7月23日(火)に第4回ろう者学ランチトークが開催されました。
アメリカから一時帰国中の川俣郁美さんにお越しいただき、『アメリカ留学体験』についてお話しいただきました。
川俣さんは日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の第5期奨学生としてアメリカのギャローデットに留学し、ソーシャルワークを学び、今年の5月に卒業されました。
おかげさまで教職員・学生あわせて21名の参加がありました。
高校卒業後、すぐアメリカ留学を志したきっかけ、アメリカでの大学生活の様子、日米のクラスの雰囲気の違い、これからの目標などについてお話しいただきました。
特にアメリカの大学の講義では日本とは違ってディスカッションが中心であり、自分の意見が求められること、また、国選弁護人事務所でのインターンシップ(実習)で手話通訳がついた時、顧客と手話通訳の間で自分のニーズをどのように伝えればいいのか悩んだことなど、興味深い内容を話して下さいました。
ギャローデットでの大学生活を通して、ろう者としての自分のニーズ、ろう者としてのアイデンティティを学んだという川俣さん。今秋、ギャローデット大学の大学院に進学し、行政学について学ばれるのことです。これからのますますのご活躍をお祈りしています。
最後には質問してくれた方になんとギャローデット大学の鉛筆をプレゼントという特典付きでした!! 終始、和やかな雰囲気で行われました。
参加して下さった皆さま、ありがとうございました。