じ手まね。 | |
201 | 1520 | 病気 | びょうき | 頭痛の時にするように、拳で額の上を叩たく。 | ||
201 | 1521 | 病院 | びょういん | 「医院」と同じ手まね。 | ||
201 | 1522 | 開く | ひらく | 「開ける」「始める」と同じ手まね。 | ||
201 | 1523 | 昼 | ひる | 五指の指頭を上にさし掌を前向けにした両手を顔の前で交叉してそれを左右に勢よく左右に離す。「明るい」の手まね。 | ||
201 | 1524 | 日和 | ひより | 「晴れ」と同じ手まね。 | ||
201 | 1525 | 平等 | びょうどう | 「普通」「平均」と同じ手まね。 | ||
201 | 1526 | 貧苦 | ひんく | 貧しい―悩み。 | ||
201 | 1527 | 不安 | ふあん | 「心配」「恐れる」と同じ手まね。 | ||
201 | 1528 | 不運 | ふうん | 運―悪い。 | ||
201 | 1529 | 笛 | ふえ | 両手で横笛或は立管(たてに吹く笛)をつ夫々の姿態をして、五指の指頭で笛の穴を塞さぎ開く運動をして、口で吹く真似。 | ||
201 | 1530 | 風習 | ふうしゅう | 一般(掌を下に向けた右手を左胸脇辺りから前方へ弧を描いて右へ)―習わし。 | ||
201 | 1531 | 風船 | ふうせん | 掌を向い合わせた両手の五指(凡てまるく屈めたのを夫々互の指頭でつけ合わせて、両手で一つの球状をつくり、それへ口をつけ息を入れ、球状をふくらませるように両手を左右に拡げて離す。 | ||
201 | 1532 | 夫婦 | ふうふ | 右の男性(親指)と左の女性(小指)を胸の前辺りで合わせる。
○ 結婚 この男性の指と女性の指を左右に離しておいて、それを静かに相寄らせると、結婚となる。 | ||
202 | 1533 | 部下 | ぶか | 「家来」と同じ手まね。 | ||
202 | 1534 | 深い | ふかい | 「大層」の手まねをそのままの人差指の指頭を下にさす。 | ||
202 | 1535 | 不快 | ふかい | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を胸にあて、強い調子で前方へはね返す。「胸くそ」の悪いこと。 ※「厭く」と同じ | ||
202 | 1536 | 不可能 | ふかのう | 「出来ない」と同じ手まね。 | ||
202 | 1537 | 不機嫌 | ふきげん | 「機嫌」の(イ)の手まね。 | ||
202 | 1538 | 福祉協会 | ふくしきょうかい | 幸せ―協会(連盟) | ||
202 | 1539 | 復讐 | ふくしゅう | 「五分五分」と同じ手まね。 | ||
202 | 1540 | 不景気 | ふけいき | 商い(金銭の回転)―悪い。 | ||
202 | 1541 | 不潔 | ふけつ | 「汚い」と同じ手まね。 | ||
202 | 1542 | 不幸 | ふこう | 孝行―適しない(はずれる) | ||
202 | 1543 | 富豪 | ふごう | 「金持」と同じ手まね。 | ||
202 | 1544 | 不在 | ふざい | 「家」を表わした手まねの左手をそのまま残して置き、その下で五指の指頭を前方にさし掌を左側にして右手を素早く掃き取るように掌を内側に向ける、家の中にはいないことを表わしたもの。 | ||
202 | 1545 | 不作法 | ぶさほう | 作法―はずれる(適しない) | ||
202 | 1546 | 無事 | ぶじ | 「相変らず」と同じ手まね。 | ||
202 | 1547 | 武士 | ぶし | 指頭を前方稍々斜め上にさした人差指の両手を左腰に重ね(二刀帯び)―男性 | ||
202 | 1548 | 不自由 | ふじゆう | 「不可能」と同じ手まね。 | ||
202 | 1549 | 不信 | ふしん | 掌を内側にし指頭を上にさした親指と折り曲げた四指の間即ち人差指との間で顎を挾み突き上げるようにする。「一杯喰う」の反対の動作。 ※「信じない」と同じ | ||
202 | 1550 | 無精 | ぶしょう | 「怠ける」と同じ手まね。 | ||
202 | 1551 | 不正 | ふせい | 「猾い」と同じ手まね。 | ||
202 | 1552 | 防せぐ | ふせぐ | 掌を内側にして五指の指頭を自分の胸にさして寄せて来る(攻め手)右手を、五指の指頭を上にさし掌を前に向けた左手で遮え切り押し返えす。 | ||
203 | 1553 | 不相応 | ふそうおう | 適当で―ない。 | ||
203 | 1554 | 不正直 | ふしょうじき | 「意地悪る」と同じ要領の手まね。 | ||
203 | 1555 | 不思議 | ふしぎ | 五指の指頭を上にさし掌を左側にした右手の人差指を口唇に十字につけると同時にその人差指をそのままにして他の四指を折り畳む。その時両頬をふくらませ、首をかしげる。 | ||
203 | 1556 | 不足 | ふそく | 「足らぬ」と同じ手まね。 | ||
203 | 1557 | 普通 | ふつう | 掌を前向けて指頭を前方稍々上にさした人差指と指頭を前方稍々下にさした親指(つまり両指間がひろく開かれて)の両手をぴったり左右につけてから、両手を左右水平に離して行く。両手の人差指の線と親指の線が平行線をなす。「平均」「平行」「平等」の意味ともなる。 ※「公平」と同じ | ||
203 | 1558 | 普通人 | ふつうじん | 聾唖者に対する普通人のことで、耳が聞え物言うことを表わす。即ち、指頭を上にさした右手人差指を右から耳もとへ往復させ、これも指頭を上にさした左手人差指を前方から口もとへ往復させる。この両手の運動は同時に行う。 | ||
203 | 1559 | 仏教 | ぶっきょう | 仏―拝む―教え。 | ||
203 | 1560 | ぶどう | ぶどう | 掌を下に向け五指の指頭を右にさした左手をぶどう棚として、その下に、掌を上向け五指をまるく湾曲さした右手をくるくる廻わしながら、下に降して行く。ぶどうの房を表わした身振。 | ||
203 | 1561 | ふと | ふと | 「急に」と同じ手まね。 | ||
203 | 1562 | 布団 | ふとん | 自分の左右何れかの肩の上に布団を持って被ぶせる身振。 | ||
203 | 1563 | 不似合 | ふにあい | (イ)似合う―ない。(ロ)適しない。 ※(イ)と(ロ)は「不相応」と同じ | ||
203 | 1564 | 舟 | ふね | 五指の指頭を前方にさし掌を上に向けた両手を左右につけ合わせ掌をまるくして舟の形をつくる。 | ||
204 | 1565 | 吹雪 | ふぶき | 雪―風。 | ||
204 | 1566 | 不満 | ふまん | 掌を内側にした手の上にさした人差指の指頭を口につけ頬をふくらませて小首を傾しげる。「納得いかない」こと。 | ||
204 | 1567 | 不明誉 | ふめいよ | 「恥かしい」の手まね。 | ||
204 | 1568 | 冬 | ふゆ | 「秋」の身振りを強調して表わす。即ち拳を強く握りしめ肘を腹脇につけた腕と全身の身ぶるいを強く。 | ||
204 | 1569 | 不要 | ふよう | 必要―ない。 | ||
204 | 1570 | 舞踊 | ぶよう | (イ) (ロ) | (イ)両手を腰にあて、上体をリズミカルに左右に動かし踊る身振。(ロ)両手を交互に上げ下げして踊る身振。 | |
204 | 1571 | 無頼漢 | ぶらいかん | 掌を上向けて握り拳にした手の手首のところで鼻の下につけ突き上げるようにして両手で尻をまくる真似をして男性を表わす。 | ||
204 | 1572 | 不利益 | ふりえき | (ロ) | (イ)「損」と同じ手まね(ロ)儲け―ない。 | |
204 | 1573 | 不良 | ふりょう | 悪るさ―堕落。 | ||
204 | 1574 | 風呂 | ふろ | (ロ) | (イ)「湯」「温泉」と同じ手まね。(ロ)タオルを握った拳の形で、頬をこすり洗う身振。 | |
204 | 1575 | 不和 | ふわ | 「仲違い」と同じ手まね。 | ||
204 | 1576 | 憤慨 | ふんがい | 「憤る」と同じ手まね。 | ||
204 | 1577 | 文化(文明) | ぶんか(ぶんめい) | 智識―一般(掌を下に向けた右手を左胸脇から前方へ弧を描いて右へ)智識が一般に行きわたること。 | ||
204 | 1578 | 文学 | ぶんがく | 掌を上向けた両手を十字に重ね互の指の交叉したので原稿用紙を形どり、右手で文字を書く身振。 ※「作文」の(イ)と同じ | ||
204 | 1579 | 紛失 | ふんしつ | 五指の指頭を集め合わせ下に向けた右手を右腰につけ、その手を下へ落すと同時に五指を開く。腰につけていたものを落す身振。 | ||
204 | 1580 | 分数 | ぶんすう | 掌を下に向け指頭を右にさした左手の人差指を分数の「一」線としてその下に右手で数を表わし(分母)次にその上に数を表わす(分子) | ||
