11月26日(火)に第7回ろう者学ランチトークが開催されました。
南アフリカ共和国からブラーム・ジャダーンさんにお越しいただき、『手話アニメーション』についてお話しいただきました。
世界ろう者会議の広報アニメ作品(国際手話を使うライオン)やゴミ問題をテーマにした短編アニメ『The Rubbish Monster』などを手掛けており、国際的に活躍しているろう者アニメーターです。また、世界ろう連盟青年部の理事も務められています。今回は筑波技術大学への研究協力で来日され、ランチトークにもご協力頂きました。
ランチトークでは主にこれまで手がけたアニメ作品を上映しながら、世界ろう者会議の広報アニメ作品に出てくる公式マスコット(国際手話を使うライオン)の作り方について説明して頂きました。手話を使うろう者をまず撮影し、それをもとにCGで骨組みを作り、腕や手の動き、表情などを調整していき、最後に毛をつけていく…、気の遠くなるような作業を経て完成したのことです。また、様々なプロジェクトで映像のCGや視覚効果も手がけており、それらの作品も紹介して下さいました。
参加者はなんと過去最高の40人!! 教室の椅子が足りず、隣の教室から椅子を持ってくるという有様でした。
皆、手話を使う温かみのあるアニメ・キャラクター、そして視覚効果や手話の美しさが活かされた映像に圧倒されたかのように熱心に見入っていました。思わず引き込まれてしまう、美しい映像ばかりでした。
特に学生たちにとってはろう者でありながらフリーランスのクリエーターとして国際的に活躍している方の話を直に聞くことができ、とても良い刺激になったのではないかと思います。
参加して下さった皆さま、ありがとうございました!!