頁 | № | 単語 | 読み | 原書 | 説明文(翻訳) |
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1 | 1 | 挨拶 | あいさつ | 会う、お目にかかりますの手話を間隔をおいて向い合わせ、静かに曲げる | |
1 | 2 | 合う | あう | 一方の示指の腹を手前に向けて前方に立て他方の示指の腹を相手に向けて立てともに向合わせて、両示指を前後から寄せて行く | |
1 | 3 | 明るい | あかるい | 晴天の第二動作をゆっくりと両手を左右上下にひらく(明けると同じ) | |
2 | 4 | 朝 | あさ | 頭をやや傾け、こめかみにつけていた握り拳を頭を起こすと同時ははずす
(手枕して寝ていた姿から頭をおこす意) | |
2 | 5 | 遊ぶ | あそぶ | 両手の示指を立て顔の両側にて各々前後にふる | |
2 | 6 | 集まる | あつまる | 五指を開き掌を向合わせて立てた両手を左右から中央によせる。
集会、会合と同じ | |
3 | 7 | あとで | あとで | 掌を前方に向けて開いた右手を肩のところから前方に押しやる。(これから、今後、将来、以後と同じ) | |
3 | 8 | 兄 | あに | 示指の先をちょっとほほにふれて、甲を前方に向けて中指を立て胸前上に上げる | |
3 | 9 | 姉 | あね | 示指の先を一寸ほほにふれて甲を前方に向けて小指を立て胸前上に上げる | |
4 | 10 | 有難う | ありがとう | 願うの手話にかるく頭を下げる動作を加える | |
4 | 11 | 有ります | あります | 掌を下に向け前方空間を二度おさえる(います、です、ある、いると同じ) | |
4 | 12 | ありません | ありません | 両手を一寸上向けてひろげ二度程ふって何も持っていない様な形をする、片手でする場合も同じ
(いませんと同じ) | |
5 | 13 | あわてる | あわてる | 手掌を上に向けた両手を胸前にて、数回上下に、はげしく動かす。
なるべく胸の前で小さく動作した方がよくわかる | |
5 | 14 | 安心 | あんしん | 深く吸った息をはきながら掌で強く胸をなでおろす
(安堵と同じ) | |
5 | 15 | 言う | いう | 示指一本を立てて指頭を口にあて前方に二度かるく出す | |
5 | 16 | 家 | いえ | 両手の掌を向け合わせ指先をつけ手首側はひろげ屋根の形を作る | |
6 | 17 | 医者 | いしゃ | 右手指先にて上向けた左手首の脈部を押え、脈を計るまねをし、次に人の手まねをする。男医の場合は拇指を、女医の場合は小指を立てる(診察の意) | |
6 | 18 | 忙しい | いそがしい | 仕事の基本的な動作をする仕事の手を交互にかるく上下させる | |
6 | 19 | 如何ですか | いかがですか | 上向けた左手掌を胸前におき、示指のみのばした右手を、左手の下をくぐらせた後反転させて開く | |
7 | 20 | いくら いくつ | いくら いくつ | 指折りかぞえる。金銭の場合は拇指と示指にて輪をつくる、動作を始にする。 | |
7 | 21 | いけません | いけません | 悪いの手話を用いる | |
7 | 22 | 痛い | いたい | 半開きにした指の先にて痛い箇所をさすり胸前にて二三回弾力をもたせて動かす
(ズキズキ痛む様子をする) | |
8 | 23 | 頂きます | いただきます | 掌を上に向けて両手を揃えて胸前にて物を頂く様子をする、この場合相手手方の位置より自分の方に引き寄せる | |
8 | 24 | いつ | いつ | 指を放して開いた手のひらを手前に向けて拇指から順に五本曲げる | |
8 | 25 | 遺伝 | いでん | 子孫の動作をする、血縁関係の動作をする | |
9 | 26 | 従兄弟 | いとこ | 右の拇指の指先で左の甲の血筋をなで左右の示指を横にして、胸前につき合せ左中指にて「兄」「弟」を示す | |
9 | 27 | 従姉妹 | いとこ | 右の拇指と示指の指先にて左の甲の血筋をなで左右の示指を横にして、胸前につき合せ左薬指にて「姉」「妹」を示す | |
9 | 28 | 今 | いま | 両手の指先を前方に向け掌を下にして胸前に並べ心持ち二度押える | |
10 | 29 | 妹 | いもうと | 示指の先をほほにふれた後に甲を前方に向けて小指を立て胸前下に下げる | |
10 | 30 | 印かん | いんかん | 上向けて開いた左の掌の上に右の五指の指先に力を入れて押す
(印を押す様子を示す) | |
10 | 31 | うそ | うそ | ほほを舌の先で一寸ふくらませ、ふくらんだところを少しまげた示指の先でかるく数度叩く | |
11 | 32 | 美しい | うつくしい | 掌を向き合わせて重ね、上の掌で下の手の指先の方向に拭くように動かす。
特別に美しい(きれい)の場合は、動作をゆっくりする | |
11 | 33 | うらみ | うらみ | 示指と中指の指腹にて鼻頭をはさみ左から右斜めの方へすべらす | |
11 | 34 | 売る | うる | 拇指と示指にて輪を作った右手(お金)を前方におき掌を上向けた左手を胸より前方へ差し出すと同じに右手をグット胸もとに引きよせる
(買う動作は手の動かし方を反対にする) | |
12 | 35 | 嬉しい | うれしい | 開いた両手の指先を胸に向い合せ交互にかるく上下させる | |
12 | 36 | 援助(お世話) | えんじょ(おせわ) | A.左の拇指を立てそのつけねを、右の掌で少し押し上げ気味に二度たた。く(援助する場合)
B.援助される場合は反対に立てた拇指を外側(甲)から右の掌で同じく二度かるくたたく | |
12 | 37 | 遠慮 | えんりょ | 半開きにした手を胸にあて軽く押えながら心持ち前かがみになる
(気兼ねする、恐縮と同じ) | |
13 | 38 | 選ぶ | えらぶ | 指をはなして開いた左手を手前に向けて、その指先を右の拇指と示指の先であちこちつまみあげる | |
13 | 39 | お変わりありませんか | おかわりありませんか | 片手を握り胸をはり肘を立て(丈夫、元気)掌を開いて前に出す。(両手で示す時もある) | |
13 | 40 | 教える | おしえる | 左の掌を上向けておき、右の示指の指腹を手前に指先をやや下向けにして左の掌の上を二三度前方に振る | |
14 | 41 | お世話 | おせわ | 右の拇指を立てて口の前におきその指腹を右に向けたり左へ向けたりする(右の人の意志を左の人に伝えるという意)
(12頁参照) | |
14 | 42 | おそい | おそい | 右手の指をそろえて開き指先を前方に向けて出し、右手の指をそろえて開き指先を左に向け右の方から左手に直角に進め次に右手はそのまま右手は左手を乗り越えて進める。
左掌を下に向け、右掌は手前より前方へ直角に乗り越えるように進める | |
14 | 43 | おそろしい | おそろしい | 半開きの指先で胸を軽く二度押えながら同時に肩をすぼめて体をふるわせる | |
15 | 44 | おじいさん | おじいさん | 拇指を立て、次に杖をついている様子をする(肉親の場合は示指をほゝに触れておじいさんの手まねをする) | |
15 | 45 | おばあさん | おばあさん | おじいさんの場合と同じであるが、拇指(男)のかわりに小指(女)を立てる。(肉親の場合は示指をほほにふれる) | |
15 | 46 | 男 | おとこ | 拇指を立てて力強く示す | |
16 | 47 | 驚く | おどろく | 片手を半開きにして水落のあたりにあて急いでぐっと上につきあげる。
(ビックリした時の様子) | |
16 | 48 | 同じ | おなじ | 両手の拇指と示指を立て胸前に出し各々の指先をつけたりはなしたり二度する
(同じ同じの意) | |
16 | 49 | 弟 | おとうと | 示指の先をほほにふれた後に甲を前方に向けて中指を立て胸前下に下げる | |
17 | 50 | お目出度う | おめでとう | 指先をつけた両てのひらを同時に指を開きながら上にあげる。
(芽が出る、祝うと同じ) | |
17 | 51 | お目にかかります | おめにかかります | 会うの手話を用いますが両の示指の指腹を左右から向い合せてもよい | |
17 | 52 | おぼえる | おぼえる | こめかみの上のあたりで五指をひろげた手を握りながらこめかみの所に持って来る
(頭の中へ納め込むの意) | |
18 | 53 | 思い出 | おもいで | 示指でこめかみを押え(思う、考える)次に五指を開きながら波打たせてバラバラと斜上に向かって動かす | |
18 | 54 | 思違い | おもいちがい | 「思い」、「まちがい」の手話を連続的にする。
思うの手まねに続き「まちがい」 | |
18 | 55 | 面白い | おもしろい | 愉快と同じ、又握り拳の小指の側で横腹を軽く二度たたく。
(面白くて横腹がいたいの意) | |
19 | 56 | 終り | おわり | 左手の指をそろえて開き指先を前方に向けて出し右手の指をそろえて開き指先が右手と直角になるように少し間隔をあけて置き左手はそのまま指先を左掌に直角にする。
(完了まで、遂にと同じ) | |
19 | 57 | 恩 | おん | 可愛がられる、又親切にされるの手話にいろいろいただくの手話を付け加える。
(いろいろ親切にしていただくの意) | |