205 | 1581 | 分配 | ぶんぱい | 上向けた左手の掌を上に五指の指頭を前方にさし掌を左側にした右手を降して物を二つに分けるように切る身振をしてから、その右手も掌を上に向けて両手を前方にさし出す。「別けて与える」である。 | ||
205 | 1582 | 分類 | ぶんるい | 両手の指頭を上にさした人差指を指頭で∧形につけ合わせて左右に離して両指で夫々下に小さい弧を描く。即ち括弧 { を描くわけである。 | ||
205 | 1583 | 閉会 | へいかい | 会合―閉じる。 | ||
205 | 1584 | 平気 | へいき | 掌を下に向け五指の指頭を自分の方に向けた右手を右から左へ顔のすれすれに、掃くようにさっと通過させる。 | ||
205 | 1585 | 平均 | へいきん | 「平等」と同じ手まね。 | ||
205 | 1586 | 塀 | へい | 「家」の手まねをして左手をそのままに残し、その周囲を、掌を内側にして五指の指頭を左にした右手を左から右へぐるりと囲むような運動させる。 | ||
205 | 1587 | 平静 | へいせい | 一般―静か。 | ||
205 | 1588 | 兵士 | へいし | 「軍人」と同じ手まね。 | ||
205 | 1589 | 閉店 | へいてん | 店―閉じる手まね。 | ||
205 | 1590 | 平和 | へいわ | 仲良く― 一般―静か。 | ||
205 | 1591 | 平凡 | へいぼん | 普通―つまらない。 | ||
205 | 1592 | 下手 | へた | 「上手」の反対の手の運動。即ち五指の指頭を前方に掌を下に向けた左手の手首の上辺りに掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手を叩たきつけて上へすり上げる。 | ||
205 | 1593 | へちゃら | へちゃら | (イ) | (イ)掌を上に向け五指の指頭を前方にさした手を口許に持って行き、その掌を上を一吹き息を吹きつける。「そんなことは、なんでもない、一吹きでとんでしもう」と云うこと。(ロ)「簡単」と同じ手まね。 | |
206 | 1594 | 蛇 | へび | 指頭を上にさした親指を蛇の鎌首のように曲げ伸ばししながら、その手の腕をうねらせて前方へ出して行く。 | ||
206 | 1595 | 部屋 | へや | 「室」と同じ手まね。 | ||
206 | 1596 | 減る | へる | 「除く」と同じ手まね。 | ||
206 | 1597 | 勉強 | べんきょう | 励み―稽古。 | ||
206 | 1598 | 偏屈 | へんくつ | 「ひねくれる」と同じ手まね。 | ||
206 | 1599 | 弁解 | べんかい | 「説明」と同じ手まね。 | ||
206 | 1600 | 弁護する | べんごする | 「通訳」「中介」と同じ手まね。 | ||
206 | 1601 | 弁護士 | べんごし | 裁判―弁護―役(責任)男性。 | ||
206 | 1602 | 返事 | へんじ | 「答え」と同じ手まね。 | ||
206 | 1603 | 便所 | べんじょ | (ロ) | (イ)「WC」即ち掌を前に向け指頭を上にさした人差指・中指・薬指の三指をW字形にひらき、次に掌を右側にし五指の指頭を上にさした左手の親指と他の四指との間を開いて共に指頭を右にさしまるく曲げてCの字形をつくる。(ロ)はつきりと分けてWC表わすのを省略して、Wの形にした三指をまるくまげてその手をくるくる廻わす。(ハ)両手で手の洗う身振。「お手洗い」の意味。 ※(イ)は「手洗い」の(イ)と同じ ※(ハ)は「手洗い」の(ロ)と同じ | |
206 | 1604 | 便利 | べんり | 「幸せ」と同じ手まね。 ※参考:「幸福」 | ||
206 | 1605 | ボート | ぼーと | 両手でボートの艫を漕ぎ、上体を前後に運動させる。 | ||
206 | 1606 | ボーイスカウト | ぼーいすかうと | 親指を折った他の四指で挙手の礼をして―若い人々。 | ||
206 | 1607 | 貿易 | ぼうえき | 五指の指頭を前方にさし掌を上に向けた両手を夫々舟形にまるくして、交互に前方に出しては引き寄せる(出舟、入舟)―商い。 | ||
206 | 1608 | 報恩 | ほうおん | 恩―互いに―返えす(掌を上に向けた両手を前にさし出す) | ||
206 | 1609 | 妨害 | ぼうがい | 「防せぐ」と同じ要領の手まね。 | ||
207 | 1610 | 忘却 | ぼうきゃく | 忘れる―なくなる。 | ||
207 | 1611 | 俸給 | ほうきゅう | 「金銭」を表わした手を額の前に頂く。 | ||
207 | 1612 | 帽子 | ぼうし | (イ) (ロ) | (イ)中折帽。帽子の山をつまんで被ねる身振。(ロ)学生帽、鳥打帽等。ひさしを持って被むる身振。 | |
207 | 1613 | 帽章 | ぼうしょう | 親指と人差指で輪にしたのを、ぴったりと額の中央につける。 ※「徽章」と同じ | ||
207 | 1614 | 宝石 | ほうせき | 高価な―光る―石。 | ||
207 | 1615 | 放送 | ほうそう | 五指の指頭を前方にさし掌を下に向けた両手を口もと近くで左右に並らべ、五指をこまかく波打たせながら、両手を前方左右斜めに出して行く(電波を方々へ送る) | ||
207 | 1616 | 忘年会 | ぼうねんかい | 年―忘れる―会。 | ||
207 | 1617 | 方法 | ほうほう | 掌を下に向けた左手の腕(下膞部)に掌を下に向けた右手を十字に軽く叩いて―考え。 | ||
207 | 1618 | 報復 | ほうふく | 「五分五分」と同じ手まね。 | ||
207 | 1619 | 法律 | ほうりつ | 国―いろいろ―規則。 | ||
207 | 1620 | 亡霊 | ぼうれい | 「化物」と同じ手まね。 | ||
207 | 1621 | 帆かけ舟 | ほかけぶね | 「舟」の手まねをして、左手をそのままに残しその上に、五指の指頭を上にさして、掌を内側に向けた右手を帆の形にして載せる。 | ||
207 | 1622 | 朗らか | ほがらか | 心―明るい―愉快。 | ||
207 | 1623 | 牧師 | ぼくし | キリスト―説教―男性。 | ||
207 | 1624 | 誇る | ほこる | 「自慢」と同じ手まね。 | ||
207 | 1625 | 星 | ほし | 掌を下に向け五指の集め合わせた両手を頭の上で、交互に指を開いては閉じる。空にまたたく星。 | ||
207 | 1626 | 捕手 | ほしゅ | (イ) | (イ)「C」を表わす。即ち掌を右側にし、五指の指頭を上にさした左手の親指(下に)と他の四指(上に)との間を開いて五指をまるく曲げてCの形をつくる。(ロ)捕手がボールを受ける身振、左手にミットをつけた姿態で、右手拳をボールとして、前方からミットにおさめる動作―男性。 ※(ロ)は「キャッチャー(捕手)」と同じ | |
208 | 1627 | 補助 | ほじょ | 「応援」と同じ要領の手まね。 | ||
208 | 1628 | 螢 | ほたる | 掌に下向けた右手の左にさした五指の指頭を集め合わせては開き、また五指を閉じ(指頭を集め合わせ)開き閉じしながら右の方へ上下さして移動さす。螢が光りを放ち飛ぶ様。 | ||
208 | 1629 | 没落 | ぼつらく | 「おちぶれる」と同じ手まね。 | ||
208 | 1630 | 仏 | ほとけ | (前半) (後半) | 仏の手印、即ち掌を上向け五指の指頭を右にさした左手を腹の上につけ、五指の指頭を上にさし掌を前向けた右手を右肩の前にかざす。この両手の夫々親指と人差指で輪をつくるもよし。 | |
208 | 1631 | 殆ど | ほとんど | 「凡て」と同じ手まね。 | ||
208 | 1632 | 焰 | ほのお | 「火」と同じ手まね。 | ||
208 | 1633 | 骨折り | ほねおり | 掌を下に向けて拳にした左手の腕(下膞部)の上を右手拳で叩たく。 | ||
208 | 1634 | ほぼ | ほぼ | 「大方」と同じ手まね。 | ||
208 | 1635 | 保養 | ほよう | 「病気」の手まねをして掌を内側にした左手を胸につけ、その手甲の上を掌を内側にした右手で愛撫する。 | ||
208 | 1636 | ほら吹く | ほらふく | 掌を上に向けて、五指の指頭を左にさした左手の五指を彎曲して螺貝を持った姿態にして口許につけ、その前の位置にこれも掌をを上に向けて五指の指頭を右にさした右手の五指を彎曲して並らべてから、貝螺旋形を表わすために、右手の掌をそのままぐるりと下に向ける。両頬をふくらませて口で吹く。 | ||
208 | 1637 | 捕虜 | ほりょ | 降参―兵士 | ||
208 | 1638 | 惚れる | ほれる | 掌を上向けて指頭を前方にさした五指をその指頭が夫々の指の根もとにつくばかり曲げて、その手首のところで顎の下につけてから、下へ落す。顎がはずれること。 ※「一杯くった」と同じ | ||
208 | 1639 | 亡ろぶ | ほろぶ | 衰えて/没落―なくなる | ||
208 | 1640 | 本 | ほん | 合掌した両手を本を開くようにする。 ※「書物(本)」と同じ | ||
