2021年度第1回ろう者学トーク:大塚貴之さん

2021/07/12掲載

 久しぶりの更新となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 ろう者学ランチトークは、2013年から本学天久保キャンパスを会場として開催してきましたが、2020年度より新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、リモート収録してネットで限定公開する方法に変更しております。2021年度もこの方法を継続しており、第1回ろう者学トークとなります。動画は全国の高等教育機関等で学ぶきこえない学生、きこえにくい学生、支援などに関わる学生、教職員の皆さまにも限定公開にて視聴いただける形としております。本記事の末尾に申込み方法を記載していますので、お気軽にお問い合わせください。

 さて今回は、高校、大学ともに名門ラグビー部を経て、デフラグビーの日本代表としても活躍され、小中学生を中心にラグビーの普及・強化活動に取り組んでおられる大塚貴之氏を講師にお招きして、「ラグビーから学んだ個性の尊重」というテーマでご講演いただきました。

 最初に講師 大塚貴之氏のプロフィールをご紹介いたします。

大塚貴之さん

大塚貴之さん

小学4年のとき学校のクラブであるタグラグビーと出会い、中学から「ぶんごヤングラガーズ」でラグビーを本格的に始める。生まれつき耳が聞こえないながらも大分雄城台高校ラグビー部ではキャプテンを務め、帝京大学ラグビー部、六甲クラブと続け、現在は桐生ラガーズで2019年にクラブ史上初の全国大会出場に導いた。2018年デフラグビー(聴覚障がい者のラグビー)世界大会では日本代表キャプテンを務めた。現在は小中学生のラグビー指導をメインに、 様々な地域や学校現場での普及活動に携わり、述べ2000名を超える子どもたちにタグラグビーを指導している。デフラグビーの普及、強化活動にも力を入れている。

 2019年のラグビーワールドカップ日本大会が盛り上がったことはまだ記憶に新しいですね。大塚さんは、大分県出身で、小学校の時にラグビーを始めるきっかけとなったタグラグビーと出会いました。ラグビーは激しくぶつかり合う危険なイメージを持たれることが多いのですが、タックルなど危険を伴わない子どもでも安全にできるタグラグビーから始めることができるそうです。やがて全国大会30年連続出場の高校から誘われますが、「簡単に全国大会に行くのはつまらない」と断り、あえて2番目の高校に入り、キャプテンを任されました。全国大会常連である帝京大学では、150人の部員の中からレギュラーに選ばれ、日本一を4回経験するなどの栄光に輝きました。

 大塚さんは現在、ワイルドナイツスポーツプロモーションの社員で、コーチとしてきこえる小中学生を対象に指導しておられます。また、日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟の理事であり、日本ラグビー協会の普及育成委員会メンバーでもあるというさまざまな顔を持つ大塚さんは、現役選手でありながら、子どもから障害者まで幅広く日本のラグビーの発展に尽力されています。小学校から社会人クラブまでラグビーで培ってきたコミュニケーション経験を通して、多様性を受け入れ尊重することは重要だといいます。そして、スポーツだけでなくあらゆるところで、お互いを助け合い、周りへの感謝の気持ちを忘れないでほしいと語ります。デフラグビーのアジア大会を開催することと、全国のろう学校の体育授業にタグラグビーを導入することを今後の目標とされる大塚さんを心より応援したいと思います。

 ご講演くださった大塚貴之さん、本当にありがとうございました!

視聴の申込方法

 本動画の講師である大塚氏は日本手話言語で講演しております。動画は20分39秒で、日本語字幕を付与しています。ぜひご視聴ください。視聴をご希望される方は下記をご確認の上、下記申込先までご連絡ください。

高等教育機関等の名称・部局:
氏名:
視聴期間:〇月✕日~〇月✕日(2021年7月から2022年2月までの間、
     日曜日開始・土曜日終了の1週間を上限とする)
対象者:きこえない学生、支援学生、支援室関係者など
対象者数:◯名
申込先:info●deafstudies.jp(●に@を入れてご使用ください。)

皆さまのお申し込みお待ちしております。

トークの様子

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