4月20日(水)に第1回ろう者学ランチトークが行われました。
今回は本学在校生の吉田祐太さんにお越し頂きました。講演テーマは「アメリカでの生活、学んだこと、留学するには、etc.」です。吉田さんは昨年、ダスキン愛の輪基金ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業のスタディインアメリカ研修生としてマサチューセッツ州立大学ボストン校に留学されました。今回のその経験についてお話し頂きました。
おかげさまで、教職員・学生・地域にお住まいの方々合わせて63名の参加がありました。
留学生活の間は、主に月曜日と金曜日にセミナーやESL学習に参加して英語を学び、火曜日~木曜日はインターン(実習)に行っていたとのことです。ハーバード駅、マサチューセッツ州立大学ボストン校の様子、ボストン図書館、友人とのパーティーや釣りなど、ボストンでの生活について写真を紹介しながらお話し頂きました。
インターン先であるDEAF, Inc.は、聴覚障害者による聴覚障害者のための非営利機関で様々なコミュニティサービスやプログラムを提供しています。聴覚障害学生に英語も教えていたりしています。例えば、DEAF, Inc.が主体したイベントで、スタッフを務めたりしました。インターン以外にも、ボストン東スクールでボランティア経験もしました。世界中から重度の自閉症の学生が集まる学校だそうです。
ASLは身につけないまま、渡米したので、周りの人に「What does it mean?(それはどういう意味ですか?)」の手話を覚えて周りの人に聞いて、少しずつ覚えていったそうです。
印象に残ったのはボストンでラーメン屋「Yume Wo Katare」を経営する西岡津世志さんだそうです。食べた後、自分の夢を語るというスタイルの空間だそうです。ボストンを訪れた時はぜひ寄ってほしいとのことでした。
その他にも、たくさん失敗し、帰り道上半身裸のホームレスに追いかけられたり、ホームステイ先のトイレを壊してしまったりと様々なハプニングがありましたが、これらも全て良い経験と話します。
最近はホームステイだけでもいいから、海外で生活してみたいという相談を受けるが、せっかく行くのだからホームステイ以外にも何らかの経験をしてほしい、本日話を聞いてくれた後輩からダスキン研修生が出ることを期待したいとメッセージを投げかけてくださいました。
また、質疑応答で、留学して良かったことは何かと聞かれて、「これまで聴覚障害について深く考える機会がなかった。過去、海外研修に参加したのをきっかけに、もっと自分の文化について知りたいと思い、ダスキンに応募した。インターンで貴重な経験をたくさん得られた。」と答えておられたのが印象的でした。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました!!