聾学校(聴覚特別支援学校)等対象

機械があれば十分?

自立活動「機械があれば十分?」学習指導略案

1 対象

中学部

2 指導の形態

通常の教室

3 指導の目的

・きこえる人と出会ったときのコミュニケーション方法として新たなものを知る。

・現在の技術では足りない部分を考え、機器では難しい部分にも気付く。

4 指導にあたって

・大型テレビを用意しておく。

5 本時の展開


学習活動 指導・支援内容
(留意事項及び配慮事項)
評価の観点


10
・きこえる人と話すとき、“こんな機械があったらいいな”と思うものがあるか考える。 ・きこえる人と話をする場面をいくつか提示し、その場面でどんな機械があったらよいか考えるよう促す。
・飲食店でドリンクバーやスープバーについて口頭で説明されている。
・レストランで「日替わりメニュー」が何かを聞きたい。
・電車の乗り換えについて駅員さんに聞きたい。等

・音声認識については意見が出ると思うが、自分が手話で話したいときの機械についても考えるよう促す。
・自分のこれまでを振り返り意見を述べている。【主体的】


35
(以下ふたつの内容は生徒の実態に合わせて順番を変更しても良い。)
音声認識の技術の進歩について学ぶ。 ・透明な字幕システムについて説明をする。

・スマートフォンで行う場合よりも良いと思うところを尋ねる。
期待される回答
・目を見て話せる
・身振り手振りが伝わりやすい等
・改善点を尋ねる。
期待される回答
・手話で話すことには対応していない
・発音がきれいじゃなくても使えるのか
・意見を出したり、他生徒の意見に反応したりしている。【思判表】

・最先端の技術について正しく理解している。【知識技能】
手話の読み取りと音声認識を同時に行うシステムを知る。 ・SureTalkについて動画を見せながら説明をする。

・動画を見た上でこのシステムの良い点を尋ねる。
期待される回答
・手話で話すことができる。
・リアルタイムで使える。
・改善点を尋ねる。
期待される回答
・タイムラグがある。
・手話がゆっくりじゃないと伝わらない。



5
今の技術の状況を知った上で、まだ足りない点を考え、機械以外の対処方法に気付く。 ・2つのシステムを導入しても全ての問題が解決するわけではないことを伝え、機械以外にどんな方法が考えられるか考えるよう促す。
・筆談
・電話リレーサービス
・手話通訳等 の意見が考えられる。

6 参考文献またはWebサイト

・透明な字幕システム
https://www.news24.jp/articles/2021/08/24/07928555.html

・SureTalk
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20210728_01

作成:江原 汐音(2021年)
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当

【資料のダウンロード】

聾学校(聴覚特別支援学校)等対象