19 | 58 | 女 | おんな | 小指を立てる。この場合手の甲は前方に向くようにする | |
20 | 59 | 帰る | かえる | 家の手話の次に指腹を手前に指先を下にした示指を手前より押し進める | |
20 | 60 | 可愛がる | かわいがる | 一方の拇指を立て他の開いた掌で拇指の上下を撫でる | |
20 | 61 | 家族 | かぞく | 家の手話を用い一方の手はそのまま他方の拇指と小指を立て手首をふる動作を一方の掌の下にてする | |
21 | 62 | 会議 | かいぎ | 向き合わせた両掌を胸前に引きよせて(集まる・会)両拇指を数回近づける。
(相談するの意) | |
21 | 63 | 会計 | かいけい | 両手で「金」を示し左右に交錯させる。
上向けて開いた左の掌の上でそろばんをはじくまねをする時もある。 (金の流通を左右の手で示す事もある) | |
21 | 64 | 会社 | かいしゃ | 工場の手話をもって表現すれば良い。
両手の示指と中指を伸し上下にふり次に家の形をする | |
22 | 65 | 会則 | かいそく | グループ、大会の手話に規則の手話をつけ加える。集まる。会。の手まねに規則(34頁参照) | |
22 | 66 | 会場 | かいじょう | 集まるの手まねの次に掌を下向けて腹前にて弧を描きその中央に対し、半開きの手をわんをふせるようにおく
(場所、所在地と同じ) | |
22 | 67 | 会長 | かいちょう | 開いた掌に立てた拇指をのせ、そのまゝ上に上げる。
(人の上に立つ意) | |
23 | 68 | 改心 | かいしん | 示指の指先にて水落をさし両の掌を前向けに立て、左右から中央に寄せると同時に交叉させて手の位置を変える。
(心を入れ替えると同じ) | |
23 | 69 | 解散 | かいさん | 両手の指先をつけて胸前にて寄せパッと左右両方に開くと同時に掌を広げる | |
23 | 70 | 買物 | かいもの | 両手で「金」の手まねをつくり、交互に前後に動かす。「買う」の手まねは五指をそろえてひろげ上向けた左の掌を前方におき、拇指と示指にて輪をつくり、右手を胸もとから前方へ差し出すと同時に前方より左掌を胸もとへ引き寄せる。(品物を受け取り金を払う意) | |
24 | 71 | 悲しい | かなしい | 拇指と示指の指先をつけて目の下にあて、ほほにそって下におろす。 | |
24 | 72 | 替える | かえる | 示指を立てた両手を手前に向けて立てその手を両方から動かして左右の位置を替える | |
24 | 73 | 覚悟 | かくご | 決る(掌を片方の拳で叩く)の手話の次に心を示せばよい | |
25 | 74 | 学校 | がっこう | カバンを下げている様子を示す。
「教える」の手まねに続いて家の手話を用いる | |
25 | 75 | 学生 | がくせい | 学校の手まねの次に人の手まねをつけ加える | |
25 | 76 | 貸す | かす | 示指の先に拇指の爪先をつけて(金)その手を先方へさし出すと同時に手のひらが上になるようにのばす | |
26 | 77 | 必ず | かならず | 小指をからみ合せて(約束)力を入れてグーッと前方に出す | |
26 | 78 | 借る | かりる | 示指の先に拇指の爪をつけ(金)その手を前方から手前によせると同時に指をのばして掌を上向ける | |
26 | 79 | 代る | かわる | 示指の指腹を向い合せて立てた両手を左右から寄せ、手の位置を変える。
前後に向い合せた掌の位置を変えてもよい。 | |
27 | 80 | 感心 | かんしん | みぞおちをさし(心)次に、握った手を胸元から前方にパッと出す | |
27 | 81 | 関係 | かんけい | 両手の拇指と示指で作った二つの輪をつないで、くさりをつくり、左右にうごかす | |
27 | 82 | 看護婦 | かんごふ | 右手で左手首の脈を取る動作をし、次に示指にて歯を示し(白)帽子をかぶるまねをし小指を立てる。
(白衣の女と云う意) | |
28 | 83 | 監査(調べる) | かんさ(しらべる) | 少し曲げた示指と中指の指先を両方の眼にあて顔をややうつむき気味にしてその指を強く左右に動かす | |
28 | 84 | 簡単(容易)(やさしい) | かんたん(ようい)(やさしい) | 示指を唇にあて次に上向けて開いた左の掌を示指の先にてかるくたたく。 | |
28 | 85 | 考える | かんがえる | こめかみにつけた右示指をキリでもむようにきりきりともみこむ。
この場合首をかたむけて考へ込む表現が特に必要です | |
29 | 86 | 銀行 | ぎんこう | 両手各々拇指と示指の指先をつけて○を作り胸前に水平に並べ交互に上下に動かし次にビルディングの表現をする | |
29 | 87 | 勤務 | きんむ | 両手掌を上向にし、手前からそれぞれ左右に往復させる。(勤めに往復するの意なるも活動の動作をするもよい) | |
29 | 88 | きらい | きらい | 拇指と他の四指で胸をはじくような気持ちです。早くたたく。
(胸に受け入れないの意) | |
30 | 89 | 来ました | きました | 指腹を手前に、指先を下にした示指を前方より自分の方に引き寄せる。
来ると同じ。 | |
30 | 90 | 兄弟 | きょうだい | 両手の中指を立て胸前に示し、一方は上に上げ他方は下に下げ「兄」「弟」を同時に示す。 | |
30 | 91 | 狂人 | きょうじん | 示指の指先でこめかみを示し、半開きの両手にて頭の横を交互にかきむしる。 | |
31 | 92 | 協力 | きょうりょく | 胸前にて握手をし横に引くように少し動かす | |
31 | 93 | 共同募金 | きょうどうぼきん | 両手の拇指と示指を曲げて半丸を作り上下に組合せる。尚示指の指先を唇につけ赤を表現する手まねをつけ加えるとよい
(共同募金のマークを作る意) | |
31 | 94 | 急に | きゅうに | 拇指と示指の指先をつけた手を肩から斜下に急にふりおろす | |
32 | 95 | 休日 | きゅうじつ | 今日の手まねに続いて休みの表現をする | |
32 | 96 | 決まる | きまる | 左手の掌の上を右の示指と中指の二本を曲げて中指の側で二度たたく。
(決まっているの意) 定まる。決定と同じ。 | |
32 | 97 | 聞く | きく | 少し曲げた示指の指先で耳をかるく二度と突つくようにする | |
33 | 98 | 聞き違い | ききちがい | 「聞く」と「間違い」とを連続的に表現する。
「聞く」「違う」(甲を手前に向けて拇指と示指を立て次に甲が前方に向くように廻す)の手まねをする | |
33 | 99 | 消える | きえる | 両手をひろげ胸前に交叉するように握り合わせる | |
33 | 100 | 危険(あぶない) | きけん(あぶない) | 示指と中指を揃えて指腹を前方に向け示指の方にてこめかみのあたりを上下にこする | |
34 | 101 | 規則 | きそく | 上向きに開いた左手の掌を、右手の示指と中指をつけて曲げて中指の方で二度たたく。
(きっと、きまりと同じ) | |
34 | 102 | 記念 | きねん | こめかみのところで握った拳をもう一度グット強く握りやや前方下方におろす | |
34 | 103 | 希望(欲求) | きぼう(よっきゅう) | 左の示指と拇指の指腹にてのどをかるく二度引くようにつまむ(欲しいと同じ) | |
35 | 104 | きれい | きれい | 五指をそろえた掌で鼻先を二度なでる。美しいと同じ。 | |
35 | 105 | 口惜しい | くやしい | イ、歯をくいしばる。
ロ、上向けて開いた左の掌を右の拳の小指の方で強く右の方から左の方へたたく | |
35 | 106 | 口やかましい | くちやかましい | 指先をつけた手の甲を口にあて先方に向けた指先に力を入れて早く二、三度ひろげる | |
36 | 107 | 苦労 | くろう | 右のこぶしの小指の方で左腕を二、三度軽く叩く(肉体的苦労を表す)同じく右のこぶしの小指の方で右のこめかみを二度軽く叩く。(精神的な苦労を表す) | |
36 | 108 | 臭い | くさい | 拇指と示指にて鼻をつまむ腐敗と同じ。 | |
36 | 109 | くたびれる | くたびれる | 軽く握った両手を肩のあたりからだらりと下におろすと同時に肩もぐったりと下げる。 | |
37 | 110 | 下さい | ください | 上向きの両掌をかるく重ねて前方に出し物を希求する如く手前に引き寄せる。
別に合掌の片方を示し願うの表現もよい。 | |
37 | 111 | 暗い | くらい | 掌を外へ向けて開いた両手を眼の前で左右両側から寄せて重ねる | |
37 | 112 | 刑務所 | けいむしょ | 罪人、(手首を重ねる)の手まねをし次に家を示す。 | |
38 | 113 | 警察署 | けいさつしょ | 警察(拇指と示指で丸い形をつくり額の所で左右に動かす)の手まねをして「家」又は「場所」をつけ加える。 | |
38 | 114 | 結構(良い、宜しい) | けっこう(よい、よろしい) | 鼻頭に握り拳の拇指の方をつける。 | |
38 | 115 | 結婚 | けっこん | 一方の拇指と片方の小指を立てて左右両方から胸前に合わせ寄せる。 | |
39 | 116 | 血縁関係 | けつえんかんけい | 示指の先をちょっとほほにふれる。両手の拇指と示指にてそれぞれ輪を作りくさりにつなぐ。
