聾学校(聴覚特別支援学校)等対象

蛇の目寿司事件に学ぶ

自立活動「蛇の目寿司事件に学ぶ」学習指導略案

1 対象

中・高等部

2 指導の形態

通常教室、一斉授業 大型テレビを使用

3 指導の目的

 「蛇の目寿司事件」を通して、差別に気づき、先人たちが差別をなくし人権を取り戻すために闘ってきたことを知り、ろう者として手話に誇りを持つことができる。

4 指導にあたって

・主人公と似たような体験はないか、自分と重ねて考えさせる。

・アイデンティティの形成につながるように指導を工夫する。

・手話に誇りを持ち、手話を大切にしていく気持ちを育てる。

5 本時の展開


学習活動 指導・支援内容
(留意事項及び配慮事項)
評価の観点


5






15





20














10
1 これまで、社会の中でいやな思いをしたことはあるか思い出してみよう。


2 「蛇の目寿司事件」を読もう
・「蛇の目寿司事件」を読んで、どんなことを感じたか書こう。
 ・ワークシート1を読む
 ・気になるところに線を引く
 ・線を引いたところに、自分の考えを書く

3 一緒に「蛇の目寿司事件」を深読みしよう

4 線を引いて自分で考えたことについて発表しよう

5 先人たちのおかげで、いろいろな面で差別撤廃が進んできたことを知る


6 今後、自分たちの生き方として、どんなことを考えて生きていくか考えてみよう
○レストランや電車の中で手話を使っているときに、周りから変な目で見られたことなどの体験を発表する。

○読めない漢字や意味が分からない言葉があったら、遠慮なく尋ねることを促す。

○気になるところに、感じたことや考えを記入するように促す。




○大型テレビに教材を映し出しながら、一緒に場面や心情の理解を深める。

○先人たちの苦労と自分たちの現在の生活を重ね合わせて考えるように促す。

○運転免許を取るための道路交通法や薬剤師や医師などになるための民法の改正など多くの先人たちの闘いがあり、今後の学習について軽く触れる。
 例:民法の改正、運転免許証取得
   医師、薬剤師等欠格事項撤廃
○手話に対する誇りと手話を大切にしていこうとする気持ちを持つことが、聴覚障がい者としてのアイデンティティ形成につながることを説明しながら、自分の思いを発表させる。





○積極的に読んで考えようとしているか。
【関心意欲】







○場面や心情を理解しようとしているか。
【知識・理解】







○自分の生き方と重ねて考えようとしているか。
【意欲・態度】

6 参考・引用文献またはWebサイト

・『新しい聴覚障がい者像を求めて』編集 全日本聾唖連盟出版局 (1991)380p~384p

・「蛇の目寿司事件」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

・「蛇の目寿司事件」http://tubakinokai.web.fc2.com/jyanomezusi.htm

・「蛇の目寿司事件を知っていますか」http://www.news.ed.jp/rou/mimiyori/omake/jiken.html

作成:山田京子(熊本県立熊本聾学校)、2019年
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当

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