209 | 1641 | 本気 | ほんき | (イ) (ロ) | (イ)本気になる。両手掌に唾をつけ両手をすり合わせる。「さア、やるぞ」と云う身振。(ロ)本気で云う。ほんとう―心―云う。 | |
209 | 1642 | 本家 | ほんけ | 本―家 | ||
209 | 1643 | 凡人 | ぼんじん | 考え―腕―普通―人々。 | ||
209 | 1644 | ほんとう | ほんとう | 五指の指頭を上にさし掌を左側にした右手を顎の上に直角に一二度打つ。これは片手で拝んだ手を口もとに持ってきた身振。「拝む」心の「真実」。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
209 | 1645 | 毎度 | まいど | (イ)「毎日」と同じ手まね。(ロ)「度々」と同じ手まね。 | ||
209 | 1646 | 毎日 | まいにち | 人差指(上に)と親指(下に)を弧形にまるく開いた両手を前方で少しの間隔を置いて向い合わせ大きい円形をかたどり(太陽)それをそのまま上へ手前の方へ弧を描いて、下へまた前方へとこの運動を二三度繰返す。日が出て日が入りと繰返す毎日。「いつも」「常に」の手まねにもなる。 | ||
209 | 1647 | 参る | まいる | (ロ) | (イ)行く。(ロ)行く―拝む。(ハ)降参。 | |
209 | 1648 | 任かす | まかす | 「責任」の手まねをして、その手をそのまま前方へさし出す。責任を先方へ渡す。 | ||
209 | 1649 | 負ける | まける | 五指の指頭を上にさして、内側にした掌で鼻頭を押える。負けて鼻がぺしゃんこになるの意。 | ||
209 | 1650 | 孫 | まご | 息子/娘―生れる―男性(中指)/女性(薬指)。 | ||
210 | 1651 | 真心(誠) | まごころ(まこと) | 「誠意」と同じ手まね。 | ||
210 | 1652 | 優さる | まさる | (ロ) | (イ)五指の指頭を上にさし前に向けた左手の掌に、指頭を上にさした人差指の右手をつけ、その手をそのまま上へすり上げて人差指が左手の五指から上に頭角を現わす。(ロ)「較らべる」の手まねをして次に左右何れかの手をそのまま静止しておいて、その手の上で一方の手の五指を開いて、軍配を挙げるような身振をする。何れかが「優る」こと。 ※(イ)は「優れる」と同じ | |
210 | 1653 | 真面目 | まじめ | 「一生懸命」の手まねをして、「心」を表わして、両手の夫々集め合わせた五指の指頭で左右につけ合わせて、両手に力を入れて前に僅かに押し出す。「心」がぎっしりと固まっていること。 | ||
210 | 1654 | 麻雀 | まーじゃん | 人差指と親指の両手でたち竝べた麻雀の牌を前に倒おす真似。ロンした時のように。 | ||
210 | 1655 | 益々 | ますます | (イ)「更に」と同じ手まね。(ロ)「次第に」と同じ手まね。 | ||
210 | 1656 | 貧しい | まずしい | 指頭を上にさした親指を顎の下につけ心持顎を上へ突き上げる。貧しくて口が干上るの意味か。 | ||
210 | 1657 | 又 | また | 掌を下に向けて、指頭を前方にさした人差指と中指の手を、くるりと掌を上向けに返す。 | ||
210 | 1658 | 亦 | また | 掌を内側にし、指頭を上にさした人差指の左手。その人差指の隣りの折り曲げられてある中指を右手で持って伸ばす。「人差指」に更に「中指も亦」と、もう一本の指を出させた訳である。 | ||
210 | 1659 | まだ | まだ | 五指の指頭を前方にさし、掌を右側にした左手に向って直角に、五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を接近させて、僅かな間隔を置いて左手の手前で停止させる。この右手の指頭が左手掌につけると、「終り」の手まねになる。即ち、「終り」の手前を表わしたことになるから、「まだ」である。 | ||
211 | 1660 | 町(街) | まち(まち) | 家―家―家―家と左の方から右の方へ表わして行く。家の多くたちならんでいる様。 | ||
211 | 1661 | 間違い | まちがい | (イ) (ロ) | (イ)掌を前に向け指頭を上にさした人差指と中指の手を、一方の眼に十字につけて、その掌をくるりと内側に返へす。(ロ)掌を内側にした両手の集め合わせた五指の指頭を左右夫々の眼もとにしてから右の手をそのまま左の眼もとに、左の手を右の眼もとにと位置を変える。左右を取り違えて見た間違いの意。 | |
211 | 1662 | 待つ | まつ | 五指の指頭を左にさし掌を下に向けた右手の甲を顎の下につけ、少し心持上へ顎を押し上るようにする。首を長くして待つこと。 | ||
211 | 1663 | 松 | まつ | 掌の下に向けた手の人差指と中指の二指の指頭で頬を突き刺すようにつける。二本の針葉を表わしたもの。 | ||
211 | 1664 | 末期 | まっき | 死―終り。 | ||
211 | 1665 | 真先き | まっさき | 右手掌を下に向け指頭を左にさした人差指を左胸上部につけ(番号の一番を表わす)次にその人差指を前方にさしたまま、まっすぐに進ませる。 | ||
211 | 1666 | 真直ぐ | まっすぐ | (イ) (ロ) | (イ)掌を右側にした五指の指頭を前方にさした左手の上に、掌を左側にし五指の指頭を前方にさした右手をのせ(左手の親指の上に右手の小指が重さなる)左手を軌道として、その上を右手がまっすぐに進んで行く。(ロ)掌を左側にし五指の指頭を前方にさした右手をまっすぐに前方にさし出して行く。 | |
211 | 1667 | 全く | まったく | 「凡て」と同じ手まね。 | ||
212 | 1668 | 松茸 | まつたけ | 掌を内側に上にさした五指の指頭を集め合わせた左手の上に右手掌を傘のようにして被ぶせる。松茸の形をつくる。 | ||
212 | 1669 | まで | まで | 「終り」と同じ手まね。 | ||
212 | 1670 | 的 | まと | 「掲示」と同じ手まね。 | ||
212 | 1671 | 惑う | まどう | 心―迷う。 | ||
212 | 1672 | 免る | まのがる | 逃がれる―やれやれ。 | ||
212 | 1673 | 真似 | まね | 五指の指頭を上にさし掌を前向けにした右手を、前方から五指の指頭を集め合わせながら額の方に引き寄せて、最後に額の上につける。他人のする事を頭に入れて真似すること。 | ||
212 | 1674 | 学ぶ | まなぶ | 習う―勉強。 | ||
212 | 1675 | 招く | まねく | 「呼ぶ」即ち、手招きする身振。 | ||
212 | 1676 | 豆 | まめ | 親指と人差指で輪をつくって、他の三指の指頭を前方にさした両手の掌を向い合わせて、交互に両手を上下させる。 | ||
212 | 1677 | 迷う | まよう | 五指の指頭を右にさし、掌を前向けにした右手。五指の指頭を左にさして掌を前向にした左手、それぞれ左右の腹脇のところから交互に左右に出して往復させる。右にしようか、左にしようか迷う姿。 | ||
212 | 1678 | 稀れ | まれ | 「少し」と同じ手まね。 | ||
212 | 1679 | 万一 | まんいち | (ロ) | (イ)「仮りに」「若しも」と同じ手まね。(ロ)数の「万」を表わし、次にその下に「一」の数を表わす。 | |
212 | 1680 | 満足 | まんぞく | 「あきらめる」と同じ要領の手まね。即ち、五指の指頭を上にさし掌を右側にした右手を左胸上につけ、そのまま斜め下にすり降して行く。 | ||
212 | 1681 | 慢心 | まんしん | 心―自慢。 | ||
212 | 1682 | 万年ペン | まんねんぺん | 右手でペン軸をもった指の姿態で、上下にふって(イントを出す)文字を書く真似。 | ||
212 | 1683 | 満腹 | まんぷく | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手。五指の指頭を右にさし掌を内側にした左手、その両手を腹の前にして、腹のふくれる様を表現するために両手を前へ出す。 | ||
213 | 1684 | 身内 | みうち | 「親戚」と同じ。 | ||
213 | 1685 | 味方 | みかた | 五指の指頭を右にさし、前向けにした左手掌に、五指の指頭を左にさし内側にした右手掌をぴったり胸の前でつけ合わす。 | ||
213 | 1686 | 見切る | みきる | むつかしい―諦らめる。 | ||
213 | 1687 | 見事 | みごと | 感心―腕前。 | ||
213 | 1688 | 未婚 | みこん | 結婚―まだ―独り。 | ||
213 | 1689 | 湖 | みずうみ | 「池」の手まねの表現を大きく。 | ||
213 | 1690 | 見知らぬ人 | みしらぬひと | 「他人」と同じ手まね。 | ||
