聾学校(聴覚特別支援学校)等対象

島のろう者コミュニティについて学ぼう!(Ver.2)

自立活動「島のろう者コミュニティについて学ぼう!(Ver.2)」学習指導案

  • 本学習指導案には Version 1 もございます。

1 対象

高等部

2 指導の形態

通常教室

3 指導の目的

1)コミュニティの定義を知る。

2)現代におけるろう者コミュニティを知る。

3)島という事例から、時代や環境によってコミュニティの形が変化する事を理解する。

4 指導にあたって

・家族やろう学校といった日常的にかかわっているコミュニティを意識しながら進めると効果的と考える

5 本時の展開


学習活動 指導・支援内容
(留意事項及び配慮事項)
評価の観点

 
コミュニティの概念を知る コミュニティの定義
「ろう学校の寄宿舎での生活」を参考に、ろう者の集まりから思いつくことを話し合う。 ※寄宿舎が付属していないろう学校(分校含む)の場合は、「デフファミリー」もしくは「デフキッズキャンプ」で代替可
ワークシート(補足資料)に記入できているか【観察】

 
島の特徴について考える
(グループワーク)
問いかけ
Step1.自身の暮らしている地域に身近な島を例に挙げて、本土と比較しながら島の特徴をあげる(例:交通が不便)
自身の経験や持っている知見を基に、異なる環境における想像を働かせているか
【観察】
奄美大島での事例を知り、その環境におけるろう者コミュニティのケースを理解する ※映像視聴「奄美大島のろう者コミュニティ」[00:00-05:08]
 
問いかけ
Step2.奄美大島のろう者コミュニティについて考える
  • どうしてこのようなコミュニティが出来上がったのか
  • 島の地形が、島のコミュニティや島に住むろう者にどのような影響をあたえているのか
  • ろう者の暮らしはどうなっていたか
映像をしっかり視聴し、ワークシートに記入できているか
【観察】
グループ討論 [議論①]もしも島民全員がろう者だったらどうなるか?
  • どのような暮らしになるか
  • どのような課題が発生するか
 
[議論②]逆に島民のうちろう者が一人だったらどうなるか?
  • どのような暮らしになるか
  • どのような課題が発生するか
 
[議論③]高等部卒業後、どのようなコミュニティに所属することになるのか?
  • どのような問題に直面し、どのように解決していくか
  • 大学や職場のコミュニティとは
討論を通して、積極的に自分の考えを述べているか【関心意欲】
ワークシートの5にまとめる 自身におかれている環境が変わることによる予測や問題解決方法を意識しょうとしているか
【ワークシート】【問題解決能力】


討論内容のまとめ・発表 それぞれのグループから代表を決め、発表してもらう
 
[指導者のコメント]
自身の成長、環境・時代などの変化に伴い、ろう者コミュニティの形も変化することを確認する

6 参考・引用文献

・ろう者学教育コンテンツ開発プロジェクト,https://www.deafstudies.jp/info/vidarc/,ろう者学教育コンテンツWebサイト,大杉 豊「奄美大島のろう者コミュニティ」

・全国聴覚障害教員協議会,365日のワークシート, 手話・日本語、そして障害認識

・ビル・リー(2005),実践コミュニティワーク,学文社

作成:繁益 陽介(2015年)
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当

【資料のダウンロード・映像の視聴】

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