(ほほの関係という意) | |
39 | 117 | 決心 | けっしん | 示指にて水落をさし、次に上向けた左の掌の上を右のにぎりこぶしの甲の方で強くたたく。 | |
39 | 118 | 月賦 | げっぷ | 支出(50頁参照)又買物の手まねに続いて右の耳のあたりで右拇指と示指にて丸を作り、その拇指の指先で、左手示指を横に倒して出す。胸前にて削るように二三度前方に動かす。 | |
40 | 119 | けれども | けれども | 指をつけて開いた手の掌を下に向けその掌でものをすくうような形で上向けにひっくり返す。(だが、しかしでもと同じ) | |
40 | 120 | 見物 | けんぶつ | 探す(48頁参照)と同じですが特に右手と共に顔も左右へ廻せば尚意味がよくわかる。 | |
40 | 121 | 原因 | げんいん | 理由の動作の右示指をぐっと強く前方に突き進める。又根本の動作をするもよい | |
41 | 122 | 喧嘩 | けんか | コブシをたたきあわせる
両手各々の指先をつけその指先をつけてもみ合ふ。 | |
41 | 123 | 子供 | こども | 産れる(両掌を腹の前で向かい合わせて、前下へ押し出すようにする)の次に幼児の高さを示す。 | |
41 | 124 | 幸福 | こうふく | 拇指と、そろえた四指の指先を上にして両ほほをはさみ二度あごの下までなでおろす。 | |
42 | 125 | 五分五分 | ごぶごぶ | (あいこ)両手の拇指の指腹を向い合わせて立て両拇指同時にものをつぶすように強く下へ押えるように押す(相手と同じ) | |
42 | 126 | 工場 | こうじょう | 両手各々の示指と中指をつけ指先を前方に向け、指腹を向け合せピストンの車輪が廻るように交互に円状にうごかす。
(両掌を下に向けて数度叩き次に場所を示す場合もある) | |
42 | 127 | 孝行 | こうこう | 右にて両親の手話を表現して顔の高さにさし上げ、左の掌で右の立てた拇指、小指の二指をなであげる。 | |
43 | 128 | 高等学校 | こうとうがっこう | 右手の示指にて歯を示し次いで両方の示指と中指の二本をそろえて額の後方に動かし(白線を示す)続いて学校の手まねを用いる。 | |
43 | 129 | 後天性 | こうてんせい | 「生まれる」手まねを示した後、右手で「後」を表わし、次に右の手で右耳をふさぎ左手示指を口の中心に立て、話せる形を示す。 | |
43 | 130 | 心が正しい | こころがただしい | 両手各々の拇指と示指の指頭をつけ、その両手の指先が上下に重なるようにつけ合せて水落にあて、両手を真直ぐに同時に上下に引き離す。(チャックをしめるまね)(心がまっすぐの意正直、素直、と同じ) | |
44 | 131 | 講演 | こうえん | 話の手まねをして次に掌を左方に向けて開いた右手を体より少しはなして肘を曲げて立て、左の手のひらを右手の肘のあたりにそえて右手を胸前で横にふる。 | |
44 | 132 | 高慢 | こうまん | 五指の指先にて鼻頭をつまみ前に引きのばす。
(自慢と同じ) | |
44 | 133 | 米 | こめ | 右の拇指と示指の指先をつけ、つまむような形をつくり、口もとに寄せかみしめるようにする。 | |
45 | 134 | これから | これから | 掌を前方に向けて開いた右手を肩のところから前方に押しやる(将来、今後、あとで、以後と同じ) | |
45 | 135 | 殺す | ころす | 一方の拇指を立て他の示指で立てた拇指を突きさす | |
45 | 136 | こまる | こまる | 五指の指先にて、こめかみのあたりを前後にかく。 | |
46 | 137 | 婚約 | こんやく | 夫婦の手まねに続いて約束(小指をかみ合わせる)をつけ加える | |
46 | 138 | 再婚 | さいこん | 二回目の手まねに続いて結婚の手話を用いる | |
46 | 139 | 採用 | さいよう | 指をはなして開いた左手を手前に向けてその指先を右手の拇指と示指の先であちこちつまみあげ、示指先をつまんで手前上方に引き上げる。 | |
47 | 140 | 裁判所 | さいばんしょ | 裁判(拇指を立てた拳を胸前に向かい合わせて、下方に下げる。)の次に家の手まねをする。 | |
47 | 141 | 財産家 | ざいさんか | 金持ちの手まねに家の手まねをつけ加える | |
47 | 142 | 罪人 | ざいにん | 両手首を重ねて前方にグッと出し人の手話をつけ加える | |
48 | 143 | 探がす | さがす | 右の拇指と示指の指先をつけて輪を作り、目の前をくりくりと移動させる。 | |
48 | 144 | 差上げる | さしあげる | 掌を上向にして相手にものをさし出す動作(与えると同じ) | |
48 | 145 | 差支えない | さしつかえない | 小指の先で下唇を軽く二度たたく。
(許す、かまわないと同じ) | |
49 | 146 | さびしい | さびしい | 拇指と示指を広げて額につけて前方へその二指の指先を寄せながら出す。
右手の甲をアゴの下にそえる時もある。 | |
49 | 147 | 寒い | さむい | 両手を握り両肘を曲げて胸前中央に寄せ身体をすくめてガタ、ガタ、ふるわせる
(冬と同じ) | |
49 | 148 | 参加 | さんか | 掌を手前に向けた左手に右の示指一本をつけ加える | |
50 | 149 | 残念 | ざんねん | 上向きにした左掌を右拳で強くたゝくと同時に手前にずり落とす。 | |
50 | 150 | 支出 | ししゅつ | 左掌の上に右の拇指と示指でつくった輪をのせ、その輪(金)を前方に数回差し出す。 | |
50 | 151 | 仕事 | しごと | 両手の掌を上向けにして下腹部におき、指先を中央に向けて少し間隔を置いて両手を同時に左右にこまかく運動させる。
(ざるで砂か、穀物をふるう動作の意) | |
51 | 152 | 叱る | しかる | 拇指の指腹を外側に向けて立てぐっと力を入れて倒し前方に押し進める。 | |
51 | 153 | 姉妹 | しまい | 両手の小(薬)指を立て胸前に示し一方は上に上げ他方は下に下げ「姉」「妹」を示す。 | |
51 | 154 | 指導 | しどう | 指先をやや下向けにした示指を二度前方に押しやり次に片方の手をとって横に引く | |
52 | 155 | 試合 | しあい | 両手の拇指胸前左右におき交互に上下に動かす。
(競争、勝負と同じ) | |
52 | 156 | 自然 | しぜん | 下向けた右手の示指の先でえぐりとるような形に動かして指腹をゆっくりと手前に向けて立てる。 | |
52 | 157 | 自殺 | じさつ | 首を突く動作或は首を切る動作、又、首を吊るまねをする。体の正面にて合掌をなし、素早く横に倒す。 | |
53 | 158 | 自信 | じしん | 左上腕を右の掌で一度力強く叩くと同時に肘を曲げて腕に力を入れる。 | |
53 | 159 | 自由 | じゆう | 両の拇指を立て水落のあたりから撫で上げるようにして交互に胸前に立て、次にかるく握った拳が肩の辺にくるように肘を曲げてその腕を真直ぐ力強く斜め上にのばす。 | |
53 | 160 | 時間 | じかん | 時計と同じ動作をし間(両手で間隔を示す)の手まねをつけ加える。
(針の動きを示す) | |
54 | 161 | 辞退 | じたい | 上向けて開いた左の手のひらに右の五指の指頭をつけた指先をのせ左手は前方に右手は手前に同時にひく。 | |
54 | 162 | 静か | しずか | 手のひらを上に、むけて指先をつき合わせた両手をそのまま静かに下に下げる。 | |
54 | 163 | 質屋 | しちや | のれんの手まねに続けて左手はそのままにし、右手の指先を前方にくぐらせ次に家を示す(質屋ののれんをくぐるの意) | |
55 | 164 | 失敗 | しっぱい | 五指をそろえ指先を上にした掌を内側に向けその指頭(主として中指)で額の中央を突き押す。 | |
55 | 165 | 失礼 | しつれい | 「悪い」の手まねを用い、次に指をそろえてのばした片手を一寸胸前に上げ礼をする。 | |
55 | 166 | 死ぬ(合掌79) | しぬ | 合掌した両手(或は右手)をそのまま静かに外側に倒す。(亡くなると同じ) | |
56 | 167 | 写真 | しゃしん | 軽く握って輪の出来た小指側を(レンズと見なす)他の掌でシャッターがおちるようにサッと斜にふりおろす。 | |
56 | 168 | 社会 | しゃかい | 下に向けて開いた右手のひらで肩位の高さの所を左から右に弧を描いて廻す。
(世間、世の中と同じ) | |
56 | 169 | 小学校 | しょうがっこう | 一方の示指を立てその両側に他の示指と中指を前方に向けておき、小の字を表わし続いて学校の手まねを用いる。 | |
57 | 170 | 収入 | しゅうにゅう | 支出の場合と同じく左の掌の上に輪をつくってのせた右手を前方より手前に引き寄せる。 | |
57 | 171 | 習慣 | しゅうかん | 掌を下向けにし左手首のところに軽く握った右手の掌をつけると同時に示指一本をはじき出す
(性質と同じ) | |
57 | 172 | 就職 | しゅうしょく | 工場又は店の手まねに続いて仕事に入る手まねを用いる。 | |
58 | 173 | 準備 | じゅんび | 指をつけてひろげた手の指先を前方に向け20センチ程の間をおいて掌を向合せそのままの形で左の方へ三四度区切って移動させる | |
