第6回ろう者学ランチトークの開催報告:『生命(いのち)のことづけ』上映会

2013/12/08掲載

 11月13日(水)に第6回ろう者学ランチトークが開催されました。

 今回は『生命(いのち)のことづけ』の上映会を行いました。

 『生命のことづけ』は東日本大震災で、障害者の死亡率が健常者の2倍以上であるという事実を取り上げ、被災した当事者や関係者の生の声を交えながら撮影されたドキュメンタリー映画です。障害のある人もない人も共に安全に暮らせる社会とは何かー、それを私たちに問いかけてくれる作品です。

『生命のことづけ』
監督・脚本:早瀨憲太郎
プロデューサー:梅田ひろ子
制作:日本障害フォーラム(JFD)、日本財団
製作:特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構、目で聴くテレビ
2013年製作

 おかげさまで教職員・学生あわせて18名の参加がありました。

 皆、最初から最後まで熱心に見入っていました。幸い近所の方に助けられた障害者もいましたが、ヘルパー不在だったり、自分で動けず、逃げ遅れたりと亡くなられた障害者も数多くおられます。助かったとしても避難所で周囲になじめず、追い出されるように出て苦しい生活を強いられる悲しい実態も映し出されていました。

 特に普段からの地域付き合いが大切であり、緊急事態のときは誰が対応するのか事前確認を行い、地域や関係者との連携を密にしていく必要があると痛感させられました。

 いつやってくるかわからない災害に備えて、今の自分が普段の生活においてできることは何か、改めて考えさせられた映画だったと思います。

 参加して下さった皆さま、ありがとうございました。


 

過去のニュース一覧へ

トップページへ戻る