213 | 1691 | 水 | みず | (ロ) | (イ)五指の指頭を左にさし掌を上向けた右手の五指を波打たせながら左から右へと流して行く。(ロ)五指の指頭を上にさし掌を左に向けた右手を右頬すれすれにして、前後に僅かに動かす。 ※(イ)は「水曜日(水)」と同じ | |
213 | 1692 | 店 | みせ | 五指の指頭を前方にさし、掌を上向けた両手を前で左右につけて竝らべてから、両手を左右に離して行く。物品を前に展げたこと。 | ||
213 | 1693 | 未成年 | みせいねん | 齢―二十―未満―人々。 | ||
213 | 1694 | 晦日 | みそか | (イ) (ロ) | (イ)月―終り。(ロ)年―終り。 | |
213 | 1695 | 乱れる | みだれる | 掌を上向けた左手に、掌を下向けた右手の両手を上下に向い合わせ、交互にぐるぐるとかき廻わす。乱れ混雑の状態。 | ||
213 | 1696 | 道 | みち | 五指の指頭を前方にさし掌を左に向けた右手、五指の指頭を前方にさし掌を右に向けた左手、この両手を平行にして前方へ道のくねりを表わして行く。 | ||
213 | 1697 | 未知 | みち | (イ)「全く知らぬ」の手まね。(ロ)「未知の人」「他人」と同じ手まね。 ※(イ)は「知らない」の(ロ)と同じ | ||
213 | 1698 | 道程 | みちのり | 道―遠い―いくら(数)。 | ||
213 | 1699 | 皆 | みな | 「凡て」とおなじ手まね。 | ||
214 | 1700 | 孤児 | みなしご | 両親―ない―子供。 | ||
214 | 1701 | 港 | みなと | 掌を左側にし指頭を前方にさした人差指の右手、掌を右側にし指頭を前方にさした人差指の左手。この両手を平行にして共に人差指をかぎ形に曲げる。港の防波堤の形。 | ||
214 | 1702 | 見習 | みならい | (イ)見る―真似―勉強。 | ||
214 | 1703 | 見張り | みはり | 「監督」と同じ手まね。 | ||
214 | 1704 | 未満 | みまん | 五指の指頭を右にさし掌を下に向けた左手の下に、五指の指頭を上にさし掌を内側にした右手を、僅かの隙をおいてT字形にする。その線(左手)に、達しないこと。 | ||
214 | 1705 | 土産 | みやげ | 五指の指頭を右にさし掌を上に向けた左手のかなりの上方で、五指の指頭を集め合わせて掌を下に向けた右手を物をぶらさげた心持で両手を僅かに上下させる。紐でくくった土産物を左手にのせ、右手でぶらさげた姿。 | ||
214 | 1706 | 明後日 | みょうごにち・あさって | (前半) (後半) | 二の数(指頭を上にさした中指と人差指)を肩の辺りから前方へ押し出す。「二つ未来」のこと、または「寝る―二つ未来」 | |
214 | 1707 | 明日 | みょうにち | (前半) (後半) | 「明後日」の要領。一の数(指頭を上にさした人差指)を肩の辺りから前方へ押し出す。「一つ未来」のこと。または「寝る― 一つ―未来」 | |
214 | 1708 | 身寄り | みより | (イ) (ロ) | (イ)たよる人々。(ロ)親戚―友人。(ハ)「身寄りがない」は「孤独」の手まね。 | |
214 | 1709 | 未来(今後、以後) | みらい(こんご、いご) | 五指の指頭を上にさし掌を前向けにした右手を右肩辺りから前方へ押し出すようにする。躰より前方を未来とする。 | ||
214 | 1710 | ミルク | みるく | 「乳」と同じ手まね。 | ||
215 | 1711 | 未練 | みれん | 諦らめる―むつかしい。 | ||
215 | 1712 | 無益(無駄) | むえき(むだ) | 「損」と同じ手まねをする。 | ||
215 | 1713 | 無学 | むがく | 「本」の手まねをして、五指の指頭を右にさし掌を内側にした右手で両目を塞さぐ。 | ||
215 | 1714 | 昔 | むかし | 年―過去。 | ||
215 | 1715 | 麦 | むぎ | 「米」の手まねの「白」のかわりに「茶色」で表わす。 | ||
215 | 1716 | 昔馴染 | むかしなじみ | 過去―から(時の流れ)―友。 | ||
215 | 1717 | 報いる | むくいる | 「五分五分」と同じ手まね。 | ||
215 | 1718 | 無効 | むこう | 「損」「無益」と同じ手まね。 | ||
215 | 1719 | 無罪 | むざい | 悪い―責任―ない。 | ||
215 | 1720 | 虫 | むし | 小指を曲げ伸ばしして、その手を横に移動させる。 | ||
215 | 1721 | 無邪気 | むじゃき | 心―赤ちゃん―適当。 | ||
215 | 1722 | 矛盾 | むじゅん | 理由―合わない(適しない)。 | ||
215 | 1723 | 無情 | むじょう | 心―冷い。 ※「薄情」と同じ | ||
215 | 1724 | 息子 | むすこ | 生まれる―男性(中指) | ||
215 | 1725 | 娘 | むすめ | 生まれる―女性(薬指) | ||
215 | 1726 | 無雑作 | むぞうさ | 骨折り―簡単。 | ||
215 | 1727 | 無断 | むだん | 「黙る」と同じ手まね。 | ||
215 | 1728 | 無智 | むち | 「馬鹿」と同じ手まね。 | ||
215 | 1729 | 無茶 | むちゃ | 「出鱈目」と同じ手まね。 | ||
215 | 1730 | むつかしい | むつかしい | 親指と折り曲げた四指で(即ち人差指との間)同じ側の頬を深くつまむ。 | ||
215 | 1731 | 無念 | むねん | 「残念」と同じ手まね。 | ||
215 | 1732 | 無能 | むのう | 腕前―知識―ない。 | ||
215 | 1733 | 無用 | むよう | 必要―ない。 ※「不要」と同じ | ||
215 | 1734 | 村 | むら | 農業―家―家―家。「家」は位置を離して二つ三つ表わす。家がまばらに建っている様。 | ||
215 | 1735 | 紫 | むらさき | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手を指頭で右頬につけ、後方へ掃くように離す。 | ||
216 | 1736 | 無理 | むり | 「不可能」と同じ手まね。 | ||
216 | 1737 | 無理やり | むりやり | 「出鱈目」と同じ手まね。 | ||
216 | 1738 | 無論 | むろん | 「決まっている」と同じ手まね。 | ||
216 | 1739 | 姪 | めい | 兄(弟)/姉(妹)―娘、兄、弟、姉、妹の何れかの手まねをしてから生れる―女性(薬指) | ||
216 | 1740 | 名士 | めいし | 名高い―人(男性或は女性)。 | ||
216 | 1741 | 名所 | めいしょ | 名高い―所。 | ||
216 | 1742 | 迷信 | めいしん | 出鱈目―信心。 | ||
216 | 1743 | 冥土 | めいど | 死―人々―国。 | ||
216 | 1744 | 命日 | めいにち | 死―同じ―月日。 | ||
216 | 1745 | 明白 | めいはく | 「はっきり」と同じ手まね。 | ||
216 | 1746 | 盟約 | めいやく | 「連盟」と同じ。 | ||
216 | 1747 | 名目 | めいもく | (ロ) | (イ)「表向き」と同じ手まね。(ロ)五指の指頭を右にさし掌を内側にした左手の手甲に、掌を前に向けた右手の人差指と親指で輪にしたのをぴったりつける。この輪を左胸上につけると「名前」となる。それをとって表向き「名前だけ」と云う意味。 | |
216 | 1748 | 名誉 | めいよ | 「光栄」と同じ手まね。 | ||
216 | 1749 | 命令 | めいれい | 「云う」の手まねを強調する。 | ||
216 | 1750 | 迷惑 | めいわく | 困る―不機嫌。 | ||
216 | 1751 | 目方 | めかた | 秤―いくら。 | ||
216 | 1752 | 妾 | めかけ | 曲げた人差指で一方の眼をひっかける真似をして―女。 | ||
216 | 1753 | 盲 | めくら | 掌を内側にした手の指頭を上にさした人差指と中指で両目を塞さぐ。 | ||
216 | 1754 | 目覚め | めざめ | 人差指と親指の指頭をつけ合わせたのを眼もとで、両指を開く。 | ||
216 | 1755 | 目下 | めした | 男性或は女性を表わした手を、腹部前辺りに降す。 | ||
216 | 1756 | 召使 | めしつかい | 掌を左側にして五指の指頭を斜め左下方にさした右手、掌を右側にして五指の指頭を斜右下方にさした左手、この両手を腹部前で中指の指頭でつけ合わせV字形をつくる(主人の前に立ってかしこまってする手の姿態)。―男性或は女性。 ※「給仕」と同じ | ||
217 | 1757 | 珍らしい | めずらしい | 掌を内側にした手の集め合わせた五指の指頭を目の前にしてから、ぱっと五指を開く。目ざめるばかりの意。 | ||
