聾学校(聴覚特別支援学校)等対象
世界の手話 数字
自立活動「世界の手話 数字」学習指導略案
1 対象
小学生(高学年)
2 指導の形態
インターネット(YouTube使用)環境がある教室
3 指導の目的
1)数字の手話表現は国々によって異なることを知る
2)自分の言語以外の言語に興味を持たせる
3)書記体の数字は基本的に同じだが、手話表現は国によって違うことを知る
4 指導にあたって
・事前にYouTube「Sign language counting systems from around the world」、SIL(Summer Institute of Linguistics)ホームページに目を通しておくと、より指導がスムーズになる
5 本時の展開
過 程 |
学習活動 | 指導・支援内容 (留意事項及び配慮事項) |
評価の観点 |
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導 入 |
世界の手話はいくつあるか理解する(10分) | スライドP.2を出して、 ・世界の手話の数、世界の国の数を想像ささる スライドP.3を出して ・世界の国の数を理解させて、手話の数をイメージさせる ※国連加盟国数と日本政府承認国家数の違いがあるので外務省ホームページを参照する スライドP.4を出して ・世界の手話の数を理解させる |
世界の手話の数、国の数について理解できているか【関心】 |
展 開 |
世界の手話「数字」の動画を視聴する(5分) | スライドP.5を出して ※動画視聴 『世界の手話「数字」』(1分29秒) |
国によって数字表現がちがうことを理解できているか【関心】 |
世界の手話「数字」の動画を視聴して、国によって表現がちがうことを理解する(25分) | スライドP.6を出して 動画に出ていたそれぞれの国を再確認する 『世界の手話「数字」』 「トルコ手話」[00:00〜00:10] 「メキシコ手話」[00:11〜00:20] 「日本手話」[00:21〜00:31] 「宮窪手話:地域共有手話」[00:32〜00:40] 「ウガンダ手話[00:41〜01:55] 「ワンダル手話」[00:56〜01:06] 「エチオピア手話[01:07〜01:17] 「ニカラグア手話」[01:18〜01:29] 実際、表現して見る時間も与える スライドP.7を出して 国はどこにあるか再確認する |
||
ま と め |
スライドP.8を出して 宮窪手話は日本手話と違い、地域共有手話であることを説明する |
||
ワークシートに記入する (10分) |
スライドを用いて要点を整理、確認する | 要点を理解し自分の考えをまとめられているか【ワークシート】 |
6 参考・引用文献またはWebサイト
・動画:Sign language counting systems from around the world
・Web:SIL, https://www.sil.org/
・Web:Ethnologue, https://www.ethnologue.com/subgroups/sign-language
・Web:外務省, 外務省 国・地域
・ 矢野羽衣子、松岡和美.「愛媛県大島宮窪地区の村落手話(地域共有手話)における二種類のタイムライン」,第155回日本言語学会ポスター発表,2017.
作成:矢野 羽衣子(2018年)
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当
【資料のダウンロード】
- 本学習指導略案(PDF)
- 資料①ワークシート例(PDF)
- 資料②ワークシート解答例(PDF - ダウンロードにはパスワードが必要になります)
- 資料③パワーポイント(PPTX)
聾学校(聴覚特別支援学校)等対象
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