58 | 174 | 手帳 | てちょう | 手帳を開く様子をする。
(本の形) 次に書く動作をすればなお分りやすい。 | |
58 | 175 | 主人 | しゅじん | (自分の主人の場合)
夫を表す場合は私、の男で示し家長を表わす場合は家の長(男の手まねして上につき上げる)で示す。 | |
59 | 176 | 住所(合掌) | じゅうしょ | 両手にて家の手まねをなし左手はそのままにしておき右手の拇指と示指をのばして指先左に向け左の掌の上から下に降す。(家に標礼がかけられて居る意) | |
59 | 177 | 昭和 | しょうわ | かるく握った手の甲を額につけ、パッとひらく。今上に光るという意味である。 | |
59 | 178 | 上手 | じょうず | 右掌で左腕を上から下になでおろす。
(手が伸びる意味) | |
60 | 179 | 衝突(腕38) | しょうとつ | かるく握った拳を左右から中央にぶつけ上方にはね上げる。 | |
60 | 180 | 食事 | しょくじ | 左手は茶わんを持ったように掌をひろげ、右手の示指と中指二本をはしのようにして食べるまねをする。 | |
60 | 181 | 職業 | しょくぎょう | 拳を重ね下の拳を上の拳で数回叩く(作る)次に仕事の手まねをすると尚よくわかる。 | |
61 | 182 | 職業安定所 | しょくぎょうあんていじょ | 仕事の手まねに続いて世話の手まねをし場所を示す。 | |
61 | 183 | 職人 | しょくにん | 前腕部を掌にて軽く叩き、次に「人」を示す。 | |
61 | 184 | 知っている | しっている | 軽く握った拳の内側で胸を二度たたく。 | |
62 | 185 | 知らない | しらない | 半開きにした右手の指先で右乳あたりをちりでも払い落すように軽く下方へ払いのける。 | |
62 | 186 | 心配 | しんぱい | 半開きにした手の指先を胸に当て小首をかしげ心配そうな顔をする。 | |
62 | 187 | 身元保証 | みもとほしょう | 用紙の形を示指で胸前にて示し、その後、印をおしてとどける表現をする。 | |
63 | 188 | 身体障害 聾 | しんたいしょうがい ろう | 右手指腹で右耳をふさいだのち口をふさぎ(ろうの意)人の手まねをする。 | |
63 | 189 | 肢体 | したい | 肢体切断のようすをする。腕のつけ根、足のつけ根を手刀で切る動作をする。 | |
63 | 190 | 盲 | もう | 右手示指と中指で両眼をおさえ盲の様子を示す。 | |
63 | 191 | 神社 | じんじゃ | 両手の指をのばして各指を交互に組み合せて屋根をつくり、合掌の動作をする。 | |
64 | 192 | 親切にする | しんせつにする | 左手の掌を前方に向けて出し右の掌で左手の甲を撫でる(可愛がられるとの区別がむずかしく同一に用いられる場合もある) | |
64 | 193 | 辛棒 | しんぼう | 一方の掌を下向けて胸前に出し、その掌の下に他方の拇指を立ててつけ、頭ともに下に下げる。 | |
64 | 194 | 診察 | しんさつ | 胸を打診するまねをする | |
65 | 195 | 審議 | しんぎ | 両手の親指を立て(他の四指は折り込む)指腹を向合わせ左右から中央に寄せ拳を二度ぶつける。 | |
65 | 196 | 推薦 | すいせん | 尊敬の手まねを用いますが推薦する場合には尊敬、頼む手まねをする。 | |
65 | 197 | すき | すき | 掌を内側にして拇指と示指でのどをひっぱるようにかるくはさみ前方に引くと同時に二指の指先はつける。 | |
65 | 198 | 少し | すこし | 拇指と示指の指頭をつけ指先を上向け示指の指先をはじくように拇指をのばす。 | |
66 | 199 | 涼しく | すずしく | 五指を広げ掌を手前にして立てた両手を前方からそよ風が吹いてくるように四五度細かく指先を動かす。 | |
66 | 200 | 生活 | せいかつ | 毎日の手まねに続いて食事を取るまねをする。 | |
66 | 201 | 生徒 | せいと | 教わるの手まねに続いて拇指と小指を立てた手首をまわす。 | |
67 | 202 | 生年月日 | せいねんがっぴ | 生れる動作をする。次に開いた両手の掌を手前にむけ胸前にて上下に重ね上になった手の拇指から順々に五指折り曲げ次に下の五指を順次折り曲げる。(上の手は月下の手は日の意) | |
67 | 203 | 説明 | せつめい | 左胸前にて指をそろえて開いた左の掌に、指をそろえて開いた右手の指先を下に掌を左方に向けて直角にあて次に左掌を指先下向けた右手でやや直角にトントンと二、三度たたく。 | |
67 | 204 | 赤十字 | せきじゅうじ | (赤の手まねを用いる)両手の示指を組合せ十字を示す | |
68 | 205 | 先生 | せんせい | 教えるの手話に続いて拇指又小指を立てる。 | |
68 | 206 | 先天性 | せんてんせい | 両手の掌を丸みをもって内側に向け、30センチ程の大きさを作り、腹からもっと前方に出すと同時に左右にひろげる。
(子供が生れるの意ですが動作が大きいとかえってみぐるしい)その後左右の手で口と耳をふさぐ。 | |
68 | 207 | 戦争 | せんそう | 左右の示指を剣にして斬り合う真似をする。 | |
69 | 208 | 祖父 | そふ | 父を表現してその拇指をやや曲げ腰をかがめてつえをつく動作をする。 | |
69 | 209 | 祖母 | そぼ | 母を表現しその小指をやや曲げ腰をかがめてつえをつく動作をする。 | |
69 | 210 | 相談 | そうだん | 両手の拇指を立て指腹を向い合せて胸前で向い合せて両指の指頭がぶつかるように二度動かす、 | |
70 | 211 | 総会 | そうかい | 両手のそれぞれの五指をひろげて立てた掌を左右より内側に向け中央に寄せる。
(集合大会の動作と同じ) | |
70 | 212 | 掃除 | そうじ | 左右の拳を上下に重ね箒の柄を持って掃く動作をする又床をぞう巾でふくまねをしてもよい。 | |
70 | 213 | 葬式 | そうしき | 死の手まねに続いて指を開いて立てた両手を掌前方に向けて前後に並べて立て静かに指をまげる。 | |
71 | 214 | 卒業 | そつぎょう | 学校の手まねをして次に両手の掌を上向け賞状をいただくように前方より手前に引き寄せる。
(学校を省く場合が多い) | |
71 | 215 | 他人 | たにん | 指をそろへて半開きにした右手の掌を内側に中指の指頭がかるくほほにつく程度につけ、五指の指先を外側にはじき出す。
次に人の手まねをしてもしなくてもよい。 | |
71 | 216 | 大会 | たいかい | 指を開き掌を向合せに立てた両手を左右から中央によせる次に指を開き掌を内側に前後に重ねて立て外側の手を前方に押し進める。 | |
72 | 217 | 退屈 | たいくつ | 待つの動作をする。手を握り腕をのばして、高く上げあくびをする様子をなす。 | |
72 | 218 | 大学 | だいがく | 両方の示指の先を額の中央に合わせ、その指を左右から頭にそって後方に開き、後頭部で又合わせる。
(角帽をかぶる意であるから角張った動作をするとよい。) | |
72 | 219 | 大事 | だいじ | 一方の掌を胸にあてその甲を他方の手の掌でぐるぐると二度なでる。 | |
73 | 220 | 大丈夫 | だいじょうぶ | 胸をはり開いた右手の掌を内側にして指先で左乳のあたりに直角につけ前方に弧を画きながらその指を右乳につける。 | |
73 | 221 | 食べ物がおいしい | たべものがおいしい | 食事の手まねをして、やや半開きの右手の掌で左のほほをかるく二、三度たたく。 | |
73 | 222 | 大胆 | だいたん | 示指の先で水落を指し上向けた半開きの両手の指先を向合せて水落にあて、どっしりした形で両手を左右に拡げる。 | |
74 | 223 | 大変 | たいへん | 拇指と示指の先をつけ拇指が手前になるようにして横に倒し、拇指の指先を示指の指先の方から指に伝わせてつけねの方へ引く。 | |
74 | 224 | 高い | たかい | 肘をのばし左手の掌を下向け静かに上の方にあげる。 | |
74 | 225 | 高い | たかい | 拇指と示指にて○を作り胸前より高く上にあげる。
(物価の意) | |
75 | 226 | たくさん | たくさん | 五指をのばし指先を上に掌を内側にした両手を胸前に並べ指折り数える動作をする。 | |
75 | 227 | 助ける(世話をする) | たすける(せわをする) | 拇指をたててかるく握った手を他の掌で軽く叩き乍ら前方に押し出す。 | |
75 | 228 | 助けられる(世話を受ける) | たすけられる(せわをうける) | 拇指を立てて握った手の甲を、他方の手で軽く叩き乍ら手前に引きよせる。 | |
76 | 229 | 例えば | たとえば | 拇指と示指の指頭をつけ、指先がほほにさわる程度に軽く二度つねる。
(もしと同じ) | |
76 | 230 | たのしい | たのしい | 喜ぶ動作をし次に与える動作をする(掌を上向けて手前より相手にものを与えるように差し出す) | |
76 | 231 | 頼みます | たのみます | 片手を上げて拝む。
(願うと同じ) | |