217 | 1758 | 目出度 | めでたい | 五指の指頭を左にさして掌を内側にした右手、五指の指頭を右にさし掌を内側にした左手、この両手を胸につけ「嬉しい」の手まね(胸を上下にさする)をして、次に両手の掌を上に向けると直ぐに五指を閉じては五指をぱっと開きながら上へあげる。 | ||
217 | 1759 | 目上 | めうえ | 男性或は女性を表わした手を目の上辺りにさし上げる。 | ||
217 | 1760 | 眩まい | めまい | 掌を内側にし集め合わせた五指の指頭を眼の前にして、その手をぐるぐる廻わす。 | ||
217 | 1761 | 面会 | めんかい | 「会う」と同じ手まね。 | ||
217 | 1762 | 免職 | めんしょく | 男性或は女性を表わした左手の上を五指の指頭を前方にさして掌を上向けた右手で横に切る真似をして、「退職」と同じ手まねをする。 | ||
217 | 1763 | 免除 | めんじょ | 免許―省く。 | ||
217 | 1764 | 面識 | めんしき | 顔―知っている―人。 | ||
217 | 1765 | 面倒 | めんどう | 握り拳で頭を叩たき「骨折」の手まね。 | ||
217 | 1766 | 面目 | めんもく | (イ)面目を施す。「自慢」と同じ手まね。(ロ)面目ない。「恥しい」と同じ手まね。(ハ)面目を潰す。「敗ける」(鼻べちゃ)と同じ手まね。 | ||
217 | 1767 | 儲ける | もうける | 掌を前に向け、指頭を上にさした五指を少し屈めた手を、手前へぐっと手前に引き寄せる。「 金儲け」の場合、初めに「金銭」を表わす。 | ||
218 | 1768 | 申訳 | もうしわけ | 「弁解」と同じ。 | ||
218 | 1769 | 燃える | もえる | 「火」と同じ手まね。 | ||
218 | 1770 | もう一度 | もういちど | 改めて―また。 | ||
218 | 1771 | 目的 | もくてき | 「考え」或は「行く」などの手まねをして、次に、五指の指頭を右にさし掌を内側に向けた左手をかなり前方に位置させて、その左手に向って、指頭を直角にさした右手の人差指を進ませて行く。 | ||
218 | 1772 | 木曜日 | もくようび | 握り拳にした両手の腕(下膊部)をV字形に交叉して拳をクルリと半回転させる。木の幹の股のねじれた様態を表現。 | ||
218 | 1773 | 模倣 | もほう | 「真似」と同じ手まね。 | ||
218 | 1774 | 若しも | もしも | 「仮りに」と同じ手まね。 | ||
218 | 1775 | 悶える | もだえる | 左右に交叉した両手の掌を胸にあて、悶える表情。 | ||
218 | 1776 | 餅 | もち | 左手掌の上で、右手で餅をまるめる身振。 | ||
218 | 1777 | 用いる | もちいる | 「必要」と同じ手まね。 | ||
218 | 1778 | 勿論 | もちろん | 「無論」と同じ、即ち「決まっている」 | ||
218 | 1779 | 勿体ない | もったいない | 「大切」と同じ手まね。 | ||
218 | 1780 | 最も | もっとも | 「初め」と同じ手まねをする。即ち五指の指頭を左にさし掌を下に向けた右手を右へ引くと同じに人差指を残して他の四指を折り曲げる。つまり「一」の数になる。 | ||
218 | 1781 | もっとも(真) | もっとも(まこと) | 「ほんとう」と同じ。 | ||
218 | 1782 | 尤も | もっとも | 「勿論」即ち「決まっている」と同じ手まね。 | ||
218 | 1783 | 元 | もと | 「初め」と同じ手まね。 | ||
218 | 1784 | 専ら | もっぱら | 唯一つ― 一生懸命。 | ||
218 | 1785 | 物語 | ものがたり | 「話」と同じ、即ち「手まね」を表わす。 | ||
218 | 1786 | 桃 | もも | 合掌した両手をそのまま甲をまるくふくらませて、桃の実の形を模写する。 | ||
219 | 1787 | 紅葉 | もみじ | 赤―葉。 | ||
219 | 1788 | 木綿 | もめん | 「綿」の手まねをして、袖の上をさする(ざらざらした感じを出す) | ||
219 | 1789 | 貰う | もらう | 両手を重ねて物を頂く身振。 | ||
219 | 1790 | 森 | もり | 「林」と同じ手まね。 | ||
219 | 1791 | 漏れる | もれる | 掌を上に向けて五指を彎曲した左手の下からこれも掌を上に向け五指を彎曲した右手を上下させる。左手(器物)の中から物が漏れる様。 | ||
219 | 1792 | 門 | もん | 「開く」「閉じる」と同じ要領の手まねで表わす。 | ||
219 | 1793 | 問題 | もんだい | 考え/相談―掲示。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
219 | 1794 | やがて | やがて | 少し―未来。 ※「後程」と同じ | ||
219 | 1795 | 野球 | やきゅう | (イ) (ロ) | (イ)左手の親指と人差指で輪にしたのを(ボール)右手人差指(バット)で打つ。(ロ)両手でバットを持ち球を打つ身振。 | |
219 | 1796 | 役 | やく | 「責任」と同じ手まね。 | ||
219 | 1797 | 役員 | やくいん | 「委員」と同じ手まね。 | ||
219 | 1798 | 妬く | やく | 「嫉妬」「妬む」と同じ手まね。 | ||
219 | 1799 | 厄介 | やっかい | 「面倒」と同じ。 | ||
219 | 1800 | 役者 | やくしゃ | 芝居―人。 ※「俳優」の(イ)と同じ | ||
219 | 1801 | 役所 | やくしょ | 「政治」と同じ手まね。 | ||
219 | 1802 | 約束 | やくそく | 両手の小指を結び合わせて「指切り」をする。 | ||
219 | 1803 | 役目 | やくめ | 「責任」と同じ手まね。 | ||
219 | 1804 | 野心 | やしん | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)がめつい―心。(ロ)「野心作」傑作―工夫。(ハ)野心を持つ。偉い人/金持―なる―考える。 | |
219 | 1805 | 優しい | やさしい | 心―やわらかい。 | ||
219 | 1806 | 安い | やすい | 「金銭」を表わしたそのままの手を下にさげる。 | ||
219 | 1807 | 易い | やすい | 「簡単」或は「へちゃら」と同じ手まね。 | ||
220 | 1808 | 休み | やすみ | (イ)「閉じる」と同じ手まね。戸を閉じて休業するの意味。(ロ)「欠席」と同じ手まね。 | ||
220 | 1809 | 家賃 | やちん | 家―借りる―金銭。 | ||
220 | 1810 | やっと | やっと | 遂に―やれやれ。 | ||
220 | 1811 | やつれる | やつれる | 掌を下に向けた両手を拳にした指の背で、左右それぞれ頬につけ、下へすり降す。頬肉がやせこけたこと。 | ||
220 | 1812 | 宿替 | やどがえ | 「移転」と同じ手まね。 | ||
220 | 1813 | 宿屋 | やどや | 寝る―金銭―家。 | ||
220 | 1814 | 柳 | やなぎ | 指頭を上にさした左手の親指の上に右手の下向けた掌をまるく被ぶせて、その五指を上下に揺らせる。柳の枝の揺れる様。 | ||
220 | 1815 | 野蛮 | やばん | 拳にした左手の腕を(手首の辺り)をくわえ嚙む真似。「人喰人種」を表わした手まね。 | ||
220 | 1816 | 山 | やま | 掌を下に向けた両手或は片手にて、山の輪郭を前の空間に描く。 | ||
220 | 1817 | 病 | やまい | 拳にした手で額を叩く。頭痛のこと。 ※「病気」と同じ | ||
220 | 1818 | 疼しい | やましい | 反省―すまないことをした。 | ||
220 | 1819 | 闇取引 | やみとりひき | 秘密―商い。 | ||
220 | 1820 | やめる | やめる | 掌を上に向け五指の指頭を右にさした左手の上へ、五指の指頭を前方にさし掌を左側にした右手を直角に叩き降す。 | ||
220 | 1821 | やりくり | やりくり | 不自由―金銭の回転(商いと同じ要領) | ||
220 | 1822 | やれやれ | やれやれ | 掌を内側にした五指の指頭を左にさした右手を額の上左から右へさすってその手をだらりと下へ降す、「やれやれ」と額の冷汗を拭うこと。 | ||
220 | 1823 | やわらかい | やわらかい | 片手でやわらかいゴムまりを持って中の空気を五指で圧さえる身振。ふわふわとした感覚を表わす。 | ||
221 | 1824 | やんちゃ | やんちゃ | 指頭を上にさした親指の背で鼻頭を左右にこする。 ※「生意気」と同じ | ||
221 | 1825 | 遺言 | ゆいごん | 死ぬ―前―云う。 | ||
221 | 1826 | 夕方 | ゆうがた | 「黄昏」「日没」と同じ手まね。 | ||
