聴覚障害学生、聴覚障害について学ぶ学生、特別支援教育教職課程履修生
(※ろう学校教職員研修向けにアレンジ可)
通常教室
1)人権の変遷におけるろうあ運動と法改正を通して、聴覚障害について理解する。
2)自分が置かれている立場から状況を理解し、今後の生き方を考える上での参考にする。
・田門弁護士についてPPTの内容だけではなく、事前に調べて深めた上で紹介できると良い。
・ろうあ運動のきっかけに改正がなされた法律について、事前に知識を得ておくと尚更指導しやすい。
・聴覚障害学生が自己のアイデンティティを見つめ直す機会となるように内容を工夫する。
過 程 |
学習活動 | 指導・支援内容 (留意事項及び配慮事項) |
評価の観点 |
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導 入 5 分 |
本時の学習内容を理解する | 学習内容について説明する ワークシート(保管用と提出用)を配布する 今回の講演者である弁護士の田門 浩氏について紹介する(S2) |
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展 開 ① 20 分 |
映像を視聴する | ※映像視聴 約15分20秒 「ろう者の人権の変遷」[00:00—15:13] |
集中して映像を視聴しているか【態度】 |
展 開 ② 50 分 |
内容を整理する PPTによる進行で、ワークシートを埋める作業をする |
・「個人モデル」「社会モデル」(S4)を紹介し、ワークシートの1に取り組むよう指示する ・身体障害者福祉法について知る(S5) ・変遷について考える時のポイントを掴ませる(S6) |
ワークシートに記入するなどして、映像内容を整理しているか【関心意欲】【観察】 |
ろうあ運動の結果が法改正に繋がった流れについて理解する | ・安保闘争(1960)と差別青研(1966)を企画した3氏について知る(S7,8) ・1960年頃のその他の運動について知る(S9,10) ・民法11条の準禁治産について理解する(S11,12) ・身体障害者福祉法改正と欠格条項について理解する(S13-15) ・世界の状況、近年の国内の状況について把握する(S16-18) |
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文化言語モデルについて知る | ・個人モデルから社会モデルへの移行について個人的な考えを持つように促す(S19,20) | ||
ま と め 15 分 |
ワークシートにまとめる | 自分に置き換えて考えさせる(聴覚障害学生) 聴覚障害者の視点に立って考えさせる(きこえる学生) |
今回の学習を通して、考察がしっかり書けているか【ワークシート】 |
・ろう者学教育コンテンツ開発プロジェクト,https://www.deafstudies.jp/info/vidarc/,デフスタディーズウェブサイト,田門 浩氏「ろう者の人権の変遷」
作成:金子 真美(2014年)
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当