このたび、ろう者学教育コンテンツ開発取組の一環として、聴覚障害学生を対象とした「ろう者学講座」を明治学院大学と共催で開催することとなりました。(中止になった12月1日と同様の内容で対象の幅を広げて行うことに致しました。)
「ろう者学(英語:Deaf Studies)」とは、ろう者の生活・文化を研究する学問であり、海外ではろう者学を研究し指導する大学も多く見られ、ろう・難聴の学生が自分自身の障害について理解しアイデンティティを形成するためにも非常に重要な学問とされていますが、日本においては指導のノウハウや指導者の不足から、大学の中でろう者学を学べる環境が整っていないのが現状です。
そこで本企画では、本学で蓄積されてきた教育資源や指導ノウハウ、そしてろう者学教育コンテンツ開発取組で開発したコンテンツなどを活用し、一般の大学に通う聴覚障害学生にろう者学や手話に関する知識を提供いたします。ろう者講師が手話で講義を行い、手話で直接学べる環境を提供するとともに、さらにろう者のスポーツとの関わりを通して、当事者としてどうしていくべきなのか、大学在籍中及び卒業後のキャリア形成・デザインに必要な知識・スキルについても情報・意見交換をする予定です。
【日時】
2019年2月13日(水) 10:00~16:00
【会場】
明治学院大学 白金キャンパス本館北2階 1253教室
(東京都港区白金台1-2-37)
明治学院大学への交通アクセスについては以下のURLをご覧ください。
(※今回の会場は白金キャンバスです。)
明治学院大学 交通アクセス: http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
【対象】
一般大学等(専門学校・大学院等も含む)に通う聴覚障害学生、学生支援に関心のある方々
(支援学生・教職員等) 20名
【参加費】
無料
【主催】
筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター
【共催】
明治学院大学
【プログラム】
9:30~ 受付開始
10:00~12:00 [午前の部]
①「ろう者学へのいざない:手話言語の世界を探る」
(筑波技術大学 教授 大杉豊)
12:00~13:00 昼食休憩 ※昼食は各自でご用意ください。
13:00~16:00 [午後の部]
②「ろう者学とグローバル社会」
(筑波技術大学 助教 小林洋子)
③「聴覚障害者スポーツについて考えよう」
※スタッフとゲストの対話形式で行います
ゲスト: 第23回夏季デフリンピック競技大会
競泳競技日本代表 藤原 慧 選手
※当日は読み取り通訳の用意がございます。
手話言語ができない方に対しても、講師がわかりやすく丁寧に対応いたします。
【申込締切】 2月4日(月)
※申し込み受付後、担当者よりメールで連絡いたします。2日以内に返信がない場合は、下記にご連絡ください。なお、本学の休業期間(土日・祝日)にお申し込みいただいた場合の返信は休業期間明けとなります。
【申込方法】
チラシをご覧下さい。
そのチラシを使った周知は大歓迎ですので、お友達や知り合いに呼びかけるなど是非周知にもご協力いただけますと嬉しいです!
前回の様子については、こちらをご覧下さい。
【申込先および問い合わせ先】
筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター
ろう者学教育コンテンツ開発取組担当
E-mail: koza1201@deafstudies.jp
FAX: 029-858-9340