聾学校(聴覚特別支援学校)等対象

「手話」で案内しよう

自立活動「「手話」で案内しよう」学習指導略案

1 対象

小学部

2 指導の形態

通常の教室、一斎授業 大型テレビを使用

3 指導の目的

1)日本語と比較した手話の表現力の特徴に気づく。

2)手話単語の羅列ではない、手話空間とCL表現を活用した手話の表現方法があることに気づき、挑戦する。

4 指導にあたって

・社会科の地図記号の学習とも関連づけることで、双方の理解を深める。

5 本時の展開


学習活動 指導・支援内容
(留意事項及び配慮事項)
評価の観点


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1.日本語(日本語対応手話)及び手話空間とCL表現を活用した手話による案内を聞き、どちらの方がわかりやすいか、意見を述べる。 〇地図を提示し、現在地から目的地までの案内を日本語(日本語対応手話)及び手話で述べる。
※児童からもっと良い方法があるとの呟きがあれば、その児童に発表させる。
〇それぞれの案内の特徴やどちらがわかりやすかったかを問いかける。
〇手話空間やCL表現について簡単に解説する。
〇地図記号についても適宜確認する。
〇日本語(日本語対応手話)と、手話空間とCL表現を活用した手話の特徴について述べている。



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2.道案内をするための、手話空間とCL表現を活用した手話を全員で考える。 〇地図を提示し、現在地から目的地までの手話による案内を考えさせる。
〇手話単語の羅列ではなく、手話空間やCL表現を効果的に活用するよう、声掛けを行う。
〇「目の前で具体的なイメージを作ってみよう。」



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3.道案内をするための、手話空間とCL表現を活用した手話を考え、発表する。 〇児童一人一人に地図を配付し、案内するために必要な手話(CL表現)を考えさせる。
〇難易度の異なる地図を用意し、児童に選ばせることで、得手不得手に関わらず発表できるようにする。
〇案内が終了したら、他の児童に案内に沿って地図上を歩かせる。
〇手話空間とCL表現を活用した手話の表現方法で道案内を行っている。



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4.本時の学習のまとめを行う。 〇手話の長所について、授業を振り返りながら再確認する。

6 参考文献またはWebサイト

〈参考〉

・岡・赤堀(2011)『文法が基礎からわかる 日本手話のしくみ』大修館書店.

・五十嵐(2020)「手話は描写力にすぐれた少数派の言語。その豊かな世界。」
 https://note.com/torus_abeja/n/nb48640a5f0ca

〈問題用の地図の作成〉

・国土地理院.地理院地図Vector
https://maps.gsi.go.jp/vector/#7/36.104611/140.084556/&ls=vstd&disp=1&d=l

作成:土田 悠祐(2021年)
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当

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