手話奉仕員養成講座修了者(10名を想定)
聾学校教員(1年目、手話検定2~4級レベル)
通常教室(120分)
1)通信の定義を知る
2)きこえる人とろう者における通信手段の違いを知る
3)ろう者の通信における現状を理解し、今後の展開について考えることができる
・KJ法を用いた整理手法を習得することで、学習者自身の思考力向上へ貢献するとよい。
・グループ討議に進む際には、一人一人が想像力を持ち、課題発見および対策を整理することができるように、ワークシート(白紙)を準備するとよい。
過 程 |
学習活動 | 指導・支援内容 (留意事項及び配慮事項) |
評価の観点 |
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導 入 60 分 |
・持っている知識を出し合う ・通信について理解する |
・KJ法の説明(目的と方法) ・KJ法で「通信手段」に関して、付箋紙に1葉/枚毎に記入し、カテゴリー毎に分別する(3人/組) ・学習課題を掲示する ・KJ法で整理した通信手段の中から、ろう者が利用できる範囲を確認する |
積極的に参加できているか【観察】 |
展 開 20 分 |
映像視聴 ・ろう者が利用している通信手段について理解する |
※映像視聴 「通信の歴史」[0:00~6:00]※約6分半 ・視聴後はワークシートに2までまとめることを促す |
映像をしっかり視聴し、ワークシートに記入できているか【観察】 |
ま と め 40 分 |
議論 | 議論(模造紙を配布) テーマ『ろう者が利用している様々な通信手段の長短を考えてみよう』(5人/組) |
議論を通して、ろう者における通信手段の理解を深めているか【観察】 |
まとめ 発表 |
それぞれのグループから代表を決め、発表してもらう ワークシート3をまとめる [指導者のコメント] 通信手段の発達における恩恵と将来への希望を簡潔に述べる |
ワークシートに考察をまとめられているか【考察】 |
・ろう者学教育コンテンツ開発プロジェクト,https://www.deafstudies.jp/info/vidarc/,ろう者学教育コンテンツWebサイト,井上正之先生「通信の歴史」
作成:繁益 陽介(2015年)
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当