77 | 232 | 足らない (原書は「足ならい」と表記) | たらない | 右の拇指の指頭をあごの下につけ(他の四指は折り込む)突き上げる。
(あごがほし上ったの意) (貧しい、貧乏、不足と同じ) | |
77 | 233 | 誰 | だれ | 半開きの右手の四指の背の方にて右ほほを二どかるくなでる。 | |
77 | 234 | 駄目 | だめ | 示指の指頭にて鼻の先をこする。
(悪いと同じ) | |
78 | 235 | 短気 | たんき | 示指にて水落をさし両手の拇指と示指の指先をつけ左右から中央に寄せる。
この場合、腹立ちの表情が特に必要。 | |
78 | 236 | 担任 | たんにん | グループの手話に続いて責任の手まねを用いる。 | |
78 | 237 | 友に(親友) | ともに(しんゆう) | 協力の手まねに続いて人、又は皆さんの手まねを用いる。 | |
79 | 238 | 父 | ちち | 示指の先をほほにふれ、拇指を立て前方やや上の方に差し出す。
(肉親の尊敬する男の意) | |
79 | 239 | 誓う | ちかう | 両手の小指で指切りする。
(約束と同じ) | |
79 | 240 | 近い | ちかい | 拇指と示指の先をつけた両手を胸前に出し同時に両方からぐっと中央に寄せる。
(短いと同じ) | |
80 | 241 | 中学校 | ちゅうがっこう | 一方の拇指と示指を上下に並行させてコを作り他方の示指を立て二指の中央につけて中の字を表し続いて学校の手まねを用いる。 | |
80 | 242 | 中止 | ちゅうし | 中を示し次に上向にひらいた左手の掌に、右掌の小指の方から直角におろす。 | |
80 | 243 | 中立 | ちゅうりつ | 中を示し、次に上向にひらいた左掌に右手示指と中指の指先を立てる。 | |
81 | 244 | 貯金 | ちょきん | 上向けて開いた左手の掌を右手の拳の小指の方で一度強く叩き次に左掌はそのまま右の拇指と示指にて金を表現し左掌の上にのせぐっと上の方に上げる。
(通帳にスタンプを捺印し金高が上がるの意) | |
81 | 245 | 丁度 | ちょうど | 両手の拇指と示指を立て、胸前に出し各々の指先をつけたりはなしたり二度する
(同じ同じの意) (一致、合致同様と同じ) | |
81 | 246 | 地主 | じぬし | 指先で土地の手まね(土をいじる様子)を示した後右手の拇指を立てる。 | |
82 | 247 | 追加 | ついか | 左手の拇指と示指をのばし拇指の指先は上向き示指の指先は下向け、又右手も同じくのばし二指の指先を反対にして左手の示指頭に右手の拇指頭をつけそこを中心に右の示指を外側より上方にはね上げる。(つみ重ねられて倍になった意)
(倍、その上に、もっともっと、更にと同じ) | |
82 | 248 | 通知 | つうち | 文通の〒のマークを表現し前方に押し進ませると郵便を出す、又前方より手前に引き寄せると郵便を受け取ったことになる。
(郵便、状と同じ) | |
82 | 249 | 通訳 | つうやく | 右の拇指を立てて口の前におきその指腹を右に向けたり左へ向けたりする右の人の意志を左に伝えると云う意。 | |
83 | 250 | 妻 | つま | 自分を示して小指を立てぐっと前方に出す。 | |
83 | 251 | 強い | つよい | 手をにぎり肘を立てた腕を強く曲げる。 | |
83 | 252 | 手紙 | てがみ | 書くの手まねに続いて郵便の手まねを用いる。 | |
84 | 253 | 適当 | てきとう | 両手の示指の指腹の第1関節を胸前で十字につけ合せる。 | |
84 | 254 | 出来ます | できます | 大丈夫と同じ。 | |
84 | 255 | ですね | ですね | 有りますの手まねを用い、小首をかるくかしげ、次にその手を反転して上向ける | |
85 | 256 | 転宅 | てんたく | 両手で作った家をそのまま横へ少し上に弧を描きながら移す。 | |
85 | 257 | 電車 | でんしゃ | 左の示指と中指を並べて指腹を下に向けて胸前に示し右手の示指と中指をのばし左手の二指の下にその指先をつけ前方に動かす。(電車のパンダグラフの意) | |
85 | 258 | 電報 | でんぽう | 上向けに開いた左の掌の上を少し曲げた右の中指の先でトンツートンツーとキーを叩く。 | |
86 | 259 | 時々 | ときどき | 指先を前方に示指を右方から左方にスーと動かす途中で指腹が胸前に向くようにピヨンと立て又横に動かして又ピヨンと立てる。 | |
86 | 260 | 独身者 | どくしんしゃ | 伸した示指頭を腹部にあてその示指を上方にはね上げ(自分)次に1の手まねをする。
男の場合は拇指を女の場合は小指を立てて前方に力強く進める。 | |
86 | 261 | 何処 | どこ | 指先を前方にした示指にてやや上方空間を左右に振りながら、あちこち移動させる。(方向を探ぐり尋ねる意)(いずこと同じ) | |
87 | 262 | 当選 | とうせん | 選ぶの手まねに続いて指をはなし掌を手前に向けて立てた左手の示指一本を右手の拇指の指先でぐっと引く | |
87 | 263 | 努力 | どりょく | 一生懸命の手まねに続いて活動の動作をする。
目かくしのようにした両手をそのまゝ前方に押し出し(一用懸命)、次に下向けにした両拳を交互に前後に動かす(活動) | |
87 | 264 | 同志 | どうし | 一致の手まねに続いて人々の手まねを用いる。
(同輩と同じ) | |
88 | 265 | どうして | どうして | 何んですかと同じ動作。 | |
88 | 266 | 遠い | とおい | 両拇指と示指で作った輪を胸前から横に引き離す。 | |
88 | 267 | 時計 | とけい | 右の拇指と示指を直角に開き他の三指は折り込んでその拇指の指先を左の掌の真中につけそこを中心として右の示指を外側に廻す。 | |
89 | 268 | 特に | とくに | 右手の拇指と示指をつけ、その指先で左手の服の袖に外側から内側へ(英語のVの意)形を書く | |
89 | 269 | 友達 | ともだち | 協力の手まねに続いて人々又皆さんの手まねを用いる | |
89 | 270 | 名前 | なまえ | 拇指と示指の指先をつけて輪をつくった右手の掌を前方にして左の胸にぴったりとつける(名札をつけた意)別に左掌の上に右の拇指の指頭をつけ前方に差し出す動作もある(署名提出の意) | |
90 | 271 | なつかしい | なつかしい | 偲ぶの動作を感情こめて行う、又斜め肩上より綱を握るように握った拳を上下に重ね、もたれるようにする場合もある。 | |
90 | 272 | 仲人 | なこうど | 結婚の手まねに続いて斡旋の手まねを用いる。 | |
90 | 273 | 仲間 | なかま | グループと同じですが友達の手まねを用いる場合もある。 | |
91 | 274 | なりたい | なりたい | 替わるの手まねに続いて好むの手まねを用いる。 | |
91 | 275 | 習う | ならう | 教わると同じだが、真似ろの手まねを用いてもよい。 | |
91 | 276 | 亡くなる | なくなる | 合掌した両手或いは右手をそのまま静かに外側に倒す | |
92 | 277 | 入院 | にゅういん | 右手にて左手首の脈をとり次に左手を広げて指先を前方にし、其の下を右手をくぐらせる。(上向きにした右示指、中指をくゞらせてもよい。) | |
92 | 278 | 何んです | なんです | 指を一寸はなしひろげて指先を前方相手の方に向けた右の手を少しふるわせながら前方に押し進める。 | |
92 | 279 | 何才 | なんさい | 年令の手まねに続いて訪ねる手まねをする。 | |
93 | 280 | 入学 | にゅうがく | 学校の手まねに続いて入るの手まねを用いる。
(進学と同じ) | |
93 | 281 | 認可 | にんか | イ、許すの手まねを用いる
ロ、上向けて開いた左の掌の上に。 ハ、右手に印判を持ったまねをして、左の掌に印を押す。 | |
93 | 282 | 盗まれる | ぬすまれる | 曲った示指を手前に向けて先方に手を引く。 | |
94 | 283 | 盗む | ぬすむ | 示指を曲げて手前に引く。 | |
94 | 284 | 熱心 | ねっしん | 熱があるの手まねに続いて一生懸命の手まねを用いる | |
94 | 285 | 寝る | ねる | 朝の反対動作。握り拳をこめかみにつけ頭を傾ける。 | |
94 | 286 | 眠る | ねむる | マブタをとじる様子を示す | |
95 | 287 | 飲む | のむ | 拇指と示指で湯呑を持ち口に寄せてのむ様子をする。 | |
95 | 288 | おかしい | おかしい | 右の示指の指先にて唇を示し、次に開いた右の手のひらで右ほほから上方に顔をなで上げる。いずれの時も表情は大切であるが、この場合、特に表情に注意。 | |
95 | 289 | おかしくない | おかしくない | 「恥ずかしい」の手まねをして、次にありませんと手を振る。 | |
96 | 290 | 発表 | はっぴょう | 言うの手まねを用いる。指先を前方に向けた両手を口もとにあて指をひろげ乍ら前方に弧を描いて左右に大きくのばす。 | |
96 | 291 | はつきり | はっきり | 指をつけてひろげた両手を同時に前方と手前にパッとはなす。 | |
96 | 292 | 初めて | はじめて | 指先を左方に掌を下に向けて出した右手の示指を左手甲につけた後、上にあげる。 | |