221 | 1827 | 結納 | ゆいのう | 「結婚」「約束」と手まねして、次に両手で水引を結ぶ真似をして、物を前へさし出す身振。 | ||
221 | 1828 | 憂鬱 | ゆううつ | 「不機嫌」と同じ手まね。 | ||
221 | 1829 | 有益 | ゆうえき | (イ) (ロ) | (イ)智識―得る(儲けるの手まね)(ロ)幸福―得る(儲ける) | |
221 | 1830 | 遊郭 | ゆうかく | 娼婦―町。 | ||
221 | 1831 | 勇気 | ゆうき | 握り拳にした両手の腕を左右に張って、そのまま両手を交互に活発に二三度前に出しては引く。 | ||
221 | 1832 | 夕立 | ゆうだち | 急に―雨。「稲光」の手まねを加えてもよし。 | ||
221 | 1833 | 輸出入 | ゆしゅつにゅう | 「貿易」と同じ手まね。 | ||
221 | 1834 | 遊蕩 | ゆうとう | 「耽溺」と同じ手まね。 | ||
221 | 1835 | 郵便 | ゆうびん | 左手掌を内側にして指頭を右にさした人差指と中指に右手指頭を上にさした人差指の指頭をつけ〒形をつくる。 | ||
221 | 1836 | 猶予 | ゆうよ | 延期―待つ。 | ||
221 | 1837 | 有名 | ゆうめい | 「名高い」と同じ手まね。 | ||
221 | 1838 | 優劣 | ゆうれつ | 掌を内側に指頭を上にさした両手の親指を前で対立さして、交互に上下させる。「較らべる」「勝負」と同じ要領。 ※「較らべる」とは異なる | ||
221 | 1839 | 故に | ゆえに | 「関係」の手まねのまま、少し左へ移行させる。 | ||
221 | 1840 | 所以 | ゆえん | 「意味」と同じ手まね。 | ||
221 | 1841 | 愉快 | ゆかい | 「嬉れしい」と同じ手まね。 | ||
221 | 1842 | 雪 | ゆき | 「白」を表わして、五指の指頭を上にさし掌を前向けにした両手を前に左右に並らべ、こまかく両手を左右にふるわしながら下へ降して行く、雪の降る様。 | ||
222 | 1843 | 強請る | ゆする | 尻まくりの真似して、右手を「貰う」とばかりさし出す。 | ||
222 | 1844 | 譲る | ゆずる | (イ)「任かせる」と同じ手まね。(ロ)「与える」と同じ手まね。 | ||
222 | 1845 | 許す | ゆるす | かまわない―寛大。 | ||
222 | 1846 | 夢 | ゆめ | 掌を上向け五指をまるく屈めた右手を顔の近く前にして、手首でぐるぐる廻しながら斜め左上へあげて行く。絵やまん画に夢を見ているのを描いた煙様のものを模倣したもの。 | ||
222 | 1847 | 酔う | よう | 「めまい」と同じ要領の手まね。顔の表情によって区別する。 | ||
222 | 1848 | 用意 | ようい | 「整頓」と同じ手まね。先に整えておくこと。 | ||
222 | 1849 | 用件(用事) | ようけん(ようじ) | 「必要」と同じ手まね。或は「相談」と同じ手まね。 | ||
222 | 1850 | 洋行 | ようこう | 西洋―飛行機/船―行く。 | ||
222 | 1851 | 養子 | ようし | 貰う/上げる(与える)―息子(娘) | ||
222 | 1852 | 洋食 | ようしょく | 掌を下に向け指頭を左にさした人差指と中指の右手。掌を下向け指頭を右にさした人差指と中指の左手、一方をナイフ、一方をフォークとなぞらえて料理を切る真似。 | ||
222 | 1853 | 用心 | ようじん | 「注意」と同じ手まね。 | ||
222 | 1854 | 様子 | ようす | 五指の指頭を上にさし掌を前に向けた両手で、何にか或物の輪郭を模索する身振。 | ||
222 | 1855 | 幼稚園 | ようちえん | 遊戯をしているように両手を叩いては両手を左右に出して手をつなぎ合う真似をして―学校。 | ||
223 | 1856 | 養父母 | ようふぼ | ほんとう―産む―でない(違う)父母。 | ||
223 | 1857 | 洋風 | ようふう | 西洋―適する。 | ||
223 | 1858 | ような | ような | 「如き」と同じ手まね。 | ||
223 | 1859 | 予科 | よか | 掌で膝を叩たく。脚即ち土台をつくることからか? | ||
223 | 1860 | 予期 | よき | 「想像」と同じ手まね。 | ||
223 | 1861 | 預金 | よきん | 「金銭」を表わした手を前にさし出してから、掌を上向けた左手の上に郵便局の消印を握った姿態の右手を叩たき降す。 | ||
223 | 1862 | 翌-日、月、年 | よく-じつ、げつ、とし | 日、月、年― 一つ未来。 | ||
223 | 1863 | 浴場 | よくじょう | 「風呂」「温泉」と同じ手まね。 | ||
223 | 1864 | 欲心 | よくしん | がめつい―心。 ※「野心」の(イ)と同じ | ||
223 | 1865 | 余計 | よけい | 多い―過ぎる。 | ||
223 | 1866 | 像算 | よさん | 「象」と同じ手まね。(「像」の文字のつくりから起ったてまね)―会計。 | ||
223 | 1867 | 善し(良し) | よし(よし) | 拳にした手を鼻頭につけ鼻高を表わす。 | ||
223 | 1868 | 予習 | よしゅう | その前に―勉強。 | ||
223 | 1869 | 寄算 | よせざん | 両手の人差指で十字を形どり―算術。 ※「足し算」の(ロ)と同じ | ||
223 | 1870 | 予想 | よそう | 「想像」と同じ手まね。 | ||
223 | 1871 | 予定 | よてい | 「用意」「整頓」と同じ手まね。 | ||
223 | 1872 | 世の中 | よのなか | 「人々」を表わしてから、掌を下に向けた右手を胸左脇辺りから前方へ弧を描いて右へ。 | ||
223 | 1873 | 予報 | よほう | (イ) | (イ)「予報する」考え当てる―云う。(ロ)「予報」外れる。「あて外れ」同じの手まね。 | |
223 | 1874 | 読む | よむ | 新聞(或は「本」「手本」)を表してから、掌を下に向け指頭を前方にさした人差指と中指の手を眼もとにして(視線)、二指を視線が文字を追うように、上下させる。 | ||
223 | 1875 | 夜 | よる | 五指の指頭を上にさし掌を前向けた両手を顔の前で交叉しては左右に僅かに離しては交叉して前方を模索する身振り。「暗い」の手まね。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
224 | 1876 | 雷雨 | らいう | 稲光―雨。 | ||
224 | 1877 | ライオン | らいおん | 掌を前に向け五指の指頭を上にさした両手を夫々左右頭に親指の指頭でつけて、ライオンの乱れ髪を表わすように五指を下へ屈がめて、次に掌を下にして五指を角ばって屈めた両手(爪を立てた前肢)をむねのまえに前後斜めに位置させる。 | ||
224 | 1878 | 来月 | らいげつ | 月― 一つ―未来。 | ||
224 | 1879 | ライト | らいと | 右翼手のR、人差指の爪の上に隣りの中指の指頭をつける。英語のアルファベットの「R」。 | ||
224 | 1880 | 来年 | らいねん | 月― 一つ―未来。 | ||
224 | 1881 | 楽 | らく | 「楽しい」の手まねをして、掌を上に向けた両手を膝の上に置く。 | ||
224 | 1882 | 楽観 | らっかん | 心配―しない―待つ。 | ||
224 | 1883 | 落第 | らくだい | (イ) | (イ)指頭を上にさした左手親指の上に右手の掌をつけ下へ押し降す。(ロ)「敗ける」と同じ手まね。 | |
224 | 1884 | 落胆 | らくたん | 「がっかりする」と同じ手まね。 | ||
224 | 1885 | 落雷 | らくらい | 「稲光」を表わして、五指を集め合わせて掌を下に向けた右手を左手掌を上に降すや否や、その右手の五指を上向けてぱっと開く。 | ||
224 | 1886 | ラジオ | らじお | 掌を下に向け五指の指頭を左にさした右手、掌を下に向け五指の指頭を右にさした左手、その両手を左右から頭の両側に向って五指をこまかく波うたせながら近づける。電波が送られて来ること。 | ||
224 | 1887 | 羅針盤 | らしんばん | 右手拳の上に、指頭を前方にさした人差指の右手をのせ、その人差指を左右に磁石の針のように動かせる。 ※「磁石」と同じ | ||
224 | 1888 | 乱心 | らんしん | 「狂う」と同じ手まね。 | ||
225 | 1889 | 濫費 | らんぴ | 出鱈目―買う。 | ||
225 | 1890 | 利益 | りえき | 儲け―幸せ。 | ||
225 | 1891 | 理解 | りかい | 「解る」と同じ手まね。 | ||
225 | 1892 | 理解に苦しむ | りかいにくるしむ | 五指の指頭を上にさし掌を内側にした手の中指で鼻頭を叩たく。 ※「曖昧」と同じ | ||
