九州の手話 1988年8月20日初版発行 1993年7月5日第2刷発行
単語読み例文原書説明文
81長崎ながさき例文岬状の地形を有しているところから「長崎」と称している。手話もまさしく岬状を表し西の果ての意味を含んでいる。
82大村おおむら例文明治30年(1897)歩兵第46連隊が設置以降陸海軍基地となった。その訓練で爆音が絶えず、この表現になった。
83諫早いさはや例文産業の1つとして酒造製造がある。その意を表している。歴史を探ると大ナマズの伝説があるがナマズのヒゲからきているとも考えられる。
84佐世保させぼ例文軍港によって繁栄した海軍の記章。
85島原しまばら例文子守りみそが有名
みそという手話でもある。
96浦上うらかみ例文浦上には長崎大学附属病院がある。ナースキャップ
97丸山まるやま例文市内に散在する色町を丸山の一カ所に整理をしたのは寛永19(1642)年である。丸山の遊女のかんざし。
98壱岐いき例文数の壱。
99対馬つしま例文対州馬は日本馬の元祖とみられ、蒙古馬、朝鮮馬の系統で小型で高さは人間の肩ぐらいである。この馬から対馬という手話ができた。
1010宮日くんち例文寛永11(1634)年に始まった祭りで重要の節句、9月9日に行われていたために、この手話になっている。明治の陽暦採用から10月に行われている(毛槍)。
1011まち例文長崎の人たちが、街へ行くとよく言う。現在の浜町を指しているのであるが、歴史的には旧市街になる。品高い人たちの集まっていたところという意味。
1012タマネギたまねぎ例文ビードロ(ガラス細工)のポッペンの形とタマネギが似ていることから。
1013意味いみ例文カードに単語の意味を書いて覚えたところからと考えられる。カードの金具の輪。
1114なかなかなかなか例文的に向けてタマをうっても外れる。なかなか的に当たらない。
1115もったいないもったいない例文お金を出そうか、いややめようか、でも……やっぱりもったいないという意味。
1116ピーナツぴーなつ例文ピーナツを振り豆が入っているかどうか確かめるところから、この表現になっている。
1117省くはぶく例文意味不明。
1218偶然ぐうぜん例文考えもつかなかったという意味。
1219たいしたことはないたいしたことはない例文意味不明。
1220ぶたぶた例文上唇がそれかえっている様子が、ぶたの口に似ているところから。