中学部・高等部
通常の教室(教員が2名以上いることが望ましい)
・聞こえない自分だからこそできる表現の種類を知る。
・他者と協力して一つのものを作り上げるための議論の方法を習得する。
・タブレット端末、資料を提示するテレビやプロジェクター等の機材の準備。
・岩田直樹さんのインタビュー記事を事前に読んでおく。
・VVについて正しい知識を事前に身に付けておく。
過 程 |
学習活動 | 指導・支援内容 (留意事項及び配慮事項) |
評価の観点 |
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導 入 15 分 |
ろう者が作ったデザインを見て、ろう者ならではのアイデアに気付く。(グループワーク/ペアワーク) | 岩田直樹さんの作成したデザインを見せる。
・デザインの会社名・業務等のヒントを出していく。 ・ASLの指文字のdを2つ重ねている。 (「ダイナモデザイン」「デフデザイナー」) ・視力検査のランドルト環 ・発電が見て分かる雷のようなデザイン ・岩田直樹さんについての説明を加える。 |
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ろう者だからこそできる身体表現に触れ、何を表現しているのか想像する。(グループワーク/ペアワーク) | VV(visual vernacular)の動画を見せる。 ・手話とVVの違いを考えるよう促す。 ・何を伝えたいのか想像できるようテーマのヒントを出す。 ・VVについての定義・発案者について解説する。 |
・VVについて正しい知識を身に付けている。【知識技能】 | |
展 開 25 分 |
自分がやってみるなら ・デザイン ・VV どちらをやりたいか考え、グループに分かれる。 |
・自分の意見をもって行動できるよう、一人になっても教員と一緒に活動できることを伝える。 ・話し合いを円滑に進めるため各グループの人数は3~5人に設定する。 |
・自分のやりたいことを明確にし、行動している。【思判表】 |
それぞれのグループでテーマにそって、表現をグループで考える。 | ・デザインの場合は「学校の校章を新しくするなら」、VVの場合は季節に合った風景を撮影した映像をテーマとして提示する。(このテーマは他のグループには伝えない) ・スムーズに作成できるよう、ワークシートを準備する。(デザインは個人のワークシートに取り組んだのちにグループでの活動に移る。VVは最初からグループでの活動に入る) ・タブレット端末で撮影・再生ができるように準備する。 |
・自分から意見を出したり、他者の意見に反応したりしている。【主体的】 | |
ま と め 10 分 |
各グループが発表し、そのグループのテーマを当てる。 | テーマが分かった後に、つくった生徒にインタビュー形式で経緯を聞く。 |
・デジタル庁 「2021年デジタルの日」ロゴ作成者は、岩田直樹さんに決定!
https://www.digital.go.jp/posts/DoX0I2Co
・ITmediaNEWS 「デジタルの日」のロゴが決定 デザインは岩田直樹氏
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2107/16/news159.html
・ダイナモデザイン
https://dynamo-design.com/
・【JSLTIME】ビジュアル・ヴァーナキュラー ニコラ・デッラ・マジオーラ/"VV" Nicola Della Maggiora
https://www.youtube.com/watch?v=H_gc3qAMP40&list=PLOfGG-2MqgeOSbJPcn4NV3r-KFNKCDemy&index=2
・Visual Vernacular
https://www.visual-vernacular.org/
・Bernard Bragg-Gallaudet University
https://www.gallaudet.edu/about/history-and-traditions/bernard-bragg/
作成:江原 汐音(2021年)
編集:ろう者学教育コンテンツ開発取組担当