225 | 1893 | 利害 | りがい | 儲け―損。 | ||
225 | 1894 | 離婚 | りこん | 「夫婦」の両指を左右に離す。 | ||
225 | 1895 | 理屈 | りくつ | 「意味」の手まねをして、両手の集め合わせた互の五指の指頭で上下に突つき合わせる。理屈をこねること。 | ||
225 | 1896 | 陸軍 | りくぐん | 掌を内側にして五指の指頭を集め合わせた両手を右胸に上下に(左手は下)つける。銃をになう第一の姿勢。 ※「軍人」と同じ | ||
225 | 1897 | 陸地 | りくち | 「土」を表わして、掌を下に向けた右手を掌を下に向けた右手を左胸脇辺りから前方へ弧を描いて右へ(広さを表わす) | ||
225 | 1898 | 力量 | りきりょう | 「腕前」と同じ手まね。 | ||
225 | 1899 | 利己 | りこ | 「吝ちんぼ」と同じ手まね。 | ||
225 | 1900 | 利巧 | りこう | 「賢い」と同じ手まね。 | ||
225 | 1901 | 理想 | りそう | (イ) (ロ) (ハ) | (イ)完全―立派― 一致。(ロ)好き―思う― 一致。(ハ)未来―幸福―造る―想像。 | |
225 | 1902 | 利子 | りし | 「金銭」の手まねをして、五指の指頭を右にさし掌を上に向けた左手の上に、指頭を前方にさした右手の人差指で一つの線を手前の方へ引く。 | ||
225 | 1903 | 律儀 | りちぎ | 「正直」と同じ手まね。 | ||
225 | 1904 | 立身出世 | りっしんしゅっせ | 男性を(或は女性)を表わした手を下から徐々に上へあげて行き「有名」(名をなす)の手まね。 | ||
225 | 1905 | 立派 | りっぱ | 「善い」の手まねを大きく表わす。 | ||
225 | 1906 | 立腹 | りっぷく | 「憤る」と同じ手まね。 | ||
225 | 1907 | 理由 | りゆう | 「意味」と同じ手まね。 | ||
225 | 1908 | 流行 | りゅうこう | (イ)「ハイカラ」の手まねをして、掌を上向けた両手を胸の前から前方斜め左右にさし出して行く(拡ろがるの意味)。(ロ)病気(或は風邪)―拡ろがる。 ※(ロ)は「伝染」と同じ | ||
226 | 1909 | 旅行 | りょこう | 「旅」と同じ。 | ||
226 | 1910 | 了解 | りょうかい | 「解る」と同じ。 | ||
226 | 1911 | 漁師 | りょうし | 魚―釣る―人々。 | ||
226 | 1912 | 良心 | りょうしん | (イ) (ロ) | (イ)ほんとうに―正直―心。(ロ)仏(或は神)―叶う―心。 | |
226 | 1913 | 両方 | りょうほう | 「較らべる」と同じ要領の手まねをして、「二」の数を表わす。 | ||
226 | 1914 | 料理 | りょうり | (イ) (ロ) | (イ)美味しい―いろいろー造る。(ロ)食べる―物(いろいろ)―炊く(「火」の手まね)―切る(左手掌を爼にして右手を包丁として切る真似)。 | |
226 | 1915 | 旅館 | りょかん | 「宿屋」と同じ。 | ||
226 | 1916 | 旅費 | りょひ | 旅―必要―金銭。 | ||
226 | 1917 | 理論 | りろん | 「研究」と同じ手まね。 | ||
226 | 1918 | 隣家 | りんか | 「家」の手まねをして左手をその姿態のまま残し置き、右手もその姿態のままで左手の手甲にその手甲をぴったり背中合せにしてから、左手を左へ移つして、両手で再び「家」の形をつくる。 | ||
226 | 1919 | 悋気 | りんき | 「嫉妬」と同じ。 | ||
226 | 1920 | 臨終 | りんじゅう | 終り―死。 | ||
226 | 1921 | 倫理 | りんり | 「道徳」「修身」と同じ手まね。 | ||
226 | 1922 | 類 | るい | 両手の人差指の指頭をつけ合わせてから左右に離し、夫々下へ僅か心持ち弧を描いて(即ち { の形)―いろいろ。 | ||
226 | 1923 | ルール | るーる | 「規則」と同じ。 | ||
226 | 1924 | 留守 | るす | 「不在」と同じ。 | ||
226 | 1925 | ルンペン | るんぺん | (イ)「失業」と同じ手まね。(ロ)指文字の「ル」即ち指頭を上にさした親指と人差指と中指の三指(掌は前向)の手をぐるぐる前で廻わす。 ※(イ)は「失業」の(イ)と同じ ※(ロ)は「失業」の(ロ)と同じ | ||
227 | 1926 | 例外 | れいがい | 「特別」と同じ手まね。 | ||
227 | 1927 | 礼儀 | れいぎ | 「作法」と同じ手まね。 | ||
227 | 1928 | 冷酷 | れいこく | 心―冷い―大へん。 | ||
227 | 1929 | 例年 | れいねん | 毎年―同じ。 | ||
227 | 1930 | 礼拝 | れいはい | 「合掌」或は「式」と同じ手まね。 | ||
227 | 1931 | 零落 | れいらく | 「落ちぶれる」と同じ手まね。 | ||
227 | 1932 | 怜悧 | れいり | 「賢い」と同じ手まね。 | ||
227 | 1933 | 歴史 | れきし | 親指と小指(男性と女性を同時に表わす)の両手を手首のところでぴったりつけ合わせ、左手はそのままにして右手を手首で左右にぐるぐるさせながら、下へ降して行く。つまり子孫と同じ要領の手まね。 | ||
227 | 1934 | レフト | れふと | 野球の左翼手のL。英語の指文字のLで表わす。即ち親指と人差指をLの形にする。 | ||
227 | 1935 | 恋愛 | れんあい | 「恋」と同じ。 | ||
227 | 1936 | 連関 | れんかん | 「関係」と同じ手まね。 | ||
227 | 1937 | 連合 | れんごう | 両手の人差指を曲げて、左右にかけ合わす。 | ||
227 | 1938 | 連日 | れんじつ | 「毎日」と同じ。 | ||
227 | 1939 | 連盟 | れんめい | 「連合」と同じ手まね。 | ||
227 | 1940 | 聾啞 | ろうあ | 一方の手の掌で耳を塞さぎ、他方の手の掌で口を塞さぐ。 | ||
227 | 1941 | 労働組合 | ろうどうくみあい | 働く―人々―組合(連合) | ||
227 | 1942 | 老人 | ろうじん | (イ)男性ならば親指を曲げ、女性ならば小指を曲げ僅かに上下させながら移動させる。同時に一方の手の手甲を腰の後につける。(ロ)齢―多い(顎の下で掌を下に向けて五指を彎曲した右手、その僅かに下に掌を上向けて五指を彎曲した左手を上下に向い合わせ、右手の方へ上へあげる。量のふくれ上ったこと) ※(ロ)は「齢寄り」と同じ | ||
228 | 1943 | 浪人 | ろうにん | 「失業者」と同じ。 ※「あぶれる(仕事に)」と同じ | ||
228 | 1944 | 労力 | ろうりょく | 働く―腕前。 | ||
228 | 1945 | 露店 | ろてん | 家―なし―店。 | ||
228 | 1946 | ロハ | ろは | 金銭―なし―かまわない。 | ||
228 | 1947 | 論文 | ろんぶん | 研究―文章。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
わ行 わ~ | ||||||
228 | 1948 | 猥せつなこと | わいせつなこと | 掌を右側にした右手を拳にして右頬を一二度打つ。 | ||
228 | 1949 | 賄賂 | わいろ | 右手で「金銭」を表わしたのを左手の手首の下から袖に入れる身振(「袖の下」のこと) ※「汚職」と同じ | ||
228 | 1950 | 和解 | わかい | 改めて―仲よし。 ※「仲直り」と同じ | ||
228 | 1951 | 若い | わかい | 五指の指頭を左にさし、内側にした右手の掌で額を左から右へ撫でる。額にしわがないこと。 | ||
228 | 1952 | 我儘 | わがまま | 「やんちゃ」と同じ手まね。 | ||
228 | 1953 | 解らない | わからない | (イ)「知らない」と同じ手まね。(ロ)「理解に苦しむ」 ※(イ)は「知らない」の(イ)と同じ | ||
228 | 1954 | 解る | わかる | 掌を内側にした五指の指頭を左にさした右手を胸にあて撫で降す。胸(心)におさまったこと。 | ||
228 | 1955 | 訳 | わけ | 「意味」と同じ手まね。 | ||
228 | 1956 | 分ける | わける | 掌を下に向け、五指を屈めた両手を前で左右につけ合わせてから、物を引き分ける様な身振で、左右に離す。 | ||
228 | 1957 | 技 | わざ | 「腕前」と同じ手まね。 | ||
228 | 1958 | 災 | わざわい | 突然―不幸―受ける。 | ||
229 | 1959 | 僅か | わずか | (イ)「少し」と同じ手まね。(ロ)「つまらない」と同じ手まね。「僅かですが……」の場合。 | ||