97 | 293 | 離れる | はなれる | 五指の指頭をつけた両手を胸前中央に寄せ左右に引き離す。 | |
97 | 294 | 母 | はは | 示指の先をちょっとほほにふれて小指を立て前方やや上の方に差し出して示す。
(肉親の尊敬する女の意) | |
97 | 295 | 早く | はやく | 拇指と示指の指頭をつけ、拇指の指先で示指の指先をはじくようにしながら上方に二度上げる。 | |
98 | 296 | 半額割引券 | はんがくわりびきけん | 拇指と示指で作った輪の手話に続いて中程、割引の手まねを用い、次に両手の示指にて四角を作る。(金額半額割引キップの意) | |
98 | 297 | 反省 | はんせい | 思い出の動作と同じく、続いて指をパラパラと波打たせながら前方に弧を画きながら指先を腹につける。 | |
98 | 298 | 反対 | はんたい | 左右外側に向けて立てた両手を左右から寄せ、甲をぶつける。 | |
99 | 299 | バス | ばす | 運転士がハンドルを握っている格好をする。次に両手の示指をかぎ形にして向い合わせ、他の四指を握り肩幅にして胸前に出し前進させる。 | |
99 | 300 | 晩 | ばん | 両手の掌を前方に向け、顔の前で左右から寄せて交叉させる動作をする。
(光が遮断されたの意) | |
99 | 301 | 秘密 | ひみつ | 口もとを手(指掌)でふさぐ。 | |
100 | 302 | 低い | ひくい | 指先を横にして掌を下向け胸前にて静かに下の方に下げる。 | |
100 | 303 | 必要 | ひつよう | 開いた両手の指先がかるくつくように胸前に示し、それをぐうっと手前に引き寄せる。 | |
100 | 304 | 人々 | ひとびと | 両手の拇指と小指を立て(他の3指はかるくにぎる)手首をふる。 | |
101 | 305 | ひま | ひま | 仕事の基本的な動作をするその手をゆっくりと前部(ももの所)まで降す。待つ、退屈、の動作を用いても良い。 | |
101 | 306 | 評議員 | ひょうぎいん | 示指と小指を立て、拇指と中指と薬指の三指の指先をつけ、前方に向け、(指文字のギ)、次にバッチを表現する手まねを用いる。
(評議員のギに役員バッチの意) | |
101 | 307 | 開く | ひらく | 両手の手のひらを前方にむけ示指がつくように中央に寄せ次に両手の小指を軸に門を開くように左右に開くと同時に掌を手前に向ける | |
102 | 308 | 表彰 | ひょうしょう | 手本の手まねに続いて賞状をいたゞく真似をする。 | |
102 | 309 | びっくり | びっくり | 半開きにした片手を、水落のあたりにあて急いでぐっと上につき上げる。
(驚くと同じ) | |
102 | 310 | 病気 | びょうき | 握り拳の拇指の方で額をかるくとん、とんとたたく。 | |
103 | 311 | 不幸 | ふこう | 「幸福」で「ない」との手まねをする。 | |
103 | 312 | 不快 | ふかい | 愉快の動作をする。次にありませんと手を横にふる。 | |
103 | 313 | 不信 | ふしん | 心が無いと表現する。
(信用出来ないと同じ) | |
104 | 314 | 不親切 | ふしんせつ | 親切でないと表現する。 | |
104 | 315 | 不足 | ふそく | 右の拇指の指をあごの下につけ、(他の四指は折り込む)突き上げる(あごがほし上ったの意)(貧しい、貧乏、貧困と同じ) | |
104 | 316 | 不良 | ふりょう | 拇指を横にのばし他の四指は握りその拇指で鼻頭をこする。不良の程度の悪い場合は拇指をえぐる様にこする。 | |
105 | 317 | 夫婦 | ふうふ | 一方の拇指と片方の小指を胸前にて寄せて立てる。 | |
105 | 318 | 普通 | ふつう | 拇指と示指をはなして指先を前方にして両手をならべそのまま左右両方に平らにひきはなす。 | |
105 | 319 | 無事 | ぶじ | 「丈夫」の手まねに続いて「同じ」の手まねを両手で表現する。 | |
106 | 320 | 副会長 | ふくかいちょう | 副の手まねに連盟の手話をつけ加える。 | |
106 | 321 | 福祉 | ふくし | 拇指をつけてそろえた四指の指先を上にして指頭にて両ほほをはさみ二度あごの下までなでおろす。
(幸福、倖せと同じ) | |
106 | 322 | 福祉事務所 | ふくしじむしょ | 福祉の動作をし事務を取るまね(ペンで書く)をする。 | |
107 | 323 | 福祉司 | ふくしし | 福祉の動作をし次に拇指と示指の指先をつけて「 を空間にかく。又は事務を取るまねをする。 | |
107 | 324 | 船 | ふね | 指を揃えて少し丸みをつけて開いた両手の指先を前方に向け合わせて前進させる | |
107 | 325 | 文化 | ぶんか | 両手の拇指をはなし他の四指をそろえてのばし掌を内側にして胸前にて両手の拇指と示指を組合す | |
108 | 326 | 紛失 | ふんしつ | 指頭をつけた指先を腰につけ指を開き乍らパッと下におろす。 | |
108 | 327 | 下手 | へた | 右掌で左手首のあたりから上腕の方へなでであげる。
(手がちぢむの意) | |
108 | 328 | 平気 | へいき | 五指を折り指先を左胸につけ弧を描くようにして右胸へ移す。(大丈夫と同じ) | |
109 | 329 | 平和 | へいわ | 協力の手まねに続いて指をつけきれいに揃えた両手を体の中央に下向けて並べ静かに水平に左右へひらく | |
109 | 330 | 閉会 | へいかい | 閉じると同じですが小指を軸とせず、掌を前の方に向けた両手を左右から中央によせ、扉を閉じるようにつけ合す場合もある。 | |
109 | 331 | 変更 | へんこう | 両手を左右胸前におき同時に両手の左右の位置をおき変える。
(場所の変更の場合であって人や時間の場合は別に表現する) | |
110 | 332 | 便利 | べんり | 幸福と同じ動作(別に大阪方面では右手の掌の拇指の方であごを下から二、三度叩く) | |
110 | 333 | 保証人 | ほしょうにん | 保証の手まねに続いて世話をする人、又は責任者の手まねを連続表現する。 | |
110 | 334 | 補導 | ほどう | 立てた拇指のつけねを他方の掌で押し上げぎみに二度たたき一方の手で他方の手をとって横にひいて導く。 | |
111 | 335 | 方法 | ほうほう | 掌を下向けた左手の甲を右の掌でかるく二度たたく。 | |
111 | 336 | 欲しい | ほしい | 指をつけて開いた右手の四指と拇指の指腹でのどをかるく二度引くようにつまむ。 | |
111 | 337 | 他 | ほか | 指をつけて開いた一方の手掌を手前の方に向けて立てそれに他の手の甲をつけてそのつけた手を先方へ押しやる。 | |
112 | 338 | 傍聴 | ぼうちょう | 寄り慕うの手まねに続いて聞くの手話をする。 | |
112 | 339 | 本 | ほん | 合掌した両手を小指をつけたまま左右に開く。
(書物を開くの意) | |
112 | 340 | 本当 | ほんとう | 五指をつけ指頭を上にした右掌を顔正面にあて示指の方で二、三度あごをたたく | |
113 | 341 | 真面目 | まじめ | 正直の動作をし、次に一生懸命の手まねをする。 | |
113 | 342 | 負け | まけ | 鼻頭にあてた掌を下にすべり落とす。 | |
113 | 343 | 又 | また | けんにした右手を示した後に示指と中指の二本を離しながら胸前左方に向けて出す。(二度と云う意)
(繰返しと同じ) | |
114 | 344 | まだ | まだ | 指先を前方に向けて出した左掌に、指を開いた右掌を軽く上下にふる。 | |
114 | 345 | 守る | まもる | 掌で胸前を強くなで次に同じの手まねを強く二度する又は両拳を胸前に重ねる。 | |
114 | 346 | 待つ | まつ | 拇指以外の四指を半ば折り曲げてその指の上にあごをのせて人待ち顔の表情をする。 | |
114 | 347 | 負けない | まけない | 「負け」の次にありません(ない)の手まねをする。 | |
115 | 348 | 迷う | まよう | 開いた両手を内側に向い合わせ、やや斜めに指先を下にして下腹の前にすえ、そのままの両手を右や左にうごかす。 | |
115 | 349 | 未定 | みてい | 決定に続けて、まだまだの手まねを用いる。 | |
115 | 350 | 未亡人 | みぼうじん | 一方の拇指と他方の小指を並べて立て拇指のみを倒す | |
116 | 351 | 見間違い | みまちがい | 示指の先を目にあてた後に前方にさしむけ、「違う」の動作をする。 | |
116 | 352 | 見舞い | みまい | 右の掌で身体を大きくなで両の掌を向い合せて指先前方にして差し出す。
(見舞品を差し出す意) | |
116 | 353 | 皆さん | みなさん | 世間の手まねをやや小さくする。 | |
117 | 354 | 民主主義 | みんしゅしゅぎ | 拇指と小指を立てた両手を向い合わせてその手首を廻しながらふる。
次に拇指と示指を開いて前方に向け、そのまま水平に左右に引き分け、かるく握った拳を斜上に力強く伸す | |
