聾学校(聴覚特別支援学校)等対象

音声認識アプリ活用講座

自立活動「音声認識アプリ活用講座」学習指導略案

1 対象

地域の難聴学級担任、地域の諸学校での聴覚障害学生支援担当者等
30人程度

2 指導の形態

通常教室、一斉講義 大型テレビを使用

3 指導の目的

 聴覚に障害のある生徒や学生に対して、情報保障(補聴援助)やコミュニケーション支援の道具としての音声認識アプリのそれぞれの長所と短所について知り、学生に実態や状況に合わせた効果的な活用方法を知る。

4 指導にあたって

・辞書レベルの選択とアプリレベルの選択など情報機器の階層構造の理解を図る。

・一斉講義型か、対話型か、ネット接続が必要か不要か、個人情報が含まれるか否か等で使うアプリに配慮する必要があることを伝える。

・文字による情報提供は、利用者の言語力に配慮する必要があることに留意する。

・準備物として、PCやタブレット、スマホ等の情報端末機器と、ネット環境。

5 本時の展開



学習活動 指導・支援内容
(留意事項及び配慮事項)
評価の観点



5







40













5
1 音声認識アプリについて、まず、見てみよう。
(1) どんなアプリを知っていますか。
(2) どんな使い方ができますか。

2 使い方や特徴に注目して、仲間分けをしよう





3 それぞれの特徴をまとめてみよう。
アプリを3種選択して、使用して特徴をまとめ、考察する。



4 機器の特徴を利用状況に合わせて考察し、発表しよう。

5 本時の振り返り
予想される答
・UDトーク
・グーグル音声
・こえとら
・IPtalk  など


・音声認識辞書-辞書の位置づけ、種類、アプリとの連動等
・パソコンテイクとしてのアプリ
・コミュニケーションツールとしてのアプリ

・PC、タブレット等の端末機器の種類、複数台連携可能か
・有料か無料か
・ネット環境が必要か不要か
・変換能力はどれほどか
・外国語に対応しているか   等

・参加者を班に分け、選択した3種類のアプリについて、適する利用の場面の視点も加えながら、評価、考察を含めて発表する。

・本時の学習を振り返りながら、場面に応じ、個人情報に留意しながら、ICTを効果的に利用できるように心がけることを押さえる。
○積極的に話し合い活動に参加しているか。
【関心意欲】



○積極的に調べようとしているか。
【関心意欲】












○調べたことを活かして、今後の利用方法について考えているか。 【理解】

6 参考・引用文献またはWebサイト

・UDトーク https://udtalk.jp/

・こえとら https://www.koetra.jp/

・SpeechCanvas http://www.speechcanvas.jp/

・Cloud Speech-to-Text https://cloud.google.com/speech-to-text/?hl=ja

・IPTalk http://www.s-kurita.net/

・IP音声 http://www.nck.or.jp/shiryou/170422IPonsei_setsumei.pdf#search=%27IP%E9%9F%B3%E5%A3%B0%27

・Ami Voice http://sp.advanced-media.co.jp/

・ドラゴンスピーチ https://www.nuance.com/landing-pages/dragon/jp-dragonspeech/function.html

作成:山田京子(熊本県立熊本聾学校)、2019年
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当

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