229 | 1960 | 忘れる | わすれる | 拳にした右手を頭の右側につけてから、ぱっと五指を開いて上へ上げて行く。頭の中にあったものが、放散して行くこと。 | ||
229 | 1961 | 和製 | わせい | 日本―造る―物(いろいろ) | ||
229 | 1962 | 綿 | わた | 五指を屈めて掌を左右に向い合わせた両手でふわりとした綿の塊を持った姿態で、それを少し左右に引き伸ばす身振。 | ||
229 | 1963 | 詫びる | わびる | 「謝やまる」と同じ手まね。 | ||
229 | 1964 | 和服 | わふく | 「着物」と同じ手まね。 | ||
229 | 1965 | 笑う | わらう | 五指の指頭を左にさし掌を内側にした右手。その五指を屈めて、頬の左側につけ口を被うようにして口を開いて笑う表情。 ※「おかしい」と同じ | ||
229 | 1966 | 割算 | わりざん | 左手の掌を内側にし指頭右にさした人差指(「一」の形)を上下に挾さむように、右手の掌を前向け指頭を前方にさした人差指と親指をコの字形にして囲む。即ち前から見て÷の記号の形をつくり―算術 | ||
229 | 1967 | 割引 | わりびき | 金銭―引く(省く) | ||
229 | 1968 | 悪い | わるい | 指頭を上にさした右手の人差指で鼻頭の上を右から左へさっとかずめる。善い(鼻高)の鼻を切ったこと。 ※「悪(悪い)」と同じ | ||
229 | 1969 | 悪かった | わるかった | (イ)「謝まる」と同じ手まね。(ロ)「御免御免」と同じ手まね。 | ||
229 | 1970 | 悪賢い | わるがしこい | 「猜るい」と同じ手まね。 | ||
229 | 1971 | 悪口 | わるぐち | 悪い―云う。 ※「悪口(あっこう)」と同じ | ||
229 | 1972 | 悪るさ | わるさ | 「やんちゃ」と同じ手まね。 | ||
229 | 1973 | 悪者 | わるもの | (イ) (ロ) | (イ)悪い―人(男性或は女性)。(ロ)意地悪(不正直)―人。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
数詞 | ||||||
230 | 1974 | 0 | ぜろ、れい | 親指と人差指で輪をつくる(他の三指は伸ばしたまま) | ||
230 | 1975 | 一 | いち | 人差指 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
230 | 1976 | 二 | に | 人差指と中指 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
230 | 1977 | 三 | さん | 人差指と中指に薬指 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
230 | 1978 | 四 | し | 右の三指に小指。 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
231 | 1979 | 五 | ご | 親指一指にて表わす。 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
231 | 1980 | 六 | ろく | 親指に人差指 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
231 | 1981 | 七 | しち | 右二指【親指に人差指】に中指 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
231 | 1982 | 八 | はち | 七の二指に薬指 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
231 | 1983 | 九 | きゅう | 右四指に小指 ◎四つ珠の算盤の様式と思えばよい。算盤の機の上の珠(五)を親指となぞらえ、棧の下の四つ珠を人差指・中指・薬指・小指とした心得。 | ||
231 | 1984 | 十 | じゅう | (イ) (ロ) | (イ)親指と人差指の指頭をつけ合わせて丸く輪をつくる(但し他の三指は伸ばしたまま)。(ロ)指頭を上にさした人差指を曲げ伸ばしする。 | |
232 | 1985 | 二十 | にじゅう | 「二」を表わした二指を曲げ伸ばしする。 | ||
232 | 1986 | 三十 | さんじゅう | 「三」を表わした三指を曲げ伸ばしする。 | ||
232 | 1987 | 四十→九十 | よんじゅう→きゅうじゅう | 二十、三十の要領でそれぞれ表わした指を曲げ伸ばしすればよい。 | ||
232 | 1988 | 百 | ひゃく | 十(イ)に更に中指の指頭を親指の指頭につける。 | ||
232 | 1989 | 千 | せん | 「百」に更に薬指の指頭を親指に。 ◎千、万の場合、人差指で空間に千或は万の文字を描くのもよし。 | ||
232 | 1990 | 万 | まん | 「千」にまた小指を。 ◎千、万の場合、人差指で空間に千或は万の文字を描くのもよし。 |
頁 | № | 項目 | 読み | 動画 | 原書 | 説明文 |
---|---|---|---|---|---|---|
指文字 | ||||||
233 | 1991 | ア | あ | |||
233 | 1992 | イ | い | |||
233 | 1993 | ウ | う | |||
233 | 1994 | エ | え | |||
233 | 1995 | オ | お | |||
233 | 1996 | カ | か | |||
233 | 1997 | キ | き | |||
233 | 1998 | ク | く | |||
233 | 1999 | ケ | け | |||
233 | 2000 | コ | こ | |||
233 | 2001 | サ | さ | |||
233 | 2002 | シ | し | |||
233 | 2003 | ス | す | |||
233 | 2004 | セ | せ | |||
233 | 2005 | ソ | そ | |||
233 | 2006 | タ | た | |||
233 | 2007 | チ | ち | |||
233 | 2008 | ツ | つ | |||
233 | 2009 | テ | て | |||
233 | 2010 | ト | と | |||
233 | 2011 | ナ | な | |||
233 | 2012 | ニ | に | |||
233 | 2013 | ヌ | ぬ | |||
233 | 2014 | ネ | ね | |||
233 | 2015 | ノ | の | |||
233 | 2016 | ハ | は | |||
233 | 2017 | ヒ | ひ | |||
233 | 2018 | フ | ふ | |||
233 | 2019 | ヘ | へ | |||
233 | 2020 | ホ | ほ | |||
233 | 2021 | マ | ま | |||
233 | 2022 | ミ | み | |||
233 | 2023 | ム | む | |||
233 | 2024 | メ | め | |||
233 | 2025 | モ | も | |||
233 | 2026 | ヤ | や | |||
233 | 2027 | ユ | ゆ | |||
233 | 2028 | ヨ | よ | |||
234 | 2029 | ラ | ら | |||
234 | 2030 | リ | り | |||
234 | 2031 | ル | る | |||
234 | 2032 | レ | れ | |||
234 | 2033 | ロ | ろ | |||
234 | 2034 | ワ | わ | |||
234 | 2035 | ヰ | ゐ | |||
234 | 2036 | ヱ | ゑ | |||
234 | 2037 | ヲ | お | |||
234 | 2038 | ン | ん | |||
234 | 2039 | ー | ー | |||
234 | 2040 | ガ | が | |||
234 | 2041 | ギ | ぎ | |||
234 | 2042 | グ | ぐ | |||
234 | 2043 | ゲ | げ | |||
234 | 2044 | ゴ | ご | |||
234 | 2045 | ザ | ざ | |||
234 | 2046 | ジ | じ | |||
234 | 2047 | ズ | ず | |||
234 | 2048 | ゼ | ぜ | |||
234 | 2049 | ゾ | ぞ | |||
234 | 2050 | ダ | だ | |||
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234 | 2059 | ボ | ぼ | |||
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234 | 2064 | ポ | ぽ |