117 | 355 | 無知 | むち | 賢いの反対動作をする。拇指と示指をのばし(他の三指を折り曲げる)拇指の指先を頭につけ、示指の指先を下げて拇指につける
(頭脳が下がったの意) | |
117 | 356 | 無銭(お金が無い) | むせん(おかねがない) | 拇指と示指で作った輪を口につけプッと吹くと同時に両指をはなす。 | |
118 | 357 | 無理 | むり | むずかしいと同じ動作。ほほをつまんで捻ねる。 | |
118 | 358 | 昔 | むかし | 示指と中指をつけてのばし指先を前方に頭上中央におく。
(封建的、旧式と同じ) | |
118 | 359 | 娘 | むすめ | 薬指を腹の辺にちよっとふれ、腹前に立て、下に下げる。 | |
119 | 360 | 息子 | むすこ | 腹を中指でふれて真直ぐに立て、次に下に下げる。 | |
119 | 361 | 迷惑でした | めいわくでした | 陰気の手まねに続いて片手拝みをする。 | |
119 | 362 | 珍らしい | めずらしい | 拇指と他のそろえた四指の指先をつけて、目の前におき、パット引き降ろすと同時に目を一層大きく見はる。 | |
120 | 363 | 面倒 | めんどう | 握った拳の小指側で左前腕を二度たたき、いかにも困った様な表情をする。
(精神的な時は、こめかみをたたく) | |
120 | 364 | 儲けた | もうけた | にぎり拳であごの下を軽く二度たたき、その手を半開きにして前に出し次につかみよせる。又右手で金を示し左手の上でもちあげる様子をする。 | |
120 | 365 | 目的 | もくてき | 左手の拇指と示指の指先で輪を作り前方に高くかかげその輪を右の示指の指先で軽くたたく。
(目標と同じ) | |
121 | 366 | 役員 | やくいん | 委員の手まねで表現する。別に責任の人々と表現する場合もある。又左掌の上を右示指で二度指し示す動作をするのもよい。 | |
121 | 367 | やさしい | やさしい | 示指の先で水落をさし、両手の掌を向合せ五指の指先をパクパクと寄せたり、離したりやわらかく二度する。(ゴムマリを押える様な形) | |
121 | 368 | 安い | やすい | 拇指と示指にて作った○を胸前より下に下げる。 | |
122 | 369 | 休む | やすむ | 指先を前方に掌を下向にして出した両手を左右から寄せて示指と示指をつける。 | |
122 | 370 | やめなさい | やめなさい | 「止める」の手まねをゆるやかに相手の顔を見ながらする。次に相手を指さす。 | |
122 | 371 | 郵便貯金 | ゆうびんちょきん | 預金に郵便の動作をつけ加える。 | |
123 | 372 | 行く | ゆく・いく | 指腹を手前に指先を下にした示指を手前より動く方に押し進める。 | |
123 | 373 | 譲る | ゆずる | 「差しあげる」手まねに「かまわない」の手まねをつけ加える。 | |
123 | 374 | 夢 | ゆめ | 顔を少し横に倒して寝るまねをする。指先は上向き、半開きの手をこめかみにあて指先をかるくバラバラさせながら煙のようにゆっくり横にあげる。 | |
124 | 375 | 予定 | よてい | A、かるく握った手首のあたりを鼻頭につけ手首をグルグル廻す。
B、両掌を少し間隔をおいて向い合せ、右から左に二三回くぎるようにうごかす。(準備の意) | |
124 | 376 | 用紙 | ようし | 「白」の手まねをして両示指で四角を画く。左の掌を上向きに出し、右手で文字をかくまねをする。 | |
124 | 377 | 用事 | ようじ | 必要の手まねに続いて仕事の手まねを用いるが地方によっては整理の手まねで示す事もある。 | |
125 | 378 | 幼稚園 | ようちえん | 幼児の動作をする胸前にて二、三度拍手取ってリズムに合せる様に調子を取る。 | |
125 | 379 | よくばり | よくばり | 「欲」の手まねに続いて「けちんぼう」の手まねを用いる。
「欲」の手まねをし、続けて「けちんぼ」(金の手まねをした後、口に(くわえる)の手まねをする。 | |
125 | 380 | 弱い | よわい | 肘を曲げ力を入れて立てていた腕の力を抜きながら手首をぶらんと前方にふりおろす。 | |
126 | 381 | 来賓 | らいひん | 拇指を立てた拳の下へ他の掌を上向けてそえ横手から前方に移動させる
(人を招び迎える意) | |
126 | 382 | 落選 | らくせん | 選挙の手まねに続いて指をはなし、立ててある左手の示指を右の示指でそのつけねを切り落す。 | |
126 | 383 | 乱暴 | らんぼう | 腕白の手まねを用いる。両拳を前に出し交互にななめ左右に大きく二、三度うごかす。 | |
127 | 384 | 理解 | りかい | 五指をそろえた掌で胸をなでおろす。(了解、会得、治まると同じ) | |
127 | 385 | 理事 | りじ | 地球(五指先を合せて丸い形を作り前方に弧を描くように丸く廻す)の手まねに続いて役員の手まね、又は記章を左胸につける真似をする。 | |
127 | 386 | 離婚 | りこん | 夫婦の手まねをして左右に引き離す。 | |
128 | 387 | 立派 | りっぱ | A容姿の場合(きれいに揃えた指先で鼻の下から頬の方へ少し引き上げながら引く。(八字ひげの意)
B行動の場合(鼻頭に拳の拇指側を乗せ次に前方に強く出す) | |
128 | 388 | 了承 | りょうしょう | 立てた腕の手首をこくりと縦にふる。 | |
128 | 389 | 留守居 | るすい | 家の手まねに続いて居坐るの手まねを用いる。 | |
129 | 390 | 礼儀 | れいぎ | 挨拶の手まねの後、両拳を上向けて合せる。 | |
129 | 391 | 連盟 | れんめい | 両手の示指を曲げ指腹と指腹とを組合せ水平に一度ぐるりと廻す。(組合、協会同盟と同じ) | |
129 | 392 | 恋愛 | れんあい | 両手の拇指と示指にてハートの形を作り胸の上にあて切なげな表情をし、次に好きの手まねをし、続いて両の示指を横にして左右の胸前におき指先の方向に各々進め中央でつける。
(恋しき交際の意) | |
130 | 393 | ろうあ | ろうあ | 両手の掌で同時に口と耳をふさぐ。又片方の掌でする場合は口、耳と続けてふさぐ。 | |
130 | 394 | ろう学校 | ろうがっこう | ろうの手まねに続いて学校の手まねを用いる。 | |
130 | 395 | 協会 | きょうかい | 組の手まねを用いる。 | |
131 | 396 | 若い | わかい | 指を揃えピンと張った右の掌で指先を左に向け額の左の方から指に力を入れて右へ撫でる。 | |
131 | 397 | 分る | わかる | 手のひらで胸を強くなでおろす次に同じ動作を二動強くする。 | |
131 | 398 | 忘れました | わすれました | 覚えるの反対動作であり、こめかみの所で握っていた手を開きながら真直ぐ上の方に上げる。
(頭の中に納まっていたものが発散したの意) | |
132 | 399 | 1 | いち | 示指をたてる。 | |
132 | 400 | 2 | に | 示指、中指をたてる。 | |
132 | 401 | 3 | さん | 示指、中指、薬指をたてる | |
132 | 402 | 4 | し・よん | 拇指をかくし、他の四指をたてる(原書は「拇指をたてる」とも記載) | |
132 | 403 | 5 | ご | 拇指はそろばんの(5の珠)のように、5、50、500、5000等5に関係する。 | |
132 | 404 | 6 | ろく | 拇指をたて、示指を横にする | |
133 | 405 | 7 | なな | 拇指をたて示指、中指を横にする。 | |
133 | 406 | 8 | はち | 拇指をたて示指、中指、薬指を横にする。 | |
133 | 407 | 9 | きゅう | 拇指をたて他の四指を横にする。 | |
133 | 408 | 10 | じゅう | 示指を屈してたてる。1から9までの形を屈すればそれぞれ10,20,30,……90を表わす。 | |
133 | 409 | 11 | じゅういち | ①示指を屈してたてる。
(10の形) ②引続いて示指をたてる (1の形) (以下19迄同じようにはじめに10をたて次に端数をたてる。) | |
134 | 410 | 12 | じゅうに | ①示指を曲げて立てそれから
②示指、中指をたてる。 | |
134 | 411 | 13 | じゅうさん | 示指を曲げて立てそれから示指、中指、薬指をたてる | |
134 | 412 | 14 | じゅうし・じゅうよん | 示指を曲げて立てそれから拇指をかくす。四指をたてる。 | |
135 | 413 | 15 | じゅうご | ①示指を曲げて立て
②拇指をたてる。 | |
135 | 414 | 16 | じゅうろく | 示指を曲げて立て、それから示指を横にして拇指をたてる。 | |
135 | 415 | 17 | じゅうしち・じゅうなな | 示指を曲げて立て、それから示指、中指を横にして拇指をたてる。 | |
136 | 416 | 18 | じゅうはち | 10を表現した後、8を表現する。 | |
136 | 417 | 19 | じゅうく・じゅうきゅう | 10を示した後に9を示す。 | |
136 | 418 | 20 | にじゅう | 示指、中指を屈してたてる
(21から29までは11か19までと同様に20の次に引続いて端数をたてる) | |
136 | 419 | 30 | さんじゅう | 31……99までの数も同様にして表わす。 | |
137 | 420 | 月ようび | げつようび | 拇指と示指にて胸前空間に三日月の形を書く。 | |
137 | 421 | 火ようび | かようび | (「赤」の手まねを用いる)
指先を上に半開きにした両手を胸前で火がもえるように交互に上の方に二三回うごかす。この場合片手でもよい。 | |
137 | 422 | 水ようび | すいようび | 手の掌を平らに上向け静かに水が流れるように指先をふるわせながら横に動かす | |
138 | 423 | 木ようび | もくようび | 拇指と他の四指をはなしてのばした両掌を向合せて輪をつくり高く上にあげる。
(木の幹を表現する意) | |
138 | 424 | 金ようび | きんようび | 拇指と示指の指先をつけ輪を作り、光り輝く様子をする。この場合、ことばの前後の関係によって「今日」の表現をつけ加えることではっきりします。 | |
138 | 425 | 土ようび | どようび | 五指の指先を下向け指頭で土砂をもみ落すような形をする。 | |
139 | 426 | 日ようび | にちようび | 赤の手まねを用いる「休み」の手まねを用いる。 | |
139 | 427 | 祭日 | さいじつ | 開いた両手の手のひらを手前の方に向け手首のあたりで交叉させ、「ハタ」がはためく様子をする。 | |
139 | 428 | 一日 | いちにち | 右手の拇指と示指とで半円を作り、右胸前から目の前をとおらせて左胸の前で終るように弧をえがく。 | |
140 | 429 | 一月 | ひとつき | 示指をよこにして一を表現し右手でその下に月をかく | |
140 | 430 | 一週 | いっしゅう | 数字の七の(指先は上方)指腹をこめかみのあたりにつけて前方へ一回転する。 | |
140 | 431 | 一年 | いちねん | 左手の拇指と示指の先で輪を作り右手の示指の先で左手の輪に当てる。左手の輪のまわりを左から右の方へと、くるっとまわし次に右手の示指一本を立てて(一)を表わす。 | |
141 | 432 | 今朝 | けさ | 現在の手まねに続いて朝の表現をする。 | |
141 | 433 | 今晩 | こんばん | 現在の手まねに続いて夜の表現をする。 | |
141 | 434 | 今日 | きょう | 両手の指先を前方に向け掌を下にして腹前に並べ心持ち二度押える。 | |
142 | 435 | 明日 | あす | 手枕して寝ている動作から続いて示指一本を立て(他の四指は握り)指腹を前方に向けて押し進める。 | |
142 | 436 | 昨日 | きのう | 寝る動作から続いて示指一本を立て(他の四指は握り)指腹を後方に向け後進させる。 | |
142 | 437 | 明後日 | あさって | 手枕して寝ている動作から続いて示指、中指を立て(他の三指は握る)指腹を前方に向けて押し進める。 | |
143 | 438 | 一昨日 | おととい | 寝る動作から続いて示指と中指の二本を立て(他の三指は握り)指腹を後方に向け、後進させる。 | |
143 | 439 | 毎日 | まいにち | 両手の拇指と示指をのばして30糎の輪を作って、胸前におき、下方に弧を描きながらおろすことを二度程くりかえす。 | |
143 | 440 | 今年 | ことし | 左手の拇指と示指の先をつけて輪を作り右手の示指の先で輪のふちを一寸叩く。次に手のひらを下向け指先を前に出した両手の指先を前方に向け掌を下にして腹前に並べ心持ち二度押える。 | |
144 | 441 | 明年 | みょうねん | 左手の拇指と示指の先をつけ輪をつくり右手の示指の先で輪のふちを一寸叩きその示指を肩のあたりから前方へ押しやる。 | |
144 | 442 | 昨年 | さくねん | 左手の拇指と示指の先をつけて輪を作り、右手の示指の先で輪のふち(拇指)をちょっとたたき、その示指(一本一年の意)を肩越しに後方に押しやる。 | |
144 | 443 | 明後年 | みょうごねん | 来年と同じ動作をするが前方に出す指は二本にする。年数がふえればその数だけ指をふやす。 | |
145 | 444 | 一昨年 | おととし | 去年と同じ動作をするが、示指と中指の二本を後方に出す。即ち二年前という意味であって拇指で表現すれば五年前となる。 | |
145 | 445 | 毎年 | まいとし | A、毎日の手まねに続いて年を表現する。
B、左手の拇指と示指の先で作った輪のふちを右手示指の先で数度たたく。 | |
145 | 446 | 先日 | せんじつ | 肩のところで掌を後方へおしやる。 | |
146 | 447 | 今度 | こんど | 将来と同じ | |
146 | 448 | 何時も | いつも | 毎日と同じ | |
146 | 449 | 昼=正午 | ひる しょうご | 示指と中指の二本を重ね、(他の三指は握り)額の中央に立てる。
(額を時計とみなし長短針が重なった意) | |
147 | 450 | 午后 | ごご | 正午の手まねに続いて、指のつけねを中心に指頭がむいている方向に倒す。 | |
147 | 451 | 午前 | ごぜん | 正午の手話に続いて指のつけねを中心に指背の方向に倒す。 | |
147 | 452 | アメリカ | あめりか | 指をはなし掌を手前に向けて横に倒し、指を波型に上下になびかせながら、左方から右方へ移動さす。アメリカ星条旗の横じまを表現する。 | |
148 | 453 | イギリス | いぎりす | 示指と中指をのばし、指腹側を左耳下にあてあごを通って右耳下へなで上る。
ネルソンやバッキンガム宮殿の近衛兵のヘルメット帽子のあごひもを真似している。 | |
148 | 454 | ソ連 | それん | 示指の先で下唇をこすり、次に掌を手前に開いた左手を横にし、その小指のつけ根の下へ右の示指を立ててつけ、ハタハタと共に上下へ動かす(赤い旗を意味する。)旧い手まねとして、右示指の指先で下唇をこすり、その示指を額の中央に斜めにつける。 | |
148 | 455 | ドイツ | どいつ | 右手の示指と拇指で口ひげをえがき、次に頭の上に示指を立てる。(カイゼルひげとヘルメットの先の槍の形を表現する。) | |
149 | 456 | フランス | ふらんす | 右に開いた手のひらの指の底の方を額の左にあて、その手を一寸下にさげ又、上にあげる。
(ナポレオンの髪の形を表現する。) | |
149 | 457 | イタリー | いたりー | 一方の腕をのばし、他方のひろげた掌でのばした片手の指先から肩に向って包むようになで上げる。
(イタリヤの形が長ぐつに似ているのでくつをはく表現をする。) | |
149 | 458 | 中国 | ちゅうごく | 右示指を後頭部から指先を下して弁髪をたらしたように下げる。(両手を交叉して両袖の中へ手首を入れて支那風の礼拝をしてもよい。) | |
150 | 459 | インド | いんど | ひろげた掌を後頭部から前頭部にグルッとまわして額で重ねる。頭にターバンをまきつける真似である。 | |
150 | 460 | 朝鮮 | ちょうせん | 下向けた両の掌の指先を二三度こめかみにかるくあてる。(朝鮮帽の真似である。) | |
150 | 461 | 京都 | きょうと | 両手の拇指と示指を向い合わせて太陽を作り、二指に太陽が下る意味そのまゝに下に下げる。
西と同じ | |
151 | 462 | 大阪 | おおさか | 示指と中指をそろえ、第二関節をやや曲げ、残り三本はかるくにぎり、こめかみのあたりにつけて、その指先を斜前に上向に向けて二回かるくふる。(豊臣秀吉が大阪城に居を構えてから日頃着用していた冠から表現されたものと云われる。) | |
151 | 463 | 東京 | とうきょう | 両手の拇指と示指を向い合せて輪(太陽)を作り、東に太陽が上る意味でそのまま上に二、三度上げる。
東と同じ | |
151 | 464 | 横浜 | よこはま | 示指と中指をのばし、残り3指は軽くにぎり、その2指でかるく右ほほのところをもみ上げる。 | |
152 | 465 | 北九州 | きたきゅうしゅう | 北の字を両手の3指で表わした後、指先を下にして手の甲を示す。
(九州の形をあらわしている。) | |
152 | 466 | 北海道 | ほっかいどう | 両手の示指と拇指をのばして唇のまわりを囲み、中央より左右外側に引く。
(アイヌ族の口もとの刺青を表現する。片手の示指と拇指にてほほの左方から、右方へ引く表現もある。) 片手(右)でする時は口端(左)より示指は上唇、拇指は下唇の方をとおって口端(右)へ引き唇周辺のいれずみをあらわす。 | |
152 | 467 | 四国 | しこく | 左手の掌の上に拇指を折り他の四指を横にし、右手をのせ、そのまま心もち少し廻わす。(左手が水を意味し右手の四指は四国の四を示し、島を意味する。) | |
153 | 468 | 名古屋 | なごや | 両手の示指を少しまげて立て、両こめかみのところから間を縮めながら前方にさし出し上に上げる。(名古屋のシンボルである城の天守閣を意味する。) | |
153 | 469 | 神戸 | こうべ | 右の示指と拇指で輪を作り、(他の三指はのばしたまま、)その輪を左寄りの額にあて右の方に引く。 |